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【製作国 : イギリス 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. スリー・ビルボード 《ネタバレ》 S・ロックウェルに完全にしてヤられる。マヌケで虐め役の前半から、一気に変化する後半。前半の憎まれ役は彼のこれまでのキャリアの延長だが、後半はそのイメージを逆手にとって一気に物語の主役となる。人とのコミュニケーション、それを無くして生まれ得ない分かり合う心という、この映画のテーマを体現する。F・マクドーマンドの存在感も光る。自然でありながら観るものを惹きつける巧さは、先行きの見えないひたすら続く導火線のようなドラマに彼女しかなし得ない安心感を与えている。[映画館(字幕)] 8点(2018-02-22 23:36:58)(良:3票) 2. スターダスト(2007) 《ネタバレ》 あまり期待せずに見た分、楽しめました。アニメっぽい映像も物語に合っていました。単純なお話でありつつも、そのぶん登場人物一人一人のキャラを深めていて、どれも一筋縄ではいかない裏を持った人物ばかりで飽きることがない。個人的には、次々とマヌケな死に方をしていく7人の王子たちがおもしろかったですね。『LOTR』の影響を受けた近年のファンタジーとは異なる、冒険に笑いを盛り込んだ重くないファンタジーです。[映画館(字幕)] 7点(2007-11-03 21:27:43) 3. スウィーニー・トッド/フリート街の悪魔の理髪師 《ネタバレ》 ティム・バートンの凝った世界観が堪能できました。ただ、トッドが人をバタバタ殺し始めるまでの前半はもたついた感じ。人肉パイを人々がうまいうまいと食べるグロテスクさも抑えられてましたね。J・デップ以上に歪んだ優しさと愛情を表現したヘレナ・ボナム・カーターの存在が際立っていて、彼女にぴったりの役でした。[映画館(字幕)] 6点(2008-01-30 10:00:59) 4. スノーデン 《ネタバレ》 スノーデンを讃えるだけのような作品になってしまっている。恋人との関係を語るパートに時間が費やされていて、政府の監視の目を盗んで内部告発に至る緊張感はない。問題の本質は、テロを防ぐための国民の監視という問題性だが、そこへの切り込みは薄い。ついこの間の出来事だけに、さすがのストーンもスノーデンに気を使ったたのかのような出来栄え。ジョセフ・ゴードン=レヴィットはうまい。他の名優たちは、存在感が薄くてもったいない。[DVD(字幕)] 5点(2018-08-23 21:52:34) 5. スパイ・レジェンド 《ネタバレ》 ロジャー・ドナルドソンという監督はもっと演出にキレがあった気がするのだが、全体がとてももたついている。007なら映えたであろうブロスナンのアクションのスマートさが、ただ単に鈍く感じてしまう。スパイ要素はなく、関係ない人を次々と傷つけていくだけのストーリーも大きく破たんしている。[DVD(字幕)] 4点(2015-09-25 12:39:39)
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