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【製作国 : イギリス 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. 戦場のピアニスト 《ネタバレ》 ドイツの支配地では、ユダヤ人であるというただそれだけの理由で無造作に殺される1940年ごろの話。主人公も状況の中、抵抗できるわけもなくただあちこち逃げるのが精一杯。最終的に助かったのはたまたま運が良かったとしか言えないものです。主人公がある目的に向かって主体的に動くことがないので鑑賞していても爽快感に欠けますが、軍人にもレジスタンスにもなれない人がいかに過酷な生活を強いられたか、よく分かります。終盤に主人公を助けてドイツ将校ですが、他にも救った相手がいると知り驚きました。個人レベルではそういうケースもあったんですね。[DVD(吹替)] 7点(2023-06-08 15:43:39) 2. 1984(1956) 《ネタバレ》 新語法の再現はやはり無理だったようですね。原作を読んで、絶望的な結末を迎えると分かっていても、万歳を心から叫ぶ主人公の姿に戦慄しました。思想統制の手段って、昔から基本は変わってないんですね。[DVD(字幕)] 7点(2022-06-23 08:37:30)(良:1票) 3. ゼロ・グラビティ 《ネタバレ》 他の方が書いているように、映像は素晴らしい、ストーリーはつまらないという作品で評価は難しい。物語はジョージ・クルーニーが生還しなかったこと以外予定調和で、すごいことが起こっているにも関わらず退屈でしたが、ラストの主人公が重力にひたるシーンは良いと思いました。映画館で鑑賞していたら、きっと満足して帰ったはず。[DVD(吹替)] 6点(2019-05-25 14:30:04) 4. 戦場にかける橋 《ネタバレ》 日本軍=非合理的、英国軍=合理的という主張は鼻につきますが、それでも川の水位が下がってからのラスト15分の緊張感は見物。唐突に矛盾(兵士の誇りを保つための橋建設と利敵行為)の解決を求められた中佐の戸惑った表情が記憶に残ります。爆発で死ななければ、彼は橋を守るか、壊すかどちらを選んでいたでしょうか。[DVD(字幕)] 8点(2017-12-31 15:13:12) 5. 戦場のメリークリスマス 《ネタバレ》 原作があるんですね。相当映画では端折っているのでしょう。登場人物たちの関係がさっぱり掴めず、つらい2時間でした。あの美しいテーマ曲も効果なしだったように思います。それにしても、日本人で演技(滑舌含め)出来ているのがたけしさん一人だけとは、どういうことか。[DVD(字幕)] 5点(2017-01-01 14:25:58) 6. 戦争のはらわた 最後の最後で協力するスタイナーとストランスキー(この人はヘナチョコだが)が痛快。[DVD(字幕)] 7点(2010-12-29 17:54:54) 7. 1984(1984) 《ネタバレ》 1956年版との大きな違いは、カラーになったこと、全体主義国家の描写が増えたことです。旧ソ連の町の様子はこんな風だったんだろうと思わせます。…なのですが、観終わった後の絶望感は1956年版の方が若干上と感じました。なぜかな?ジュリアも裏切ったことの描写が弱いからかな?[DVD(字幕)] 6点(2010-02-19 13:58:51) 8. 1492/コロンブス ある民族における英雄も、征服される側からは重罪人と評価されるという世界史上の現実を正面から見据えた作品ですね。原住民からは次第に侵略者と警戒され、同じ西洋人の貴族からも疎まれ、理想とのギャップに苦悩するコロンブスの姿は観ていてつらかった。リドリー・スコット監督がどのような意図でこの映画を作ったのか、想像するしかないが、少なくとも大陸「発見」500年などと浮かれているばかりでなく、その歴史的事件が後に多くの悲劇をもたらした事実を、この機に知って欲しいと考えたのは確かではないでしょうか。7点(2004-08-28 16:33:08)
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