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プロフィール |
コメント数 |
1000 |
性別 |
男性 |
年齢 |
60歳 |
自己紹介 |
レビュー数が1000に達したということで、活動を停止します。(今のところ)仕事がひじょうに忙しいので、映画を楽しむゆとりがありません。落ち着いたら再開するかもしれませんが、とりあえず未定です。
皆さま、ありがとうございました。縁があったらまたお会いしましょう。
※変更要望は出すかもしれません。 |
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1. チャップリンのニューヨークの王様
《ネタバレ》 『殺人狂時代』と比べると、明確なコメディ映画となっています。文明批判はチャップリンの得意とするところですし。特にルパート君の演説がやたらとおかしい。マッカーシズムへの批判もいいですが、最後にはやや露骨に出てしまったのはちょっと残念。肝心のホースのギャグが面白くなく、むしろしつこく感じてしまいました。しかし全体としてはなかなかよかったです。[CS・衛星(字幕)] 7点(2013-10-29 20:46:19)
2. 地中海殺人事件
《ネタバレ》 いろいろな点で『ナイル殺人事件』の二番煎じという感が否めません。動機も不明確だし(ほかの容疑者の方がよほどしっかりしている)、最後の“証拠”も取って付けたような感じ。証拠として弱いのでは。コール・ポーターの音楽はご陽気で楽しいですが、殺人事件の直前までその調子なのはいかがなものでしょう。緊張感がなさすぎ。トリックも懲りすぎて、トリックのためのトリックではないかと思えます。[CS・衛星(字幕)] 6点(2010-09-28 20:23:44)
3. 小さな恋のメロディ
《ネタバレ》 私の年代ならこの映画をとっくに見ていておかしくないのですが、実は初見。しかし見始めてまず感じたのは「懐かしい映像だな~」ということ。フィルムの画質や色合いがなつかしく、「1970年代(というか、昭和40年代)のフィルムってこんなんだったよね」という感じ。出てくる風景もイギリスなのになぜか郷愁を誘う。よく考えたら、「仮面ライダー」とか「太陽にほえろ!」など、同時期に見たテレビ映画の中の風景とどこかしら共通点を感じます。出てくる子供たちのやってることも、なんだかなつかしい。
で、見る前はマンガチックな映画だと思っていたのですが、むしろ誇張を押さえたリアルなタッチでした。子供たちの生活というか、「生態」がよく現れています。それに、単なるボーイ・ミーツ・ガールのお話だと思っていたのも誤解。学校や家での子供たちの生活を描く中で、2人の恋が浮かび上がってくるという感じ。また、男の子同士の友情物語でもありました。この映画では、恋愛要素よりもむしろこちらの方がポイントになっているのかもしれません。やはり、紳士の国のお話ですね。
見終わってみると、これは「子供だった大人」のための映画ではないか、と感じます。要はノスタルジーですが、ある程度以上の年代の人、言ってみれば“アナログな”子供時代を過ごした人には、かなり訴えかけるものがあると思います。そういう点では、観客を選ぶ映画でしょう。私としては、名画の評価に偽りなし!という気持ちです。[CS・衛星(字幕)] 8点(2009-09-15 17:12:04)《改行有》
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