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プロフィール |
コメント数 |
86 |
性別 |
男性 |
自己紹介 |
日本人なので邦画好き! 淀川先生のように、いつまでも「きれいですね~」「すごいですね~」と映画を楽しみ続けます。 不幸にしてつまらん映画を見た後も、シネマレビュー見ると爆笑ネタになって、HAPPYになります。「いや~、シネマレビューって本当にいいもんですね」あ、コレは水野御大・・・
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1. 月に囚われた男
《ネタバレ》 予告ではホラー映画かと思っていたが、久しぶりにSFらしいSF映画を見た。
SFの衣を着た戦争映画やホラー映画も悪くないが、この映画は本当の意味でのサイエンス・フィクションだ。
観念的になりすぎず、不可解になりすぎず、一人(二人?)の人間の悲しさ、自問もじっくり描かれ、ハッピーエンドでもバッドエンドでもない。そのサジ加減が実にバランス良くできてます。
サイエンスとして突っ込みたいのは重力が明らかに1Gであることぐらいか。(1/6の重力のピンポンを観たいという興味もあるが、映画の筋と関係ないので)
マニアックに感動したのは特撮。全CGではなく、ミニチュアをCGで補完するという古き良き特撮の使い方が味を出してます。あの車の微妙な揺れやタイヤのたるみ加減が出す重量感、砂塵の立ち方はどんなにCGで計算して作っても出せない味です。サンダーバードを生んだイギリス人ならではのアプローチです。
日本でもこういう映画を作る才能がいるはずなのに、決して日本の映画界では作れない悔しさも感じてしまいました。この映画の黒幕が韓国(北ではなかろう)というのも時代を感じます。経済大国のメタファーとしても今や日本は認められていないのです。
「少し先にはこういうことがありうるんではないか?」自分にとってこれがSFです。
「少し先には宇宙人が侵略してくるんではないか?」というのはSFではありません。
久しぶりに本当のSF映画を楽しめました。
[ブルーレイ(字幕)] 8点(2012-05-10 23:24:34)(良:1票) 《改行有》
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