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【製作国 : イギリス 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. T2 トレインスポッティング 《ネタバレ》 登場人物と同世代なので、まるで同窓会に参加しているような気分になりました。彼らも自分もしょうもない人生を歩んできていて、ほっとするような哀しくなるような・・・・。でも、それも含めて愛おしい作品。まだまだ若いつもりでいるけど、時代に取り残されてというかズレてきていて、でもそれは認めたくなくて・・・という彼らに自己を投影してしまいました。[DVD(字幕)] 10点(2018-01-13 22:42:56) 2. 天使の分け前 《ネタバレ》 表面的なストーリーはハートフルなんですけど、結局は主人公たちのような労働者階級の人間は、人並み外れた才能と宝くじに当たるくらいの運がなければ「負の連鎖」が渦巻くコミュニティから中々抜け出せないというイギリス社会の問題点が背景に隠されていて、さすがケン・ローチだなと思いましたね。 この作品の本当の主役は、実は主人公のロビーではなく彼を取り巻く人々の方ではないですかね。で、ロビーのサクセスストーリーもどこか違和感を伴うものとなっていて、その違和感が何なのかを我々に考えさせることがケン・ローチ監督がこの作品を作った狙いなんじゃないかと思ってしまいました。 まあ、やり切れないラストよりも一応ハッピーなラストの方が好きですけどね。 [DVD(字幕)] 8点(2013-12-23 23:59:29)(良:1票) 《改行有》 3. 敵こそ、我が友 ~戦犯クラウス・バルビーの3つの人生~ 《ネタバレ》 まあ、アメリカという国が表向きは綺麗事ばかり言ってるけど、実際は己の目的を達成するためには悪魔とも平気で手を組む恐ろしい国家であることや軍隊式命令系統は、「命令は絶対」という逃げ道を与えることによって、人間を簡単に悪魔にしてしまうシステムであることが良くわかりましたね。 何というか、現実社会の醜悪さに暗澹とした気分になりますが、目を背けてはならない事実なんですよね・・・・。 [DVD(字幕)] 7点(2009-04-17 18:38:39)《改行有》 4. THIS IS ENGLAND 《ネタバレ》 この作品で描かれている80年代のイギリスの閉塞感は、何というか現在の日本のようで非常に興味深かったですね。 「スキンヘッズ≒ネオナチ,人種差別主義者」というイメージが強かったのですが、必ずしもそうでは無いようで意外でした(まあ、露骨な差別シーンは結構あって、観ていて嫌な気分になりましたけど)。 はっきり言って観てハッピーになることはありませんし、むしろ嫌な気分になる映画です(ケン・ローチ作品のような感じ)。しかし、この作品のために2時間弱の時間を使うのは決して無駄では無いです。 [映画館(字幕)] 8点(2009-04-10 09:06:34)《改行有》 5. 転々 《ネタバレ》 笑いも感動が何かこうじわじわと来る良い映画でした。 三木監督にオダギリジョー、岩松・ふせコンビと「時効警察」メンバーが勢揃い(麻生久美子も三日月としてチラッと出ています。)しているので、まあ安心して見ていられましたね。それと三浦友和が良かったですね。ここまで役柄の幅が広がっていたとは・・・・。 何というか、東京散歩に出かけたくなってきますね(まあ、東京の思い出の半分はコインパーキングになっているそうですけど・・・)。 エンドロールで流れる鈴木慶一とムーンライダーズ「髭と口紅とバルコニー」が最高にハマってましたね。 [映画館(邦画)] 8点(2008-03-22 18:26:22)《改行有》
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