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【製作国 : イギリス 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. 英国王のスピーチ 《ネタバレ》 ジョージ6世はイングランドでWW2を語る上で、避けては通れない人物の1人です。彼が非常に苦悩したと言われる吃音をテーマにして、これほどの凄い映画が出来るとは思いませんでした。正直、もうちょっと吃音を直す努力のシーンが中心になると思っていたのですが、そうしなかったことで、ジョージ6世の王位に就くまでの苦悩と絶望感が見ているあたしには、ひしひしと伝わってきました。特に凄いなとあたしが思ったのは彼が英国王となる事が決まり、際に二人の娘を抱こうとした時に二人の娘が貴婦人の礼をしてみせた瞬間でしょうか。これは辛いよね、あたしは王妃の前で無く彼よりも、ここのシーンで泣けてしまいました。この場面が彼の望まざるべくして英国王になってしまった彼を絶望の縁に追いやった瞬間だったと思うからね。それ故なんだろうけど、ラストのスピーチは圧巻でしたね。王が吃音者であるというのが判っているからこそ、それまでの苦悩する彼の姿とそれでも敢然と立ち向かう姿をだぶらせ、あのスピーチだけで緊張と感動があるんだよね。そしてスピーチが終わって、もう一度感動できるのは、それまで対等の立場で接してきたジョージ6世とローグが愛称ではなく、名前で呼ぶことで王と臣民としての立場を明確にし、同時に二人の王女に抱擁した所にあったと思います。これは王と、家族の両方の関係を正常に戻せたという事で、これが本当の意味で英国王になった事を示した部分であるからだと感じますね。[映画館(字幕)] 9点(2011-02-28 12:42:41)(良:3票) 2. エグザム 登場人物10人、撮影場所1箇所という、物凄く低予算なんだろうなという想像の出来る映画ですが、面白かったですね。緊迫感を最後まで維持できる構成とシナリオ、それと役者が非常に表情を含めて色々な面で面白いんです。 まぁ、ネタ的には古くからあるシナリオだし、謎解きに関しても、この試験の合格者は誰かも、この手の推理物が得意な人や、SF的な見方でも分かりやすいのですけど、最後まで話に付き合いたくなるぐらいの緊迫感を維持できていたのがこの映画の秀逸な所でしょうね。 [映画館(字幕)] 9点(2010-09-29 12:24:16)《改行有》 3. エイセス/大空の誓い 《ネタバレ》 チャッピーが出てるって事で、アイアンイーグルシリーズなんだけど、中身的には飛行機を飛ばしている以外はあまり前作、前前作とは関係がありません。ドックファイト・ショーをみせている割には、かなり航空機の扱いが雑な上に軽く作られすぎの気がするのはあたしだけですかね?役柄が非常にステロタイプで、役名で日本戦闘機パイロットで名前がホリコシというのもちょっとベタですよね。千葉真一はオイシイ役の筈なんだけど、なんか十分に役を生かせてない気がします。ラストシーンがまた非常にステロタイプで、日本の海軍戦闘機乗りの多くが特攻を否定していたのを知っていたから、これみせられちゃうと、あたしはどうしても感動できなかったですね。 [ビデオ(字幕)] 6点(2010-07-11 14:16:06)《改行有》 4. エレファント・マン 映画の見始めはとにかく一瞬姿を見せるメリックにビビリ、だんだん露出が多くなるにつれて悲しくなりました。救いだったのは最後の方のメリックの”おめかし”シーンでしょうか。あの姿と、枕を1つだけ使って眠るラストでジョン・ハートの映画なのに安心して帰ったのを良く覚えてます。9点(2001-07-24 01:30:10)
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