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【製作国 : イギリス 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. ニューヨーク1997 《ネタバレ》 今見てもそこそこ面白い。むかーしメタルギアソリッドで遊んでたらこの映画から相当インスパイアされたんだな、と思い出したことを思い出した。B級なのに、影響力が凄いものだ。 演出や整合性はB級ならではのチープさだが、裏を返せばコスト的な問題をクリアできていれば大化けする可能性があったと言うことだ。芯が太かった。しかしそうならなくても良かったなと思わせるのは、カーペンター作品ならではの味がしっかりと染み込んでおり、大金のつぎ込まれた無味無臭の豪華スタントや精密巨大セットを超える価値のある、現実ではあり得ないのに妙に居心地の悪い、カーペンターの想像する近未来が生まれているからだ。 確かに今見たらそれほどでもないのだが、大昔テレビで見たときの心臓わしづかみ感は今でも覚えている。実に味わい深い映画なのである。[DVD(字幕なし「原語」)] 7点(2010-08-14 00:05:26)《改行有》 2. 2001年宇宙の旅 《ネタバレ》 形而上学を地で行くストーリーは表面的につまらなく、興味を保つことが困難ではあるがボーマンの感じた驚きを自分の中にも発見すると、二重三重に折りたたまれた錯視のような世界が持つ映像の説得力はもの凄い。色やデザインの良さもインテリアに取り入れたいと思えるほど良い。映像編集は斬新だし見所が満載。未だ褪せない個性を纏った人工知能の暴走のようなきっかけもスリルがある。 つまらなさと同居する刺激がある。ストーリーは驚くほどにつまらない。全く面白くない。 しかし、万博のパビリオンに誰もストーリーなんて求めていない。そこで展示してるしょうもない技術に将来があるとも思えない。純粋に眺める。そう言う多面的な要素が実は土台になって作られてるんだと思うととても大切な話に思えてる。 正直、ふと正気に戻れば最新の万博の展示物の方が張り子の虎でプラスチックの玩具にしか見えない。しかしこの作品は正気に戻させない何かがある。それほどこの映画は強烈に未来的でアトラクティブで、迷い込める思索の樹海である。未だに。 そして、何年ぶりかで見直すと、びっくりするほどつまらないストーリーと、年代を差し引いてもゆるすぎるプロットに心の底からもう一度、同じように驚くのである。[DVD(字幕)] 8点(2008-08-15 15:05:06)(良:1票) 《改行有》 3. 28週後... 《ネタバレ》 あまりのつっこみどころの多さに唖然。民間人が軍施設の中枢部に出入り自由とか、軍そのものが素人以下の弱さとか、保菌者を国外に逃がすとか、好き放題のゾンビとこれの続編(28ヶ月後でしょうか)を作る人たちに都合がよすぎます。 導入部の悲劇とか、人類が滅亡に瀕している中での家族視点の絶望とか、そういうテーマは良く、それに期待したんですが、設定作成者のやっつけ仕事ぶりと、いい加減な設定をこれ幸いと上手に使ってしまう監督や脚本に落胆。 この手の映画がリアリティの隙間をぬった設定を作る必要は全然無いと思うけれど、あとほんの少しはリアルじゃないと突っ込みどころを考えるよりも先に、反射的にあり得ないと頭に浮かんでしまって頭で補いきれない。めんどくさいといわない人たちが作るべきだった。作り手の大人の都合が見えすぎです。[DVD(字幕)] 4点(2008-07-21 14:33:55)《改行有》 4. 28日後... 《ネタバレ》 序盤は引き込まれましたが、中盤以降の雑さがっかりしました。違う脚本をニコイチしてしまったような雑さに一気に集中力が・・・。 筋をニコイチするのって今時良く出きたものだと感心してしまいました。脳内補完で何とかなる範囲でゾンビ映画に興味がない人が観ると相当厳しいです。パニックやサスペンスなのかなと思って観たらビックリ。 最近、ジャケットやレンタル店のポップで惹かれて観てみると、ゾンビ映画だった!というモノに妙に当たります。ゾンビや感染を主題にすると作りやすいのは分かるんですが、情報をシャットアウトしてシーン一つ一つに浸りたい人もいるって言うことを忘れないで欲しいな、と思います。[DVD(邦画)] 3点(2008-07-20 22:29:03)《改行有》
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