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【製作国 : イギリス 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. 女ガンマン・皆殺しのメロディ 《ネタバレ》 英で製作され、全編スペイン・ロケという(日本では地上波TVオンエアのみの)未公開ウェスタン。本場アメリカのバート・ケネディが脚本・監督し、メインキャストもアメリカ俳優なので伊のマカロニよりは幾分見応えがあってマシかも。本作でラクエル・ウェルチが扮するは夫を殺され、自らもレイープされた復讐に燃える「女ガンマン」ハニー。彼女が賞金稼ぎロバート・カルプの指導を受けて銃の腕前が上達していく過程を割と丹念に描いているので、後半の復讐劇に転じたハニーのガンファイトにも一応の説得力がある。拳銃の入手ひとつにしても銃職人(クリストファー・リー)の元で製作される様子をキチンと挿入しているし(フツーはいつの間にか装備)。難点は…せっかくラクエル・ウェルチというナ~イスバディな素材を得ながら、充分に活かしきれていない中途半端さ。レイープ場面は顔面ドUPのみ!入浴シーンも背中のみ!!”パンティ一枚にポンチョを羽織り生脚を剥き出し”という際どい大胆なコスチュームも、中盤でカルプが「コレを着ろ」とジーンズを履かせてしまいパー(余計なことしやがって!)、と寸止めのストレスが溜まりまくり。あと、スティーヴン・ボイドの存在が全く意味不明なのも御都合主義でNG。特にラストは何のこっちゃ。4点マイナース。6点(2004-10-08 16:58:06)(笑:2票) 2. オデッサ・ファイル うーーーん、サスペンス映画としちゃ、そう悪くはナイ方だとと思うけど、フォーサイス原作をなぞっただけで深みが無いと言えば確かにそうかも。「ジャッカルの日」は原作もさることながら、ジンネマンの演出力が半端じゃなかったからナァ…。そこまで要求するのはロナルド・ニームにゃチト酷か。個人的にはジョン・ヴォイトが好きじゃないのも大きかったな。マクシミリアン・シェルとマリア・シェルの姉弟が出演しているが、共演してないのは残念。けど、そこそこ面白かったし…7点くらいかな。7点(2003-03-22 17:12:26) 3. 王になろうとした男 70年代のジョン・ヒューストン監督作品にして渋さで売り始めたショーン・コネリーの主演作。かの有名な「ジャングル・ブック」の著者でもあるラドヤード・キプリングの原作を基にした雄大な冒険ロマン映画だが、まぁ題名そのものがネタバレというのが痛し痒し(^^)。共演のマイケル・ケインは、この時期駄作(「スウォーム」やら「ポセイドン・アドベンチャー2」やら…)に出演しまくり男を下げっ放しだったが、本作ではショーン・コネリーと行動を共にし彼の死を見届ける友人役を好演しており、やや面目回復。クリストファー・プラマーがケインの回想を聞くキプリング自身に扮して冒頭とラストに出演している。ラストのコネリーの最期がチト間抜けだが、まずまずの力作なので未見の方は是非御覧頂きたいナ。7点(2003-02-02 00:00:11) 4. オーメン(1976) 多分オカルト映画ブームに便乗して企画されたのだと思うが、他の有象無象のクズオカルト作品と一線を画すことが出来たのは、何よりデビッド・セルツァーの脚本の秀抜さとリチャード・ドナーの堅実な演出に負う所が大きい。無論オスカー(作曲賞)の功労者ジェリー・ゴールドスミスの終末感に満ち、不安感を煽るスコアも相当に貢献しているが。ちょっと悪魔側に有利にコトが運び過ぎていて、結局人間側はベビーシッターを殺す程度の反撃しか出来ないのが、虚々実々の手に汗握る攻防にまで辿り着いておらず、もう一つ盛り上がりに欠ける結果となっている。7点(2002-12-31 23:51:13) 5. オリエント急行殺人事件(1974) 原作読んでたんで、豪華キャストを楽しむと割り切れば、当時の濫造オールスターパニック映画群なんかより遙かに見応えアリ。本作に限らず、クリスティにはイカサマ結末が多いので、原作を読もうという方は要注意です。特に遺作の「カーテン」は読後に激怒すること必至!7点(2002-12-15 21:50:47)
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