|
プロフィール |
コメント数 |
296 |
性別 |
女性 |
ホームページ |
https://kawamari7.hatenadiary.com/entry/2021/09/03/221816 |
自己紹介 |
取り締まる法律が必要な(1)XX中毒。生まれた場所のせいで3歳で兆候が現れ、13歳で表彰状物の重症に、今ではより強い刺激を求め(2)X屋の中だけではなくこのサイトに出没、ネットで(3)XXXXXXがないかと探し回るのに誰も助けてくれません。KW = 「かわまり」「はてなブログ」で原子力開発関連の「プロメテウス達よ」と19世紀ヨーロッパを夢と詩で描いた「黄昏のエポック」を公開しています。 (Xの数に文字数が一致する言葉を入れてください。)
空欄の答え:(1)XX=「言語」、「活字」も可、(2)X=「本」、(3)XXXXXX=「読める外国語」、キリスト教国際病院で生まれ、宗教は仏教。 |
|
1. オセロ(1995)
アンソニー・ホプキンス主演(オセロ役)BBC制作のバージョンと比べると黒人俳優をオセロに起用し、貴公子(例えばハムレット)の役もこなすブラナーのイアゴー(BBC版ではチビハゲの中年男)は斬新だと思います。でも、本作品のオセロの演技はともかく、スキンヘッドとイヤリングはいただけませんでした。これではまるでヴードゥー信者かイスラム教徒みたいです。黒人エリートを主人公とするこの物語が生まれるのにはやはり、実力があるものが尊敬され成功する自由都市に対する信頼が主人公にしっかり身についていることが前提で、だからスキンヘッドの主人公がいけないとは言いませんが(ハゲになりそうだからわざとスキンヘッドにする人もいるし・・・)、ヴードゥー信者やイスラム教徒を彷彿とさせる主人公はいただけないですね。かと言って、顔を黒塗りにした青い目のアンソニー・ホプキンスが演じるオセロもクールすぎてしっくりこないですし・・・。黒人を劣等人種に勝手に仕立て上げたのはアメリカ南部に入植してアフリカから奴隷を輸入した白人連中で本来は能力・気質などに人種間で差異はないはず(文化間ではありかも・・・)なので、その点を人種の区別はあったかもしれないけれど差別はなかった自由都市ヴェニスを舞台にして人間の本質に迫って演じてくれる黒人俳優はいてくれれば・・・というのが私の願いです。「フィラデルフィア」やシェークスピア原作の「空騒ぎ」で威厳あふれる数々の演技を見せてくれたデンゼル・ワシントンに期待しています。マイナーなことですが、ナポレオンに支配されるまでヴェニスは選挙制の総督(Dodge)によって統治され、したがって総督は他の顔役とあまり変らない服装で出てくるべきだと思うのですが、まるで王様みたいな格好だったので、時代考証はこれでいいのかと思いました。映像がきれいで、その点では十分楽しめました。[DVD(字幕)] 7点(2008-02-15 15:18:04)
2. オペラ座の怪人(2004)
「映画はストーリーと映像がよければそれでいい。」という向きには8点は固いと思います。でもこの作品はミュージカルですよ!私はこの作品のパロディー「ファントム・オブ・ザ・パラダイス」のレビューで「この作品(パラダイス)はロック嫌いをロック・ファンにしてしまう。」と書きましたが2004版の本元のほうにはオペラ嫌いをオペラ好きにするような魅力は全くなしです。なにしろ、テーマはロック調、会話はすべて安っぽいポップス調の音楽に乗るという有様。オペラを馬鹿にするのにもほどがあります。そもそも、ブロードウェの舞台からして、なぜロイド・ウェーバーの音楽を使ったのかが疑問です。顔の三分の一しか隠していない怪人が結構ハンサム(ハンサムな俳優を使う必要あるの?)なのに声にはオペラ歌手のようなつやが全くなく、マイクを持って歌うポップス系の歌手だということが丸わかり・・・。映像がよかったのでますます残念した。レナード・バーンスタイン(ウェストサイド物語の作曲家)亡き後のアメリカにはまともなネオ・クラシックの作曲家はいないのか?バーンスタインが存命中にこの仕事を依頼されていたどんなにすばらしい作品になったか?返す返すも残念です。この作品は同じタイトル(「パラダイス」は別)で三つ目に鑑賞したのですが、モノクロ/サイレントでオルガンの生演奏といっしょに見たものが一番よかったです。[DVD(字幕)] 4点(2006-06-05 08:11:11)
|