|
1. ハンニバル(2001)
原作よりも映画のラストの方がいいです。原作だとトマス・ハリスがレクター命!になっちゃってて、ヒーローみたいに奉ってるのがアリアリとわかり、ついていけません。客観的にあり得ないし、女性として不愉快なラストでした。その点、映画のラストはクラリスの人権を守りつつ、強靭な精神を魅力的に描いていたので評価できます。 しかしこの作品、どこがサスペンスなんでしょ?それよりグロが売りって感じですね。いえ、舞台がイタリアだった所まではすごく面白かったんですが、その後、復讐ものにシフトしてからは面白さ急降下です。レクターがクラリスを抱いて炎をバックに歩いてくるシーンでは、思わず笑いが‥‥(転びそうだ!)トマス・ハリスの描くレクター像とアンソニー・ホプキンスが演じるレクター像が、思いっきりズレた場面ですね。カットしてもよかったのに。 しかし映画の出来としては、そう悪いもんじゃないと思います。原作が原作だし、頑張ったんじゃないでしょうか。6点(2004-05-25 00:46:55)
2. ハンニバル・ライジング
レクター博士のファン以外の人が見ても、たいして面白くない。そんな映画。
レッドドラゴンはまだ面白かったんだが。
原作者のレクターへの思い入れにつきあうのも、これが最後かなぁ。もう本も読まんよ。
[DVD(吹替)] 4点(2012-02-06 16:32:31)《改行有》
|