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1. バットマン リターンズ
《ネタバレ》 ティム・バートンの世界観がふんだんに披露されるので、それが合うか合わないかで分かれる作品。
個人的にはクリスマスに暴れるクレイジーなピエロ、不気味だが愛嬌のあるペンギン、
ツギハギの衣装に謎の魅力を持つキャットウーマン、という時点で惹きこまれた。
ノーマン作品よりティム・バートンのバットマンの方が好き。
ストーリー自体は、悲しみを背負ったペンギンとキャットウーマンという共通項があるものの
三つ巴のような展開に乏しく、二人の悪役によりストーリーがファジーになってしまった印象。
ペンギンとキャットウーマンの目的がいまいち見えないため、
バットマンも「街を守る」という漠然とした存在になり、バットマンの弱点や葛藤はあまりない。
(知人女性がキャットウーマンと発覚してから戦うか戦わないか!?みたいなシーンもほぼないし)
ペンギンはたしかに悪いことしたんだけど、境遇が不幸すぎるし
「名前を知りたい」「女を抱きたい」が目的だとしたらちょっとかわいそうすぎる気がする。
面白いのだけど、世界観の勝利みたいなところがあって、脚本自体は普通だったかも。
スーファミのバットマンリターンズは相当に再現度が高かったらしい。[DVD(字幕)] 7点(2017-07-23 10:56:04)《改行有》
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