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【製作国 : イギリス 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. バンド・オブ・ブラザース<TVM> 訓練キャンプで憎たらしい上官が、前線に出ても嫌みだったのは受けました。ノルマンディ上陸から雪のバストーニュを戦い抜いた、アメリカ軍第101空挺師団の一部隊の戦いぶりを描いた戦争物です。ウィンターズが丘を駆け上って目の前に現れたドイツ軍少年兵を撃ち殺すシーンはとても印象的です。何も台詞はないけど、スローモーションと回顧を合わせて、彼が幾ばくかの葛藤をしているのがわかります。もちろん戦争だから人を殺すのは仕方ないのかも知れないけれど、歴戦の勇者になったあの時点でも、逡巡することがあるのだなと、人間性を感じさせる場面です。ただ、ストーリーは長くって、全体的な感動としては、「プライベートライアン」の方が私は上でした。7点(2003-12-03 08:58:30) 2. ハノーバー・ストリート/哀愁の街かど 不倫なんだよなあ。なんであんなに簡単に夫以外の男に気を許してしまうんだよお!(苦笑) という前半と、手に汗握る後半の戦闘シーンが別世界のような作品ですね。koshiさんお書きの通り、あのAFV関係は、この映画が製作された時代を考えればかなり秀逸な形状をしていました。アメリカ製のM3ハーフトラックに十字をつけてドイツ装甲車に見立てていたのが主流でしたから、あのSdkfz251は当時のレベルでは秀逸です。といっても後部ハッチがないとかいう突っ込みはありますが(笑)。映画の方は、クリストファー・プラマーの夫が寛容なところを見せていいですね。それでハリソン・フォードも改心してしまう(笑)。ということで、不倫部分でマイナス1点。7点(2003-12-03 08:24:31) 3. 八点鐘が鳴るとき マクリーンの原作は面白いですよ。でも映像化されたら緊迫感が薄れてしまいましたね。6点(2003-11-18 00:19:15) 4. 博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか ピーター・セラーズの変装の原点とも言えるような作品ですよね。冷戦時代は遠くなり、今やこういう緊張感はなくなってしまいましたが、核を使ったテロが現実味を帯びている現在、指導者の狂気によって破滅が生まれるという話は、あらためてリアルなモノがあると思います。ただ、ちょっと冗長であるかなと、今の目では感じてしまうのが難点。7点(2003-11-17 19:23:19) 5. ハリー・ポッターと秘密の部屋 やっぱりこのシリーズは私には相性が悪いです。ビデオで借りて観たのですが、展開が退屈で20分以上は早送りしてしまいました。何がいけないのか考えると、主人公の表情が無いのが大きいと思います。原作を読んでいないのですが、映画は作品自体が評価されるものだと原則的には思うので、主人公がいちばん魅力がないと感じさせては失敗だと思います。ストーリーとしても学校の中だけで完結してしまうのが物足りない印象を与えます。5点(2003-05-01 20:31:54) 6. パワープレイ ヨーロッパの架空の国を舞台にしたクーデターの映画です。権力者というのがいかにして作られていくのかが興味深く描かれています。秘密警察のドナルド・プレザンスがいい味を出しています。余談ですが、この人を知ったのが「大脱走」のコリン役だったので、どうしても"いい人"のイメージが付きまとうんですが、その後はどの作品を見ても悪役しかしていないですね(笑)。デヴィッド・ヘミングス演じる主人公が、大統領と交わす会話がとても皮肉たっぷりでいいです(ここで書いちゃうとネタバレになるので見てのお楽しみということで)。ピーター・オトゥールって役者は、それにしても(←口癖(笑))いろいろな演技のできる人ですね。静かな狂気が上手い人だと思います。 9点(2003-03-08 17:00:41) 7. ハイランダー/悪魔の戦士 オープニングの戦いのシーンで、グッとその世界に引き込まれます。宗教は絶対的な救いをもたらすものではなく、一族の生き残りのためだけに存在しているということを、祝福の場面で象徴的にあらわしています。クリストファー・ランバートは主役という感じではない顔なんですが(だって、ターザンですからね(笑))、とにかく凝った作りの映画ですね。まずスペイン人のショーン・コネリーがいい! 剣術の練習の時に剣がかち合う音がとても耳に心地いいです。ただ、いかに洋剣を使っているとはいえ、また、演出的に見せるためだとはいえ、回転して敵に一瞬でも背を向けるのはイカんだろうと突っ込みを入れたくなります(笑)。時間の経過を引き立てる演出として、最初の妻が年老いていくときに流れるQUEENの曲(Who wants to live forever)が心にしみますね。でも一番好きなのは"Princes of the Universe"ですけどね(笑)。それから、クリストファー・ランバートが、現代の場面で昔を回顧してワインの蘊蓄を語るシーンが好きです。たしか無造作に紙袋から取り出したんだけど、超年代ものの高級ワインになるはずですよね。最後に余談ですが、ジェット・リーの「ザ・ワン」を観ていて、これって「ハイランダー」のパクリじゃないかと思いました(笑)。8点(2003-03-06 09:00:12)
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