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【製作国 : イギリス 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2 《ネタバレ》 Part1に比べたらはるかに良かったです。特にスネイプの色々な思いが回想される場面は実は今作での一番良い場面だったんじゃないかな。だけど、やっぱりこの映画はかなり問題も多いかな、という印象を受けます。例えば、今回に限ってはハーマイオニーがやたらとロンに敬意を払っているのだけど、その経緯がこの映画で表現されていないから、なんで急に、という印象が強くなると思います。同様にラストで描かれる後日談などは、重要な役回りをしたキャラを補完できていなかったりするのだけど、これって原作みてる人にも映画でしかみていない人にも不満が残ると思うんだよね。尺の問題で原作の全てを入れられないというのは理解出来るのだけど、このぐらいは数カットで対応できるでしょう。あたし自身がハイ・ファンタジー好きだから言う訳ではないけど、指輪物語がジャクソンによって映画化されるときに、完全な物が出来るとは思っていなかったのだけど、開けて見れば、完全では無い物の、十分な迄のものが出来ていたんだよね。ハリーポッターは残念ながらそこ迄には至らなかったですね。原作のファンも、映画好きからみても、何かしら不満が残る様な映画だし、映画シリーズだったと言う気がしてなりません。役者としてはやっぱり、今回はアラン・リックマンに尽きますね。全体でもそうだけど、彼の徹底した悪役ぶりが今作で効果を見せたと思います。[映画館(字幕)] 7点(2011-07-17 14:13:26)(良:1票) 2. ハリー・ポッターと謎のプリンス 劇場じゃなくて良かった!、中盤から後半にかけて、何度意識を失った事か。 そのぐらい内容が良くありません。多分、映画以上に原作に問題があるんじゃないかな?劇場版のドラえもんシリーズの、のび太クンは成長を見せるのだけど、こっちののび太クンは成長が全く見られ無いんだもんなぁ。[ブルーレイ(字幕)] 4点(2010-12-23 14:42:20)《改行有》 3. ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1 《ネタバレ》 原作は「炎のゴブレット」までしか読んでいないのですが、原作の中身が薄っぺらな感じがまさかここまで見事に映画に反映されるとは、と感心しました。もっと短く出来る気がします。大仰にやっている割に全然話が進展しなかったり、周りが知っている事でも、ハリー自身の知らない事がやたらと多かったりと、やっている事は全然変わらない訳で、ある意味”お約束”と考えてしまえばそれで良いのかもしれないですが、あたしにはマンネリとしか見えない訳です。 先にレビューされた御二方は、ハリーとハーマイオニーとロンの関係について言及されていますけど、「秘密の部屋」を映画で観た時点であたしはこの三人の関係が完全に構築されたのが分かってしまったから、分かりやすくはあるけど、裏を返せば先が読めすぎて面白みも何も無いという事になりますね。その関係を今更蒸し返したところで、修復するきっかけは単純であるのが容易に想像が出来て(実際にその通りになっているし)、あまり物語の面白みにはならないと感じました。多分、この関係性は指輪物語をモデルにしていると思いますが、指輪物語の様な緻密さが無いから、このような事になったのだと思います。少なくとも映画ではそれを手直しする機会はいくらでもあった筈だけど、多分してませんよね?そう判断したので評価を下げています。 あたしが一番評価したいのはやっぱりロン役のルパート・グリントかな。彼の上手さで二人が演技を引き出されているように見えて仕方が無いんですよね。映画その物の評価は変わらないけど、こうした役者の力っていうのが映画としては生きていると思います。 最後に予断だけど、オープニングのサイドカーでの逃亡シーンって多分、ラピュタのフラップターでのシータ救出シーンのオマージュだよね。ちがうかな?[映画館(字幕)] 5点(2010-11-24 12:31:21)《改行有》 4. バンド・オブ・ブラザース<TVM> あたしも戦争映画好きのひとりですが、まず、このドラマに関してはそれ程高い評価を得られる作品かと言うと疑問を感じています。この物語は101空挺師団のF中隊の一方的な思い出を再現しているだけに過ぎないって事。従って基本的には視点は全てアメリカ側にあって、それ以外の人には無かったという所がぼやけているようにしか思えないです。それを冷静に理解できる様な作りになっていればまだ評価は上がると思いますが、そういう所も見えてこなかったのが残念です。また、【眉山】さんがおっしゃっているように、「アメリカ万歳」って印象が拭えないのは事実です。プロパガンダは、はっきりと見えるし、いくらアメリカ兵以外を細密に描いてもそれはアメリカ兵の視点からなので、どうしても薄っぺらいんです。でもそれを否定する気もありません。この話のネタがアメリカ側にあるのだから当然なんですよ。それをヒューマニズムを捉える事の出来る部分のみ抽出したという印象がどうしても拭いきれないと思っています。 出来としては構成も演出もあまり文句言う所は無いですけど、真新しさも見えないです。これなら「コンバット」の方が素晴らしいと思うのはあたしだけでしょうか? [DVD(字幕)] 5点(2006-02-21 17:40:21)(良:1票) 《改行有》 5. ハリー・ポッターと秘密の部屋 予想通り「前作より良かった」って人が多いみたいですね。あたしは実は2作目以降は小説では読んでないので、まぁ、そこそこに楽しめました。でも「ロード・オブ・ザ・リング」よりも時間が短かったのに腰が痛くなったって事を考えるともうひとつ、って所があるのだと思います。大体展開が予想できてしまったのもの前作と同じで、こう言うところで、ちょっと損をしてますよね。どうしても「ロード・オブ・ザ・リング」とあたしは比較してしまうのですけど、「ロード・オブ~」の方が物語を知っていてもその展開に期待や面白さがあるのですけど、「ハリポタ」は判り易い物語なだけに映画で見ても展開の面白さが見えてこないように思います。役者を見てみると、ダニエル・ラドクリフに注目集まっちゃうけど、やはりルパート・グリントの演技が物凄く上手いと思います。エマ・ワトソンは前作に比べれば格段に演技は上手くなっているけど、まだ可愛らしさの方が全面に出てきている感じがありますね。でも成長の具合を考えると、この後の映画には非常に期待出来るんじゃないかなぁ。あと、【sayzin】さん言ってる通り、エンド・ロールで立ち去ると、損ですよ(笑)6点(2002-12-24 22:28:15) 6. ハリー・ポッターと賢者の石 なんだかなぁ・・・原作も読んだけど、あまりにも原作の評判が良くて期待はずれだったあたしとしては、「映画、悪くないじゃん」ってな感じでした。ただ現代のイギリスと魔法世界を繋ぐ部分にやはり無理がちょっと見えまして、もうちょっとなんとかならんのかなぁという印象が強いです。もうちょっとなんとかならんのかというとのがもうひとつあって、それがCG。とにかくあちこちで多用されてるんだけど、どうしてもCGの使い方が拙くて楽しみきれない所が多いですね。ファンタジーって言うのは架空世界に観客をどう引き込むかというのが命題にナルと思うのだけど、どうしても途中で現実に引き戻される。原作だとそれがバランスが良いのだけど、映像化したらどうしても見えなくても良いところまで見えてくるんだよね。役者としてはルパート・グリントの方がダニエル・ラドクリフよりも上手いと思う、ダニエルの方が経験は多いらしいけど、ルパートってのはかなり計算された役だと思うのだけど、なんか見事だったなぁ。あと、個人的にはアラン・リックマンが良かったね。最後の最後まで悪役としての演技を通したのは実に好演でした。6点(2002-05-27 19:55:22)
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