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1. バリー・リンドン
ヨーロッパの貴族社会の雰囲気は、実際にあんな感じなのだろうと思います。見ている途中で幾つかネタが読めたところはありましたが、それでもなかなか起伏があって楽しめたし、雰囲気も良かったから特に長さを感じず見ることができました。キューブリックの映画は何かとその「芸術性」で評価される事が多いようですが(そして実際に芸術性もあるのでしょうが)、キューブリックのすごいところはその芸術性を保持しつつ単純に楽しめる映画を作る手腕だと、個人的に思っています。この映画については、バリーに同情してしまいました。結びの言葉がすごく皮肉に聞こえました。7点(2002-03-20 18:24:28)
2. 博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか
<ネタバレあります>キューブリックはこの映画で何から何まで皮肉ってるように見えて、とにかくおかしくて堪りませんでした。やっぱりストレンジラブ博士は強烈ですね(笑)。後半の会議室での議論では優勢思想も飛び出してきて、もう本当に博士にとっては「ハイル・ヒトラー!」って感じだったと思います(笑)。9点(2002-02-24 22:27:02)
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