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1. ファーゴ
最初はバイオレンス映画だと思って観ていたのですが、マージ(フランシス・マクドーマンド)が出てきたところから映画の雰囲気ががらっと変わりました。瞬きひとつでこんなふうに映画の趣きを変えてしまう彼女の演技に魅了され、アカデミー賞も当然と納得。シリアスな映画であるにもかかわらず不思議に乾いた印象の映画です。[CS・衛星(字幕)] 7点(2006-05-22 20:39:45)
2. プライドと偏見
映像・カメラワーク、そしてキーラ・ナイトレイは素晴らしかったと思うのですが、なにせ原作がジェーン・オースティン。一筋縄ではいかないのはあたりまえかもしれない。かつて岩井克人氏のこの作品の評論を読み、彼の「資本主義の倫理を真に思考する文学」という説に強く共感しているので、映画にこのオースティンの真髄が少しでも生かされたならばと期待していたのですが、んんん…なんだか後半ハーレクインロマンスみたくなってしまって正直つらかったです。もちろんそんなもの求めんなよ!といわれちゃえばそうなのかもしれないけれど、いやしくもこれだけの名作を映画化するんですから、もっと志をもってほしい…というのはいいすぎでしょうか? キーラ・ナイトレイの美しさにプラス1でこの点数。[DVD(字幕)] 5点(2006-09-21 21:43:02)
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