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【製作国 : イギリス 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. 普通じゃない 取り敢えずコレと「ベスト・フレンズ・ウェディング」を通して観て痛感するコトは「キャメロン・ディアスのカラオケはデフォでジャ○アン・リサイタル並み!」スネ○やのび○の絶望的な心境を理解するには手っ取り早いカモ。5点(2004-11-17 01:49:44)(良:1票) 2. 文化果つるところ 《ネタバレ》 コンラッド原作の映画化では恐らく最良ではあろうが、如何に名匠キャロル・リードと言えど、原作を凌駕するには至らない。しかも原作自体にも後進国への蔑視が溢れているのだから、いくら完成度が高くとも絶賛する気にはなれないのも或る意味当然。主人公ウィレムス(トレヴァー・ハワード)の救いようの無いダメ人間ぶりに説得力が今イチ不足している。役者に問題がある。70年代ならデ・ニーロ辺りが演じそうな感じ。トレヴァー・ハワードには(熱演は分かるが)ギラつく狂気や辛気臭さ、愚劣さを体現するには些か上品に過ぎた。しかし、当時のモラルを考えると案外これがギリギリの線だったのだろう。寧ろ、51年当時でコンラッド原作の映像化に挑んだリードの心意気を評価すべきかも。8点(2004-01-19 01:51:22) 3. プランケット城への招待状 《ネタバレ》 主人公グッテンバーグが幽霊ダリル・ハンナとベッドで激しく♂♀☆★@◆した末に見たモノとは…絶句!残酷殺害スプラッタも霞む凄まじいインパクト!!けど、ハッキリ言って見所はそこだけ。ピーター・オトゥールとホラーは相性イイと思うのだが、コメディ仕立てがマズかったか?彼の不気味なパーソナリティが今イチ生かしきれていない。全体的にネタの面白さが中途半端でどうにも不完全燃焼。ニール・ジョーダンの本領は少なくともホラー及びコメディには余り無いようなんで全く怖くない(先述の場面は除く)上に笑えないつーかサムい分、4点マイナス。主人公の恋人が墜落死してハッピーエンドってのは…いくらフィクションでも後味悪過ぎ! 6点(2003-12-03 02:30:07)《改行有》 4. フル・モンティ チトお下劣なれど着想の奇抜さでは近作中でもズバ抜けていると感心させられた。新人離れしたカッタネオ監督&サイモン・ボーフォイのシナリオは実に天晴れ!マッチョな若い男がナルシー入ってストリップやるだけなら悪趣味過ぎて絶対に受け付けないトコロだが、しがないプーのオッサンたちが妙に前向きなのが、えも言われぬペーソスを醸し出して秀逸。オッサンたち一人一人の情けなくも愛すべきキャラ造形が上手く、下品にエスカレートし過ぎない節度をギリギリ保っていたと思う。カーライルも上手いが、個人的にはジェラルド役のトム・ウィルキンソン、太っちょデイブ役のマーク・アディの方がイイ味出しまくって好印象。ヤなコトがあった時に観たい優しさに癒される本作には、そのオリジナリティを買って…8点。8点(2003-08-16 21:31:43)(良:1票) 5. ブリジット・ジョーンズの日記 ベストセラーというヘレン・フィールディングの原作は未読。なので、映画の印象のみで言わせて貰えば「そこそこ上手く出来ている」ってな感じ…かな。レニー・ゼルウィガー扮するブリジットのドジっぷり場面での同情を誘う演出は結構楽しめたが、本作が女性観客にウケたのは寧ろポチャポチャなままなのに急に二人の男性にモテモテになる展開なんだろうなw。女性の夢を娯楽の王道的展開で叶えてくれる本作には古きハリウッドの香りもしなくはない。が、しかし!シャロン・マグワイアとかゆーカントクには演出にケレン味も格調もないのが大きな違い。勢いに任せた出たトコ勝負的なディレクションはプロと呼ぶには些か苦しい。ブリジットが何故モテモテになるのか原作にはキチンと描かれているのかもしれないが、少なくとも画面を観る限りでは何とも唐突で不自然。ヒュー・グラントの方は根っからプレイボーイな設定だから未だイイとして、コリン・ファースの方は"I like you as you are"なんて何をキッカケにして言い出したんだ??ま、まぁ…ラストの勝負パンツ丸見えで街中を走るレニーの奮闘に免じてサービスして6点進呈。後味は悪くないしネ。ただ、レニーをデ・ニーロと比較するのはいくら何でも贔屓の引き倒し。デ・ニーロの驚異的なウェイト・コントロールに対して、レニーはチョッピリ太った程度で全く勝負になっていない。ま、イマドキの女優にしちゃ根性あるのは認めるけどサ。6点(2003-08-10 16:43:48)(良:1票) 6. ファーゴ 曲者コーエン兄弟だし、オスカー・ノミネートと聞いて期待したのがいけなかった…!!実話と言いながらも、殆ど脚色しまくってたストーリーの捻りの利かせ方が甘い。フランシス・マクドーマンド扮する女性警察署長が腹ボテなのに部下も使わず、一人で地道に捜査するのは意外性を狙ってたのか知らないが、説得力に欠ける。解決までも急転直下過ぎて呆気無さ過ぎ。「ヤマなしオチなし意味なし」なトコロが確信犯的に「実話だから、案外こんなモンなのさ」とでも言わんばかりだが、オスカー・ノミネートの理由が今イチ理解できない。場面場面にフォトジェニックな凝った構図を見せた辺りか?でも、それだけじゃあ…。つくづく前評判を聞いてはイカン!!と痛感した本作には6点。6点(2003-03-13 16:14:31)(良:1票) 7. フルメタル・ジャケット 《ネタバレ》 キューブリックが「シャイニング」以来、久々にメガホンを取った問題作。既にどなたも言ってるので繰り返しではあるが、開巻50分の海兵隊新兵訓練基地シーンが矢張り圧倒的迫力。「ホー・チミン・イズ・ア・サノバビーッチ!」あのスラング全開のランニングシーンも強烈なインパクト。何よりヴィンセント・ドノフリオ演じるパイルが、リー・アーメイ演じる鬼軍曹ハートマンを射殺して銃口をくわえ自殺する場面は鬼気迫るモノがあり圧巻。流石キューブリック!しかーし、以降は何かガクッとパワーが落ちる。作劇上のバランス崩壊と言って差し支えないだろう。まぁ、オリバー・ストーンみたいに(タイミング遅過ぎな)批判めいた描写が無い分、「プラトーン」よりは遥かにマシって感じかな。ジャングルの全く出ない異色のベトナム戦争映画に7点! 7点(2003-01-24 16:07:24)(良:1票) 8. フォロー・ミー 後に傑作「アマデウス」を発表することになる劇作家ピーター・シェーファーの一幕物の戯曲を彼自身が脚色、名匠キャロル・リードが監督し、遺作となった愛すべき小品。最大の功労者は浮気調査の私立探偵クリストフォールに扮したイスラエル人俳優ハイアム・トポル。彼の無国籍な魅力と清潔なユーモアがこの映画を何とも微笑ましいモノへ転化させている。リードの演出は流石にツボを心得ておりウマイのだが、往年の冴え(「邪魔者は殺せ」や「落ちた偶像」や「文化果つるところ」や「第三の男」)までには至らず、衰えが隠せなかったのは矢張り淋しくはある。70年代作品では後味爽やかな点でもオススメの逸品ではあるけれど。8点(2003-01-20 02:47:10) 9. フランケンシュタイン(1994) 何があったのか知らないけどコッポラが急にホラーづいて「ドラキュラ」に続き製作した、古典であるメアリ・シェリーの怪奇小説を忠実に?映画化した作品。監督は主演も兼ねたケネス・ブラナーなんだが、英国人(アングロサクソン)丸出しでビクトル・フランケンシュタイン博士には程遠いイメージ。第一老け過ぎ!もっと若くてゲルマン民族!って感じの演技派男優はいなかったのか?デ・ニーロのモンスターも、リアルで気色悪いだけ。カーロフ版に比べ、他を圧倒する威圧感が絶望的に欠けている。6点(2003-01-13 02:02:57) 10. プラトーン 全面的に訂正。まず1986年時点で手垢のついた主題を臆面もなくヌケヌケと取り上げた制作姿勢に何とも”あざとさ”を拭えない。目論見通りオスカーをちゃっかり受賞しているだけに尚更。バーンズをスケープゴートにして問題をすり替え、亜米利加という国家自体の反省やベトナムに対する謝罪を黙殺している。ベトナム戦争で後遺症に苦しんだのは米帰還兵だけではないハズだ。加えてチャーリー・シーンという俳優とリアルな戦場描写とが悲しいまでにミスマッチである。悪いが、個人的に本作は過大評価されているとしか思えないので5点マイナス。悪しからず。 5点(2002-12-30 05:30:31)(良:2票) 11. フラッシュ・ゴードン マックス・フォン・シドーもトポルもティモシー・ダルトンもギャラにつられて、こんなC級怪作に出演したのを末代まで後悔したに違いない!5点(2002-12-26 02:29:06)(笑:1票) 12. ブラジルから来た少年 日本で未公開に終わったのが不思議なほど面白い。確かにレヴィンの原作の秀逸さに負う所大だが、ペックがこんな汚れ役を演じているのも珍しく、正に隠れた逸品。ただ、フランクリン・J・シャフナーの演出が例によってチト雑なのが難点ではある。7点(2002-12-26 01:35:03)(良:2票)
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