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【製作国 : イギリス 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. 復讐捜査線 《ネタバレ》 『ワンス・アンド・フォーエバー』を最後に俳優業を退いていた<怒れる男>メル・ギブソンが遂に復活!最愛の娘を奪われた初老の刑事が巨大な陰謀に立ち向かう!監督は『007/カジノ・ロワイヤル』のマーティン・キャンベル!…と、ここまで聞けば、物凄いアクション大作を思い起こさせるが、実のところアクションは控え目、サスペンス・ドラマが主眼になっている。『リーサル・ウェポン』のようなハード・アクションを期待するとガックリ感があるが、命を賭して娘の復讐に燃える男のドラマとしてはかなり見応えがある。また、敵方であるフィクサーの男がかなり良い味を出していた。それにしてもこのダサい邦題は何とかならんのか?『エッジ・オブ・ダークネス』という原題をそのまま使った方が良かったと思う。[DVD(吹替)] 6点(2011-12-05 21:47:32) 2. ファニーゲーム U.S.A. 《ネタバレ》 本作にはいろいろな解釈があると思う。暴力の本質、ハリウッドへのアンチテーゼ、既存映画の解体などなど。実際のところ、ハネケ監督がどういうつもりでこの作品を撮ったのかは知らないが、自分は「神」を描いた映画だと思った。別に悪いことをしていなくとも、我々は事故や災害に遭ったり、病気に罹ったり、犯罪に巻き込まれたりする。何故?この映画の二人組は主人公一家に「死に方を選ばせる」とのたまう。何とも悪戯な神様だ。しかも、反撃されれば時間を巻き戻して元通り。改変不可能なシナリオ。それって我々の人生そのものじゃないか。そしてそれを操っているのは「神」。我々はこの二人組に尋常ならざる怒りを覚える。どうしてこんなことを?そしてそれはハネケ監督の怒りでもあるのではないだろうか?このどうにもならない人生という厄介なものに立ち向かうのはかくも無駄なことなのか?ドボンと湖に落とされてジ・エンド。それが現実。神様のクソったれ![DVD(字幕)] 6点(2010-02-17 20:31:30) 3. BROTHER 《ネタバレ》 LA版『ソナチネ』といった内容だが、アメリカ人にも分かり易く、ダイレクトな暴力描写と兄弟愛(?)が描かれ、よりエンターテインメントな作りになっている。「ファッキン・ジャップくらい分かるよ、バカヤロー」は確かに格好良い(つい真似したくなる台詞)。大好きな寺島進も儲け役。「これが日本のヤクザだ!」と言わんばかりのハラキリや指詰めのシーンは、アメリカ人に向けてのたけしなりのサービスのつもりなのだろう。お前ら、こういうのが見たいんだろ?と。[映画館(邦画)] 6点(2009-08-20 20:31:50) 4. ブラックブック 相変わらずフルスロットルで展開するバーホーベン節にニヤリ。本作のミューズであるカリス・ファン・ハウテンの演技も素晴らしく、一気に引き込まれた。「生きる」ことへの執着、逞しさ、奔放さが見事に体現されている。彼女の次作に期待。[DVD(吹替)] 8点(2007-08-29 20:03:47) 5. プラトーン 《ネタバレ》 「本物のベトナム戦争映画」ということで、実際にベトナムに従軍したオリバー・ストーンが脚本と監督を兼任。バーンズもエリアスも実在した人物とのことだが、実際には別の部隊だった二人を同じ隊に入れ、最終的には殺人(未遂)行為までさせるのはどうか?また、ストーンの分身であるクリスがバーンズを撃って終わり、というのも、いかにも物語的で、リアリティを削ぎ落としているように思える。[DVD(字幕)] 7点(2007-08-07 16:42:03)(良:1票) 6. フルメタル・ジャケット うわ~!すげ~よ、ハートマン!!よくあんなセリフ思いつくな?前半は大爆笑でした(ほほえみデブってネーミングも凄い)。後半失速するので、マイナス2点。[DVD(字幕)] 8点(2007-07-26 22:22:32)
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