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【製作国 : イギリス 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. マッチポイント 《ネタバレ》 運について云々は皆さんが書いている通り。私は違った観点から感想を。 「最後に勝つのはクロエみたいな女」 これって女性誌や恋愛ハウツー本にはよく出てくる話。 男と結婚したければ、エロカワよりお嬢系ファッション。 でも何で? その過程がいやらしいほどよく描かれていて、ウッディアレンはやっぱり凄いなと思った。あんな爺さんなのに、よくおわかりで! 男なら、いい女に夢中になる。でもいい女の賞味期限は短い。手に入れたとたんにただの女になり、追いすがってくるに至っては、邪魔者でしかなくなる。 でも女は、そのことに気付かない。私はこんなにいい女なのに。いい女である私が愛しているのに、背中を向けるなんて酷すぎる。そうやって男を追い詰め、それによって自ら女度を下げていく。 観客も、クリスと同じ過程を経験する。魅力的なノラ。胸の開いた服を着て、煙草をふかす姿がきまっている。でも婚約解消され、衣料品店で働き始めたノラは、どんどん陳腐になっていく。狭いごちゃごちゃした部屋で、ルーズな服を着て電話に張り付く。そんなノラに、登場シーンでの鮮やかな魅力は、ひとかけら残っていない。 そんな恋愛模様の生々しさに、あっさりとしたサスペンス。なかなかの良作。 [DVD(字幕)] 7点(2009-02-14 22:21:31)(良:3票) 《改行有》 2. マイケル・コリンズ 暗く重いテーマゆえに、退屈になりがちな本作を、さすがニール・ジョーダンの豊かなカメラワークと適材適所な音楽でエンターテイメントとしても楽しめる作品に仕上げていており、長い上映時間も気にならなかった。確かに監督の主義主張が薄く、ただ事実をなぞっただけという感が強いが、それがかえって、歴史教科書的に有名なデ・ヴァレラではなく(本国では有名人なのかもしれませんが)、マイナーなマイケル・コリンズを、監督が深く尊敬していることが伺えて、好感が持てた。俳優陣も豪華で、リーアム・ニーソンのガタイのデカさが、粗暴さと優しさと強い信念を持つマイケル・コリンズによく似合っていたし、所々で花咲くようなジュリア・ロバーツの笑顔が、緊張の連続の物語の中、なごませてくれた。映画としてとても成功している作品だと思う。9点(2004-01-06 23:30:08) 3. 幻の城/バイロンとシェリー まだとてもお綺麗(!?)だった頃のヒュー映画。隠れた傑作。幻想的な映像と詩的な台詞まわし、ハリウッド映画にはない淡々としたストーリー運びに魅せられます。10点(2003-10-16 09:15:07) 4. マイ・ビューティフル・ランドレット 英国におけるパキスタン移民問題&ゲイ。しかも主演がダニエル・デイ=ルイスと聞いて、社会派の映画を想像して見たのですが、あっけらかんとした、可愛らしい映画でした。お宝的名場面や、ぐっとくる台詞が幾つかあって、楽しめます。画像が暗めなのが少し見にくかったです。7点(2003-04-10 16:31:39) 5. マイ・レフトフット 泣けました~ 役者が素晴らしいため、この手のドラマにありがちな「わざとらしさ」がなく、素直に感動出来ました。子役の子、デイルイスそ~っくりで可愛い。9点(2003-03-27 12:57:13)
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