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【製作国 : イギリス 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. 未来は今 おかしな映画ですね。初見のときは「ふ~ん」って感じでしたけど、しばらくして再見したときにシニカルな雰囲気がたまらなくよかったです。この作品は主人公をティム・ロビンスが演じてこそだと思う。あのおっとりして人の良さそうな童顔、それには不釣合いなひょろんと長いからだ。それを持て余しているかのような動作、これが会社の陰謀によって社長に祭り上げられてしまう田舎から出てきた主人公にぴったりなのよ。そしてコーエン兄弟の作品は建物、部屋など舞台、背景というのがすごくいいわ。こういうのをスタイリッシュというのかしら、刺激的です。9点(2004-09-05 16:52:25) 2. ミニミニ大作戦(2003) 《ネタバレ》 普通に面白かったです。ロケーションがよいですね、ベニスが素敵です。 キャストも豪華なんですが、私としてはなんでマーク・ウォールバーグなんだろうと。 「ブギーナイツ」で知った俳優さんで、アレはかなりハマってたと思います。なんとなく生活臭が漂っていてクールで垢抜けてるとはあんまり感じないんですよね。 オーシャンズのブラピ、イーサン・ハント、ジェイソン・ボーンなどとどうしても比べてしまう。 でも映画としては引けは取ってないとは思います、カーアクションは見応えあるし、話も入り組んでなくて拗らせすぎずわかりやすい。 雪山で祝杯してるシーンでノートンの不穏な表情が何度かアップになって「ん?」と感じまして、そして執拗に撃ちまくる極悪非道ぶりなんですが、みんなが欲しがってたモノをマネして全部揃えてあるとこに実は小物っていうのがわかるという悪役もいいですね、ノートンが見事にハマってました。[CS・衛星(字幕)] 7点(2022-07-27 11:02:31)《改行有》 3. ミッドナイト・エクスプレス(1978) やはりなんですね「郷に入れば郷に従え」これですね、外国は怖いです。自業自得ではあるけれど、公平な裁判だとはとても思えなかったです。これには確か政治的なものが関係していたと記憶してますが、ここがよくわからなかったのよ。トルコ側の説明がなんかはっきりしてなかったような・・・暗くて重い内容で普段なら手が出ないのですけど、テレビ放送されているのをたまたま見始め、やめられなくなりました。やはりいい映画というのは得意なジャンルではなくても引きずり込まれるものね。門の外へ出て歩いていく後姿が印象的。なんといいますか、背中から開放感がジワジワと出ているの。その後、オリバー・ストーンはやはり脚本家であるほうがよいと思ったのでした。7点(2004-09-27 00:50:12) 4. 耳に残るは君の歌声 評価が低めなのはしょうがないかもしれないですね。たしかに説明不足でわかりにくい部分があるのは否めない。けれど劇場で見たことも手伝ってか、私はこれ好きです。無表情なクリスティーナ・リッチからは芯の強さ、静かな怒りが感じとれました。白馬と花火のシーンは美しい。あの当時のヨーロッパではフィゲレのような境遇は「あなたもそうなの」という類のさして珍しくもない身の上ばなしだったと思う。その中のひとりであるフィゲレに焦点をあて、遠くから見つめているようでした。フィゲレの将来がどのようにも想像できるラストもいい。事実、見終わってからあのあとこうなって、ああなってとしばらく考え込んでいた。俳優の顔を思い浮かべながら映画では描かれなかったことをあれこれ創作するのもまた楽しい。ジョニーはいつもより凛々しくセクシー。ジョン・タトゥーロとケイト・ブランシェットの器用さと上手さにあらためて感心いたしました。これはいい映画です。7点(2004-09-02 16:12:49)
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