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プロフィール |
コメント数 |
1893 |
性別 |
男性 |
年齢 |
48歳 |
自己紹介 |
自分なりの評価の基準は、 10・超大好きな作品。完璧。映画として傑作であるばかりでなく、自分の好みと見事に合致している。 9・大好きな作品。完璧に近い完成度。手放しに歴史に残る傑作といっていい。 8・好きな作品。本当に面白い。欠点があるかもしれないが、それも含めて好き。 7・少し好きな作品。普通に面白い。欠点もあるかもしれないが、そんなに気にならない。 6・普通の作品。可も無く不可も無く。最後までストレスなく観られる。面白いけど、心に残るものはあまりない。 5・少しつまらない作品。最後まで観るのにちょっとストレスを感じた。面白い部分も多少はあった。 4・つまらない作品。最後まで観るのが苦痛だった。ほとんど面白いところが感じられなかった。 3・かなりつまらない作品。最後まで観た自分を褒めてあげたい。観終えた後に、怒りのあまりDVDを割りそうになった。 2・超つまらない作品。時間と金を返せ。観終えた後に、怒りのあまり製作者全員を殴りに行きたくなった。 1・絶望的につまらない作品。最低。観終えた後に、怒りを通り越して死にたくなった。 0・死霊の盆踊り。 |
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1. ルイの9番目の人生
《ネタバレ》 今年で9歳になるルイ・ドラックス少年は、これまで普通の子供とは少し違う人生を歩んできた。逆子として緊急の帝王切開でこの世に生を受け、その16週間後にはベビーベッドの上から落ちてきたシャンデリアの直撃を受け小さな肋骨が粉々になったのだ。その後も毎年毒蜘蛛や蜂に刺されたり、感電死しかけたり、食中毒もしょっちゅう。そう、彼は年に一度は死にかける自称事故多発少年なのだ――。そして9歳の誕生日を迎えたその日、ルイはとうとう死の淵を彷徨うほどの大事故に遭遇する。ルイを愛していたはずの父親が何故か突然彼を崖から突き落とし、失踪してしまったのだ。昏睡状態へと陥ってしまったルイ少年の担当となったパスカル医師は、彼を何としても目覚めさせるため、ルイのこれまで歩んできた人生を辿り始める。すると、彼の周りで理屈では説明できない不可解な出来事が起こり始め…。数奇な運命に翻弄される9歳の少年ルイ・ドラックスの隠された真実を巡るファンタジー・ドラマ。どことなくティム・バートンを髣髴させる、このちょっぴり毒の効いた寓話的な世界観は個人的にかなり好みなので冒頭から惹き込まれました。とにかくこの何度も何度も死にかけるルイ・ドラックス少年が凄く魅力的で大変グッド。普通こんな目に遭い続けたら悲壮感が半端ないだろうけど、何故か彼は常に明るく前向きでしかも大人たちをかなり冷静に観察して非常に聡明なんですよね。そうして展開される物語もかなり独特で、海の怪物を描いたファンタジーなのか少年の事故の真相を巡るミステリーなのか夫婦の屈折した愛情を描いたラブストーリーなのかそれとも昏睡状態の少年の周りで起きる不可思議な現象を巡るホラーなのか、ジャンル分け不能で、でもその全ての要素が絶妙のバランス感覚で配合されていて、もう奇跡のような完成度の高さでした。昏睡状態の少年が迷い込む海の底の映像もとてもきれいでセンス抜群!そしてラストに明かされる驚愕の真実――。これまで張り巡らされた伏線が見事に回収されて、もう素晴らしいとしか言いようがありません。監督はなんと『ピラニア3D』などのバカ映画を何本も撮ってきた(特に前作の『ホーンズ』は酷かった!笑)、アレクサンドル・アジャ。いったい彼に何があったのでしょう(笑)。まるで雷にでも打たれたかのような変貌ぶりに、彼の身に何か奇跡でも起こったのかと勘繰りたくなりますね~。うん、いい映画でした。8点![DVD(字幕)] 8点(2019-06-20 22:42:42)
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