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1. ワールド・ウォー Z
《ネタバレ》 クライマックスの尻すぼみ&ペプシのCMになっちゃってるのは、勿体ないけど、ゾンビ映画のスピリッツは確かにあった。少数派と多数派が逆転する社会ってのは「ナイト・オブ~」でも内蔵されていたテーマなのだから、誠実さは感じれる。ゆえにテーマとクライマックが線で結ばれていない構造をやっぱり勿体なく感じさせられる。[映画館(字幕)] 7点(2013-08-25 06:40:34)
2. わたしを離さないで
《ネタバレ》 フィクションならフィクションで良い。その人間を身近に感じ、その世界があたかも存在しているかのように思わせてくれるのであれば。ぼくは、この作品をまったくリアルに感じれなかった。作中に登場する全員の基本的な人間の意識や考えにまったくフィクションの要素がなく、どう考えても成立していない気がしてならなかった。生活空間や、衣裳、飲食類、テレビの映像、全てがリアルなのにも関わらず、臓器を提供するためだけに生きている若者たちという設定だけがフィクションで、第三者の客観目線もなければ、反対派の思想も存在していない。それを当たり前と思う社会、という設定だけが押し付けがましく、説得力がない。納得できない。そんな社会が存在している事が、理解できない。その設定を納得させてもらって初めて、フィクションはフィクションとして、そこに生きる人間達の葛藤に入っていける。まったくもってわけのわからない物語でした。[映画館(字幕)] 4点(2011-05-24 03:05:23)(良:1票)
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