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【製作国 : イギリス 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
評価順12
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1.  トゥームレイダー2 《ネタバレ》 前作よりはスケールアップしてるはずなんだけど…アタシ的にはまだ1のほうが良かったような気がするっていうか。 強いオンナが大好きなはずのアタシがなぜララ・クロフトには惹かれないのか…ララ・クロフトって「オンナ」じゃないのよねー。 もともと男だったものを性別だけ女にした感じで、どっちかっていうと中身は男、ヒーローなのよ。 いくら美人でスタイルよくても、派手なアクションだけでオンナっぽさとか艶っぽさがないから全然魅力的じゃないっていうか。 フェミニズム万歳!の欧米では峰不二子的な強いオンナは受け入れられないのかしら?? オンナにはオンナの勝ち方があるのにねえ。 ジェラルド・バトラー演じるテリーも終盤まではいいオトコだったのに、最後でいきなり金に目がくらんじゃうから「なんじゃそりゃ!?」ってなもんで。 …これじゃ続編が作られなかったのも仕方ないわね。[CS・衛星(字幕)] 5点(2014-07-31 20:10:07)

2.  トゥームレイダー 《ネタバレ》 強いオンナが活躍する映画はもれなく好きなアタシ!のはずなんだけど…ララ・クロフトはあまりに可愛げがなさすぎてあんまりそそられなかったわ。 もともとアンジーがそんなに好きでもないっていうのもあって、なんか最後まで乗り切れなかったっていうか。 ストーリー含め映画の出来には最初から期待してなかったから別にいいっちゃいいんだけど、アクションシーンがほぼ暗闇だったり(粗を隠すため??)、いきなり石像が動き出したり(CG丸出しよ!)…まあやっぱりそんなに面白くはなかったわね。 そんな中でアタシ的な見どころはやっぱり!いろいろ確執もあったらしい父娘の共演かしらね。 二人の背景を知って見ると共演シーンのセリフが一層感慨深いっていうか。 あとアメリカ人女優アンジーのイギリス英語とイギリス人俳優ダニエル・クレイグのアメリカ英語もなんか不思議な感じで面白かったけど…結局終始「巨乳はアクションには邪魔そうねー」なんて思いながら見てたアタシ…続編も一応見るつもりよ![CS・衛星(字幕)] 6点(2014-07-26 16:22:40)

3.  アイリス(米英合作映画) 《ネタバレ》 なんとも気の滅入る映画だったわ…。 アルツハイマーとか老老介護とかって、これからの高齢化社会では決して避けては通れない問題なわけだけど…いろんな意見もあるだろうことを承知の上で言わせてもらえば、アタシはさっさと施設に入れちゃいたい派なのよね。 ボケきってしまえば本人は平気かもしれないけど、ボケかけのときは本人もとっても不安でツライだろうし、介護する側はする側で、相手のことを尊敬し愛していればいるほど、大切な人が変わり果てていく姿をずっと見せつけられるのは精神的にキツイと思うのよ…。 死ぬまで家族が面倒みなきゃ!なんてのは所詮キレイごと、介護する側もされる側も心身ともに疲弊していくなら、プロに任せたほうがよっぽどいいような気がするのよね。 …愛するアイリスの変貌に戸惑い苛立つジョンの姿とか、二人の家の散らかった様子とか、モーリスを覚えていなかったジョン(アイリスだけじゃなくジョンも危うい?)とか…この映画に描かれた老老介護はホントに「リアル」で、つい目を背けてしまいがちなそのへんの問題を改めて考えるいいキッカケになったわ。[CS・衛星(字幕)] 6点(2013-12-07 15:20:15)

4.  旅情(1955) 《ネタバレ》 これって…どうなのよ!? 悲しきオールドミス(死語?)の一人旅ってだけでちょっとキツイわねーなんて思ってたら、イタリア人伊達オトコとまさかのロマンス!! ジェーンのあまりの純情っぷりに「生娘じゃあるまいしそこまで恥らうことないでしょ、アンタ」とか思いつつも、途中までは微笑ましくってアタシも応援してたのに…まさか既婚者に騙されてたとはねえ。 奥さんとは別居中ってのもどうだか。 んでてっきりジェーンは突っ撥ねるもんだと思いきや、さすがのオールドミスも旅行中でタガが緩んじゃってるのか、一度は拒むものの結局は受け入れちゃうし…。 こんなのダメよ!私と付き合いたいならちゃんと奥さんと離婚してからにして!って言ってハッキリ断りなさい!!なんて思っちゃったアタシが古いのかしら?? ウーン、『旅情』か…旅の恥はかき捨てってこと? 原題から言うと夏の過ちってことなのかしら?? いずれにしても…アタシ的には共感しづらいお話だったわ。[CS・衛星(字幕)] 5点(2013-01-06 19:45:22)

5.  フル・モンティ 《ネタバレ》 もう、なにバカなことやってんのよー!!って感じ。 正直お金払ってまで裸が見たいと思うほどのメンズじゃないし、肝心のストリップショーも忘年会の余興レベルだけど…どうしようもないオトコどもがとったこのおバカな行動は、不況の煽りを受けて沈み込む町のみんなを思いのほか元気づけたのかも。 大変なときこそ下を向かずに、カラ元気でもいいからあえて騒いじゃおう!! そしたらきっとそのうち運も向いてくるさ!ってなもんで。 チケットを買ってくれたレディーズも別に本気でヤツらの裸が見たかったわけじゃなくて、不況のせいで元気がなくなったオトコどもをどうにか盛り立ててやろう!って気持ちがどこかにあったんだと思うのよね。 …不景気だ不景気だって愚痴ばっか言ってないで、みんなで盛り上げましょ!!ってな気分にさせられたわ。[CS・衛星(字幕)] 6点(2013-01-02 19:04:55)

6.  エイリアン2 《ネタバレ》 「Get away from her, you BITCH!」が最高にカッコイイ!! この映画はこの一言のために作られたと言っても過言じゃないわね。 前作と明らかに違うのはリプリーの母性が前面に押し出されてること!かしら。 卵を焼かれて怒り心頭の女王エイリアンと、ニュートのせいで(おかげで?)母性本能全開のリプリーとの一騎討ちは、完全に「母は強し!!」って感じで、こういったオンナの戦いをSF映画に持ち込んだってのがとっても斬新!よね。 はじめはイキってる兵隊さんたちが案外頼りないとか、敵かと思われたロボットが実はとってもいいヤツとか、一件落着と思わせておいて最後にもうひと波乱とか、後の映画にもよく見られるお決まりのパターンも実はこの映画が先駆けだったのかしら?? …前作はどっちかっていうと『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』みたいな心理的恐怖を描いたものだったけど、今作は完全にハリウッド好みのアクションエンターテイメント大作よね。 アタシはどっちも存分に楽しんだわよー![CS・衛星(字幕)] 8点(2012-12-28 18:15:26)(良:1票)

7.  エイリアン 《ネタバレ》 メチャクチャ久しぶりに見たわー。 はじめて見たときの衝撃があまりに凄かったもんで、忘れっぽいおバカなアタシでも内容は大体覚えてたんだけど、それでもこれだけドキドキさせるって…ホント凄い映画よね。 絶え間なく鳴り響く警報、チカチカ点滅する警告灯、耳元で聞こえるかのような息づかい、ブレる画面…正直ちゃんと実物を見たらセットもチャチいんだろうし、モニターなんかもガッツリ時代を感じさせるんだけど、見せ方だけでこんなにもドキドキさせちゃうなんて…リドリーったらテクニシャンね。 終盤のシガニー姐さん渾身のサービスショットは、それまでのリプリーの男前っぷりが邪魔して色気ゼロだったけど…まあご愛嬌ってことで。 あと…字幕で見てるのにどうしても友近がよぎっちゃうのが残念っちゃ残念だったけど(あのネタは大好きなんだけどね)、33年前のSFがいまだに通用するってのがアタシはスゴイと思うわ。 ブラボー![CS・衛星(字幕)] 8点(2012-12-27 14:11:24)(良:2票)

8.  モーリス 《ネタバレ》 同性愛と階級差を扱ったこの映画だけど…イヤー、切ないわ。 上流階級出身で将来政治家になる予定のクライヴ、保身のためにモーリスを棄てたようにも見える彼だけど…アタシはクライヴの「愛」に偽りはなかったと思うのよね。 だって「モーリスには彼女がいるはず」って奥さんが言ったときのアノ淋しそうな顔…モーリスには「安心したよー」みたいなこと言ってるけど、内心とっても複雑だったんじゃないかしら? モーリスの妹と結婚しようかっていう話も、そうすればせめてモーリスと家族にはなれると彼なりに悩み抜いた結果のような気が…。 結婚って言っても世間体を考えての偽装結婚みたいなもんだし、お互いに別々の家庭を築きながらも、モーリスとは友達以上恋人未満な関係を一生保っていきたいって漠然と望んでたんだと思うのよね。 でも…乙女なモーリスは、身分とか世間体とかどうでもいいからちゃんと愛してほしい!と望んだわけで…難しいわね。 クライヴの「大人」な対応にずっと振り回されてきたモーリスの心にスッと入り込んだのが、下流階級出身ゆえに失うものもほとんどなく直情的な使用人スカダーなわけだけど…アルゼンチン行きの船に乗らずにモーリスとの未来を選んだスカダーは確かに彼を愛してはいるんだろうけど、アタシからすると「モーリス、クライヴに振り向いてもらえないからって…アンタ本当にいいの??」みたいな。 …なんか自暴自棄になってるだけのような気がしないでもないのよね。 ラストで窓の外を眺めるクライヴも、永遠に失われてしまったモーリスとの関係を心底悔いてるみたいにも見えるし…結局2人とも幸せにはなれないような気がするわ。 それもこれも「風紀紊乱罪」なんていうわけのわかんない刑罰のせいよね。 他人に迷惑かけてるわけじゃなし、別にいいじゃないのよ!ってなもんで。[CS・衛星(字幕)] 7点(2012-12-25 18:03:27)

9.  エディット・ピアフ~愛の讃歌~ 《ネタバレ》 まずはマリオン・コティヤールの女優魂に脱帽! 美貌をかなぐり捨ててエディット・ピアフになりきった彼女の演技は見ごたえ十分!!でアカデミー賞も納得よね。 47歳で亡くなったフランスの国民的歌手のお話なわけだけど…こういう類稀な才能を持った人ってどうしてこうも不幸で破滅的な人生を歩むのかしらね? 53歳で亡くなった伝説のオペラ歌手マリア・カラスしかり、ついこの間48歳で亡くなったアメリカの歌姫ホイットニー・ヒューストンしかり。 音楽に限らずだけど、なにかの才能が傑出した「天才」ってのは、もれなくどこかが大きく欠けてるっていうか、私生活は必ず不幸っていうか…。 逆に言えばそれこそが「天才」の証なのかしら? 数々の不運・不幸に見舞われるエディット・ピアフの姿は本当に痛々しかったけど、それを昇華したからこそ彼女の歌は聞く人の胸にズッシリ響くんだろうしね…皮肉な話だけど。 …この映画を見てアタシはエディット・ピアフの歌をもっとちゃんと心して聞いてみようと思ったわ。[CS・衛星(字幕)] 7点(2012-06-11 15:47:42)

10.  アラビアのロレンス 完全版 《ネタバレ》 変人ロレンスの愛すべきキャラクター!果てしなく広がる砂漠の美しい映像に壮大な音楽!!と序盤はかなりワクワクしたんだけど…後半はけっこうヘヴィだったわね。 アラブ人を引連れて教祖サマみたいになったかと思いきやイキナリ凹みまくったりと精神的にヤバそうなロレンスを、メディアは戦場の英雄に仕立て上げ、古狸どもは政治のためにトコトン利用して…当の本人は失意のうちにアラビアを去った途端に事故死とは…。 結局アラブの人々もイギリスの三枚舌外交に振り回されただけで、現在に至るまであの辺は紛争が絶えないわけだし…ホント戦争って不毛ね。 ところでこの映画、俳優陣がメチャクチャ豪華よねー。 生粋のイギリス人なのに見事にアラブ人になりきったアレック・ギネスを筆頭に、ホントはメキシコ人なのにギリシャ人になったりアラブ人になったりと大忙しのアンソニー・クイン、さすがに衣裳がピッタリお似合いなエジプト人オマー・シャリフ…そんな中、飄々とした雰囲気にガラス細工のような脆さを秘めたピーター・オトゥールの存在感はやっぱりキラリと光るものがあったわ。 …美しい映像と音楽に俳優陣の迫真の演技がサスガ!の超大作デシタ。[CS・衛星(字幕)] 7点(2012-04-08 18:51:28)

11.  戦場にかける橋 《ネタバレ》 最後のクリプトン軍医の言葉にもあるように「戦争=狂気(madness)」というのがこの映画のテーマなんでしょうね。 捕虜収容所という極限状態では、なにかしら目的を持ってそれに突き進んでいないと精神的におかしくなってしまう…『大脱走』では脱走そのものが目的だったけど、脱走ががほぼ不可能なこの地では橋の建設がイギリス兵たちの心の拠り所になったわけで。 橋の建設自体は敵である日本兵に加担することになるにもかかわらず、ニコルソン中佐のもと捕虜たちは立派な橋を建設して、実際そのおかげで兵たちは正気を保って軍の規律も守られたし、敵である齋藤大佐とニコルソン中佐の間には橋を介して奇妙な友情さえ生まれてたと思うわ。 ただ…どれだけ独房に入れられても信念を曲げなかったニコルソン中佐なのに、みんなで困難を乗り越えて完成させた橋が爆破されるとなると正常な判断ができず、味方であるはずのイギリス兵の邪魔をして、敵であるはずの日本兵に爆弾の存在を知らせてしまう…。 強い精神力を持っていたはずのニコルソン中佐も、気づかないうちにこの橋(=捕虜たちのプライドの象徴)に依存してたんでしょうね…。 人間の精神は、戦争のような極度のストレスを耐えうるようにはできてない…まさに「戦争=狂気」なんだと思うわ。[CS・衛星(字幕)] 7点(2012-03-16 13:05:39)

12.  愛と哀しみの果て 《ネタバレ》 メリル・ストリープ主演ってことで、見る前から彼女のドヤ顔がチラついたけど…案の定さすがの演技力ね。 彼女の迫真の演技のせいで、カレンがデニスに不満をぶつけたときなんて、アタシも思いっきり感情移入しちゃったわよ。 孤独を愛するって言えば聞こえはいいけど、結局のところデニスは責任を負いたくないだけでしょ。 普段は一人の時間を楽しんで、気が向いた時だけ女の元に通って…いいわよねー、男はそんな自分勝手なマネができて。 ひたすら待つしかない女の身になって考えたことあんの!?ってなもんで。 結局デニスは独り身の自由を犠牲にする決心はつかなかった…それがカレンにとっては「お前にはそれほどの価値はない」って言われてるようで辛かったんだと思うわ。 そもそも酸いも甘いも噛み分けたカレンは、本気で結婚という形にこだわってたわけじゃないのよ。 本当に愛されてるっていう実感がほしかっただけで…。 ただ!コーヒー農園が火事になったって聞きつけてやってきたデニスは、それこそカレンと離れたくないがためにもう一息でプロポーズしそうな勢いだったのよね…。 「行かないでくれ。結婚しよう!」みたいな。 それなのに突然死んじゃうから、残されたカレンもひたすら呆然とするしかないっていうか…。 こういう悲しさって長引くのよね…。 カレンが早くデニスの死から立ち直ってくれることを祈るわ。[CS・衛星(字幕)] 7点(2012-03-10 21:14:08)

13.  キリング・フィールド 《ネタバレ》 戦争モノを見ると尋常じゃないほど気が滅入っちゃうアタシは、この手の映画はなるだけ避けてたんだけど、今回意を決して見てみて…まあ良かったと思うわ。 生々しい描写もたくさんあったんで案の定かなり凹んだけど、歴史から眼を背けず過去の悲惨な出来事から学ぶって姿勢も大事よね。 ところで…どうしてアメリカってのは他国のことにイチイチ首突っ込みたがるのかしらね?? どうせ事態が悪化するだけだし、かえって迷惑なのに。 …自国の利害と政治的思惑のためにカンボジア内戦を利用しようとしたのもアメリカ、その凄惨な状況を世界に伝えようとジャーナリストたちが奮闘したのもアメリカ、でも…どっちにしろ結局エゴしか感じないのはアタシだけ?? もちろんシドとプランの友情にケチつけるわけじゃないんだけど…なんかどうもスッキリしないのよね。[CS・衛星(字幕)] 7点(2012-02-16 16:05:04)

14.  炎のランナー 《ネタバレ》 この音楽ってこの映画のテーマ曲だったのね!?ってのっけから軽くビックリよ。 実在した陸上選手たちのお話ってことだけど、メイン2人が差別を撥ね返そうと必死なユダヤ人と宣教にすべてを捧げる生真面目青年ってことで…アタシたち日本人にはなかなか感情移入しにくいのよね。 そもそも陸上競技は短・長距離ともに1ミクロンも興味がないアタシ…最後まで見れるのかしら??って途中で心配になったけど、信念を持ってなにかに没頭できるってある意味とっても幸せなことよねーとか思って見てたらけっこうアッという間だったわ。 それが反骨精神だろうと信仰心だろうと、なにか絶対的に信じられるものがある人はやっぱり強いのかしら?? ってことでお人好しのモンタギューくんは案の定メダル無しだったわけだけど…アタシ的にはモンティって呼ばれて慕われてた彼が一番好きよ、人として。[CS・衛星(字幕)] 6点(2012-02-14 16:49:01)

15.  バットマン リターンズ 《ネタバレ》 この映画はなんといっても妖艶ミシェル・ファイファー演ずるキャットウーマンでしょー。 あのセクシーな声でつぶやく気怠い「ミャオ」は反則よ、反則。 レザースーツに包まれたしなやかなボディにアンニュイな甘い声、もはや色気のバケモノよね。 バットマンとの禁断の恋もとってもスリリングだけどこの上なく切なくって…この映画はキャットウーマンが主役と言っても過言じゃないわ。 もちろん滑稽だけど悲哀に満ちたペンギン男もすごい存在感だったのよ。 悪役なのになんかちょっと気の毒になっちゃったし。 …脇役二人が素晴らしかっただけに、本来主役であるはずのバットマンの影の薄さがとっても残念よね。 やっぱりマイケル・キートンが地味すぎるのよ…。 役者が変わった次作以降は少しは良くなってるのかしら??[CS・衛星(字幕)] 7点(2012-01-19 14:54:40)(良:1票)

16.  その男ゾルバ 《ネタバレ》 これは…なんとも後味の悪い映画だったわ。 ゾルバの破天荒な魅力はアタシにもわかるし、それに翻弄されながらもどこかで楽しんでるバジルの初々しさも悪くはないんだけど、それよりも村人みんなで寄ってたかって殺した未亡人とか、死んだ途端に財産すべて持ち逃げされるオルタンス夫人のエピソードのほうが印象に残っちゃって…。 未亡人リンチなんか完全に逆恨みだし、オルタンス夫人の死を確認しに来てたババアどもは死神さながらの薄気味悪さだし…。 この映画の野蛮かつ陰険な村人たちを見て、なんか今のギリシャ財政危機の理由がなんとなくわかったような気が…イヤイヤ、偏見は良くないわね。 アタシが昔訪れたときのアテネやミコノス島の人々はとっても大らかで親切だったもの。 ウン。[CS・衛星(字幕)] 6点(2011-12-14 16:11:14)

17.  三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船 《ネタバレ》 アラ、案外みなさん手厳しいのね。 アタシは素直に楽しんだわよ。 アクションシーンもよくできてるし、ノートルダム寺院に飛行船が突き刺さるとことか迫力たっぷりでワクワクしたわ。 それからなんといってもミラ・ジョヴォヴィッチの美しさ! 巻き髪が似合ってるかどうかは別として(シャープなお顔立ちだからねえ)衣裳も豪華でステキだし、分量は少ないもののアクションもしっかりこなしててカッコイイし、お姫様ドレスだけかと思ったらちゃんと脚線美も見せてくれるし。 猫のような悪女ミレディはまんま峰不二子よねー。 でもほかのキャストは…三銃士&ダルタニアンは影が薄いし、リシュリュー枢機卿もあんまり毒が発揮できてないっていうか(ロシュフォールは憎ったらしかったけど!)。 バッキンガム公のオーランド・ブルームにいたっては存在感が無さすぎて…こんなんでいいの?ってこっちが心配になっちゃったわよ。 ってことで…悪役サイドがもうちょっと頑張ってたらさらに面白くなってたかもね。 でもまあアタシ的には十分合格点よ。[映画館(字幕)] 7点(2011-11-03 20:17:19)

18.  めぐりあう時間たち 《ネタバレ》 とっても考えさせられたけど…共感はできなかったわ。 ヴァージニア・ウルフは入水自殺することで、ローラは家庭を捨てることで、そしてリチャードは窓から飛び降りることで自らを解放するわけだけど…ちょっと待ってよ。 残された人間はどうなるの? 自分が解放されればそれでいいの? 周りに悲しみや苦しみを強いることになっても?? …鬱病の怖いトコは、自分以外の人のことを考える余裕がなくなって思いつめちゃうことだとアタシは思うの。 ホント恐ろしい病気よね…。 メリル・ストリープもジュリアン・ムーアもさすが!の素晴らしい演技だったけど、不恰好な鼻のおかげもあってニコール・キッドマンがアカデミー賞受賞なのね。 アタシ的にはやっぱり美しいニコールがもっと見たいんだけどなー。[CS・衛星(字幕)] 6点(2011-10-24 15:42:49)

19.  アフリカの女王 《ネタバレ》 アタシの正直な感想は「期待してたほどじゃなかった」かな。 名優二人の共演なんで、一体どんなに素晴らしい映画なんでしょ!?って思って見たんだけど…ちょっと残念だったわ。 イヤ、もちろん『カサブランカ』とはまるで違うハンフリー・ボガートも、淑女だけどお転婆って感じの役をやらせたらピカイチのキャサリン・ヘプバーンもとっても素晴らしかったんだけど、ストーリーがあまりに冗長で…ちょっぴり途中で退屈しちゃったのよね、アタシ。 でもこの映画、撮影そっちのけでハンティングに興じてた監督さんにキャサリン・ヘプバーンがブチ切れたって逸話があるらしいけど、その割にはキッチリ仕上がったみたいで良かったわよねー。 って感想もどうかと思うけど。 ホホ。[CS・衛星(字幕)] 6点(2011-10-02 21:57:08)

20.  ネバーランド 《ネタバレ》 終盤は泣いたわー。 なんかよくわかんないけど意外なくらい涙が出て自分でもビックリしちゃったわよ。 でも…よく考えると奥さんも可哀想よね。 ジェームズは奥さんほっぽらかして自分勝手すぎだし、 妻帯者が入り浸るのを拒まないシルヴィアも冷静に考えるとどうかと思うわ。 ってことで結局イジワルなおばあちゃんが一番の常識人なのよね。 ところで…ジェームズはほんとにシルヴィアのこと好きだったの?? アタシはてっきり「理由はわかんないけどなぜかシルヴィアと4人の子供たちが妙に気になる」→「非常識だと思いつつもつい入り浸ってしまう」→「傑作『ピーター・パン』の誕生」=「良作に恵まれない劇作家を救った不思議なめぐり合わせ」的な構図だと思ってたから、最後ジェームズがピーターに「お母さんのことを愛してた」みたいに告白するとこでズッコケちゃったわよ。 …ジェームズがシルヴィアに恋愛感情を抱いていたかどうかは最後まで謎のままでも良かったような気がするんだけどなー。 そのほうが純粋に感動できたと思うし。 ところで、ピーター役のフレディ・ハイモア君、『チャーリーと…』では目が虚ろな子って印象しかなかったけど、この映画では迫真の演技ねー。[CS・衛星(字幕)] 7点(2011-07-24 16:11:43)

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