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【製作国 : イギリス 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
21. マイケル・ムーアの恐るべき真実 アホでマヌケなアメリカ白人 日本ではこういう笑いはあまり浸透しないんだな。やっている事はかなりインテリジェンスが高いのだけど日本では日常レベルでの笑い以上を出せる人があまり居ないからね。だからなかなかこういうのは日本ではウケない。面白いんだけどね。[DVD(字幕)] 8点(2010-11-15 12:37:22) 22. 月に囚われた男 近年はこうした作品がなかなか映画にならなかったのだけど、久々に面白いのが出ましたね。 最近のSF映画というと、やたらとアクションでみせたり、異性人との第3種接近遭遇を見せたり、CGで派手にみせたりするばかりで、内容的に非常に重さを感じるSFって少なかったですが、これは物凄くテーマ性のはっきりとした、面白い映画ですね。 低予算であったから、逆にこうしたものが出来たのかもしれません。 非常に感心したのはガーティというサポートロボットだよね。物凄く無機質でありながら、彼の発する言葉や彼の行動というのは、非常に人間的であり、ガーティ自身のカメラの動きが人間の表情を思わせるような動きを表現するのは、この映画の面白さなんじゃないかと思います。普通に観ていれば、同時に、同じ人間と考えれば当たり前なんだけども、クローン同士の感情の持ち方というのは、ヒューマニズムを感じさせる面白い表現になっていたと思います。 低予算だからこその工夫なんだろうけど、派手さなんか無くとも、十分に面白いと面白い映画になっているし、SFファンなら、この映画は是非とも体験して欲しいと思う映画ですね。 [映画館(字幕)] 8点(2010-09-06 12:17:44)(良:1票) 《改行有》 23. 戦場のピアニスト ユダヤ人ネタとしては本当は比較してはいけないのだけれど、あたしは「シンドラーのリスト」よりはるかに上をいっているのではないかと思う。ユダヤ人の中の可哀想な面を見せるだけでなく、狡猾な面を見せる事で、戦争の狂気というのを見事に見せつける事に成功したのではないかなぁ。戦争映画好きとしては7.5cm歩兵砲(だと思うが)の射撃のシーンなんかはかなりしっかりと作られているようで感心したのだけど、自動拳銃の音が異様に大きかったりして、これって演出として音を大きくしたのかな、なんて思ってます。あと、これは映画への問題でなくて、邦題の問題なんですけど、ちょっと映画に合っていないような気がします。「戦場の~」という付け方で戦時下のユダヤ人ピアニストの生き様を見せつけようとしてるのだろうけど、実際のピアノを弾く場面はあのドイツ将校の前での1度で肩透かしを喰らったような感じが否めないです。8点(2003-05-23 18:44:12) 24. レイズ・ザ・タイタニック これって上映残り30分から入場が制限されたんだよね。理由がネタバレになるからという事だったと思う。ラストの引き上げシーンはミニチュアを使っているんだけど、凄く細かい仕事してるのが分かるんだよね。実際にあんな引き上げは古い沈没船だけに非常に難しいのだけど、えいやぁって勢いで見せたのは映像的には正解だと思います。8点(2002-06-19 17:46:11) 25. 007/消されたライセンス あたしは個人的にティモシー・ダルトンのボンドというのは、良いと思っています。原作にある野性味みたいなものを持ってるのね。映画の出来も悪くないし、相変わらずド派手なスタントはあるし、面白いと思うよ。8点(2002-01-24 12:33:47) 26. シャイニング(1980) キングはこの映画が非常に気に入らなかったらしいけど、あたしは結構好きな部類ですね。あの心理的な映像ってのは本当にキューブリックの特徴的な映像で、彼が写実より抽象を好む監督と言う印象をこの映画であたしは植え付けられました。あたしのホラー嫌いが決定した記念すべき映画なので8点を献上しましょう。8点(2002-01-07 18:22:53) 27. ピンク・パンサー2(1975) ピンクパンサーってタイトルの割にはピンクパンサー自身があまり出てこないのがそもそものギャグになってるという所が導入になっていて、それをどんどん話を膨らます所がこの映画の醍醐味なんだよね。コメディとしてはスタンダードな部類だけど、とにかくクルーゾーの活躍は楽しいです。8点(2001-11-21 18:04:06) 28. スーパーマン(1978) 実写での映画化と言う事で、アメコミのヒーローが何処まで実写でそれらしく見えるかと思ったら・・・これはハマッタってかんじでしょうか。出生からスーパーマンとしての活躍を始めた頃と言う事で面白かったですね。個人的にはハイスクール(だったかな)のフットボールのマネージャー時代に誰もいないフィールドで向こうのゴールまで届くパントをあおり気味に見せるのは撮り方として面白かったですね。地球の自転より早く回って時間を戻すのはちょっと「???」でしたけど。8点(2001-08-27 18:23:16) 29. マン・オン・ザ・ムーン ジム・キャリーの演技力は凄い。彼自身カウフマンに影響受けたらしいが、最初から最後までカウフマンの芸をここまで鋭く見せるとは思いませんでした。また、映画の冒頭でエンドロール流してみせるなんて実にカウフマンのやりそうな事だし、カウフマンを知らない人でもこの"芸"で引き込む魅力があります。最後の方の心霊治療のシーンは少しあざとい気がしましたが、この一瞬がカウフマンの心情を覗かせるジム・キャリーの鋭い演技と私は感じています。8点(2001-08-22 19:34:33) 30. 戦場のメリークリスマス やはり大島は凄い。なるほどヨーロッパでうけるわけだ。当時は坂本龍一の目張りがキツイとかデビッド・ボウイがまともすぎる等と言ってましたが、しばらくぶりに見たら、なんとなくあの感性が判って来たように思います。いまさらなんですが、「Merry Christmas%2CMr. Lawrence」のドラム(というか太鼓というか)のリズムは日本のリズムですねぇ、ちょっと関心。8点(2001-08-16 19:53:23) 31. ターミネーター 見たときの感覚は「よくぞここまで・・・」でした。技術的にはレベルが低いかもしれないけど、「ブレードランナー」同様、えもいわれぬ迫力がありますよね。しかしバイクからAR-18を片手撃ちするシュワちゃんは凄かったなぁ。8点(2001-08-16 19:25:19) 32. ワンダとダイヤと優しい奴ら モンティ・パイソンで笑えない人には辛いところです。判り易いネタもあるけど、結構細かい所でギャグかましてるんだけど、わからないんだ。これは多少文化の違いもあるから仕方無いのだけどね。8点(2001-07-21 14:10:56) 33. アポロ13 これ、実話だけに結末は判っているんだけど、最後に通信が回復した瞬間、感動的でした。実話がネタにされてるといやがうえにも感動させられますね。この手の映画が出来ると押し付けがましくなるもんだけど、それも少なかったかな。時代背景がもうちょっと判るように撮られてたら良かった様にも思うけど、多分その辺を取ると無用な尺が出来て、間延びするんだろうなぁ。そういう意味で、後にトム・ハンクスが監修したTVシリーズでアポロ計画を補完した格好になったようで、物足りないと思った部分が多少解消されたカナ。8点(2001-07-16 18:11:59) 34. 遠すぎた橋 連合国軍の敗北を評価した映画として評価しています。アッテンボローの上手いのは、一般的に受ける方向をあえて外す度胸かな。でも、それが成功するんだから、凄い監督だよねぇ。8点(2000-12-28 18:22:47) 35. 戦争のはらわた なんで、こんなに邦題がダサイかな。映画はペキンパーらしくて凄く面白いと思う。ペキンパーにアクション撮らせるとホント、凄いと思える作品でした。8点(2000-12-28 18:17:11) 36. 小さな恋のメロディ トレーシー・ハイド、カワイイッス。8点(2000-08-12 00:41:35) 37. 美女と野獣(2017) 内容はまぁ、アニメと同じだわな。 但し、CGとか使い方は非常にうまい。 アニメで非常に幻想的だったダンスのシーンは正直実写にしてしまうと、アニメの幻想的な感じが薄れると思っていたのだけどこれがちょっと違った感じはあったけど良かった。 問題だな、と思ったのは、魔法が解けて家来たちが元の姿に戻るとき。 今の時代、確かに登場人物の平等性を維持したいのは理解できるのだが、それならば、何故に衣装ダンスの婦人を黒人にする必要があるのか、理解できない。 あくまでも童話の物語だよね。その辺が実にアメリカという国のヘンな所であると思う。どうせなら、衣装ダンス自体をもっと黒人を意識させるデザインにすればいいじゃない。そういう所にこそ細かい配慮を置くべきだと思うんだけどね。 エマ・ワトソンはミュージカルってどうなんだろう?って思っていたのだが、これも杞憂にすぎませんでした。 ディズニー作品のお姫様としては凄く良いバランスの役であったと思う。[映画館(字幕)] 7点(2021-06-16 12:50:37)《改行有》 38. ジョニー・イングリッシュ 気休めの報酬 みんな笑いにキビシイなぁ(笑)。 個人的にはこういうの大好きです。日本人は過剰な笑いを求めたがる傾向にあるみたいだから、こうしたウェットな笑いは日本人向けではないのかもしれません。内容的には往年の007シリーズのパロディが随所に出てくるし、アトキンソンが得意とするトボケたギャグとか笑えました。面白いのはこうしたコメディ映画には珍しくちゃんとシリアスな部分を入れていて、脚本的にも意外と笑いだけでなく、ドラマ性を組み込んでいるというのが素晴らしいな、と思います。まぁ、所詮コメディ映画のドラマなんで、ライトではあるけど、良いですね。ラストのジョニーの調理シーンはチャップリンの髭剃りのオマージュなんでしょうね。あの辺のセンスの良さも個人的には好きです。[映画館(字幕)] 7点(2012-01-31 12:58:20)(良:2票) 《改行有》 39. ダウンタウン物語 タイトルを何度確認しても忘れてしまい、漸くのコメントです。 出演者はみんな子供、車は足漕ぎ、マシンガンからはクリームの弾が飛び出しと、物凄く子供っぽいのだけど、よくよく考えたら、全部普通のギャング映画に置き換えが可能なんだよね。今だから判るのだけど、その辺が良く計算されていているな、と感じますね。[地上波(吹替)] 7点(2011-07-17 15:46:30)《改行有》 40. ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2 《ネタバレ》 Part1に比べたらはるかに良かったです。特にスネイプの色々な思いが回想される場面は実は今作での一番良い場面だったんじゃないかな。だけど、やっぱりこの映画はかなり問題も多いかな、という印象を受けます。例えば、今回に限ってはハーマイオニーがやたらとロンに敬意を払っているのだけど、その経緯がこの映画で表現されていないから、なんで急に、という印象が強くなると思います。同様にラストで描かれる後日談などは、重要な役回りをしたキャラを補完できていなかったりするのだけど、これって原作みてる人にも映画でしかみていない人にも不満が残ると思うんだよね。尺の問題で原作の全てを入れられないというのは理解出来るのだけど、このぐらいは数カットで対応できるでしょう。あたし自身がハイ・ファンタジー好きだから言う訳ではないけど、指輪物語がジャクソンによって映画化されるときに、完全な物が出来るとは思っていなかったのだけど、開けて見れば、完全では無い物の、十分な迄のものが出来ていたんだよね。ハリーポッターは残念ながらそこ迄には至らなかったですね。原作のファンも、映画好きからみても、何かしら不満が残る様な映画だし、映画シリーズだったと言う気がしてなりません。役者としてはやっぱり、今回はアラン・リックマンに尽きますね。全体でもそうだけど、彼の徹底した悪役ぶりが今作で効果を見せたと思います。[映画館(字幕)] 7点(2011-07-17 14:13:26)(良:1票)
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