みんなのシネマレビュー |
|
【製作国 : イギリス 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
61. ナバロンの嵐 《ネタバレ》 ”要塞”の続編で、こちらもアリステア・マクリーンの原作ですね。でもナバロンはどこにも出てきません(笑)。今度はユーゴスラビアでネレトバ渓谷に架かる橋を爆破するのが目的です。川の上流にあるダムを破壊してという発想は面白いですし、映画の絵として観ると迫力もそこそこあるのですが、前作のような疑心暗鬼のハラハラドキドキは影を潜め、普通のアクション大作になっています。ダムを壊してドイツ軍に打撃を与えるのって、イギリス人が好きみたいで、「モスキート爆撃隊」(1969)あたりでも使っていたね。7点(2003-12-02 10:07:36) 62. トゥームレイダー あんなデカいバイクでジャンプしたら、しかも、片手でハンドル操作して片手で銃をぶっ放していたら、着地の時に間違いなく転倒します(笑)。そんなことを突っ込んでも楽しく観ました。最近クチビル女は流行なのかねえ。7点(2003-12-02 08:44:14) 63. 勝利への脱出 《ネタバレ》 「大脱走」と「ロンゲストヤード」を足して2で割ったものでしょう。当時の一流サッカー選手が技を見せるシーンは楽しかったですね。どうせなら勝ってから脱出すれば好かったのにと思うのは私だけ?7点(2003-12-02 01:25:07) 64. ジャガーノート 今は亡きリチャード・ハリスが爆弾解体作業をするシーンは今観てもハラハラドキドキします。いかにもイギリス映画という感じの役者が勢揃いして、いい雰囲気です。7点(2003-12-02 01:03:46) 65. 狼の血族 これはオオカミとしては外せない一作です(笑)。皆さんご存じの「赤ずきん」の話をモチーフにしたファンタジーです。サラ・パターソン演じる赤ずきんが怖いもの知らずというか、奔放な感じでキュートです。狼男に変身するシーンはけっこう笑えるグロテスクさですね。”ジェシカおばさん”がおばあちゃん役にぴったりです。「眉毛のつながっている男には気をつけなさい」という台詞はおかしいですね。デビッド・ワーナーが好演してます。7点(2003-11-21 17:39:00) 66. スーパーガール ヘレン・スレーターが可愛いんで許してあげてください(微笑)。7点(2003-11-20 10:53:50) 67. 砂漠のライオン アンソニー・クインって砂漠が似合うね。第二次世界大戦前のリビアで、併合しようとするムッソリーニのイタリアと戦う英雄の生涯を描いた歴史物です。「脱走山脈」では人殺しをしない”いい人”だったオリバー・リードが極悪非道の侵入者として好演しています。そうか、そうやって殺戮に飽きた彼は、「グラディエーター」の奴隷商人になったのか(←時代が違うって(笑))。7点(2003-11-20 09:30:39) 68. ロビンとマリアン 有名人のその後というのは、「え、そうなの!」という反応か、「なんかガッカリ」という反応が大半だと思うのですが、その両方が味わえる作品ですね。脇を固める、ロバート・ショウ、リチャード・ハリス、イアン・デンホルム(”インディ”シリーズに出てますね)などのイギリス人が、中世イギリスの雰囲気をよく出しています。7点(2003-11-20 08:15:06) 69. レイズ・ザ・タイタニック タイタニックを引き上げるシーンがやはりメインでしょうが、中に何が入っているのかをめぐっての駆け引きや陰謀が、けっこう面白かったです。7点(2003-11-20 06:40:14) 70. ストレイト・ストーリー 老人のロードムービーとして話題になった作品ですが、期待したほど感動できなかったのは残念です。ただ、彼が出会う人物達とのやりとりに、いくつか面白いものがあったのでこの点数です。主人公が実際に自殺しちゃったのは残念だね。7点(2003-11-19 22:57:59) 71. 戦場のメリークリスマス ビート武がまだ太っているんですよね(笑)。ストーリーはまったく印象に残っていないのですが、坂本龍一の音楽だけが一人歩きしている感じです。でもあのテーマすごく好きですよ。捕虜収容所でイギリス軍人に無茶苦茶をしていた鬼軍曹が、戦後、妙におとなしくなっちゃって、"Merry Christmas, Mr. Lawrence"というシーンは、不思議に感動してしまうのは変ですか? 7点(2003-11-19 22:52:12) 72. 2001年宇宙の旅 有名な”ツァラストラはかく語りき”が印象的な映画ですね。回転する宇宙船とシュトラウスのワルツは、「けっきょく人間のやっていることはいつも同じ事の繰り返しだ」ということを演出しているのでしょう。SFの技術的な演出は後の作品のお手本になることもたくさんあり、記念碑的な作品だとは思うのですが、今の私にはストーリーがあまりおもしろくないんですよね。ところで、どうでもいいことですが、私のブラウザのユーザーエージェントは”HAL9000”を名乗ってます(笑)。7点(2003-11-19 22:39:15) 73. 王になろうとした男 ショーン・コネリー、マイケル・ケインといったイギリス人俳優が効果的ですね。典型的なアメリカ人監督のジョン・ヒューストンが脚本にも参加し、フランス人モーリス・ジャールの音楽が効果的に使われています(「アラビアのロレンス」といい、彼はこういう歴史物の音楽がいいね)。ヒマラヤで、未開の部族にイギリス式の軍隊調教をして周辺の部族を平らげていくという、荒唐無稽な話ですが、それなりに楽しめます。まだこの頃のショーン・コネリーは脂ぎって野心的な感じがしますが、それがこういう物語にはぴったりな感じですね。7点(2003-11-19 21:15:48) 74. SF巨大生物の島 さすがハリーハウゼン!こういうの楽しいですね。とにかく大きいのが動くのが面白い。7点(2003-11-18 16:46:35) 75. インドへの道 ミス・スポックさんがお書きの通り、あの夜のシーンはよかったですね。イギリスのインド支配というのが、一方的な武力による侵略ですから、問答無用なのは当然で、それが描かれているのではないでしょうか。7点(2003-11-18 16:20:26) 76. ワイルド・ギース ハーディー・クリューガーが美味しいです。同じ傭兵モノとして「戦争の犬たち」との比較では、作品的にはこちらが好きですね。イギリス映画だから、ロジャー・ムーアやリチャード・ハリスなどイギリス人俳優がたくさんでているのも嬉しいです。7点(2003-11-18 01:39:29) 77. 博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか ピーター・セラーズの変装の原点とも言えるような作品ですよね。冷戦時代は遠くなり、今やこういう緊張感はなくなってしまいましたが、核を使ったテロが現実味を帯びている現在、指導者の狂気によって破滅が生まれるという話は、あらためてリアルなモノがあると思います。ただ、ちょっと冗長であるかなと、今の目では感じてしまうのが難点。7点(2003-11-17 19:23:19) 78. メンフィス・ベル(1990) テレビドラマ「爆撃命令」のようなハードボイルドでもなく、青春モノとしての作品になっていますね。B29は憎々しげな印象がありますが、B17は結構好きなのは、日本を爆撃したのがほとんど前者だったという点と、後者はよく落とされたというのもあるのかもしれません。牛のように編隊を組み、カウボーイのような戦闘機に守られていても、オオカミたるドイツ軍戦闘機(文字通りフォッケ”ウルフ”がいますが)に狙われ、簡単に撃墜される日常。そこを生き抜いていく人間の葛藤が、さらっと描かれています。同じB17を舞台にした映画だと、「アメージングストーリー」の方が個人的には面白かったです。7点(2003-11-17 01:06:59) 79. フルメタル・ジャケット 前半の訓練シーンで狂気に満ちたスナイパーが上官を射殺するシーン(「シャイニング」のジャック・ニコルソンを彷彿とさせる)、後半のミッキーマウスの歌を唄いながら行進するシーン(私はなぜか「2001年宇宙の旅」を連想しました)。この二つに集約されるような狂気がテーマでしょうか。ジャングルでの戦いを出さずにベトナムを描くというのがキューブリックの狙いだったと聞いていますが、すでにイメージとしてジャングルの印象ができあがっているので、違和感を感じました。そういうあらゆる意味で観客をはぐらかすのが監督の狙いだったのかもしれません。狂気はじわじわと感じました。7点(2003-11-16 16:41:04) 80. 戦場のピアニスト 《ネタバレ》 予告を見たときの期待度は8から9点は行くのかなと思ったのですが、観終わった正直な感想は、期待が大きかっただけに物足りないなという印象です。「ホロコースト」や「シンドラーのリスト」のように強制収容所の中を描いたのではないが、ゲットーでの迫害の様子は描かれていたのは、新たな実状を示す意味はあったと思いますが、時間の経過に対する描き方が、歴史を知らない人には今ひとつ伝わりにくかったと思います。1939年、1943年、1944年、1945年のそれぞれの段階での戦況やを知らない場合、年号だけではその背景を理解するのが難しいと思われます。実際のところ、1939年から1945年の初春までは、ポーランドはナチスドイツの支配下にあり、その中でのユダヤ人迫害だけでなく、ポーランド人への迫害もあったわけです。また、ソ連軍はポーランドの解放者というには語弊があると個人的には感じています。たしかに、強制収容所やゲットーの開放に関与したとは思いますが、1939年にポーランドをナチスの手に渡した背景には、ソ連との密約があったわけだし、1945年にワルシャワを目の前にしたソ連軍が、ナチスドイツに対するポーランドの市民蜂起を見殺しにしたのも事実ですから。主人公のピアニストは、そういうことはほとんど知らずに、迫害を避けて隠れていた設定ですから、ああいう描き方になるのも仕方ないのかもしれませんね。もちろん、市民蜂起の場面を目撃するシーンも描写されていますが、あれは、1945年の大規模なものではないのです。ただ、ポランスキーはああいう市民蜂起がありそれがナチスによって押さえ込まれたという事実を描きたかったのでしょう。主人公は外に出ることはできないから、1945年の大蜂起は描けないかわりに、あのシーンを入れることでそれを代弁させたかったのかもしれません。射殺されて路上に前のめりに倒れた女性の死体の脇を、主人公が逃げていくシーンは印象的でした。その後の彼を助けたドイツ軍将校が収容所で死んだというのは残念でしたね。ところで、主人公の隠れていた、病院の前の建物を砲撃する戦車なんですが、あの時期(1944年でしたっけ?)に4号D型らしきものが現役だったんですかね?せめてFIIかH型だったのではないでしょうか?7点(2003-11-16 00:33:39)
|
Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS