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【製作国 : イギリス 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
81. ザ・コミットメンツ 《ネタバレ》 てんでバラバラな連中がソウルバンドを始め、レコード会社との契約を結べそうになったところで喧嘩別れをしてしまう。それでも彼らの心にはソウルが残っていた。単なるハッピーエンドではない、このほろ苦い終わり方が印象的。楽屋では喧嘩ばかりしているのに、アンコールがかかれば何食わぬ顔でステージに戻っていき、ソウルフルな演奏をするところがナイス。サントラ最高!大好きな映画です。ちなみに、「ザ・コミットメンツ」解散後、ストリートに戻ったアウトスパンは、15年後、『Once/ダブリンの街角で』で素敵な出会いを果たします。[DVD(字幕)] 9点(2008-11-18 09:57:33) 82. ストレイト・ストーリー 円熟味を増したリンチの演出に、これまた燻し銀の渋さで魅せるリチャード・ファーンズワース(マシュー!)の名演。淡々と進むストーリーの中に、ひょいと顔を出す人生の真実。日常世界の裏側に隠された闇を丹念に撮り続けたリンチだからこそ出来た映画。いや、感動しました。[DVD(字幕)] 8点(2008-09-26 05:37:50) 83. 転々 《ネタバレ》 脚本、演技、演出ともに安定した力量を感じる。前半はそれほどでもないが、小泉今日子が加わってから俄然面白くなる。ひとりぼっちの男二人が擬似家族を築いていく様は、微笑ましくも切ない。一方、なかなか本筋に絡んでこない岩松、ふせ、松重トリオ。しまいには岸部一徳の映画に出演することに…(笑)寄り道だらけの人生だけど、それもいいか。ちょっぴり前向きになれるロードムービーの佳作。[DVD(邦画)] 6点(2008-09-11 07:14:58) 84. スカイキャプテン ワールド・オブ・トゥモロー アンジェリーナ・ジョリーのアイパッチに萌える。[映画館(字幕)] 6点(2008-04-08 08:55:13) 85. Vフォー・ヴェンデッタ 《ネタバレ》 ハマる人にはハマると思う。『未来世紀ブラジル』などと並ぶカルトムービーの佳作。少なくとも、『マトリックス』云々という宣伝は無視して良い。ファシズム国家に立ち向かうテロリストという構図は、現在の米国批判とも受け取れ(映画の舞台は英国だが)、こんなご時勢によくこんな作品を作れたものだと感心する。Vのキャラクターも魅力的。下世話な話をすると、ロリータファッションのナタリーが可愛かった。[DVD(字幕)] 7点(2008-04-08 08:12:25)(良:1票) 86. ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団 《ネタバレ》 シリーズの総決算とでもいうべき内容で、ダドリー一家やルーピン先生など、ちょっと忘れられていたキャラクターが復活(ジニーが可愛くなった)。前作までの復習をしていないと、「誰だっけ、この人?」となること請け合い。また、レギュラーメンバーに新キャラを含めれば、登場人物の数は過去最多。ますますロンとハーマイオニーの存在意義がなくなってきた。今回はシリウスが儲け役。ところで、「次回作では主要人物の誰かが死ぬのでお楽しみに」といった原作の売り方が気に入らない。ローリングは神にでもなったつもりか?[DVD(字幕)] 6点(2008-02-27 12:15:12) 87. ターミネーター3 《ネタバレ》 ジェームズ・キャメロンが監督を降り、ジョン・コナー役がニック・スタール(サル顔)になった時点で期待はしていなかったが、シュワちゃんが出ているから、と思い鑑賞。しかし、肝心のシュワちゃんが何だか老けてしまい、ターミネーターとしての圧倒的な存在感がいまいち感じられなかった(ターミネーターが「オレはマシーンだ!」とか言って悩んでる時点でダメ)。ただ、まるで80年代の映画のように、「破壊あるのみ」のアクションシーンは痛快だった。思ったのだが、ジョナサン・モストゥ監督はいささか真面目すぎるのかもしれない。パロディ路線を狙ったお寒いギャグも、その真面目さの裏返しなのではないか?(なんて、好意的に解釈してみたりして)。[映画館(字幕)] 6点(2008-02-27 12:03:11) 88. エイリアンVS. プレデター プレデターに惚れました。[映画館(字幕)] 7点(2008-02-21 23:41:24) 89. ターミネーター 今観るとさすがに特撮は古いが、それを補って余りあるストーリーの面白さと、ぐいぐい引き込むパワフルな演出。くわえてシュワちゃんの無敵っぷりがとにかく素晴らしい。カイルとサラのラブシーンは(結末を知っているが故)、とても切なく美しかった。娯楽映画の見本のような作品。[DVD(字幕)] 9点(2008-02-21 23:31:24) 90. エイリアン/ディレクターズ・カット 《ネタバレ》 映像がとにかく美しい。新たにリマスターされたことで、後続のシリーズよりも画質が鮮明になっている。どのショットもひとつの画として完璧な仕上がり。ケインの腹をチェストバスターが食い破るシーンはいつ観てもおぞましい。楽しい団欒のひと時から、恐怖が形をなして襲ってくる。リアルタイムで観たら、どれほどショッキングだったことか。また、これまでは単なる被害者か添え物的な扱いをされていた女性が、率先して外敵と戦い、恐怖に打ち勝つという展開も、当時は非常に画期的なことだった。この映画が後の作品に与えた影響は計り知れない。今観ても全く古さを感じさせない、SFホラーの金字塔。[DVD(字幕)] 10点(2008-02-19 07:45:11) 91. 戦場のピアニスト 生きるとはこういうことか。[DVD(吹替)] 9点(2008-02-08 17:48:34) 92. 穴(2001) 《ネタバレ》 『羅生門』的な作りだが、ミステリというよりも心理サスペンスに近い作り。だから謎解きなどを期待する向きにはお勧めできない。思春期の鬱屈した感情を見事に表現したソーラ・バーチの演技は素晴らしい。また、キーラ・ナイトレイの可愛い胸が見られる貴重な作品。[DVD(字幕)] 5点(2008-02-07 07:15:04) 93. ナイト・オン・ザ・プラネット この映画のウィノナ・ライダーが大好きだ![DVD(字幕)] 8点(2008-02-05 07:46:45) 94. 28週後... 《ネタバレ》 ここまでヘビーなゾンビ映画はついぞ観たことがない。冒頭の籠城戦から、一転して田園風景での死の「鬼ごっこ」と息つく暇のない展開。28週後、復興の兆しが見え始めたロンドンで、再びレイジ・ウィルスの脅威が襲う。ナパーム爆撃でロンドン市街を焼き尽くす圧巻のクライマックス。「感染者」と軍隊の両方から追われる恐怖。この緊張感は只者ではない。この映画の救いのなさは、「愛」や「希望」が全て裏目に出ること。人道的な立場から子供たちを救おうとする行為が、更なる悲劇を生み出す。英国から飛び火したウィルスは、あっという間にヨーロッパ全土に広まり、やがては世界中で猛威を振るうことだろう。衝撃の傑作。[映画館(字幕)] 9点(2008-01-31 13:30:29)(良:3票) 95. ショーン・オブ・ザ・デッド そもそもゾンビ好きを自認する人というのは、80年代のレンタルビデオ全盛時代に、浴びるほどホラー映画を観た30代以降の男性諸氏が圧倒的に多いはずで、それはこの映画の主人公ショーンとほとんど同じ世代ということになる。水曜ロードショーやら金曜ロードショーで平然と『デモンズ』や『バタリアン』を放映していた素晴らしい時代に青春を送った人たちには、まさに至福の映画といえよう。ゾンビ映画が好きな人ほど、この映画の面白さにハマるはず。ロメロ公認のパロディ・ゾンビ映画として、これほどの傑作は他には見当たらない。[DVD(吹替)] 9点(2008-01-24 14:11:06)(良:1票) 96. 28日後... 《ネタバレ》 正確にはゾンビではなく「感染者」なのだが、明らかにロメロのリビングデッド・サーガ(特に『死霊のえじき』)の影響が色濃く見られる。オープニングの廃墟と化したロンドン市街は圧巻の一言。ロメロを意識しながらも、それとは別のベクトルで終末世界を描いており、ダニー・ボイルの鋭い感性(脚本のアレックス・ガーランドの功績か)が窺える。例え人類が死滅しても、雨が降り、花が咲き、野生の馬が大地を駆け抜ける…地球の営みは変わらないのだ。生き残った僅かな人間たちは、それでも殺し合いを止めない。エンディングは劇場公開版が良い。「HEL」→「HELP」と思わせておいて、「HELLO」に繋がる、コミュニケーション不全の時代における確かな希望が心地よい。ダニー・ボイル会心の一作。[映画館(字幕)] 8点(2008-01-19 19:50:49) 97. スーパーマン(1978) 《ネタバレ》 スーパーマンってダサい、という先入観から、これまで鑑賞せずにいた(『リターンズ』がリメイクではなく続編と聞いて、やっと観る気になった)。ところが、最初の変身シーンで、黒人の目撃者から「ダサい格好」とか言われてる。アメリカ人もスーパーマンのダサさには気づいていたのね。それで一気に好感がもてた。ダサかっこいいスーパーマン(クリストファー・リーブ)に釘付けだ。地球を反転させて時間を戻しちゃうスーパー強引な展開も素晴らしい。このスケールのデカさは、他のアメコミ・ヒーローには見られないものだ。特撮が今観るとさすがに古いが、ストーリーとキャラクターの面白さでしっかりカバーしている。今までスルーしていてごめんね。[DVD(字幕)] 7点(2008-01-09 07:23:47) 98. ハリー・ポッターとアズカバンの囚人 《ネタバレ》 前2作にあったフラストレーションを一気に解消してくれた作品。冒頭からいきなりキレまくりのハリー(いいぞ!)。展開もスピーディーかつ重層的で、前作までの「子供向け」という評価を覆す出来。個人的にはスネイプ先生が良かった。ハリーに魔法で吹っ飛ばされたのに、人狼から子供たちを守ろうとする姿に感動…。ハーマイオニーも一段と可愛くなり、私服が素敵だった。シリーズでは一番の出来。[映画館(字幕)] 7点(2007-12-05 10:02:58) 99. ハリー・ポッターと炎のゴブレット 《ネタバレ》 ハリーがもう14歳には見えないところが致命的。ハーマイオニーやロンも以前ほど可愛げがなくなった。スピーディーな展開で飽きさせないが、ストーリーは正直穴だらけ。そもそも学校で命を落とす危険のある競技をすること自体がおかしい。後半はほとんどホラーで、子供は観ない方が良い。ハーマイオニーの「みんな変わっていくのね」の台詞にしみじみと頷いた。[映画館(字幕)] 5点(2007-12-05 09:56:13) 100. ハリー・ポッターと秘密の部屋 《ネタバレ》 声変わりをしたハリー・ポッター。前作よりちょっぴり成長しました。しかし、内容は全体的に中途半端な印象で、無駄に長い。前作では3人が協力して問題を解決していくところが良かったのに、今回はハーマイオニーが途中退場してしまうため、結局はハリー一人で立ち向かうことに。相変わらずホグワーツの先生たちは役立たずだし。ハグリットのせいで森の蜘蛛に殺されそうになったのに、最後には「やっぱりハグリットがいないとね」って、そんなんでいいんかい![DVD(字幕)] 5点(2007-12-04 22:06:49)
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