みんなのシネマレビュー
envyさんのレビューページ[この方をお気に入り登録する

◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

プロフィール
コメント数 1281
性別

投稿関連 表示切替メニュー
レビュー表示レビュー表示(評価分)
その他レビュー表示作品用コメント関連表示人物用コメント関連表示あらすじ関連表示
コメントなし】/【コメント有り】
統計メニュー
製作国別レビュー統計年代別レビュー統計
要望関連 表示切替メニュー
作品新規登録 / 変更 要望表示人物新規登録 / 変更 要望表示
要望済関連 表示切替メニュー
作品新規登録 要望済表示人物新規登録 要望済表示
予約関連 表示切替メニュー
予約データ 表示

【製作国 : イギリス 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
評価順123456789101112
投稿日付順123456789101112
変更日付順123456789101112

121.  めぐりあう時間たち 《ネタバレ》 ヴァージニア・ウルフのことも「ダロウェイ夫人」も知りません、何年か前に録画したビデオを見かけたことがあるけど、重そうで断念したことがあります。そして気まぐれにこの度観ることになりました。 オープニングのクレジットが出ている時点でこれから何が始まるのかが暗示されてるようで、それがわかるということにこの作品の質の高さを感じました。 これはそれぞれの時代のヴァージニア・ウルフを描いていると私は思います。 そうなるとですね、ローラのバージョンがいちばんキツイんです。あの時代の専業主婦なのにケーキを焼くのも初めてのようでしたし、見事なまでに母性を感じない女性、家族を捨てた根拠はこれで充分理解できました。そして家族の誰よりも長く生きているローラ。 ダロウェイ夫人と同じ名前のクラリッサは同性愛のパートナーといることで安らぎを得る。このように少しずつ変化がつけてある部分が見事です。 ローラもクラリッサもいつも死を予感させながら、何かを背負いながらもちゃんと生き延びる術、手段を手にする。ヴァージニア・ウルフの変化形ともいえるローラとクラリッサがついにめぐりあい同じ場所で同じ時を持つ、ロマンですね。 作者のヴァージニア・ウルフへの愛情を感じてしまいました、もしかしたらこれは案外ハッピーな映画なのかもしれない。 俳優たちの演技も見事でした、この脚本にみんな惚れ込んだのかなぁなんて思いました。しかし私としてはやけにワイルドな雰囲気で登場したジェフ・ダニエルズに目を見張ってしまいました、カッコイイじゃないですか!! やはり映画は脚本が大事なんですよねー「それぞれの時代のヴァージニア・ウルフ」を描いたというのなら、その完成度はとても高い作品だと思います。 ヴァージニア・ウルフの小説、経歴、人となりなどよく知っている人ほど興味深くたのしめる作品だと思います。[DVD(字幕)] 9点(2010-10-14 20:01:53)《改行有》

122.  堕天使のパスポート 「ポルノグラフィックな関係」を観て気になりだしたセルジ・ロペス目当てに観賞。 邦題からはどことなくファンタジックな感じがしたけど、真面目で重い内容でした。 実は私、腎臓を三つ持ってます、たまに冗談で「いざとなったらひとつ売る~」なんて言うことがあるけど、これを観て少々自己嫌悪に陥りました。 「たぶん大昔から今もずっとどこかでそういうことはあるんだろう」という認識はあったことだけど、やっぱりやりきれないですね。不法移民のそれぞれの事情じゃなく、違う視点で考えさせられる映画でした。 オクウェを演じたキウェテル・イジョホーという黒人俳優さん、なんとハンサムで魅力的なんでしょ、検索したら「キンキーブーツ」のドラァグクィーンのローラでした、びっくりです。「ラブ・アクチュアリー」ではキーラ・ナイトレーの結婚相手ですよね?この人、国籍はイギリスだけど両親は本作と同じナイジェリア出身で、ただ結構恵まれた環境で育っているみたい。この映画に主演した思い入れはかなり強いんじゃないかなあ、なんて思いました。 そしてここではすごくイヤな役なんですけど、やっぱりセルジ・ロペスいいわ~。 「ハリー見知らぬ友人」も観たくなりました。[DVD(字幕)] 7点(2010-10-11 12:52:46)《改行有》

123.  スイミング・プール 《ネタバレ》 シャーロット・ランプリングという人は美人じゃないけどいつまでたってもエロい人ね、あのグレーの鋭い目と意地悪そうな唇。シャープな意地悪顔です。 知り合いに物書きはいないから、はっきりとはいえないけど、作家ってわりとナルシストだと思うし、人並みはずれた想像力がなきゃやっていけないでしょ。この作品がサラの想像の世界だとしたら、たいしたもんですな。ところで妄想と想像の違いってなによ(笑) 映像はキレイだし、雰囲気は大変よろしいです。おふらんす映画って感じ。 個人的には「8人の女たち」のサニエちゃんの変わりようにびっくり仰天しました。なんでもスレンダーな体系をこの作品のためにかなり努力して造り変えたとなにかで読みました。何して変えたんだろね??ぜひ伺いたいものです 男性から絶賛のサニエちゃんの乳なんですが、若いのにチョイたれ気味に感じたのと爪が子どもみたいなのが気になった次第です。[CS・衛星(字幕)] 6点(2010-09-12 20:15:45)《改行有》

124.  オリエント急行殺人事件(1974) 先に原作を読んでいたのですが、私は原作と映画は別ものと思う方なので省略されてる部分があっても気にならないです。とにかくキャストが豪華ですよね。初見の時は高校生だったので俳優の名前はショーン・コネリーにジャクリーン・ビセットくらいしかわからなかったのですが、再見したときに、こーんなすごい俳優が出てたんだあと感激しました。雪に閉じ込められ密室となった列車が舞台というのも雰囲気あっていいですね。今でもあれがイングリット・バーグマンだとは信じられない。[ビデオ(字幕)] 8点(2010-09-12 19:49:30)

125.  ナイル殺人事件(1978) 《ネタバレ》 何度か観ているけど確認したくてビデオで再見しました。 こんなに前振りが長かったことは忘れてました、ゆったりしたミステリーですね。 「オリエント急行」とどことなく似ているシチュエーション、遊覧船の支配人も共犯だったかしら、なんて思ってしまいました。寝台列車では寝かせてもらえず、遊覧船では強制的に眠らされたポアロ、なんかすごく面白い。 「壁に耳あり障子に目あり」みたいな神出鬼没なポアロが可笑しい、ポアロという人はほんとに人間観察が好きですね。 「オリエント」と決定的に違うところは殺人の動機で、この違いが余韻の違いにもなるような気がします。 [ビデオ(字幕)] 7点(2010-09-12 19:47:48)《改行有》

126.  地中海殺人事件 中高生の頃からだったかなあ、クリスティと横溝正史が次々映画になったのは。 あの頃ミステリーが流行ってました。でもね、こういうシリーズって回を追うごとにパワーダウンしていくんです、なぜか。観るほうが飽きてきちゃうのかな? 本作も当時は「もうクリスティはいいよ」って印象でしたけど、何年かぶりに再見しました。悪趣味スレスレの衣装がいいです、クリスティは時代設定と登場人物それぞれの人となりと絡み具合がいいです。そしてあの優雅さね。 ただ、ピーター・ユスティノフのポアロはなんかちょっと違う感じ、デヴィッド・スーシェがハマリすぎだからかな? 殺人事件はイヤだけど、あんな静かできれいな所にバカンスで行きたいものですね。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2010-09-09 01:26:54)《改行有》

127.  ハンニバル・ライジング 《ネタバレ》 本作はレクター博士誕生を描いているわけですが、ラストに明かされる真実は予測可能でそれほどのインパクトはなく、個人的怨みのない人間まで殺して食べちゃうようになった理由としては弱いかな。全体の雰囲気も今までとずいぶん違っちゃってたわね、なんか肩すかしくらった感じ。 でも後年、クラリスに特別といえる感情を持った理由はなんとなくわりました。確かバーニーもお気に入りだった。お気に入りの人物を観察したほうがレクター博士の人となりがわかりやすい気がしないでもないです。 そしてなぜか突っ込みどころがあるのがちょっと嬉しかったりする、「レディ・ムラサキ」とはなんだ?!なんでむらさき??かなり昔だけど某化粧品メーカーが発売したフレグランスが「むらさき」だった、でもやっぱり「源氏物語」の若紫=紫の上からきたんだろうか・・・このシリーズでこういう突っ込みができるとは思わなかったわね。 レクター博士と東洋の神秘?う~ん、ちょっとイメージじゃないです。 あと、グルータスを演じたのがリス・エヴァンスだとはわからなかったです、「ノッティングヒルの恋人」のヒューのルームメイトのあの人ですよ?太ったようだけどまったく別人でした。 なんだかんだとシリーズ全作観てまず思ったことは、あのレクター博士を深手を負いながらも生け捕りにしたグレアム捜査官はもっと注目、評価されるべきだ![CS・衛星(字幕)] 5点(2010-09-05 23:15:44)(良:1票) 《改行有》

128.  ザ・コンテンダー 《ネタバレ》 えっとですね、キャストは結構渋いし、観る前はバリバリの社会派ドラマかと想像してましたけど、なんかちょっと違う。 18歳の頃のご乱交と独身時代の過去の既婚者との恋愛、またはその逆。こんなこと男だったら武勇伝、笑い話、自慢・・・そんなところで片づけられることなのに、女だとなんでこうなるんだ???それに中絶に関しても、とにかく子供は女ひとりではつくれませんから・・・事情はひとそれぞれあるわけでそれは考慮されるべきことだし・・・ 最初から最後までこんなことを思いながら観てました。全てがレインを副大統領にしないためのこじつけなんだけど、よく考えたら凄い低レベルなやりとりなわけで、政界を背景にすることか??それとも皮肉なのか??もしかしたらポイントはここなのかしら。 でもラストはジェフ・ブリッジスのなんだかわかりきったシラける演説で終わるし。レインの息子のお言葉、「大統領より副大統領のほうがいい、暗殺されないもん」こっちに軍配です。 もっとテーマ、焦点を押し出した濃い内容だとよかったです。 ゲイリー・オールドマンの髪型にひたすら哀愁と侘しさを感じていました。[CS・衛星(字幕)] 5点(2010-08-20 13:14:30)《改行有》

129.  死と処女(おとめ) これも10数年前に一回だけ観たなあ。 今思うことは例えるなら情感の全くないエグいだけの「愛の嵐」って感じ。 表面的には問題作の体を成しているものの、実は単なる不快なエログロとしか思えなかった映画です。 観た当時はポランスキーってことは知らなかったです、しかしポランスキーってほんとにSMが好きなんだなあ。 シガニー・ウィーバーとベン・キングスレーはどう理解して出演したのか・・・緊迫の密室劇がやりたかったのかしらん。[CS・衛星(字幕)] 2点(2010-07-25 23:33:08)《改行有》

130.  消されたヘッドライン 《ネタバレ》 イギリスのTVドラマシリーズの映画化だそうですね、それなら舞台もロンドンにしてほしかったなあ、さしずめヘレン・ミレンはあの中でクイーンですかね、ラッセル・クロウに「デブ」と言えちゃうもの。でもなんだか添え物、置物みたいで気になりました、勿体ないです。 すごく微妙です、ベテラン新聞記者が自分の流儀でどんどん事件を追い、真相に迫っていくところとか「あらまあ、まだこんなオチが用意されてたんだ」みたいなちょっとしたどんでんもあるところは良いんですが、とにかく人物描写が薄い。 サラサラ~と流れはいいけど深みがないんですよ。特にあの殺し屋の存在がわけわかりません、どうやら雇い主に命令されたわけでもなく4人も殺した?のに第三者のセリフだけで説明するとは手抜きもいいとこだと思った。でも退屈はしないサスペンスですね。 ラッセル・クロウとベン・アフレックが大学時代の親友というのもイメージ的にビミョー、アフレックの政治家役というのもビミョー、久しぶりに見たジェフ・ダニエルズは中年というよりすっかり老年という感じになっていてショック。 そして・・・肉付きがよいのはまあ、許せるんですが、ラッセルのあの長髪はなんとかならなかったものか・・・ここがいちばん残念、無念でした。 しかし、私も人のことは言えないけど・・・「LAコンフィデンシャル」では人差し指のみでタイプを打っていた、「インサイダー」でのマウスの動かし方は不器用、不自然極まりなかった、けれど本作ではブラインドタッチといってもいい見事なタイピングを見せてくれた。ラッセル・クロウは確実に進化している。プロフェッショナルですな。[CS・衛星(字幕)] 6点(2010-06-02 23:05:31)(良:1票) 《改行有》

131.  レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで 《ネタバレ》 これって「アメリカン・ビューティー、50年代版」みたい、なぜ50年代が舞台なのかよくわからないけどね、時代は関係ないテーマだと思うし。こっちのほうがかなりハードで陰鬱ですけど。 エイプリルはいわゆる「幸せ探し症候群」なんだと思う、しかも病的といっていいほどかなり重症。フランクはこれといって特別良くも悪くもない普通の人のように感じた。ただあの告白はアホ過ぎです、何を期待して告白したんだか・・・私にはさっぱりわかりません。 現実味のない夢想にウキウキしている時のエイプリルは機嫌がよく、夫婦仲も良好。エイプリルは例え女優になっていたとしても同じだったと思う。 なぜあんなに物事に否定的なのか・・・フランクが度々ブチ切れるのはエイプリルがそこまで追い込むとしか思えない。 社会に出て結婚したり子供が生まれたり、そうこうしてると毎日が同じことの繰り返しで気が滅入るなんてことは殆どの人が経験することで、でも現実は無視できないから折り合いをつけ、バランスをとりながら生きている。 そういう術を持たず壊れていくエイプリルを見ながら、ふっと「ベティ・ブルー」のベティを思い出してしまいました。泣きながら皿洗いするなんて相当ヤバイ段階です。 この夫婦を取り巻く人々がまたリアルですねぇ、なんかやたらコンプレックスの強そうな隣人夫婦、なぜかいつも裏口から訪ねてくるヘレン、彼女にとって裏口は親密な関係を表す特権のようだ、お気に入りの家を気に入った夫婦に売り、自分の友人にしようとする支配欲とでもいいましょうか、息子がああなったのもなんとなくわかる。ヘレンのご主人がラスト、話の途中で補聴器のスイッチを切る、したたかで毒がありますねえ。 ところでこの作品のケイトは最初から険しく怖い顔をしてる、先ごろ監督のサム・メンデスと離婚したとかするとか発表したし、本作を撮影中も結構危ない状況だったのかしら? もしそうならこの映画、相当怖いです。[DVD(字幕)] 7点(2010-05-24 14:38:58)《改行有》

132.  ザ・ローリング・ストーンズ/シャイン・ア・ライト ストーンズの大ファン、ひとすじというわけではないけど、とにかくカッコイイ。 中学生の頃から知っていたけど、ステージでのミック・ジャガーの身のこなしって全然変わらないですね、キース・リチャーズのギターを弾く姿は世界一カッコイイ。 昔から変わらないでいてくれるストーンズ、ほんとにカッコイイ。まさに説明不要の世界最強オヤジたち。 彼らの音楽ってなんとなくジャズ?ブルース?黒人音楽の匂いがする曲が多くないですか?違うのかな?ストーンズの曲はすーっと体に入ってきます。 時々挟み込まれる過去の映像も興味深い、牧師とか法務省のお役人とか4人くらいずらっとならんでミックにインタビューって映像には笑った。過去映像の選び方がまたいいんですよ。 監督のスコセッシも彼らと同じくらいの年齢ですよね、3~4回結婚、離婚を繰り返し、50代で子供作っちゃったんじゃなかったっけ、記憶違いだったかな?? スコセッシもいい勝負ですよね、この人もまた世界最強オヤジだ。[CS・衛星(字幕)] 8点(2010-05-06 20:55:08)《改行有》

133.  テス 3回くらい観てる。テスの運命をそのまま受け入れることしかできなく、ただ「かわいそう」としか思えなかった昔。しかしこの年になってやっと自分なりの感想が言えるようになりました。 これは昼下がりのTVドラマ「奥様劇場」みたいな壮大なメロドラマだと思う。映像の素晴らしさはその比ではなく、それだけで叙情詩みたいな風情を醸し出すことは確か。 当時ポランスキーは肉体関係のあったナスターシャ・キンスキーを映画の中ではあるけれどこれでもかと打ちのめした、後にはエマニュエル・セニエにも同じことをした。よってポランスキーは筋金入りのドSなんだと確信した次第です。それに応えた彼女たちもまた筋金入りのドMなんでしょう。 時代とか宗教色もあるにはあるけど、そんなもの人間のというか、この世の全ての有機生命体の本能、欲望の前ではなんの効力もありません、法律だってそうです。もう、わけわかんない、極限状態という状況においてなのかもしれないけどね。 物理的なフェミニズムにはまったく興味ありません、男も女と同じように家事育児しろなんて思いませんが、これこそひたすら男目線で女の生涯を描いた映画といっていいと思う。 ポランスキー作品を全て観てるわけじゃないです、特に最近の作品は未見ですが、私が観た限り、ポランスキーの作品でいたって正常な精神状態で制作した、娯楽として観られるといえる映画は「フランティック」ではないかと今になって感じる次第です[CS・衛星(字幕)] 6点(2010-04-20 21:43:38)《改行有》

134.  赤い航路 《ネタバレ》 これは衛星で何度か放送された時にチラッと何度か観たことはあった。初めて全編通して観ました。 なんかやたらエッチなシーンはあったけど、全然官能的じゃないしエロティシズムなんて感じなかったです、むしろコメディみたいだった。私がおかしいのかもしれません。愛情と憎悪は表裏一体ってことはわかるんですけど、ラスト近くは映画が破たんしてます。ポランスキーは子供時代から悲惨な経験してるしやっぱり情緒不安定な人なのかもしれない。ロリコンみたいだけど、子供には心が許せる人なのかな?ここでもインド人の女の子が癒しの存在みたいに登場してるし。 女の私でもミミは理解不能です、いわゆる不思議ちゃん?不思議ちゃんは苦手です、近づかないほうがいいですね。 誰がいちばん怖い強いってフィオナでしょ、ラストについに示した存在感。夫がミミに惹かれてるなんてことは最初から察知してるんです、女二人のあの緊迫のダンスシーンはどうよ、どこがといわれればこのシーンがいちばんエロい。 あれはある意味フィオナの宣戦布告と私は感じました。そしたら直後にオスカーとミミの決着がついた。 ナイジェルとフィオナ、家に帰れば依然となんら変わらない日常を送ると思います。 それはそうと前に観た時は思わなかったけど、今回はエマニュエル・セニエが最初からデヴィ夫人に見えてしかたなかったです。あと、あの当時流行っていた曲がいっぱい使われてて懐かしかったです。[CS・衛星(字幕)] 5点(2010-04-16 01:54:23)《改行有》

135.  アイズ ワイド シャット かなり前に途中まで観てつまらなくてやめた、ちょっと前にCSで何回も放送された時になんとか観られました。 ・・・正直びっくりしました。ええ、内容とかテーマの他愛の無さにです。ウィリアムって男はなに??今でいうところの草食系か??? いや~まさかキューブリックという人が夫婦間の再構築に興味があるとは思いませんでした。 こんなどうということない誰でもおぼえのあるようなことを、70歳にもなってなんでここまで面倒なことして表現しようとするのか、そのわけがわからない。結婚して10年過ぎたあたりから、私は結婚制度そのものが(特に一夫一婦制)人間にとって合ってるとは思えなくなってきているのでそう感じたのかも。 本作を観て思ったんですけど、キューブリックはエロスのない人ですね。キューブリックにとっての「ファック」ってなによ?罵り言葉としてのほうがその意味合いが強いんじゃないかとも思ってしまった。 確かに映像はきれいですね、ニューヨーク?そうは見えなかったなぁヨーロッパの街みたいだった。 印象的だったのはニコール・キッドマンの何か淡々とした冷めた演技でした。 あと、トムとニコールはこの後に離婚した、出来すぎだし・・・[CS・衛星(字幕)] 2点(2010-04-09 21:30:53)《改行有》

136.  愛人/ラマン 《ネタバレ》 最後まで少女が華僑の男に対して冷たくそっけないのはやはり人種差別があるのですね。「中国人なんてこっちからは望まないわ、ただお金持ちだからよ」というような態度でした。けれどフランスに帰る船上でピアノの演奏を聴くうち、こらえていたものが一気にふきだし泣き崩れる、なんだかよくわからないけどとにかく無性に哀しいという気持ちというのでしょうか。 10数年ぶりに再見してみたら結構新鮮でした。今回は少女も中国人の男も最後まで名無しだったことに気が付いた。 今までお気楽に女と寝ることくらいしかすることのなかった資産家の32歳の男が初めて女を愛することと、それが受け入れられない成就できない苦しみを知り、苦悩する。早熟ではあるけれどこの男の想いを受け止めるには彼女は幼い。10数年前に観た時よりもレオン・カーファイが魅力的でした。 そしてジェーン・マーチとレオン・カーファイの演技力の差があまりにもありすぎて、ジェーン・マーチが気の毒になってしまいました、雰囲気はあるけどやっぱりヘタなんです、ジェーンちゃんが。でもその演技の差がそのまま映画の中の二人のギャップを表現できたとも言えるかも。そういえばレオン・カーファイが撮影で戸惑ったことは、ジェーン・マーチとのジェネレーション・ギャップだったとインタビューで答えていたっけ。 そのギャップを補う役割みたいなナレーションなんですが、マルグリット・デュラスの「自分大好き、自分賛美」満々みたいな内容がちょっとイヤです。デュラスは映画のデキが商業的すぎると怒ったそうですが、この物欲的な人間ばかり登場する話をどうすれば芸術作品にできるというのか・・・ジャン・ジャック・アノーは大変いい仕事をしたと私は思います。[CS・衛星(字幕)] 7点(2010-04-07 22:43:51)(良:1票) 《改行有》

137.  アナザー・カントリー 点数が低いのはお話しのほうがたいした内容じゃないので。どうしてスパイになったかというのがよくわからない。説得力にかけるわけです。けれどこれが日本で公開されたころ、英国美青年俳優総出演とでもいう感じで話題になりました。 ルパート・エヴェレットは私ダメ。とにかくコリン・ファースの美しさに圧倒されました。撮影地ケンブリッジの素晴らしい風景とコリン。これに尽きる!ファッションもよかった。チェックのガウンの着方のおしゃれなことよ。あれから約20年、このあいだDVDを購入し再見しましたが、若き日のコリンを眺めながらラブコメでヒューとへっぴり腰の取っ組み合いを演じるとは誰がこの時想像しただろう、と感慨深いのでした。[ビデオ(字幕)] 5点(2010-02-27 17:11:17)《改行有》

138.  理想の女 《ネタバレ》 まずなんといってもウィットに富むセリフが良いです、特に男たちの男同士の会話が粋ですね、サラリと嫌味を感じさせず悪態を言ってのける、全てを知っているのは彼らじゃないかな、達人たちだ(笑) スカーレットの衣装がこれまた良いです、私の好み。スカート丈がひざ丈なら夏の外出着に揃えたいわね。 内容ですが、ロバートがアーリン夫人にあれほどの大金を頻繁に与える根拠とかアーリン夫人があの夫婦に近づいたその本心のところがすっきりしない、はっきりとしないけれど、その分ロバートとアーリン夫人のちょっとしたしぐさが「あ?あれ?!」というところが随所にあって想像力を掻き立てられる。 特にメグとアーリン夫人が偶然遭遇するシーン、メグを追うあの目は愛人が何も知らない正妻を見る目じゃありません。 でもねあんな目の演技ができるヘレン・ハントは凄い女優なんですが、この役はやっぱりちょっとね。老けたからじゃなく昔から水分不足、油分不足といいますか艶っぽさがないんですよ、真っ赤なルージュが見事に似合わない、ほんとに厚化粧が痛々しい。まさかそれを狙ってのキャスティングでしょうか?でもできればシャロン・ストーンまではいかないにしてもアネット・ベニングとかダイアン・レインあたりに出てきていただきたかったです。 収まるところへ収まったラスト、ひとまず一件落着っていう感じ?扇よりもあのドレスですね、意味ありげなのは。ドレスを見てメグが言うセリフがいちばん印象的でした。男女って、例え夫婦といえども何もかも全てを明白に見せる、見たがる、知りたがる、追求するって破たんを招くことですね。なかなか勉強になる映画でした。 [DVD(字幕)] 8点(2009-12-03 12:00:11)《改行有》

139.  ブーリン家の姉妹 時代劇ですが、かなり現代的な感じでした。イギリス版「大奥」でしょうかね。 私生児だの娼婦だの言われてましたけど、大奥とは違って「側室」というのはなかったてことかな?あと字幕なんですけど「寝る」「寝た」が何回出てきたことか・・・直訳かどうかしらないし上品ぶってるわけじゃないけど、もうちょっとこうなんか違う言い方はないものかと少々気になりました、王室なんだし。 姉妹に焦点をあてているわりには描写は決して深くないです、わりと表面だけさら~っと描いているから全体的にもそんな感じになり、結果ヘンリー8世がかなり間抜けな男と映ってしまったのが残念でした。しかし今も昔も人間基本は変わらずですね。 ナタリー・ポートマンですか・・・やっぱり好きじゃないです、演技に余裕がないというか「演技してます」な感じがして私にとっては見ていて疲れる女優さんです。 だいたいナタリー、スカーレットとエリック・バナの相性がね、よくないんです。しっくりこないの。 セットや映像はとてもいいのに、期待してたほど重厚な作品ではなかったです、でも混乱せずに見られる時代劇です。 6人の妻のうちの半分がコレなんだ、他はどうだったのか知りたくなりました、ジョナサン・リース・マイヤーズがヘンリー8世を演じているTVドラマシリーズがあるみたいだけどそっちが気になります。 いともあっさりと処刑されちゃう時代、そりゃみんな必死になりますわ。 でもアンの生んだ娘が後にああなっちゃうわけで、まさに事実は小説より奇なりというか、人間生きている間は何がどうなるかわからないものです、まったく。 歴史は繰り返されるとも言うし、たまに愛憎と欲の絡む時代劇を観るのはたのしい。[DVD(字幕)] 6点(2009-10-17 13:52:03)《改行有》

140.  タロットカード殺人事件 CSで放送されているのを途切れ途切れの時もあったけど、何度も観ました。ウディ・アレンてもう70歳代になってるのじゃないかな?この年になってですよ、スカーレット・ヨハンソンをミューズに選び、なんとメガネをかけさせた。「マッチポイント」では性的欲望は掻き立てるけど、いつもその先がなくついには・・・なんて、女が観たらひそかにドキっとしそうなリアルな女を演じさせたアレン、今さらながらこのジイさんはタダモノではないとあらためて感心してしまいます。”バルセロナ”も観たくなりました。 スカーレットとアレンの掛け合いはもう最高、楽しいです。キッチンと中庭だったかな、行ったり来たりの長まわしのシーンもよかった。 なぜかアガサ・クリスティの短編集を思い出してしまいました、小粋でファンタジックでいたずらっぽいコメディでした。[CS・衛星(字幕)] 7点(2009-09-22 17:22:48)《改行有》

全部

Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS