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プロフィール
コメント数 2285
性別 男性
年齢 47歳
自己紹介 好きなジャンル【 SF、アクション、サスペンス、ホラー、ミステリー 】
見たあと面白かったと思える映画は、ドラマ系、実話系、裁判ものが多いかもしれません。
サクセスストーリーが一番好きです。
見た後元気になれるし、夢があるから。

みんシネで面白そうな映画をチェック⇒映画を見る⇒レビューを見る⇒自分のレビューを書く
だいたいこんな感じで映画ライフを楽しませてもらっています。

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121.  ドッグ・ソルジャー(2002) 《ネタバレ》  こーゆー作品では粗を探さないことがもはや一つの礼儀になりつつあります。  すべての粗に目をつぶれば、それなりにスリリング。  そしてサスペンスフル。  グロ描写もオツ。  中でも、森の中で、軍曹のはらわたを押し込もうとうするシーンはこの作品のハイライト。軍曹、ベストアクトです。  後半は終始暗い画面でごまかしているような感じ。  誰が何をしているのか全くわかりません。  女のスタンスも意味不明。支離滅裂。  『ま、まさか、おまえもこの家の住人だったのか。』  『そうよ。力を解放するわ。』  ってドラゴンボールかーい。  そういえばこの作品はクリリンばっかりで、クーパーと軍曹とライアン以外は区別つかないです。  で、結局あの家の住人は生物型軍事兵器のあわれな末路ってことでファイナルアンサー?[DVD(字幕)] 7点(2016-07-24 15:26:44)(笑:1票) (良:1票) 《改行有》

122.  ハンニバル・ライジング 《ネタバレ》  『妹を食いやがったな。妹との約束だ。おまえらも食ってやるぜ』なるほど。理にかなっています。  ある出来事がトラウマになっている場合、そのトラウマの元凶に自分がなることで、トラウマを克服するというケースがあります。  原作は知りませんが、映画を見た限りでは、レクター博士はそれに近いのではないでしょうか。  ある凶悪犯のルーツを辿るサスペンスドラマとしては十分に面白い。  ですが、ハンニバルシリーズとして見ると、期待値の高さに相応しい傑作、とは言い難いものがありますね。  グレアム、クラリスの両名は、レクター博士の異常性を、相対的に強調するような存在だった気がします。  この作品の『妹』、そして『レディ・ムラサキ』。この両名は、『人間ハンニバル』の輪郭を、私達に見せてくれているような気がします。だとすると、レクター博士の熱心なファンに受けが悪いのもうなずけますね。  更には、『妹の復讐』という動機の部分を明確にしてしまったことで、ますます彼の神秘性は失われてしまいます。  そして、鎧、刀、原爆といった日本的マストアイテムの登場。これは良くなかったかもしれません。生粋の日本人である私達にとって、『チープな作り物』というイメージを意識させてしまいます。  そんななか、レクター博士を演じたギャスパー・ウリエル。彼は良いですね。この作品の掘り出し物的人材じゃないでしょうか。レクター博士の狂気を、予想以上に表現してくれていたと思います。  悪党達を、凶悪な暴力でねじ伏せる、悪の華。その美しさは、この作品でも十分に堪能することができました。  中盤以降のサスペンスアクションな展開には、十分満足しています。  ただ、ちょっと長いですね。  このシリーズはどれも尺が長めなのですが、基本的には必然性のある長さで、鑑賞中にその長さを感じません。  ですが、この作品は、その長さを感じてしまいます。間延びしている部分があるのでしょう。そしてその長さに必然性も感じません。  駆け足気味だとドラマに深みや重みがなくなります。  今作が、その性質からストーリーの深みを大切にするのはわかります。  ですが、あまりにもったいぶって冗長になると、間延びして緊張感がそがれます。  なかなかバランスが難しいですね。[DVD(字幕)] 7点(2016-07-01 13:35:33)(良:1票) 《改行有》

123.  ヴェロニカ・ゲリン 《ネタバレ》  女性ジャーナリストに起こった悲劇、その意味を問いかける作品。・・・なのかな、との予備知識ありでの鑑賞。  予想通り、かなり『強い』作品ではあります。  ですが、この映画では、その『強さの源』が見えてきません。  あるいは、冒頭で、注射器で遊ぶ幼い子供達のシーン。麻薬漬けになっている少年・少女のエピソード。この冒頭のシークエンスから、ヴェロニカのジャーナリストとしての正義感を感じるべきだったのでしょうか。  自分の身や、大切な家族を危険に晒してまで、なぜ麻薬の記事を書くことに固執するのでしょうか。  『子供達の未来を救いたい。』『麻薬の売人は許せない。』理由は何でも良いのです。何でも良いから、ヴェロニカの行動の原点にあるもの、それを映画で見せてほしかった。  でなければ、ただ意地になってムキになっているだけの人に見えてしまうことすらあります。  にしては、『ここで屈したらジャーナリズムの敗北よ。』という信念を掲げておきながら、記事を書くことより訴訟を起こすことを選んだりします。なんだかよくわかりません。  また、周囲の人間の感情の機微も、抑えすぎている感があります。鑑賞者の判断にゆだね過ぎているような気がします。旦那、母親、刑事、上司、誰も彼もが優柔不断に見えてしまいます。  『実話』だからこそ、ただ事実を流すだけではなく、そこに生きる人たちの『思い』を見せてほしいのです。  そこに作成者の価値観や解釈が入っても構いません。心の描写が中途半端なバッドエンドストーリーを見せられても、口の中に苦い味わいが残るだけです。  ラストのナレーションで、ヴェロニカの死に大きな意味があったことは、わかります。  ですがこの作品に関しては、あまりにもラストのナレーションに頼りすぎている気がします。  この作品を見てよくわかりました。私は『実話』が好きなのではないようです。『実話ベース』の『映画』が好きらしいです。[DVD(字幕)] 6点(2016-06-21 13:22:41)(良:1票) 《改行有》

124.  ハンニバル(2001) 《ネタバレ》  スーパーヒーロー『レクター博士』の冒険活劇第2弾。  レクター博士とその関係者の方々の頭脳戦がアツイ。  永遠のライバルFBI捜査官『クラリス』。狂気の大富豪『メイスン』。金のためなら手段を選ばないベテラン刑事『パッツィ』。脳膜ぺりぺり『ポール』。  クラリスはともかく、小悪党から本物の悪党まで、悪者がズラリ。  その誰も彼もが、レクター博士のえじきとなってゆく爽快感。  レクター博士は、私にとって、まぎれもないヒーロー。  小さい頃は、『ウルトラマン』、『ドラゴンボール』など、『正義』VS『悪』の図式に感動したものです。  ですが大人になると気付きます。心の奥底の黒い欲望を満たしてくれるのは、『悪』VS『悪』の図式なのだと。  『悪』を、『それ以上の強大な悪』が飲み込んでいく、その衝撃。圧倒的な暴力と狂気。自分以外の『悪』を虫けらのように蹂躙していく興奮。『正義』VS『悪』の図式では感じることができない領域です。  映像的にはラストが注目されがちなこの作品。ですが、私はあえてコーデルがメイスンをあっけなく裏切るシーンに注目したい。原作を読んでいませんから、映画でのみの判断です。  コーデルがメイスンを裏切るシーン。あれは戦慄が走りました。コーデルの本心を一発で見抜き、たった一言で裏切りへと導いてしまったレクター。レクター博士の最も恐ろしい部分を、最も端的に表す貴重な1シーンです。  完璧とも思えるこの作品。残念ながら減点ポイントが2つあります。  まずはメイスンとレクター博士の過去の描き方が不十分。この作品の中で、私達が最も知りたい真相の一つではないでしょうか。  そしてもう一つは、レクター博士、あなたは偶然を味方につけてはいけない。  クラリスが助けに来てくれたことは偶然の産物であり、あなたの功績ではない。その辺のありきたりなヒーローのように、偶然に助けられて偉そうにするレクター博士なんて、見たくはないのですよ。[DVD(字幕)] 8点(2016-06-07 10:46:35)(良:1票) 《改行有》

125.  トゥームレイダー2 《ネタバレ》  1より面白い。1よりスピーディ。1よりドラマチック。1より緊迫感がある。何より1よりアクションが多い。  すべてにおいて、1より少しずつパワーアップしています。  続編としては◎です。  1より見所も多いですね。  特にお気に入りのポイントは2つ。『バイクレース』と、ラストの『クリーチャーとのバトル』。  ここはどちらもA級レベルのクオリティで、素晴らしい完成度。  バイクレースの臨場感、スピード感は最高。迫力満点。でこぼこ道ならではの興奮が味わえます。  そしてラストのクリーチャー。今まで人間同士のバトルがメインだったのに、ここにきて突然のホラーテイスト。意表をつかれながらも、『嬉しい想定外』で、凄く良いです。クリーチャーのアクション、クリエイティブかつエキサイティングで最高ですね。  憎たらしい敵の部隊が、瞬く間に一網打尽にされていく様子は、爽快ですらあります。  視覚効果で楽しむ映画で、ストーリーなんて最初から期待していませんが、今作はストーリーも何気に良かったのでは?少なくとも前作よりかは面白いと思います。  特に、何を企んでいるのかわからないテリー・シェリダンの存在が、絶妙な緊張感を作るのに一役かっています。  少しずつヒントを集め、小さなバトルを繰り返して謎を解いていくプロセスは、ゲームっぽくて非常に楽しい。  オリジナルのゲームは知りませんが、駄作が多いゲームの映画化としては、間違いなく成功している作品だと思います。  また、酷評されることが多いヤン・デ・ボン作品群ですが、どれも個人的には好きなのばかり。『スピード2』ですら結構好きなんですよね。この監督さんとはとても相性が良いみたいです。[DVD(字幕)] 7点(2016-06-05 02:34:06)(良:1票) 《改行有》

126.  トゥームレイダー 《ネタバレ》  プロットは単純明快。アクション豊富。『キラーマシーン』や『動く石像』など、敵キャラの造形もばっちり。  こーゆーゲーム感覚で見られる映画、嫌いじゃありません。  メカニック担当のブライス。銃も扱える執事。商売敵なのか元カレなのかよーわからんアレックス。一人一人のキャラが個性的でわかり易いのも良い。  ただ、人をひきつけるようなストーリーではないので、世間様の評価が低くなってしまうのは至極納得でございます。  役者さん達の演技も、表面的でゆるい感じに徹しているので、緊張感の無さは強調される一方です。  エンターテイメント性はあるし、アクションも良い味だしているのですが、脚本・演出がここまでゆるいと退屈に感じちゃう人もいるかもしれません。  個人的に好きなテイストではあるのですが、人をひきつけるまでには至っていない惜しい作品。  でもまあ続編を見てみたいと思ったので、悪くない作品なんだと思います。  それから『トレジャーハンティング』を予想していたので、謎解きや遺跡のトラップなんかがほとんど無かったのは残念。  一番の見所であるロボットとのバトルを最初にもってきちゃったのもまずかったかもですね。[DVD(字幕)] 6点(2016-05-26 04:26:44)(良:2票) 《改行有》

127.  トムとトーマス 《ネタバレ》  『まったりとしたロードムービー』を、何故か勝手にイメージしていました。  実際はスリリングかつサスペンスフルなストーリー。予想をはるかに超える面白さ。目立った粗もほとんどありません。  子供が主役とは思えないくらい危険な展開に、ハラハラしっぱなしです。まさか飛行機が飛び立つとは夢にも思いません。  一人二役をやったアーロン・テイラー・ジョンソン君。初めて拝見しますが、とても魅力のある子役です。  父親、パイロットの女性も大変良いです。更には、学校の先生、お金を貸してくれた画商、見逃してくれた警備員など、脇役の人たちも皆良い人。そして誰も彼もが演技が上手です。  その一方で、院長を中心とした悪党3人組がとことん危険で悪い奴っていうのも、善悪の区別がはっきりついてわかりやすいですね。  大衆向けのエンターテイメントであれば、これくらいがわかりやすいっす。  児童福祉課の女性職員の元に届いた、施設行方不明者の写真。そこにあったトーマスの写真。しかし記された名前は『トム』。この辺りの盛り上げ方が、本当にうまいですよねー。背筋がぞくぞくします。  まあ唯一注文をつけるとしたら、『トム』と『トーマス』に周囲の人間が気付くのが本当にラストになってからなので、周囲の人間のリアクションを楽しむ機会がほとんど無いということ。  それに、二人がアクセの片割れを証拠にすることにこだわっていましたが、あれだけクリソツだったら証拠はいらんでしょ。  でもでもでも、そんな細かいことが気にならないくらい、こいつは面白い映画ですよー。  絶対オススメですね。[DVD(字幕)] 9点(2016-05-20 01:46:37)(良:1票) 《改行有》

128.  スナッチ 《ネタバレ》  確かに、『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』にテイストが似ていますね。  別々の場所で始まった物語が、少しずつ絡み合い、最終的に一つの結論へ到達する。この手法は面白いですよね。  最後がどう帰結するのか、読めるようで読めないですし。  一番読めなかったのは、パイキーグループの逆襲。てっきり『アビー&トニー』、『ボリス』、『ソル&ビニー』、『ブリックトップ』の四つ巴戦になると思っていたので、意外な帰結ではあります。  こーゆーパターン、テイストが好きという人は、ここでのレビューを拝見するだけでもたくさんいます。それは何故か。  映画でもマンガでも、『正義VS悪』よりも、『悪VS悪』のほうが、絶対盛り上がるからでしょう。言うなればこれは、『悪人たちだけの天下一武闘会』。これでアツくならなきゃ男じゃないね(笑)。  とまあそーゆーことですから、『ベニチオ・デル・トロの早期離脱』『トニーの情け無い最期』『アビーの帰国』。コメディの視点で見れば面白いのかもしれませんが、天下一武闘会を期待していたものとしては、期待が大きすぎただけに、拍子抜けした感のほうが強いです。  何も期待せずに見ていれば、もっとはまれたかもしれません。  何しろ、テンポの速さとアクの強さは天下一品。見ている間は全然退屈はしないですから。  でもこのキャストと監督で期待するなってのは無理な話。見る前の期待値って大事です。  それにしても、『犬』=『パイキー』、『ブタ』=『ブリックトップ』を象徴するものだと思えば、犬がブタの人形食っちゃったのは、ラストのオチを暗示させたりしていて、なんか面白いかも。  まあ何にせよ、『スナッチ』は娯楽のみを追及した作品。映画に意味を求める人にはほんと向かない作品。これぞジェットコースタームービーです。  [ブルーレイ(字幕)] 7点(2016-05-18 08:47:12)《改行有》

129.  バタフライ・マン 《ネタバレ》  盛り上がらないサスペンス。はきちがえたミステリー。浅いラブストーリー。  そのくせラストだけはバッドエンディングにして、感動を誘おうとする魂胆がいけ好かないです。  うーん。面白くないですね。  映画を見ていてこんなにつまらないと思ったのは久しぶりです。  とてもじゃありませんが、誰にもオススメできません。[DVD(字幕)] 3点(2016-04-24 05:10:38)《改行有》

130.  ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2 《ネタバレ》  いよいよ最終章後編。長い長い壮大な物語もこれで終わり。そしてこの作品、さすがに面白いのは面白いのですが、やはり暗い物語でしたね。スネイプも、リーマス・ルーピン夫妻も死んじゃって・・。え?ウィーズリーの双子の一人も死ぬんでしたっけ?  いやー、本当に後半は犠牲が多いです。ずっと昔に小説を読んで、もうすっかり細かい内容は忘れていたのですが、その記憶が呼び起こされて、小説を読んだときのように暗い気持ちになっちゃってます。  それにしてもスネイプ。泣けます。  ダンブルドアとスネイプの秘密が明らかになる記憶の旅。本当に切ない。そうでした。スネイプはハリーのお母さんのことがずっと好きだったんですよね。リリー・ポッターになってからも、ずっとその想いは失われず。かといって安易な略奪に走るわけではなく、健気に見守るスネイプ。確かにこの物語はスネイプの物語と言ってもいいのかもしれません。たった一人の人を想い続ける。その人のためなら、自分の命も名声も、すべてを犠牲にする。汚名すらかぶる。汚れ仕事を一手に引き受ける。それでいて泣き言ひとつ言わず、ドラコ、ハリー、みんなを守ろうとする。スネイプはこの作品で最も孤独で最も崇高な人物ですね。  それに対しドラコ、お前は本当に情けないやつだ。ラストくらい良いところ見せてくれるのかと期待したのですが、最後までドラコはドラコです。  最後にこのシリーズ、はっきり言ってすごく好きです。なのに、どの作品も、低評価レビューのご意見に深く共感している自分がいる不思議な作品です。  そもそも、分霊箱の破壊だったり、ハリーの中に宿ったヴォルデモートの魂だったり、ストーリーをごっちゃごちゃにしすぎたのがテンポを悪くしているよーな気がします。ですがこれはもう原作がそうなっているのだから仕方ありません。  ドラゴンボールじゃないんだから、分霊箱7つっていうのがどう考えても多すぎるんですよ。(探すのは6つですが、それでも多い)  3つくらいにしておけば、もっとメリハリのあるストーリーに出来たんじゃないですかね。  何にせよ、これで終了。  大人のハリーとジニーはなんかブサイクでしたけど、DNAの突然変異か、これこそ魔法の奇跡か、二人の子供は何故かイケメンでめでたしめでたしですね。[ブルーレイ(字幕)] 8点(2016-04-05 00:29:07)(良:2票) 《改行有》

131.  ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1 《ネタバレ》  面白いですが、とにかく暗い。とてつもなく暗いです。原作もそうなんですけどね。  画面もストーリーも真っ暗です。  マッドアイ・ムーディが死に、ヘドウィグがやられ、ロンと仲たがいし、ルーナがさらわれ、ルーナの父親には罠にかけられ、ハーマイオニーは拷問にかけられ、挙句の果てにドビーが死ぬ。これでもかっていうくらい不幸の連鎖が続きます。  一作目の夢と希望に満ちたファンタジーからは想像もできません。夢も希望もあったもんじゃないです。  ただしこれは、前編・後編の前編。後編のカタルシスを得るために、前編で悲惨なエピソードをこれでもかっていうくらい盛り込んだのであれば、我慢できるというものです。  いったい、最終章後編は、どう決着が着くのでしょうか。小説を読んだのがだいぶ昔なので、結末を忘れちゃいましたから、どうなるのか楽しみです。  最後に、ハリー・ポッターシリーズの魅力について。魔法学校、魔法の街、という舞台が私にとって大変魅力的な世界観なわけです。つまりは、今作のように、完全にその世界から出ちゃうと、どうしても魅力が半減します。ずっと私服だし。  黒いローブを着て、『あーでもない、こーでもない』と、3人が杖を振りまわし、教科書抱えて、学校の中を右往左往していたあの頃が懐かしいです。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2016-04-01 14:57:37)《改行有》

132.  10ミニッツ・オールダー 人生のメビウス 《ネタバレ》  『結婚は10分で決める』・・・何か深い意味があるのかもしれませんが、真意はつかめず。ただ成り行きを見守るだけです。4点。  『ライフライン』・・・もの凄く有名な監督さんみたいですが、感動や啓発にまでは至りませんでした。赤ちゃんのことはちょっと心配でしたが、無事で良かった。3点。  『失われた一万年』・・・言いたいことは凄くわかりますが、ただのドキュメンタリーになっています。しかもあまり興味を引かれません。3点。  『女優のブレイクタイム』・・・女優の10分間の休み時間、想像できる範囲の情景をただ流しているだけにしか感じません。雰囲気を楽しむ作品?ただその雰囲気が嫌いではないです。5点。  『ゴアVSブッシュ』・・・これもドキュメンタリー。ただ、パワーを感じます。さすがは社会派のスパイク・リー。5点。  『夢幻百花』・・・たった10分間の中に、栄枯盛衰を感じさせるドラマの構築ができています。中国映画らしいユーモアもあります。8点。  『トローナからの12マイル』・・・ショート映画の傑作。見たかったのはこういう作品。たった10分間の中に、死と隣り合わせの緊張感と絶望感、そしてラストに爽やかな感動をもってくる完成度。命を救ってくれた女の子がとても愛らしい。10点。[DVD(字幕)] 5点(2016-03-24 14:39:19)《改行有》

133.  ハリー・ポッターと謎のプリンス 《ネタバレ》  冒頭で、学校に行くことをハーマイオニーの両親とロンの母親が心配していると聞いて、ハリーの一言。  『ホグワーツは安全さ。ダンブルドアがいる。』  ・・・1作目から今作まで、安全だったことなんか一度もない。毎年命の危険に晒されている。ハリーは完全に感覚が麻痺していますね。慣れって怖いと思った次第です。  さて、物語もいよいよ佳境。もう学校なんてほとんど関係なくなるのかと思いきや、ここにきて授業にクディッチ、恋愛イベントと、再び学園生活中心に。ですがそれも束の間。やはり終盤は学校とは関係の無い世界でひたすらバトル。  今作はシリーズ中一番辛いストーリーかもしれません。ドラコ・マルフォイ、スネイプ、ダンブルドア、みんな辛そう。  『オリバンダーの杖』の店や、ハリーたちの隠れ家が襲われたりと、終始辛いイベントが続きます。  それでも、魔法は派手になるし、ホラー要素は強くなるし、これはこれでかなり面白いです。  もちろんこれがシリーズ最後であるならば、こんな後味悪いラストもないので3点くらいですが、これはラストへの布石の章。そう考えるならば、完成度は非常に高いと思われるわけです。  なぜなら今すぐにでも続きを見たくなるからだ。  それにしても、ダンブルドアの炎の魔法から海開きまではすごい迫力の映像です。モーゼかと思いました。[ブルーレイ(字幕)] 8点(2016-03-21 13:47:14)《改行有》

134.  ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団 《ネタバレ》  冒頭からサスペンス&ホラー路線で、最初の頃のらんらんファンタジーの雰囲気は一切無くなりましたね。  魔法の羽根ペンを使っての虐待指導なんて、夢のあるファンタジー作品にはあってはならないシーンですからね(笑)  ハリーポッターシリーズ1~3くらいまでが好きな人には、合わない可能性が高いんじゃないでしょーか。  個人的には、『炎のゴブレット』といい、『不死鳥の騎士団』といい、シリーズ後半は原作より映画のほうが面白く感じます。  原作でも映画でもわくわくするのは、やはりみんなで集まって『ダンブルドア軍団』という正義の秘密結社を結成するくだり。ひじょ~に好きな展開です。  そんなわくわくするくだりもありながら、ハリポタシリーズ後半がつまらないと感じてしまう最大の理由は、『魔法学校』という舞台ならではの良さがどんどん感じられなくなってしまうことです。様々な『授業』や『学校イベント』に『魔法』がミックスされることで生み出される現実感のあるファンタジー世界。その仮想空間を楽しめるのが、私にとってこのシリーズの最大の魅力。  それが後半、メインの出来事はほとんど『学校の外』で起きてしまう。これがシリーズ前半と後半の決定的な違いでしょう。  この作品も、ハリー・ポッターシリーズとしては、あまり好きな作品ではありません。  ですが、一本の映画としてみると、とても面白いです。  もともと緊張感のある映画は総じて好きです。  ですから、なんだかんだ言って最後までドキドキしながら鑑賞したわけですから、映画として面白いんだと思います。[ブルーレイ(字幕)] 8点(2016-03-20 21:15:57)《改行有》

135.  ハリー・ポッターと炎のゴブレット 《ネタバレ》  個人的には前作と同じ、あるいは前作を凌ぐ出来栄えで満足です。  すっかり忘れていましたが、当時よくCMで見かけた有名なシーンが出ると、既視感のためか懐かしささえ感じます。  この作品では、初めてヴォルデモートの犠牲者が出ます。記憶が正しければ、これ以降ファンタジー路線からサスペンス、ホラー、アクションの要素が強くなり、魔法合戦もパワーゲーム化していったような気がします。  小説では、『炎のゴブレット偏』くらいまでは楽しく読んでいた気がするのですが、これ以降はあまりに犠牲が増え続けるのが、読んでいて辛かった記憶しかないです。まあ映画ではどのようなストーリーになっていくのかわかりませんが・・・。  実を言うと、この作品くらいから、ハリーポッターシリーズを読んでいて、自分の中でうまく映像化できていない部分がありました。  それが原作のせいなのか、自分のせいなのかはよくわかりませんが、この作品を観たことで自分の中の『炎のゴブレット偏』が補完され、完成された気がします。つまり、私にとっては『小説』+『映画』でようやく『炎のゴブレット』が完結したと言えるでしょう。  一本の映画として見ても、最後まで緊張感が途切れることなくあっという間の2時間半でした。  難を言うならば、これは仕方がないことでもありますが、登場人物の心境の変化が唐突すぎることでしょう。  特にロンの心境の変化は違和感ありあり。また、四面楚歌状態だったはずのハリーが、いつの間にか皆から応援されている状況も、映画で見るとかなり不自然。ついでに言うと、ハリーが陰でロンやネビルを小バカにするようなシーンはあまり見たくなかったですね。[ブルーレイ(字幕)] 8点(2016-03-17 15:38:17)《改行有》

136.  ハリー・ポッターとアズカバンの囚人 《ネタバレ》  シリーズ中最高傑作との噂に違わぬ素晴らしい出来。『ディメンター』というハリーにとっての天敵の出現。その天敵を倒すために特訓。そして急成長。この3作目はハリーが魔法使いとして大きな成長を遂げるターニングポイントです。やはり主人公ですから。最初のうちは弱々しくて周りの人から助けられていても、どこかで強くなってほしいものです。そのタイミングが、全7作中3作目というのは、ベストなんじゃないでしょーか。  更に、今作ではリーマス・ルーピン、シリウス・ブラック、ピーター・ペティグリュー、ハーマイオニーと謎を抱える人物が4人いて、その謎の見せかた、解明の仕方が面白いです。特にピーター・ペティグリュー。彼に関しては『人の居場所がわかる地図』がかなり重要なキーアイテムとして抜群の効果を発揮していますね。  唯一この作品で不満を言うとしたら、シリウス・ブラックのイメージが原作とだいぶ違ったことです。シリウス・ブラックはもっとクールで落ち着いたイメージなんです。原作がある作品ならではですが、シリウス・ブラックやリーマス・ルーピン、マッドアイ・ムーディなど、好きなキャラクターほど自分の中でイメージができあがってしまうのが痛いところです。[ブルーレイ(字幕)] 8点(2016-03-15 03:39:13)《改行有》

137.  10ミニッツ・オールダー イデアの森 《ネタバレ》  『星に魅せられて』・・・SFチックでわかりやすいストーリーで、個人的には一番面白かった。こーゆー短編を見たかったのですが、さすがにこの内容では物足りないので4点。  『啓示されし者』・・・誰目線でナレーションやっているのかと思ったら、『蚊』かよ!4点。  『水の寓話』『老優の一瞬』『10分後』・・・何が言いたいのかよくわからない。3点。  『時間の闇の中で』・・・ホラー?ドキュメント?本物の映像混じっている?正直全く何が言いたいのかわかりませんでしたが、映像の破壊力が凄かったので2点。  『時代×4』・・・もう全然わかりません。目が痛くなりました。0点  『ジャン=リュック・ナンシーとの対話』・・・最高につまんない。人生で最も長く感じた10分。映像化する意味がありません。0点  平均して四捨五入すると多分3点ですが、あえて切り捨て御免の2点で。[DVD(字幕)] 2点(2016-03-02 05:00:32)《改行有》

138.  ハリー・ポッターと秘密の部屋 《ネタバレ》  前作同様、今作でも次々繰り広げられる魔法ワールド。『空飛ぶ車』『瞬間移動』『変身薬』。魔法世界の住人達も次々登場。『屋敷しもべ』『暴れ柳』『アラゴグ』『マンドレイク』に『バジリスク』。『いたずら妖精』なんかもいましたね。  正直これだけでファンは大満足。正直終盤くらいまではずっと画面を見入るほどの面白さ。  だからラストのバジリスク戦。あれだけは何とかならなかったのかと思うくらい、結構残念な出来です。原作読んだときは、『嘆きのマートル』の種明かしに、『トムの正体』、『バジリスク退治』から『日記の消滅』まで息もつかせぬ展開だったのに、映画ではもうなんかダラダラ。演出がダメなのか、編集がダメなのか、演技がダメなのか、何が悪いのかもうよくわかりません。  『不死鳥が来てバジリスクの目を潰してくれた』→『武器が無いと思ったら、帽子の中から出てきた。』→『バジリスクにかまれた!もうだめだ!と思ったら不死鳥の涙で大丈夫だった』って、そんな次から次に何でもOKになるんだったら、50年前に何とかできたでしょーに。とか、思っちゃうんですよねー。  それに、あくまで魔法使いですから。ひたすら肉弾戦やって、剣でブスっ、はないでしょーよ。  そこは魔法と機転とアイデアで乗り切ってくださいよー。  とまあラストがぐだぐだだった点を除けば、おおむね満足度の高い本作。  何しろ好きなシリーズ、好きなジャンルの映画ですから。どんなにひどいクライマックスでも、これより低い点数はつけられません。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2016-03-01 03:24:27)(良:1票) 《改行有》

139.  ハリー・ポッターと賢者の石 《ネタバレ》  今回二度目の鑑賞。以前見たのは10年以上前。前回見たときよりも面白く感じられました。  それは何故か?まず一回目は吹き替えでした。今回は字幕。  そして一回目の鑑賞は、小説を読んであまり時間を置きませんでした。今回は、小説の内容なんて10年以上前のうろ覚え状態で鑑賞したので、純粋に『映画』として見ることができたので良かったのだと思います。  ハリー・ポッターシリーズは、平和で牧歌的で、そして夢のある『魔法学校』という舞台の中に、命に関わるようなイベントを平気でほうりこんでくるそのシュールなバランス感覚だけがちょっと苦手です。そういった部分を、『おとぎ話』だと割り切って鑑賞すれば、どっぷりとこの世界観を楽しむことができます。  一般的に魔法使いと言えば、『箒』に『杖』に『ローブ』。そういった既視感に作者独自の世界観をミックスさせることで、よりディープでオリジナリティのある作品へと昇華されているのがハリー・ポッターの最大の魅力でしょう。  例えば、ただ『箒』と紹介されても、それは既存のイメージどまりです。そこに、『ニンバス2000』と銘打ち、有名ブランドの一品にしちゃいます。更には子供達が、まるで高級スニーカーを見るように、ウィンドウの向こう側から展示されている『ニンバス2000』を憧れの目で見つめます。この伏線があるから、『ニンバス2000』がハリーの元にやってきたとき、そのわくわく感が2倍にも3倍にも膨れ上がるのです。  このアレンジ感覚、世界観の構築ってのは、まるで日本のマンガのようです。今や日本の漫画、アニメが世界中で愛されているように、このシリーズが世界中を熱狂させちゃうのは非常に納得です。つまりはこの作品は究極のオタクのなのです。オタクの世界はそれはもう甘美で中毒性があります。ですがオタクの世界は興味の無い人達からは白い目で見られる宿命。つまりは、この作品が賛否両論真っ二つに評価がわかれてしまうのは、オタク作品として成功している証でもあります。  また、究極のオタク作品というのは、実はストーリー構成や、システムの構築ってのが、実にしっかりしているものです。そういったものにこだわるのがオタクなんです。ですからこのハリー・ポッターも、安易な魔法ファンタジーの世界で終わりではなく、しっかりミステリー要素を内包し、なおかつ『スネイプ先生』というミスリードキャラクターまで配置させる徹底振りが面白いんです。  オタクは想像の世界を現実に引っ張り出す天才です。ですから、『魔法の授業』、『クディッチ』、どれもこれもがルールやシステムにこだわっていて、オールフィクションのくせにやたら現実感があります。  これこそがハリー・ポッター最大の魅力だと個人的には思っています。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2016-02-19 04:18:26)《改行有》

140.  ブラディ・サンデー 《ネタバレ》  映画としての評価がとても難しい作品です。  文献・資料としての映像作品と見るならば、その価値は極めて高いと思われます。  一応調べてみたのですが、この事件は本当にあったようですね。  映画というよりはドキュメンタリーに近い作風。もちろん、実話をもとにフィクションで構成されているわけですが、まったくのフィクションではなくノンフィクションの側面も持ち合わせている作品です。起こった出来事をおそらく忠実に再現し、それを淡々と流しているだけなのですが、言いようのない緊迫感が充満しています。  解説では、『イギリス、アイルランド、どちらが見ても納得できるように作った。』とありますが、この内容ではとてもイギリス側は納得しないでしょう。完全にイギリス側が非人道的な行為を行い、それを国ぐるみで隠蔽したように描いているのは明らかです。  もちろん、先にコースをはずれ、投石という暴力行為に出たアイルランドの若者達にも非はありますが、それに対する報復措置としては罰が重過ぎます。また、逃げ惑う人、撃たれた人を助けようとしている人まで狙撃されています。完全にイギリスという国家、その国が抱える軍隊を糾弾する内容に仕上がっています。  個人的には、この作品の作成の中心にイギリス人がいることが最早凄いです。  アイルランドの人はこの事件を忘れることはないが、イギリスではこの事件はほとんど語られないという事実が、この事件の全てかもしれません。[DVD(字幕)] 7点(2016-02-18 00:32:24)《改行有》

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