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プロフィール
コメント数 2288
性別 男性
年齢 47歳
自己紹介 好きなジャンル【 SF、アクション、サスペンス、ホラー、ミステリー 】
見たあと面白かったと思える映画は、ドラマ系、実話系、裁判ものが多いかもしれません。
サクセスストーリーが一番好きです。
見た後元気になれるし、夢があるから。

みんシネで面白そうな映画をチェック⇒映画を見る⇒レビューを見る⇒自分のレビューを書く
だいたいこんな感じで映画ライフを楽しませてもらっています。

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141.  ウェールズの山 《ネタバレ》  209メートルの丘に6メートル分の土を盛って、305メートルの山にするという嘘みたいな本当の話(実話)にひかれて見ちゃいました。本当に、あらすじ以外のことは何一つ起こらないので、サプライズはないですけど安心して見ていられましたね。  ただ予想に反して良かったのは、村人ひとりひとりの個性がはっきりしていたことでしょうか。どこにでもいそうな人々なんですけどね。なんか心温められるんですよね。で、調査員の二人を足止めしようとするんですけど、その際のやりとりなんかがちょいちょいコメディチックで面白い。肩が凝らずに楽しめます。  それでいてわかっちゃいるけど、結末がやっぱ気になります。だから最後まで飽きずに楽しめます。  ラスト直前の、「丘を登って山を降りた二人」のフレーズはかなり良かったです。うまいこと言うなーと思いました。  タイトルの原題は後で知りました。原題通りでも良かったのですが、個人的には「ウェールズの山」っていうタイトルはかなりのお気に入りです。このわかりやすさが最高に良いです。それに、原題知らないまま見たから、あのフレーズが出たときなんかちょっと感動したのかもしんないですし。  ラストの現代のシーンは確かにオチとしては良かったんですけど、一部やらされている感が強い人達が垣間見えたのは僕の気のせいでしょうか。[ブルーレイ(字幕)] 6点(2014-02-24 01:17:40)(良:1票) 《改行有》

142.  未来は今 《ネタバレ》  サクセスストーリーものは大好きなんですけどねー。  フラフープが売れてからのノーヴィル・バーンズ(ティム・ロビンス)のダメ人間っぷりに辟易してしまいます。もちろん、多少傲慢になるところがあるのは人間臭くて良いのですが、映画であればそこから立ち直る姿も見せて欲しいものです。  仕事はしなくなるし、浮気はするし、エレベーターボーイを馬鹿にする上クビにするし、たとえコメディでも観ててイヤな気分になるんですよ。その上、ちょっと旗色が悪くなるといじいじして、最後は飛び降りかい。  ですが結局はハッピーエンドになるんですよね。ただそれも、時間を止める神様らしき黒人の人と、天使になった元社長のブルーレターによって助けられて復活って、全部人の力じゃん。何かしっくりこないです。  ついでに言うと、あの性格のエイミーアーチャー(ジェニファー・ジェイソン・リー)と黒人の神様みたいな人が、なぜノーヴィル・バーンズにそこまで肩入れするのかも意味不明。そんなに魅力のある人には見えんのですが。  なんか辛口のコメントばかりになりましたが、映画そのものは、なんか飽きずに楽しめました。不思議なもんで、最後にフリスピーを笑顔で投げるシーンを見て、「まあ、良いか。」と思っちゃいました。終わり良ければ全て良しってことですかね。[DVD(字幕)] 6点(2014-01-16 15:22:41)《改行有》

143.  フォーリング・ダウン 《ネタバレ》  人がキレちゃうのにはいろんな理由があるとは思うんですけど、それ以前に「キレやすい心理状態」ってのがあると思うんです。  例えば、マイケル・ダグラス演じる主人公が、もし夫婦円満、仕事も順調であれば、渋滞ぐらいでキレはしない。お店も破壊しないし、ナイフを持っている相手をバットでたこ殴りにもしないはずなんです。でもやっちゃった。これってきっと、キレやすい心理状態だったっていうのが大事だと思うんです。  離婚・リストラの二つが重なれば誰だって自暴自棄になります。そんな最悪の心理状態のときであれば、きっかけなんてきっとなんでも良いんでしょう。劇中では「わかるわかる。そりゃキレるよ!」と共感する部分もあれば、「ええ、そんなことでそんなにキレちゃうの?」とドン引きしちゃうシーンもある。それはきっと観ている側の心理状態が正常な証だと思います。  もしこの映画を観て、すべてのシーンに共感してしまったとしたら、その人の心理状態って結構やばいかもです・・・。  ともあれ、映画としては、なんか惜しい感じでした。なんとなく、盛り上がり損ねた感があります。フラストレーションとストレスが破壊衝動に転化されていくイメージを武器に例えている表現は凄くわかりやすくて良かったし、娯楽作品として良い演出だったと思います。家に着く頃には次第にストレスが収まっていき、それが持っている武器でわかっちゃうわけですが、最後はなんと言っても水鉄砲ですからね。まるで派手な花火を打ち上げた後、しめに線香花火をするみたいな感慨。こんな気の利いた演出ってなかなかないのに、うまいことまとめすぎたんでしょうか、観終わった後切ない気持ちと物足りなさだけが残りました。あと、なんとなく「ファーゴ」を思い出しますね。[ブルーレイ(字幕)] 6点(2013-07-17 05:40:32)(良:1票) 《改行有》

144.  泉のセイレーン 《ネタバレ》  普段無意識のうちに、人は自分の「欲」に関する部分にはストッパーをかけるものです。それは自分の社会的地位であったり、長年の経験で培われてきた良識やモラルだったり、さまざまな心理的制限がそこに働くからでしょう。  ましてや本作の牧師夫婦なんてものは、普通の人以上に倫理感とモラルを求められる存在。その二人が、今までの人生でおそらく関わることのなかった、倫理感やモラルとはかけ離れた芸術家一家としばらく一緒に過ごすわけです。当然、何か起こりそうな予感は最初からしていまして、そして当然何かが起こるのです。  ただそれは、著しく常識を逸脱したものではありません。確かに不倫のような行動もあっちゃうわけですが、どちらかというと精神的抑圧からの解放というほうが本作のテーマに近いと思います。  そういうわけで、決して画的にもストーリー的にも派手な展開にはなりません。かと言ってリアルかと言えばそうでもなく、むしろ後半は精神世界の解放を夢の描写を交えながら幻想的に描きます。  したがいまして、観る人によっては、退屈極まりない映画になってしまうかもしれませんね。僕はそれなりに楽しんで観る事ができました。なんかちょいちょいイギリスジョークみたいなのが入ってくるせいか、みんながぽんぽん脱ぐせいか、出てくる人達がみんな個性的な割に、他者に対して愛情とか思いやりみたいなのを持っているせいか理由はよくわかりませんが、なんか最後まで飽きることなく観られました。  ちなみに最後に一瞬だけ、ちょっとしたサプライズ演出があります。多分そーじゃないかなーとは思っていましたけどね。[DVD(字幕)] 6点(2013-06-16 17:00:27)《改行有》

145.  オーメン(1976) 《ネタバレ》  とうとうあの有名な「オーメン」を見ることができました。「ファイナルディスティネーション」に似ているなーと思いました。少なからずこの作品から影響を受けている気がします。  個人的には「ファイナルディスティネーション」のほうが日常的で好きです。  映画として完成度は高く、見応えがあります。ですが、「ホラー」ではなく「オカルト」というジャンルであれば、やはり洋画より邦画のほうが面白いかな。  家政婦が首をつるシーンは最高に良かった。  個人的に一番怖かったのは、墓を掘り返すシーンです。[DVD(字幕)] 6点(2012-03-04 16:21:54)《改行有》

146.  ガンジー 《ネタバレ》  中学生の頃に習った「非暴力・非服従」。その意味を実感できる映画として、貴重な作品だと思います。この映画がとっかかりになって、歴史に興味を持つ人もいるのではないでしょうか。  この映画を見ると、つくづく歴史は人だなと思います。歴史は争いの記録だとも思います。いつの時代でも、自分の思想を押し付けられる人とそうでない人がいます。ガンジーは明らかに前者です。映画の中でもしばしばガンジーは「私は頑固かな」と訪ねます。ええ、もうそれはすごい頑固な人かと思います。  人々は、ガンジーの「非服従」の思想に突き動かされています。「非暴力」はあくまで手段にすぎません。もしガンジーの「非服従」のための手段が「非暴力」でなければ、あるいはガンジーは第2のヒトラーにもなりえたかもしれませんね。[DVD(字幕)] 6点(2011-11-20 11:09:39)《改行有》

147.  蜘蛛女(1993) 《ネタバレ》 それほどジャックがだめ男に見えませんでした。むしろ、ずっと窮地に立たされている中で、結構頑張っていた気がします。確かに浮気はだめですが、それ以外はおおむね良かったのでは。最後まで奥さんを愛していたし。浮気相手のシェリーが帰ろうとするのも黙って見送ったし。マフィアにはっきりと「無関係の人間には手を出すな」と言ったし。マフィアのボスに人殺しを依頼されてもはっきりと断ったし。結局脅しに屈してモナの命を狙うことにはなりましたが、それは人間に自己防衛本能がある以上仕方がないです。何より、いよいよ窮地に立たされたとき、まずまっさきにナタリーの身を案じ、お金をすべて預けて、5月1日と12月1日に会う約束をして逃がしたのがとても良かった。そして、あのマフィアグループでさえ殺せなかった蜘蛛女を殺すことに成功しました。 本当のだめ男にはこんなことできません。 [DVD(吹替)] 6点(2011-09-18 14:10:36)《改行有》

148.  エスケイプ・フロム・リビングデッド 《ネタバレ》 雰囲気を楽しむ映画です。大きなストーリーはなく、小さなストーリーもありません。怖いかと言えば怖くもなく、グロイかと聞かれればややグロイ程度。ですが、ゾンビが走りません。ドキュメンタリーチックです。それだけで十分です。昭和世代なので、走らないゾンビにえもいわれぬ趣を感じます。風情がありますね。[DVD(字幕)] 6点(2011-08-17 03:39:56)

149.  ファンタスティック・フォー:銀河の危機 《ネタバレ》 1作目がとても面白かったので、かなり期待して観ました。率直な感想を言います。4人がバランスよく活躍する話のほうが良かったです。今回はジョニーがメインになりすぎているのが残念でした。あと、「星食い」なるものが出てきて、スケールが大きくなりすぎたのも個人的には好みが合いませんでした。ただそれでも好きなシーンや面白いアクションも多かったので6点で。[DVD(字幕)] 6点(2011-07-05 15:42:08)

150.  ハイ・フィデリティ 「とても面白い」とは言えないですが、なぜか目が離せなかったです。大きな山場がそんなにあるわけではないのに、最後まで飽きることがありませんでした。洋楽が好きな人であれば、この作品の価値は大きく変わってくるような気がします。僕は洋楽のことはわからないので、よくわからないネタが多かった。物語は、ラスト10分が一番好きです。[DVD(字幕)] 6点(2011-07-03 04:28:36)

151.  フッテージ 《ネタバレ》  スランプ中で追い詰められたベストセラー作家が、一発逆転を狙って殺人事件の現場となったおうちへ引っ越してくる。それだけでちょっとワクワクしちゃいます。そして早速屋根裏で、怪しい箱発見。中にはフッテージが。フッテージ?よくわからなくてググりました。ふむ、未編集の映像素材。なるほど。この荒い画像がなんとも・・・。  主人公が映像を見てみると、そこにはスナッフフィルムのような映像が。4人が首つりをされる映像。時間差で息絶えていく様子がなんとも生々しい。このなんとも言えない気持ち悪さと、ゾクゾクくる恐怖感はかなり好きです。  前半はそーゆーノリが多かったので良かった。  副保安官も、やたら協力的で、逆に怪しくて良かった。この人結局ただのミーハーだったってのは肩透かしですが・・・。でもいいキャラしてましたね~。  で、中盤以降、あまり好きではない展開に。せっかく前半で良い雰囲気作っていたのに、どんどんお化け屋敷路線へ。  大きな音。突然ばあっ。んー。この映画もかぁ・・。怖がらせるのと驚かせるのは似て非なるものなのに。  オカルトにみせかけて、じつは真犯人がいると思ったのですが、やはりただのオカルト。後半はなんでもアリに。  で、ブギーマンって結局何者だったのでしょ?  あと、こーゆーホラーでラストが救いようがないほどバッドエンドっていうのも、後味が悪すぎるなぁ。  妻とお兄ちゃんなんて、結構中心人物だったのに、肝心のラストでは台詞すらないじゃない。  ミイラとりがミイラになるようなオチ自体は好きなんですけどね~。  なんか全然すっきりしないホラーでした。[ブルーレイ(字幕)] 5点(2024-03-01 14:48:58)(良:1票) 《改行有》

152.  007/スカイフォール 《ネタバレ》  なんか退屈。時間も長い。007ってこんなんでしたっけ?  スパイ要素なんて後半ほとんどなくて、アクションばかり。  しかも任務とかじゃなくて、内輪でのごたごた。言ってしまえば復讐劇。  う~ん、これじゃあ007っぽくないなぁ・・・とでも思ったのか、とりつくろうかのように出てくるボンドカー。しかもヘリにハチの巣にされて見るも無残なスクラップ。そしてボンドガールもすぐ退場。  ・・・いや、もしかして今作のボンドガールってあのおばちゃん・・・?いや、まさかね・・・。  なんか007ならではのワクワク感や爽快感ってのが皆無で、エンターテイメント性に欠ける気がするのです。  いえ、この映画、007というつもりで見なければ、それなりに高評価をつけられたかもしれません。  スパイ映画を見たかったのに、なんか全然違うもん見せられた気分。そこがちょっと不満。[ブルーレイ(字幕)] 5点(2023-11-02 02:14:29)《改行有》

153.  時計じかけのオレンジ 《ネタバレ》  かなり有名な作品ですから、観る前から作品に対してイメージが先行していたことは否めない。  自分のなかで神格化されつつも、なんとなく制作年の古さから手が伸びなかった作品。  で、『遂に鑑賞した』っていう、この無駄に上がったハードルのせいで、率直な感想は『思っていたほどではない』という残念なもの。思っていたよりストーリーもしっかりしたものです。  もっと荒唐無稽。もっと自由奔放。もっとぶっとんだものを想像していました。  オープニングはこちらの期待通りの出だし。秩序やモラルからはみ出した存在。この映画でしか見られないような無軌道で無秩序な若者を見事に描いてくれました。純粋な悪のカリスマのようなアレックス。なるほど。評判通りです。怖いもの見たさの好奇心を満たしてくれるのに十分でした。  雲行きが怪しくなってきたのは、保護観察みたいな人が出てきてから。  あれ?なんかアレックス普通じゃね?よくいる不良というか引きこもりというか・・。  決定的だったのは仲間の裏切り。  急に気持ちが冷めていく。  仲間内でのいざこざなんて、その辺にいる有象無象と大差ないじゃん。  もっとクールでミステリアスでカリスマなグループかと思っていました。  がっかりに拍車をかけたのは刑務所に入ってから。  もう普通の人と変わらない。とにかく早く釈放されるためには何にでもすがりつく姿勢に、少なからず落胆しました。  じゃあいっそ破滅的なエンディングを見せてくれるのかと思ったら、決してそういうわけでもなく。  なんか破格の待遇を約束されて、まさかのハッピーエンド?  前半のぶっとんだノリで想像もできないような物語を見たかったです。  [ブルーレイ(字幕)] 5点(2023-08-06 18:05:13)《改行有》

154.  ホビット/竜に奪われた王国 《ネタバレ》  おいおい、まじかよ。すげー途中で終わるじゃん。ここまで当然のように途中で切り上げられると、逆にすがすがしいと言えなくもない。  樽に乗っての急流下りバトル。ラストのVSドラゴンバトル。この2か所は見所と言っていいと思います。蜘蛛とのバトルも悪くはなかったですね。  要所要所は面白いんですが、やはり1本の映画としては盛り上がりに欠けます。「ドキドキ」も「ハラハラ」も「ワクワク」もしない。  登場人物たちの感情が見えてこないのも、没入感を阻害している一因かも。  まず、旅に出るのを一番渋っていたビルボに、最も重要で危険な任務をまるなげし、ビルボもそれをすんなり受け入れるっていうのがよくわかりません。  終盤、アーロン石をめぐってトーリンとビルボに確執みたいなものが生まれるシーンがあるんですが、それは放置のまま映画が終わっちゃう。そりゃ竜に襲われていたらそれどころじゃないのかもしれないけどサ。せめてこの映画の中で、その確執に一応の決着はつけましょうよ。こんだけ尺長くとってんだからさ・・・。  ガンダルフは時間守らないし。トーリンはガンダルフとの約束守らないし。  なんか中心人物のトーリンがどーにもいけ好かないやつなのが問題なんだろーなー。  そしてガンダルフ。原作を知らないから仕方ないのかもしれませんが、今回のガンダルフはいったい何がしたかったのかまったくわからなかった。いったい、どーなっていたら正解だったの?おしーえてー、おじいーさんー。[ブルーレイ(字幕)] 5点(2023-05-16 14:56:14)《改行有》

155.  奇蹟がくれた数式 《ネタバレ》  私には高尚すぎてちょっとついていけない部分が多かったです。  貧しい出自、しかもインドの人が遠くイギリスでどのように成功していくのだろうと思って見ていました。  ラマヌジャンは異国の地で頑張っていたのですが、リトルウッドやハーディー以外の人間にはなかなか認めてもらえません。実の母親が妻からの手紙をひた隠しにしてしまったせいで、妻とは手紙のやりとりすらできません。挙句、結核に侵されて死の淵をさまよいます。シビアな現実ばかり。気が重くなる一方です。  そんななか、ハーディと二人で分割数などラマヌジャンが見つけた公式の証明に没頭する日々。でもずっと具合が悪そうなラマヌジャン。いつ死ぬかわからないのに、愛する妻とは連絡もとれない状況。正直数学どころではなかろうにと思ってしまいます。  王立なんちゃらの会員になるシーン。フェローに認められるシーン。この物語のクライマックスはさすがに盛り上がります。努力と苦労が報われるわけですから盛り上がらないわけがありません。  ただ、できれば物語中もう少し盛り上がりポイントをちりばめてほしかった。実話とはいえ、映画にする以上多少の脚色は必要でしょう。教科書的な意味合いを超えられていない作品という印象です。[DVD(字幕)] 5点(2021-11-05 03:19:13)《改行有》

156.  モールス 《ネタバレ》  オリジナル未見。でもあらすじは読んだことがあります。  というか、あらすじを読んで、自分好みではないと判断。オリジナルの鑑賞は見送った経緯があります。  で、今作。リメイクとは知らずに見ちゃいました。途中でな~んかこのシナリオ、読んだことあるなーって思ったんですよねー。  まあそれはいいとして、雰囲気のある映画でした。  主演の二人、特にクロエ・グレース・モレッツが大変魅力的。  で、やっぱりストーリーが私好みではない。  そもそも凄い純愛な雰囲気醸し出してますが、アビー、あんた二股かけてますから。  正直ヴァンパイアが年老いた召使を廃棄して、新機種を手に入れただけのようにも見えます。  いじめっこたちがやられるラストはスカっとします。  でも善良な人や親切な人たちが結構犠牲になっちゃってるので、後味があんま良くありません。  感動的なシーンがあるわけでもない。メッセージ性があるわけでもない。エンターテイメント性も乏しい。  ホラーとしてもミステリーとしてもラブストーリーとしても中途半端で、何とも形容がしづらい映画ですね。[DVD(字幕)] 5点(2021-04-13 12:52:29)《改行有》

157.  グランド・ブダペスト・ホテル 《ネタバレ》  ホテルの中でいろいろ起る話かと思いきや、ホテルの外でいろいろ起る話でした。  ミステリーと言うには浅く、コメディというには少々ブラックが効きすぎか。どの側面から見てもどっちつかずの中途半端。とゆーか、そーゆー作風ですね。見る人を選ぶとはまさにこのこと。私の好みには合いませんでした。  登場人物は皆記号と化していて、与えられた役割をこなすだけ。RPGに出てくる村人『ここは○○の村だよ』を言い続ける人と変わりません。感情の起伏が極力抑えられ、鑑賞者は事の顛末を蚊帳の外からただ眺めているだけ。  せめてラストがもう少しわかりやすいハッピーエンドで終わってくれれば。あっさり『グスタヴは死んだ。撃たれた。』とか、『妻と幼い子供は○○風邪で死んだ。』とか、わざわざ言う必要があるだろうか。このほろ苦い余韻は必要なんでしょうか。  グスタヴは良い人だし、ゼロもグスタヴに忠実なので、二人の関係は見ていて心地良い。  ゼロが連行されそうになったり、暗殺者が暗躍したり、グスタヴが投獄されたり脱獄したり、とにかくいろいろ起きるので飽きません。ですが鑑賞後の満足度は低いです。    [ブルーレイ(字幕)] 5点(2020-12-17 03:26:12)(良:1票) 《改行有》

158.  ザ・イースト 《ネタバレ》  映画に娯楽を求めちゃう私にとって、こーゆー作品はどうしても評価が低くなりがち。これは完全に好みの問題です。   薬害、公害を引き起こす企業に制裁を加えるザ・イースト。そこに潜入し、ザ・イーストの調査、監視をすることで企業を守る民間警備会社。主人公のジェーンはザ・イーストに潜入するも、彼らに感化され、その思想に一定の理解を示すようになってしまう。その一方で、『目には目を』というイーストの基本理念には強い抵抗感を露にします。『ミイラ取りがミイラになる』みたいな単純な話でもなさそうです。  それが証拠に、ザ・イーストに協力する一方で、自社にはしっかりイーストの情報を報告する。彼氏と仲良くする一方で、イーストのボスとねんごろになってしまう。そんな状況がずっと続くわけですから、ちょっと疲れてしまうのです。  メインストーリーと関係のないシークエンスで結構尺を取っちゃったり、その一方で説明不足な部分があったりと、決してバランスやテンポが良い映画とは言えません。  全員が拘束衣に身を包み、口でスプーンをくわえ、隣の人に食べさせてあげるシーン。このいかにもな思想集団的発想、自分達以外のものを否定する雰囲気がカンに障る時点で、自分とこの作品は合わないと思いました。[DVD(字幕)] 5点(2020-10-04 02:04:12)《改行有》

159.  トライアングル(2009) 《ネタバレ》  息子は?なぜ1人ヨットハーバーに?あの突然現れた積乱雲は?無人の定期船の正体は?なぜジェスはここに来たことがあるの?  とにかく1から10までミステリーに埋め尽くされた作品。  タイムループ系でもあるし、不思議系でもある。  1つの時間軸に自分という存在が2人いるというのはよくあります。ですが3人というのはあまり見たことないですね。だから『3つのアングル』で『トライ・アングル』なのでしょうか。かなり考えられている脚本とタイトルなのかもしれません。  ごちゃごちゃした構成なのに、ごちゃごちゃしているように感じさせないのに、作り手のセンスを感じます。  とは言え、映画としてはミステリーに重きを置きすぎて、それ以外の要素にあまり良いところが無い気もします。  まずこれだけ個性的な面子を揃えながら、ジェス以外はただのやられ役で終わってしまっていること。  ホラー的演出をしながら、ホラー的な面白さは足りないこと。  どうもアイデア先行の作品という気がしないでもないです。  映画としての面白さ、完成度、満足度でいうと、どれもちょっと物足りないですね。  それから映画とは全然関係ないのですが、DVDのタイトルに勝手なサブタイトルがついています。『殺人ループ地獄』。クソださいうえに、壮大なネタバレ。このサブタイトルをつけた人の良識とセンスを疑います。[DVD(字幕)] 5点(2020-08-03 05:46:49)(良:1票) 《改行有》

160.  ウォルト・ディズニーの約束 《ネタバレ》  実話を元にしているから仕方ありませんが、メリー・ポピンズの原作者であるトラヴァース夫人がまず好きになれません。傲慢。高慢。謙虚さも聡明さも足りません。辛い過去があったのは同情に値しますが、それとこれとは話が別です。こーゆー人とは肌が合わないのです。共感もできません。周りにいる人間が親切な人ばかりだったから良かったようなものです。  トラヴァース夫人以上に気に入らないのがその父親。ヘレンの父と言うべきか。  現実逃避。アルコール中毒。家のことは妻に任せきり。子供に良い顔ばかりすれば、それは子供に好かれますよ。当たり前です。ですがそれが本当の愛情でしょうか。私は奥さんが不憫でなりません。これだけ苦労をかけられた挙句、父親はまるで忠告を聞き入れず体を壊して他界するわけです。娘だって甘やかしてくれる父親にべったり。  そんな父親と原作者ばかりにスポットが当たり、二人を肯定的な目線で描くストーリー構成。私はとてもそんな気分になれません。私はこの父親みたいな人間が本当に嫌いです。  キャストは良い。演出も良い。音楽も良い。みなさん名演だし、そもそも私はディズニーが大好き。ですから良い映画なのは間違いないのでしょうが、私的にはこれはナシ。  え?これって結構好き嫌い別れる作品だと思うのですが、違うのでしょうか。  ただ、この映画を見たおかげで、メリー・ポピンズを見てみたくはなりました。[ブルーレイ(字幕)] 5点(2020-06-01 02:52:11)(良:1票) 《改行有》

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