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1.  ウォンカとチョコレート工場のはじまり ミュージカルに徹したところが良かった。苦手という人も多いジャンルだけど、かなり完成度高いです。怒涛のように展開する音楽パートはまるでチョコレートの大河のように滑らかに流れ、そんな中でもストーリーは分かりやすく進行する。登場人物たちの細かなエピソードも見事に繋げ、おとぎ話らしいご都合主義と予定調和な部分が逆に心地良くて。笑いあり、ちょっとホロリとさせる所もありで、こういうミュージカル映画って、何だかんだ言ってもやっぱり最高に楽しいエンターテインメントだなー。[映画館(字幕)] 10点(2023-12-15 12:53:23)

2.  ダークナイト ライジング 《ネタバレ》 ブルースウェインの成長が見られる本作、シリーズの中では一番好きでした。そもそもが財力と優秀な取り巻きによって作り上げられたヒーローは、生い立ちこそ気の毒な孤児なんだけど根っからの大富豪で、志や義はあるもののどうしてもそのお坊ちゃんキャラが邪魔になってしまってました。バットマンにとって最強のパワーポイントである財力は、ブルースウェインというキャラクターにとっては最大の欠点になっていました、少なくとも私の場合。前作では数少ない理解者の中の一人レイチェルを失い、今作では命綱の財力を失い、レイチェルがらみで親代わりのアルフレットにも去られ、それはもうこれまでのバットマン、何だかんだ言ってもボンボンだろバットマンは身ぐるみを一枚ずつ剥がされていく事になるわけです。更に、自分との共通点を見たキャットウーマンからは一瞬、ミランダからはがっつりと裏切られたりで、自分の信じる正義と他者のそれとの違いを突き付けられます。前作での戦いの結果生まれたデント法にしても、(その内容は不明ですが)それが果たしてゴッサムシティを平和に導いたかというと全くそんな事はなく、とにかくブルースは身も心もボロボロなわけです。そしてあのラスト。もうそれまでの悶々、鬱々していたものを、一瞬にして全部まとめてくれました。これは歴史に残る感動のラストシーン、マイベストラストシーンに認定です。あ、アベンジャーズエンドゲームかなぁ・・・[インターネット(字幕)] 10点(2023-03-20 14:55:02)

3.  リリーのすべて エディレッドメインが、なぜどこの賞も主演女優賞にノミネートされないの?。彼は本作で完全に女だったのに。それがまさに「性別」の壁というものなのだろうな。法律上の「性別」とか「婚姻」とか、実は本当に無意味なものに思えてならない。[映画館(字幕)] 10点(2016-07-02 22:07:54)

4.  レ・ミゼラブル(2012) みんな歌が巧いなぁとか、死に際でも歌うんかいとか、そういう事ではない。力強く生きようとする民衆、それを力強い歌で伝える俳優たちの集中力に感動する。作品全体がパワーに満ち溢れている。圧巻であった。[CS・衛星(字幕)] 10点(2015-09-09 18:07:37)

5.  エイリアン2 こわ!すご!おもろ! 何回でも観れる。[CS・衛星(字幕)] 10点(2012-11-19 15:46:09)

6.  アバター(2009) 《ネタバレ》 パーフェクトだった。映画として必要な要素を欲張りなまでに表現し、ここまでのレベルで成功した例はあまり無いと思う。SFの中に原始の美を設け、地球ではない架空な土地を「守らねば」と思わせる即効性。そのような説得力を持つ美しい架空世界を作り上げた事がまず凄い。パンドラの地、そこに巣食う動植物やナヴィ達の世界は、映画の中でたった2時間半あまり覗いただけなのに、まるでずっと太古から存在しているように思えたし、対する地球人はエイリアン以外の何者でもなかった。短時間でそう思わせることに成功した。説得力ある世界観、カリスマ性あるヒーロー、美しくも勇敢なヒロイン。パーフェクトだった。特筆するのは、ヒロイン、ネイティリの美しさか。しなやかな肢体と躍動感溢れる身のこなし、少女のように純粋な表情と、少年のようにストレートな声…。そこに魅せられてしまった地球人(視聴者)の負けは決まったようなものでした。  余談ですが、確かに もののけ姫 に似ている。ホームツリーが倒されたとき、でーだらぼっち的な者が出てきたら、間違いなく減点だったが。これは文句無く10点。 [映画館(字幕)] 10点(2010-01-13 21:19:54)(良:2票) 《改行有》

7.  スラムドッグ$ミリオネア 《ネタバレ》 冒頭はミリオネアらしく四択で始まる。どれどれ?どれが正解なの?なんて考えていたら…。拷問を受け過去を振り返るジャマール。蘇えった過去の記憶、それは疾走感に満ちた映像と音楽で語られ、逞しく輝く少年達の姿に、心は即インドへと連れ去られてしまいました。たぶんあの独特な音楽とスピーディに動くカメラには、脳内麻薬を分泌させるような効果があるのではないか。と思ってしまうぐらい、私の脳味噌は不思議な感覚に陥ってしまいました。ストーリーもそれはそれは出来すぎと言うほど良く出来ていた。過酷なスラムの生活を通して、度胸やハッタリを持ち合わせ、並大抵の運では生き抜けない地で育ち、生きていくための知恵や遊びの上で培った知識も身についていた。その上で番組に出演したのもその結果も全て「運命だった」と落とすところが何ともニクイではないでしょうか。オーディエンスのテレホンで再会を果たし、笑顔で「分からない」と言った二人がまた美しく、世紀の瞬間には兄さんが札束の中で散る、という演出もまたニクイ。とにかく最初から最後までよく出来ていて、派手さは無いのに実はもの凄く派手派手しく練られたストーリーに満足です。[映画館(字幕)] 10点(2009-06-06 17:06:12)

8.  ゴーストワールド かなり個性的で一見ひねくれてるけど、実はとっても素直で普通。不思議ちゃんの用で、でも知れば知るほど何処にでもいる。何も考えずその場を楽しんでいるだけのように見えるけど、結構奥深い部分を持っているイーニド。とても魅力的なキャラクターでした。全体の雰囲気は「花とアリス」に似ている。というかこちらが先。少女の心に国境は無い。昔少女だった自分はどちらも共感できるところがたくさんある。そしてラストは、慣れ親しんだ街を出て行った彼女の門出を見送るという事と受け取りました。誰もが通る道、グラデュエーション。劇場にはおじいさんとかも観に来ていた。イーニドの将来も気になるが、彼らはこの作品をどう感じたか、そちらも気になるところだ。[映画館(字幕)] 9点(2014-12-11 13:36:14)

9.  2001年宇宙の旅 《ネタバレ》 む、難しい・・・。率直に面白かったとは言えないが、傑作なのは確か。原作読んでない予備知識ほとんどない知恵もない私が、考え悩んで勝手に出した見解をこの場を借りて発表させていただきます~「人類の夜明け、それは猿人が謎の石版モノリスに触れた事から始まった。この大胆な仮説に則り物語は進行する。月面にもモノリス。HAL9000の暴走もモノリスの仕業か。人工知能が感情を持ち始めた事による危険性は、猿人が道具を使い始めた時のそれと同じ。モノリスは神から人類への贈り物(英知)であり、それをどう使うか(破滅に向うか、進化を遂げるか)は贈られた者の選択である。がラストで神は救いの手を差し伸べた。死から生へ。輪廻転生。赤ちゃんが巨大(スターチャイルド)な意味が良く分からなかったが、その隣で美しく青く輝く地球も遠い昔にこうやって生まれたんだよ、という象徴的なシーンと受け取る~。」とこんな感じです。1968年、人類がまだ月にすら降り立っていなかった時代、近い未来を夢見て作られたこの作品には計り知れないロマンを感じる。人類の知への欲求は、とどまる事を知らない、言わば宇宙より巨大な存在であり、また宇宙も、人間の無限の想像力を超えるものである。難解な作品ではあるが、とにかくスケールの大きさと、何やら宗教的・哲学的なメッセージを感じる。2001年を超えてしまった現在、あたかもドキュメンタリー映画を視聴しているかの錯覚を覚えるくらい淡々と進むのは退屈に感じてしまうが、'68年当時の見方はもちろん違っただろう。キューブリック監督が2001年を待たず、そして人工知能を扱った「A.I.」も撮れずに'99年で他界したのは何とも皮肉なことだ。[映画館(字幕)] 9点(2004-01-15 11:04:27)

10.  アラビアのロレンス 完全版 《ネタバレ》  4時間弱の長編で、アカデミー賞7部門受賞という大作という予備知識だけを持って、よし頑張って観るぞという意気込みで観てみた。  まず壮大な、そして長い序曲から始まり、ああ大作に手を出してしまったなと思い知らされる。観たのはデジタルリマスター版ということもあり、とにかく映像が綺麗で驚いた。そして次に思ったのが、これは中東問題の予備知識がないとダメだ、という事。そこで一旦停めてWikipediaを開きながら鑑賞することに。1962年、CGもドローンもモーションキャプチャーも無い時代に、よくもまあこんなスケールのでかい題材で映画を撮ろうと思ったもんだ、とまた驚く。それは、もともと考古学者で軍用地図の作成をしたり、その語学力を活かしカイロの陸軍情報部で連絡係を務めていた実在の人物トーマス・エドワード・ロレンスの壮大なストーリーだった。  一介のイギリス軍将校に過ぎないロレンスが、オスマン帝国に対して、アラブ軍を率いてアラブ反乱を起こす。更にダマスカス占領ではアラブにアラブを与えようと一足早く到着し、町中をアラブの旗で埋めたという。そんなまさか、と思った。どこまでが真実でどこからが脚色なのか、そして主人公の心、内面の部分の表現はこれで正しいのか、ここまで考えるとややこしい事になるので、純粋にこの作品だけを楽しむことにする。  冒頭は主人公の葬儀、そこでの故人の評判はさまざまで、良く言う者もいれば、恥知らずの目立ちたがり屋、偉大な人物だったが良く知らん、という者も。とにかく変わり者であることは分かった。お調子者で気分屋、時代の波にのまれ、周りの雰囲気に流され、自分がアラブ人になったかのように振る舞い、この戦いはイギリス軍のためなどではなく大義ある聖戦だと思い込む。しかしアラブにはジハードという考え方があって、イギリス人が簡単にアラブ人になることは出来ないと思い知らされる。アラブは砂漠を愛さない、とアラブ人が言っていた。アラブを軽く見ていると。一連の作戦にしても結局は、政治家と軍人の妥協劇のお膳立てに過ぎなかった。アラブ軍の指導者かのように嬉々としてオスマン軍と戦ってきたオレンスは、最後は骨抜きになって同胞のもとへと帰っていく。儚い夢のごとく切ないラスト。砂漠はもう二度と見たくない。そして冒頭のバイクのシーンを思い出すと、ロレンスの超ハードで短い人生はいったい何だったんだという余韻にふける。こんな気の毒な人物だったとは。ドラマにしたくなる気持ちが分かった。  そして何より、美しい映像も存分に堪能しよう。マッチの火を消すとそこは砂漠の日の出。ラクダと広大な景色、地平線の遥か遠くから現れた小さな点がたっぷり時間をかけて徐々に近づくシーン、竜巻、太陽、白い砂漠、青い空。美しい金髪碧眼のピーターオトゥール。音楽も美しい。長いが観てよかった。[インターネット(字幕)] 8点(2023-08-03 13:06:33)(良:1票) 《改行有》

11.  マイ・レフトフット ダニエルデイルイスの演技への賞賛ばかりですと、演じた彼もこの作品に携わった多くの関係者も不本意なんではないかと。大家族の中で一人ハンディキャップを持って生まれ、その豊かな心は不自由な身体に閉じ込められた状態、そんな彼を他の多くの家族は分け隔てなく公平な愛を与えてた。最大の理解者であるお母さんはこの物語の主役と言っても良いだろう。このお母さんが強いからクリスティも強く、このお母さんが優しいからクリスティも兄弟たちも優しいんだ。クリスティは人とは少し違って生まれたけど心は健常で、その健常な「心」は「心でしか愛されたことがない」と訴える。この言葉が彼の全てのジレンマなんだろう。痛いシーンだが、何だかとても腑に落ちる瞬間だった。[インターネット(字幕)] 8点(2022-02-22 13:35:47)

12.  ソフィーの選択 《ネタバレ》 かなり怪しいバカップル、彼女の方は苦労人で、彼から命を助けられ、まあいろいろ有るけど二人にしか分からない絆があるから度々の大げんかも仕方ないのかな、くらいに思っていた田舎者のスティンゴと、またそれを見ていたわたくし視聴者なんぞは、二人の正体を知ったときに、これまで見ていた物が、はたと現実的にしっくりと来るわけです。二人の間につけ入る隙など無い事に気付くのです。この出会いと別れはこの上なく不毛でもあり、青年の心に仕舞っておくには余りにも壮大な出来事でもあり。青年が成長するためのほろ苦いピソード、にしては重い重い彼女の悲しい選択。彼女の選択はいつも間違っている。[インターネット(字幕)] 8点(2022-02-12 17:01:21)

13.  イエスタデイ(2019) 《ネタバレ》 ビートルズの楽曲、改めて名曲揃いだ。エドシーランも現代の素晴らしいアーティストなのは間違いないが、50年以上以前のイギリスの若者がどうしてこうも世の人々のハートに響いてしまう曲ばかりを発信できていたのかと考えると、彼ら当時のビートルズにこそ何かSF的な力の思し召しがあったのではないかと思ってしまう。そしてこの世界では存在しないはずのビートルズから多大なる影響を受けているエドシーランはトップアーティストとして実在しているわけだから、矛盾してる部分も多いんだけど、とにかくビートルズが偉大であるということと、ALL NEED IS LOVE. それが全てなのである。[インターネット(字幕)] 8点(2020-12-22 19:36:55)

14.  エイリアン 《ネタバレ》 SFホラーとはよく言ったもので、まさにその通り、宇宙貨物船乗組員がその密室を舞台に未知の生物モンスターから追い詰められるホラーです。そのUMAエイリアンの造形が秀逸であった事が今なお語り継がれている要因でしょう。あの不気味な卵から生まれ、その体液は強酸で、脱皮を重ねてのあのフォルム、素晴らしいです。また全貌がなかなか明かされない感じも恐怖心を煽られます。ただ最後リプリーに撃たれ宇宙船から宙ぶらりんになった時、その全貌が普通に着ぐるみみたいだったのが残念で仕方ない。ホラーが苦手でSF好きな者としては、本作より「2」の方が実は好みです。[映画館(字幕)] 8点(2015-02-12 22:18:06)(良:1票)

15.  ラッシュ/プライドと友情 《ネタバレ》 先日閉会した冬季オリンピックでもそうだったが、人は(日本人は?)復活劇が大好きだ。挫折の後の成功は、勝つべくして勝った勝者のそれより、何割増しかで感動を呼ぶ。そしてその成功は、メダルの色とか順位とかはさほど関係ない。次の日の新聞で結果だけを知ったのでは然したる感動は無く、むしろ、あーやっぱり残念、などというツマラナイ感想を述べてしまいかねないわけだが、何とも復活劇にはドラマがある。その人その選手の、それぞれの挫折と苦悩と歓喜がある。この映画でも感動しないわけがない。そして更に大好きなライバル劇もここにはある。この二人は全くタイプは異なるが、互いの事を執拗に意識しあい、その後リスペクトし合うようになる。ニキラウダ役の俳優はデーブスペクターに見えて仕方なかったが、途中からは男の中の男、かっちょいいと思った(デーブスペクターに失礼?)。それはレースを中止しようと提案しても、棄権してもだ。かっちょいい。一方ハントにも自分の美学のようなものがあったようだ。全く正反対の二人の男の友情、とても良いものを見せてもらいました。[映画館(字幕)] 8点(2014-02-25 15:39:13)(良:1票)

16.  トゥモロー・ワールド 設定はSFだが極めてヒューマンな作品。主人公は至って普通の常識人(過去は活動家だったようだが)で、ここでの「子供」という存在が文字どおり神々しく何事にも替えられない存在で、 その「人類の子供」を目の当たりにすると、それまで凄まじく繰り広げられていた戦闘(殺し合い)が一瞬でも収まるシーンは脳裏に焼き付いて消えそうにない。ラストも良い。[地上波(字幕)] 8点(2013-10-15 13:40:19)

17.  ドラゴン・タトゥーの女 《ネタバレ》 フィンランド人の見慣れない人物名がたくさん出てきて、相関図を整理しきれないまま鑑賞していくのだが、なぜか不思議と付いて行ける。これはやっぱり監督の手腕以外の何者でもない。更にいろいろな要素を盛り込んだストーリーがジェットコースターの如く突き進んでゆくのだが、登場人物の内面までもがやんわりと伝わってくるという魔法のような作品。 150分余りの時間魔法にかけられたかのようにその世界に入ってしまった。その世界にはいわゆる変質者がたくさんいて、異常者であるとされたリスベットはミカエルからハンバーガーを渡された辺りから少しずつ乙女になっていった。外見身のこなしは相変わらずクールで中性的でエキセントリックだが、「二人で仕事をすると楽しい」と言って少しずつ綺麗になっていった。異常が正常になり、正常が異常になる(マルティン)感じが何とも痛快だった。ラストシーン、リスベットの駆るバイクの轟音が切なく響き渡り、心締め付けられる思いのままエンド。この作品がただの謎解きミステリーではないことを物語る切ないラストシーンだった。[映画館(字幕)] 8点(2012-02-19 13:52:31)(良:1票)

18.  ウルヴァリン:X-MEN ZERO 《ネタバレ》 X-MENの中でもやっぱり一番かっこ良く、魅力的で謎めいたウルヴァリンを描いてくれるということで、期待大で見ました。彼の謎、プロフェッサーより年長なのではという年齢、変わった名前、驚異的治癒能力と鋼鉄爪、そしてアダマンチウム…これらの謎と過去にまつわる謎がかなりスマートに簡潔に明かされている。更にX-MENの前身とも言えるミュータント集団の存在も登場。現代ミュータントに比べると、銃術や剣術など、ミュータント能力というよりは百戦錬磨の賜物のような、後天的能力の極みのようなタイプのキャラもいるが、それはそれでリアリティすら感じられ楽しめた。 そしてなんといってもウルヴァリンがかっこいい!!外見的かっこ良さだけでなく、ワイルドな身のこなしにメランコリックな表情。とんでもない宿命を背負い、150年以上戦場を駆け抜けてきただけの事はあります!そして更に奇抜な手術を受け、超超人に進化し利用され戦った事を、キレイさっぱり忘れてしまうという、どこまでも気の毒なウルヴァリン。こんなヒーローなかなかいない。だからこそ魅力的なんだと、理由付けに徹し、それなりに楽しませてくれた秀作だと思う。[映画館(字幕)] 8点(2009-09-22 12:06:04)(良:1票)

19.  バーン・アフター・リーディング 《ネタバレ》 豪華でかっこいい俳優がこれだけ揃っているのに、一人ひとりがみんな普通に人間臭くおバカで、小さくまとまっているのがスゴい。計算されたショボさで、スケールの小さい話を無駄に大きくして、また小さくまとめてしまう。上手いなぁ。私が気に入ったのは以外にジョージクルーニー。エリートで人が良さそうで、でも何処か謎めいている…のかと思いきや、実は頭ん中エロとジョギングだけの浅~い男。ダサかわいいとでも言おうか。CIAはそんなおバカたちを器用に繋ぎ合わせ、事後報告で強引に収束させてしまう。何という力技。エンディングテーマの、♪すげぇ奴~CIAマン~ という歌詞が全てを表している。[映画館(字幕)] 8点(2009-04-25 15:48:27)

20.  ナルニア国物語/第2章:カスピアン王子の角笛 《ネタバレ》 期待以上に良かった。第1章は珍獣大戦争という感じで普通に面白かったが、この第2章は四兄妹が成長したこともあり、物語に深みが出たと思う。前作で大人になるまでナルニア国で過ごし経験をふんでいるという時間の経過どおり、以前はなんとも頼りなかったピーターはじめ四兄妹がちゃんと頼もしく成長していた。そういう演技が出来ていた。その姿には感涙に当たる凄みすら感じた。作戦がすんなり成功しなかったり、裏切りがあったり、前作のようなご都合主義ばかりでないところも良かった。白い魔女のシーンが中途半端だった事と、主役かと思われたカスピアン王子が完全に脇だった事がちょっと肩透かしに感じたが、4人を前面に出した事が逆に功を奏した。次回作に長男長女が出ないのは残念だか、若い二人の成長がまた楽しみだ。[映画館(字幕)] 8点(2008-05-27 16:41:39)

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