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【製作国 : イギリス 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
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1.  Pro9 治験 《ネタバレ》 アナイリン・バーナードが観たくて観賞。ツタヤディスカスでレンタルしたので、DVDパッケージも見ていないし、まったく予備知識なしだったため、途中からホラーになってきてビビりました…。 実話を元にしているわけだから、そんなに怖くなるわけないじゃんってナメてました…。 ゾンビものとちょっと似ていて、治験で投与された新薬の影響で、激しい頭痛・出血・皮膚の爛れ・顔の変形・人格の狂暴化などが起こります。 狂暴化した患者は病院職員やガードマンを殺してしまい、治験仲間たちをも襲おうとしてきますが、人里離れた研究所に隔離されているため逃げ場がありません。 それに、逃げ出した先で狂暴化して他人を襲うかもしれないため、自主規制して研究所に残るんですね。エライ。 また、Pro9を投与された順番に症状が出現していくのも、治験者たちに「次は自分だ」と身に迫る恐怖を感じさせていて、上手いですね。 何とか解決方法を探そうと足掻き励ましあう治験仲間たちでしたが、時間がたつと発症し、自分を襲ってくるのです…。おお、コワ。 エンディングで、2010年に実際にこのPro9治験で死者が出たこと、しかし治験を実施した製薬会社は何のお咎めもなかったことが流れます。 そりゃないだろ~。せめて遺族に賠償金をたくさん払ったと信じたい。 まあ、ほんとに事故としか言えないので、賠償金を積んで終わりになってしまうのは仕方がないのかな…。 実際に治験に参加した人間の年齢や性別は映画通りなのか、気になりました。 映画の治験参加者は、大学生がやたら多かった。やはりいつの時代も若者はお金がないから、割のいい高額バイトだと思って飛びつくのも無理はない。10代の子もいて驚いたけど、そういやイギリスの成人年齢は18歳でした。あとは、医療従事者や治験で食ってるおじさんとか記者とかで、まあまあバラエティがあったかな。 日本で同じ治験をしたら、若者よりも中年のほうが集まりそうな気がしますね…。 アナイリン・バーナードも発症してイケメンが変形したら嫌だわと思っていたら、結構早い段階でプラシーボ班だとわかって安堵しました。ヨカッタ。 一番怖かったのは、金髪の女の子が狂暴化して全身血だらけで泣き喚きながら襲ってくる暗闇のシーンです。カメラのフラッシュがたかれる度、コマ送りのように狂った彼女がこちらに向かってくるのが、もう…。コワ。 これは典型的なホラー映画の手法で、このシーンがなければこの映画はそこまで怖くはなかったかもしれません。全体にはとても理性的に淡々と流れていくので。 ホラー苦手な人も、きっとそこそこ観られる作品じゃないでしょうか。まあ私のようなホラー好きでもちょっとビビったシーンはあったので、話が違う!と怒られるかもしれませんが。 とりあえず、アナイリン・バーナードを見られたので満足です。映画「シタデル」で犯罪にあい心を病んだ彼を見た時からファンでしたが、この作品では健康的な姿を見せてくれてうれしかったです。[DVD(字幕)] 6点(2024-09-04 22:14:47)《改行有》

2.  あるスキャンダルの覚え書き 《ネタバレ》 バーバラの一人称(モノローグ)でストーリーが進んでいくので、観る側はバーバラの本音部分の異常性にビビってしまうが、実はバーバラの行動自体はそんなに異常ではなく、逸脱していない。 逸脱した行動をとったのはむしろシーバの方で、ケイト・ブランシェットの透明な魅力で不潔に見えないが、やったことは「15歳の子どもと性的に関係するエロ教師」、という犯罪だ。作品を観ている人間は誰もシーバを責めないと思うが、現実だったらやっぱり非難轟轟だろう。 スキャンダルを犯したのはシーバであり、バーバラはすべてをノートに記しているだけ。 飼い猫が死んでパニックになったバーバラは、シーバに「家族より友である自分を選べ」と要求するが、もしペットの死という危機的状況になっていなければ非常識な要求をすることもなく、普通に穏やかにつきあいは続いていたのではないか? ・・・と思う程度にしか、バーバラの外向けの行動はおかしくなかった。シーバの前の女教師にも執着して接近禁止命令を出されていたようだが、その時はどんなストーキングをしたのか、シーバよりそっちのケースの方が気になったくらいだ。 なので、バーバラをそこまで怖いとは思えなかったのだが・・・もしかして少数派?(汗) 不思議なのは、バーバラの精神構造だ。 知的で現実をよく見ている教師であり、若い頃は理想を持った教師であったろう、だが年齢とキャリアを重ねるにしたがって現実に失望し、仕事ではなく親密な人間関係を熱烈に求めるようになった、らしい。 しかしその「求める親密な人間関係」も、あくまで自分の立場が上で相手が下でなければならない。そのため、毎回、年下で魅力のある女教師に目をつけている、らしい。 非常に支配的で、他人を求めながらも他人を信用していない。だから、親しくなるために弱みを握る。 自分は正直な気持ちを言わないのに、相手からは全面的な信頼を得ようとする。 以上の事から察するに、バーバラの望みは、たぶん、子どもを産んで育てることだったのではないか? 配偶者は対等だ。でも、子どもにとって親は、ある程度の年齢に育つまでは、絶対的な強者であり、絶対的に信頼している相手だと思う。 バーバラが真に求めているのは、母子関係なのではないだろうか。 まあ答えがわかったからといって、彼女の精神的な飢えが治まるわけではないのだが。 それに、もう年齢的に、出産も養子を育てるのも難しいようだから、解決策はないのだろう。 まあこれからは、シーバとシーバの前の依存相手から学んだことをしっかりノートに書いてですね、親しくなった相手に依存しすぎないように、心地いい距離感の友人関係を築くように、努力できればいいんじゃないでしょうか。 と、バーバラの幸せを祈りつつ、でもバーバラタイプはなぜか失敗から学ばないから難しいかも…と諦めつつ、エンディングを観ました。上品にまとめてあり、長すぎず短すぎず、よかったです。[DVD(吹替)] 6点(2020-06-26 21:07:28)《改行有》

3.  リリーのすべて 悲劇っちゃ悲劇で、トランスジェンダーの男性が本来の自分の性を取り戻すために闘ったといえばそうなのでしょうが、鑑賞後はなにやら消化不良な気分になりました。 だって、リリーの考える「女らしさ」ってジェンダーでしょう? ハイヒールを履いて小首をかしげて微笑んだり、ドレスを着て身をくねらせてみたりするのは、あくまで「社会が女にラべリングした女らしさ」であって、生まれつき女性が持っているものではないもの。ある意味「男が考える女らしさ」だよね。女性性本来のものではなく。 だから心がジェンダーでいう女だというのなら、女の体にこだわらなくとも、女装をして男性とつきあえばいいのでは?男性に女性として扱ってもらえば、それでいいんじゃないの?手術しても出産はできないんだし。リリー、あなたの考える女って、自然な意味での女じゃないよ、って言いたいです。トランスジェンダーを理解していないと言われればその通りかもしれませんが、でも中にはジェンダーに縛られすぎているために苦しんでいる人もいると思う。私にはリリーがそう見えた。妻の方がなんと男らしいことか(これもジェンダーですが)。 人間は心の中に男女両方の性を持っているのがふつうなのだから、ジェンダーである「男らしさ・女らしさ」にこだわり過ぎない方がいいのではないだろうか。リリーはアイナーでいた時、自分の中の両性をうまくコントロールしてバランスをとっていて、ちゃんと幸福だったと思うけどな。 まあリリーを目覚めさせてしまったのは妻だから…パンドラの箱をあけなければよかったのね、きっと。それにこの時代のこの国でゲイとして生きるのは、差別や迫害の対象になってもっと大変だったのかもしれません…。[DVD(字幕)] 6点(2016-12-17 19:59:59)《改行有》

4.  ギャング・オブ・ニューヨーク 《ネタバレ》 な…長いですね…。皆さんの言うとおり、詰め込みすぎなのは確か。 アメリカの建国や諸々について色々言いたい事あるんだな~というのは伝わって来ました。でも何を言いたかったのかはよくわからんかった…スミマセン。 ヤクザ物でもありそうな二大勢力の闘争、そこにムリヤリ気味にからむ復讐劇、移民への差別、そして一揆…じゃない大暴動、最後は権力側の武力による移民の一掃。 いくらでも面白くできそうな題材なのに、なんだかな~な感じになってしまったのは、クライマックスを一ヶ所にまとめてしまったからでしょうねぇ。 決闘と暴動と鎮圧をいっぺんにやるなよ。出来すぎすぎて不自然すぎて、アゴがかっくし落ちてしまいましたわ。ずーっとシリアスでやってきて、最後の最後に笑かしてくれなくてもいいのになぁ。 結局、「ディカプリオとその彼女、生き延びられてよかったね。以上」のような感想になってしまったよ…私の3時間を返してください。[DVD(字幕)] 5点(2016-10-12 21:37:53)《改行有》

5.  赤い航路 《ネタバレ》 ヒュー・グラントがあまりにいい面の皮なんで、笑えた。 爺さんと若い美女のなれそめから倒錯の愛に陥るまでを延々と聞かされ、美女にクラッとし、それでも一歩を踏み出せずにグズグズしていたら一瞬で妻に先を越され、結局なんもいい思いをできずに指をくわえたまんまで終わる、という。 最後のクレジットで爆笑するなんて久しぶり。この情けない気の毒な夫役にあまりにヒューが適役で、彼の情けない顔を思い出しただけでまだ笑える。 最後に夫婦が抱き合って終わるけど、一般に男って自分の妻や恋人が別の男と浮気すると頭に血が上るクセに、女と浮気されるのは平気だよね。 たぶん、男は潜在的に自分の「男らしさ」に不安を抱えていて自信がないから、別の男と浮気されると自分が男として失格の烙印を押されたように感じてショックなんだろう。まあこのヒューが演ずる夫は、妻が男と浮気しても許しそうなくらい軟弱だが。 反対にミミの夫の爺さんは、ミミが女性とセックスしたことで彼女のどん欲なまでの愛情やセックスへの欲求を受け止めきれなくなったのかな~。あれは撃つべきじゃなかった。ミミと結婚したという事は、あの程度の事は覚悟していたはずなのに、ちょっと無理にストーリーにオチを作った感じがするな。あそこで爺さんがおもむろにシャンパンを取り出してヒューと乾杯する、というラストにした方がよかったと思う。まあそんなオチにしたら観客から大ブーイングがきそうだが、でもワタシは拍手すると思う(笑)[DVD(字幕)] 5点(2016-05-20 19:29:17)《改行有》

6.  トランス(2013) 《ネタバレ》 観客をおどろかすために、色々後だしを準備しました~!というストーリーです。 なので、結末を読もうと思ってもムダ。なんの伏線もはってないし、むしろわからないよう~に、後出しが効くよう~に、ストーリーが展開します。観ている間は面白いけど、観終わった後は「なんだかな」という気分になってしまうのは、そのためですね。 どう考えても、一番最後の後出しはいらなかったんじゃないかなー。 「な~んだ、DVを受けた女が元恋人に復讐したっつーだけか」と鑑賞後の気分はシラケまくりですわ。 しかしDV…。ほっぺた一発はたかれただけで、DVとは言わない気が。 むしろストーカー被害がひどかった、って感じ? 彼女はストーカー被害を受け、自分の愛情と献身、キャリアや生活を荒らされたことがよっぽど許せなかったのね…。 憎しみがなければ、元恋人に「あなたはこの先もギャンブルを続け、人を騙し、盗みをする」なんて暗示をかけられないものね…。 新しい男を助けるために、喜々として元恋人を轢き殺してましたもんね…。 でもさ、依存症の患者と恋仲になったら、依存対象が恋人(自分)になってしまうであろう事くらい、当然予想がつくはずだろ~、仮にもカウンセラーなんだからさぁ。 そもそも患者と恋愛するなんてカウンセラーの倫理に反してるわけで、破局したのは彼のせいっつーより、自分の責任というか自業自得なんじゃないか? それで恨みをつのらされても…と、どうしてもヒロインの自己中ぶりに違和感を覚えてしまうので、ラストも「よ~やりますわ」としか思えませんでした。爽やかな歌を流して、2人の再会という未来がありカモ?と、後味いいように味付けしてありますが、余計にシラケましたよ…。 観ている間はそれなりに面白かったんですが…始まり方もスピード感があって面白いみせ方をしてくれましたし。ナンとも評価しづらい作品でありました。[DVD(字幕)] 4点(2015-11-22 12:25:09)《改行有》

7.  マレフィセント 《ネタバレ》 つまんなかったなぁ。 どの年代をターゲットにした作品なの? 幼児向けにしては画面が暗すぎだし、大人向けにしてはストーリーが単純でご都合主義的だし。ティーンの女子向け、てトコですかね。最近のディズニーの訴求対象はティーンの女子なのか。確かにその年代の女子が一番ファンタジーを夢見ているのかもしれないね。 まあだから、大人が観るには不出来すぎる映画だったわ。 王子は不要で「義理の母娘愛が真実の愛」というオチは、アナ雪の「姉妹愛が真実の愛」といっしょ。 男女愛を否定し、女子愛を高らかに歌い上げてるけど、それって「自分とは異質なものは愛せない」と言っているのと同じでしょ。そんな偏った価値観を可愛くラッピングしてティーンの女子に提示するって、ど~なのかな~。 まぁこれまでのディズニーは、「女子は男子がいて初めて人生ありきなのだ」という古典的な刷り込みを延々としてきたので、その罪滅ぼしなのかもしれませんが。 テーマもストーリーもいまいちでしたが、キャラクターもいまいちでした。 マレフィセントもステファンも、中途半端に悪人で善人。 ステファンは、本気で人間界を妖精界に勝たせたかったのなら、翼を奪うだけでなくマレフィセントを殺すべきでした。 マレフィセントは、オーロラ姫に付きまとって様子を見るくらいなら、最初から呪いなんてかけるべきではありませんでした。 どうせ最後は殺し合いになるんだし、2人とももっと傷が浅いうちに相手の息の根を止める努力をするべきなのに、どーにもこーにも中途半端。 それにマレフィセントがいい人みたいに描かれてるけど、どちらかというと、ステファンのやり方の方が理解できたなぁ。 自分の国を守ることと出世の方が、疎遠になった元恋人より、そりゃ大事に決まってる。 マレフィセントは、ステファンが憎いくせに、ステファンの娘に呪いをかけてステファンを苦しめるという、女として一番嫌らしいやり方で復讐をした。 ステファンの妻と娘にはなんの罪もないのにね。その後見守って成長を助けたとか言われても、娘の事を苦にして死んだ本当の母親が気の毒過ぎるよ。マレフィセントには憎い恋敵なのかもしれないけどさ。 というワケで、最後の「真実の愛」とやらにも、なんなんだ、このいやらしい魔女のこの偽善は~と、白けましたわ。 何を考えてディズニーはこの映画を作ったのでしょ。子どもには見せたくないざます。[DVD(字幕)] 3点(2015-05-09 11:14:30)《改行有》

8.  モスクワ・ゼロ 延々と続く、洞窟…廃墟…そこに出没する少女の霊…。 こんなホラーにピッタリの設定をなぜ1ミクロンも生かせていないのか、もったいなくてしょうがありません。 俳優も豪華にヴィンゼント・ギャロとヴァル・キルマーが出ているとゆーのに。 とにかく延々と洞窟が続くので、洞窟マニアの人にオススメです。 ストーリーはありません。 眠いけど、なんか映画観たい。内容がなくて雰囲気だけ感じられるような、観ながら寝れるヤツがいいな~という方、ぜひ観てください。 きっと目が覚めた時にはすべての内容を忘れているでしょう…。[DVD(字幕)] 2点(2014-05-10 00:33:46)《改行有》

9.  変態島 《ネタバレ》 「衝撃の変態エロティック・スリラー!」ってCM、なんですか。 ハナから「今回もまったく変態じゃないんだろうな」と思って観た自分のような人間はいいですが、「変態」を期待して観た人は怒るんじゃないですか。 変態どころか、子どもを失ってミャンマーのジャングル奥深くへさまよいこんでいく白人夫婦の哀しい話じゃないですか。 しかし、あいかわらずテーマを読むのが難しい監督の作品だ…。 ムリヤリ社会派の解釈をすると、「わが子を探す事だけを目的に、人身売買される子どもたちを無視し、禁忌の島へ入りこんだ白人夫婦の末路」ってトコでしょうか。 そこに「子をおもう母がたどりついた狂気」と「母を求める子ら」「父性の限界」「父と息子の対立」をからめて、原始人メイクの子どもたちをプラス、不気味さで味付け。そんな感じ???正直わからないわ…。 しかしあの子どもたち、妙にみんな体格がよくって、不自然さを感じたなぁ。もっと栄養失調気味のガリガリの子ども達が登場した方が、怖さが増してよかったのでは。 同じ年頃の少年ばかりで青年期の人間がいないのも不自然だし(すぐに成長する年頃のハズ)、少女がひとりもいないのは、なんで。少女は売り物だが少年は捨てられる、ってのはオカシイ。ひどい話だが、幼女を好む人間は男の幼児も好むから、商品としては変わらないハズだから。たぶん、ラストでジャンヌが殺されない理由を作るためと、不気味さを増すためなのかな。 船で一緒になったじーさん・ばーさんも囚われていたけど、どっから来たんだ。 とかいろいろ考えちゃうと、「オイ、結局ナニが言いたいんだ」とか言いたくなっちゃうから、ダメ。こーゆう映画は、考えない。 ある部分では社会提起しているけれど、全般的には「このおどろおどろしいムードを楽しんでくれ!」って感じの映画なのかな、と。 意味を求めるのは現代人の病ですが、こーゆう映画には意味を求めちゃいかんのかもしれません。そーゆう映画はもちろんあっていい、と思います。 ハイテンション&派手&衝撃的な映画に飽きた人、おどろ系が好きな人にオススメ。「変態村」よりは役者はずっといいです。が、くれぐれも「変態」は期待しないでください。[DVD(吹替)] 4点(2014-04-29 00:57:40)《改行有》

10.  Jの悲劇 《ネタバレ》 序盤の気球事故の場面がすごくいい。 すべての物語のはじまり、の象徴のような映像だった。 主役のジョーは著名な科学ジャーナリストらしいのだが、どうもそんな感じがしない。 学生への講義や友人とのホームパーティーで「種の保存への欲求が恋愛の欲求であり、愛とは…」等々、すでに手垢つき気味の生物学的理論を語っているわりに、実生活では若い恋人と住んでいるという、なんとなくバランスの悪い人物。 そのバランスの悪さを思いっきりひっくり返してメチャクチャにしてくれたのが、ゲイのストーカーですが、この「被愛妄想」のストーカー、とてもいい味出してました。 彼にとっての「愛」「神」は、すべて自分に都合のいい思い込みであり、妄想。 その妄想を「受け入れろ」と迫ってくる様は、ジョーだけではく観客にも強い苛立ちと恐怖を感じさせる。 観客は、気球事故での罪悪感から混乱してストーキングにうまく対処できないジョーにも苛立ち、ジョーを癒すどころか信じない恋人のクレアにも苛立ち。 クレアは、知的に見えて実は頭の中は結婚願望でいっぱいで、自分の願望を満たさないジョーに不信感を持っている。それゆえのジョーへの冷たい態度なのだろうが、すべての登場人物たちの大混乱ぶりを観ていて、観客は「愛ってナニ?」と考えるどころか、「この話はどこへ行きつくのかな~」と、ちょっと途方に暮れたりして。 「愛を信じることが神を信じることなのだ」というストーカー君の主張は、いかにもキリスト教的。 日本人はジョーに近い感覚(科学・理論を偏重する)と思うので、クレアの「あなたはおかしい」という主張の方に、違和感を感じたり。 最後にジョーは愛の存在を認めるが、成就はしない。 ストーカー君の愛も、当然ながら成就しない。 成就するかどうかと愛は別物なんだ、という事はわかりました。 あらすじを話すとつまらん映画のように聞こえますが、なんというか観客に色々な問いを投げかけてくる映画でした。よかったです。 蛇足ですが、夕食シーンの照明が暗くて暗くて。イギリスでは毎日あんな暗い中で食事してるのでしょうか。年を取ったらナイフとフォークを間違えそうです。[インターネット(字幕)] 5点(2013-11-07 20:22:51)《改行有》

11.  モールス 《ネタバレ》 「わたしが女の子じゃなくても」と言われたら、「え?きみホントは男?」と思うものではないでしょうか。吸血鬼という答えは絶対出てこないと思うのですが。ここは率直に「わたしが人間の女の子じゃなくても」と言うべきでしょう。 「ホントは12歳どころか200歳の吸血鬼」という答えが前提の問いなのでしょうが、この前提にほとんど焦点を当てていないので、象徴的な台詞というより、ピントがズレた台詞という感じがしました。 それと、画面が暗いのがよくない。 せっかく冬で雪が降っているのに、雪すら灰色に汚れているような鬱屈したイメージしか伝わってこない。冬・雪という、ストーリーに重要な小道具を生かせておらず、惜しい。 ホラー色を出そうと頑張ってますが、ホラーじゃないし(全然こわくないもん)。ならば、少年がいじめを受け孤独だろうと、少女がバンパイアだろうと、それとは関係なく自然は美しい。そういう世界を描いた方が、映画の質は上がったのではないでしょうか。 少女バンパイアも、フツーの可愛い女の子が実はバンパイア、という意外性を狙ったのでしょうけど、それもなんだかなぁ…。 200歳も生きてきたバンパイアなら、それらしくミステリアスだったり現代とミスマッチな雰囲気だったりするのではないでしょうか。そして、そういった部分がストーリーの説得力を増し、作品を盛り上げるのではないでしょうか。 クロエで客を惹きたかったのでしょうが、可愛い女の子が裸足で雪の上を歩いていて、バンパイアに変身すると怖いのよ、とこれだけでは…。 無名でも、もっとミステリアスなタイプの女優を使った方がよかったと思います。 ラストも、少年を仲間にするでもなく、新しいシモベ扱い。少年が疲れた老人になったころにまた新しい少年のシモベを探すんでしょうね…としか思えず。 ホラーとしてもラブストーリーとしても、中途半端な作り方でした。残念。[CS・衛星(字幕)] 4点(2013-09-17 22:49:43)(良:2票) 《改行有》

12.  レ・ミゼラブル(2012) 《ネタバレ》 上映時間中ずっと泣いていたため、タートルネックの首元がぐっしょり濡れました。 ワタシの「レ・ミゼラブル」の知識は、子どものころに読んだ「あゝ無情」のみ。何回も夢中で読んだ本でした。 幼いコゼット(6才と記憶)を抱え、ジャベールから逃げるジャン・バルジャンの描写が脳裏に焼き付いています。(映画では、この2人の因縁というかやり取りが、アッサリしていたように感じて、ちょっと残念。) イイモノであるはずの警察が、恐ろしいワルモノになる、国家権力に狙われる罪なき個人、という図が、子ども心に衝撃でした。 また、人間には「生きる」という事に形而上的な意味が必要である、とワタシに教えてくれたのもこの物語です。自分のため・享楽のためではなく、民衆や革命や正しき道を進むために生きる、という事。そういう生き方に憧れました。 もし「どの登場人物のように生きたいか」と問われたら、ワタシはアンジョルラスのように生きて、死にたいです。女ですが、別に愛に生きたくはないなぁ…なのでマリウスはヤだ。 しかし、ジャン・バルジャン役とジャベール役は、配役が逆だろ…と思ったのはワタシだけ?ラッセル・クロウの演技(歌含む)がいまいちダメ、と思ったのもワタシだけ?? なんか彼、役に入り込めてない感じがしましたよ。他の俳優・女優たちがよすぎたからそう思ったのかな。 ファンテーヌ役のアン・ハサウェイ、素晴らしかったですね。この時代に美しいということは、幸福になるか不幸になるかどちらかなのでしょう…哀しい。 映画館の大画面で観てよかった、と久々に思った映画。歌の力を感じ続けた2時間半でした。[映画館(字幕)] 9点(2013-01-18 00:56:19)(良:1票) 《改行有》

13.  スティーブン・キング/ドランのキャデラック 《ネタバレ》 度肝を抜かれました! 要塞のようなキャデラックに立て籠もる相手に対し、こんな復讐のやり方があるのか?!と。 なにより、その発想にぶっ飛びでした。思わず口あけて画面に見入っちゃいましたよ…。 ストーリーはシンプルなのに、最後まで心理的駆け引き等もあって気をそらせない、面白い作品です。 あと、ストーリーの見せ方が、単なる「殺された妻の復讐」ではなく、亡霊となった妻が「私と、私とあなたの子どもの仇を討って」と夫にささやき続け、それが強いモチベーションとなり、あの壮絶な復讐へと続く、というのがスティーブン・キングらしいです。 2人が欲しかった子どもがやっと出来たと知れた時、妻には死が訪れ、夫には固い復讐を誓わせた、という図がせつないですね。 許せない・哀しい・正義感、そーゆう表面的でも万人にわかりやすい感情だけを扱うのではなく、深く読み取れる人にはわかる、それも徐々に沁みこんで行くようにわかる、という描き方をするところ。 そーゆうキングらしさが、今回すごくあって、そこもよかった。長すぎないのもヨカッタです(笑)。[DVD(字幕)] 7点(2012-09-20 16:47:49)《改行有》

14.  穴(2001) 《ネタバレ》 「イギリスの名門寄宿学校」という逃げ場のない環境に窒息しそうでした…。 彼ら彼女らには「校外」がない。気の毒にも「学校」が彼らの「世界のすべて」なので、その学校の価値観にそって、その中の限定した人間関係の中で、なんとか上手く生きていかなければならない。 しかもこの学校の共通価値観が「痩せたブロンド以外の女は価値ナシ」ときた。そりゃ、どっかおかしくもなるでしょう…。 この作品は、父親が有名人で本人もイケメンの校内スター・マイクに対し、全く地味でイケてない女子高生リズが、ストーカー的な愛を成就させるため浅知恵で色いろ企んでみたお話。 にしても、「いくらやりたい放題する自由が欲しいからって、あんな穴に入るヤツいる?」と誰しも思ったのでは。 そこはホラ、名門寄宿学校が全世界という浮世離れしたお金持ちの子弟たち。冒険心とスケベ心と頭の悪さすべてが合致して、3日ほど穴にこもって隠れん坊しちゃおう♪という事になったのでしょうね。…ムリヤリ感がありすぎですけど。 イギリス人ってそーゆうアホなこと好きそう…って思ったのですが、偏見でしょうか。スミマセン。 ストーリーは実はかなり単純で、プロットの弱さを補うため謎をたくさん残し、あえて主役の妄想ストーリーから始めて観客を裏切っていく、という演出。 そのおかげで、最後まで十分観客を引っ張っていけていると思います。が、まあ小手先ですよね。 せめて、最後にどんでん返しがほしかった。 あまりにも予想通り、セオリー通りのオチでした。鑑賞後の後味が悪いのは別にいいんですが、「こうなったらイヤだな」と思った通りの結末すぎて、ズッコケました。 すべてが主役に都合よすぎだし。警察も精神科医もチョロすぎ。いくらティーンの子が書いた原作にしても、ご都合主義すぎて白けました。リアリティ無さすぎ。 それとも、イギリスの警察は本当にこんな風にチョロイんでしょうか。フロスト警部みたいなのはいないんでしょうか。残念。 でももしかして、ティーンの子が観たら面白いのかも? ホラーというよりはサスペンスで、思春期特有の思い込みが激しい恋愛系のお話が好きな人には面白いと思います。残念な容姿で真面目で思い込みが激しいタイプの女子の熱烈片思いほど怖いもんはナイ、というお話です。ソーラ・バーチは確かにはまり役でした。102分間、退屈はしないと思います。[DVD(字幕)] 5点(2012-07-16 22:04:13)《改行有》

15.  ザ・ビーチ(2000) 《ネタバレ》 ディカプリオなんで、きっと面白くないだろ~と思って吹替で観始めたら、これが意外と面白かった。 私自身はネイチャー系と真逆の人間なんで、「この世の楽園のようなビーチ」と言われてもまったくピンとこず、「なんでそんな場所へ行きたいんだ?」と首をかしげました。 都市生活に飽きて疲れて、自分探しの一人旅?そんでもって、自然へ回帰?なーんか陳腐だなぁ、その発想と展開…なんて思いました。 それと、そんなに「伝説のビーチ」って、魅力的なの? アメリカ人だけじゃなく、フランス人にも?もしかして、日本人にもそういう人いるの? 旅の途中で時間も暇もあるから行ってみただけじゃなくって、そこへずーーっと住み着きたくなるくらい、魅力あるの?サーファーでもないのに??? それが全然わからないので、登場人物の皆さん達にまったく共感ができず、困りましたよ…。 私が一番共感できたのは、大麻畑を武装して守るオッサン達。 「ここは楽園~」なんて、頭に花を咲かせている能天気な外国人たちに対し、違法行為をしながら国の家族へ送金しているオッサン達のまともなことったら。 現実逃避してないで、サッサと自分の居場所へ帰って、キリキリ働かんかい!と思ったよ。 あと、気になったのが、ディカプリオの吹替の声。 なんかゲーマーの男の子みたい…と思ってたら、そのまんま、ゲーマーという設定でしたか!なんだ~。 歯医者へ行かせてもらえず力づくで抜歯される仲間に対しての発言や態度を見て、「おたくっぽいな、コイツ」と思ってたんですが、ゲームおたくは、アメリカでもやはり同じようなパーソナリティーなんですねぇ。 途中で頭が煮えちゃって、完璧に現実からゲームの世界へ入っちゃったのは、意外な展開で、面白かったです。 ラストはね…。 脳化しすぎた現代社会へ、ただ戻るだけ?痛みと楽園の記憶を抱えて…とか尤もらしい事、言ってるけどさ~。 もう少し、進歩とは言わないまでも変化はないの?あんだけ、やりたい放題やっといて~。と、無理やりいい感じで終わらせた感のあるラストがちょっとね。 最初から最後まで、ディカプリオはじめ皆さん、全くいい御身分だ~。現実逃避して、能天気に浮かれて遊んでいたら、オッサン達に怒られて、しょんぼりして帰ってきたよ。バカか? というお話でした(笑)いや、面白かった。 [DVD(吹替)] 6点(2012-06-06 23:26:12)(良:1票) 《改行有》

16.  ディセント2 《ネタバレ》 こりゃダメです。せっかくの良作ホラーの続編なのに、全然よくない。 ストーリー展開もキャラクター設定もわざとらしく、意味不明。 田舎町で権力を振り回し、理由もなくサラに敵意を抱いて、展望もなく勝手に入院中の容疑者や仲間を引き連れ、洞くつ冒険の旅に出発する保安官。 不自然なほど子どもの話をアッピールする、部下の黒人女性警察官。 前作と違い、キャラクター設定や人間関係の描写が浅いったらないです。 しかも、洞くつが全然地底の洞くつに見えない。 前作で伝わってきた、観ている方も窒息しそうな地底の閉塞感や、二度と日の光を見られないのではという恐怖がまったくない。 来た道を普通に戻ったらすぐに地上に戻れるような雰囲気で、地下2メートル程度のところをウロウロしているだけみたい。 最後には意味なく女性警察官を殴って穴に戻しちゃうしね。でもあの程度の高さなら、しばらくしたら無事に這い出してこられそうです。 単なるモンスターパニック映画になっちゃって、残念。 やはり続編は、同じ監督が撮るべきでしょう。制作総指揮、ってちゃんと仕事したの?って疑問。脚本書き直して、撮り直してほしかったです。[DVD(吹替)] 4点(2012-05-11 22:09:12)《改行有》

17.  ディセント 《ネタバレ》 「地底人」って、モンスターの中でもかなりムズカシイ気がします。 笑いやチャチさと紙一重で、ツチノコみたいに「いね~よ」って即否定される感じ。レベル低めの荒唐無稽? そんなムズカシイ地底人を、うまく作ったな~っと感心しました。 盲目でチビで肉体的には退化していてあまり強くなく、数で勝負するという設定はすごく上手。 対するのが女性チームなので、これで対等というかトントンですから。 ストーリーも、単なるホラーにせずに女性同士の人間関係をからめてハラハラさせたり、人間対人間の関係を描いていてよかったです。 恋愛や家族や子供を失くすということ。そういった体験をホラーの材料にするのではなく、きちんと人間心理として描いているので、鑑賞後に心に残るものがありました。 ラストは救いがないのですが、それすらよかったです。 サラもジュノも無理のないキャラクター設定で、どちらも人間的。どちらの気持ちにも理解できる部分があり、ラストまでハラハラドキドキを引っ張って行ってくれます。地底の圧迫感もストレートに伝わってきて、何があっても絶対に洞くつ探検はしない、と心に誓いました。 数あるホラー作品の中でも、キラリと光る逸品であります。[DVD(字幕)] 6点(2012-02-24 21:31:01)《改行有》

18.  ハンニバル・ライジング レクター博士のファン以外の人が見ても、たいして面白くない。そんな映画。 レッドドラゴンはまだ面白かったんだが。 原作者のレクターへの思い入れにつきあうのも、これが最後かなぁ。もう本も読まんよ。 [DVD(吹替)] 4点(2012-02-06 16:32:31)《改行有》

19.  アレキサンダー 《ネタバレ》 壮大な‥あまりにも壮大な‥‥ホモ映画でした。。。 確かに退屈はしませんでしたが、こんなに長いのに「内容が薄い!」と感じるのはなぜなんだろ~?なんだか、戦闘シーンと宴会シーンをやたらと繰り返してたような。 内容ですが、アレキサンダーとその母親に焦点を当てすぎではないだろ~か。それがアレキサンダーがしつこく東方遠征を目指した理由なんだから仕方がないのですが、もう少し他の脇役たちの描写が欲しかったなぁ。 側近たちの謀反や謀殺へ至る心理描写があっさりしすぎていて、なんか映画としてもったいない感じ。そこら辺がもう少し描けていれば、アレキサンダーが「イヤだ!もっと先へ行くんだい!」と喚くだけの魅力のないワガママ男みたいにはならなかったのではないでしょ~か。 重要な脇役たちの人物が描かれていないためか、あれだけの距離を移動し、国を征服し、多くの人物と出会ってきたにも関わらず、アレキサンダーの他者との関わりはなんと底が浅いことか、結局は両親と恋人だけかい?という感じになってしまっている。 まあ、それだけ「英雄は孤独なものだ」「英雄は理解されないものなのだ」と言いたいのかもしれませんが、その「英雄」のアレキサンダーがまったく魅力的ではない!というのが、実は一番問題なのかも~。コリン・ファレル、金髪似合ってないし(笑) ストーリーですが、東方遠征の理由が、母親から逃げたいのが一番と、他に英雄的な生き方を信望していたとか、父親から「男らしさ」という影響を強く受けていたとか、全部子ども時代でバラされていて、謎がまったくないのもなんだかなぁ。。。 それに父親殺害のシーンを、わざわざ回想にしたのは何のためなのか?ストーリー的にはその必要はまったくなかったのでは?なんかメリハリつけたかっただけって感じ。 最後にひとつ。顔と名前が一致しないままの人物が多くて、観終わったあと、消化不良気味です‥(って、ワタシが阿呆なだけかもしれません‥。)5点(2005-02-12 00:48:57)(良:1票) 《改行有》

20.  トロイ(2004) ほー、はー、ふーん、と呟いている内に終わってしまいました。ナレーションで無理やりまとめてますなぁ。いや、悪くない映画で、むしろ良かったですよ。最後まで堪能したし。 しかし【名誉、栄光、国家、愛。男たちの壮大な戦いを描く大英雄叙事詩】と言われると、「え?違うでしょ?エンターテイメントでしょ?」と返したくなる。なんか安い感じがするのは、もしかして配役のせい? エリック・バナのヘクトルはよかったです。ほんと。 反対にブラピは、『アイドルが肉体を鍛えて役作り!本格派俳優を目指して頑張りました!』て感じです。頑張りは伝わってきましたが、それだけでは‥‥。微妙に役、失敗?  あのイイ顔がかえってダメなのかも。かといって、誰がアキレスを演ればいいかってのはわからないですが(ごめん)。 オーランド君は、いい役もらいましたねー!いや、全然イヤミでなく本気で言ってます。 ヘタレ役、いいじゃないですか!ピッタリです!似合ってます!そして最後はヘタレが生き残る!‥そんな風に思って最後にニヤニヤ笑いが浮かんでしまうのだから、やっぱり彼も、役、失敗? 正直、エリック・バナやピーター・オトゥールたちだけだったら、格調高く行けたのかもしれないと思う。 しかし、そうしたら観客を動員できなかっただろうから仕方がないのか。 本当は格調高い大英雄叙事詩を作りたかったけど、商売を無視できず、エンターテイメント性を作品に取り入れて、結果中途半端な映画になってしまった、という所でしょうか。 でも、なかなかな映画でしたよ(こんだけケナしといて、今更ですが。)お金と力が入った大作である事は間違いありません。 しかし、トロイの木馬はバレないのが不思議なボロボロさ。あんな人数、中に入ってるわけないって!(笑)7点(2004-07-16 01:08:37)《改行有》

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