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【製作国 : イギリス 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. ほんとうのジャクリーヌ・デュ・プレ 《ネタバレ》 全体に漂う作為の匂い、作り物感には最後まで馴染めなかったが、その他は悪くなかった。構成も面白かった。ただ、ジャッキーの最後の台詞は、チェロ弾きの端くれとしてチェロを奪われたことの悲惨さのほうが感じられてしまって、あまり救いを感じられなかった。全編を取り巻く感情の描き方は見事。天才の孤独と、愛を求める気持ちが痛々しい。8点(2004-03-12 20:15:53) 2. リトル・ダンサー 素敵な映画でした。父親ゲイリー・ルイスが良かったですね。ああいう、味のある演技のできる俳優がうまく生きていました。同性愛者の悲恋も、個人的にはヒットです。現実的な話をすると、ロイヤル・バレエ・スクールは、あれほど奔放なダンスで入れてくれない気がしますが、そう言うのは気にしないようにしましょう。気にすると損。8点(2003-04-03 12:15:41) 3. 戦場のピアニスト ユダヤ人迫害のシーンは、あまりに酷すぎて(実際はもっとすごいのかも知れませんが)見ていられませんでした。大規模な空襲みたいなシーンはありませんが、戦争の酷さは充分伝わりました。 終戦後のスタジオでピアノを弾いているウワディクの顔が印象的でした。悲惨な状況を耐え抜いた後の平和の貴さ、というか。やっぱり、音楽っていうのは平和の象徴なんですね。 名前の「シュピルマン」について一言。ホーゼンフェルトが、「ピアニストらしい名だ」と言うシーンがありましたが、これにはわけがあります。ドイツ語で"spielen(シュピーレン)"と言う動詞があって、これが「楽器などを弾く」と言う意味なのです。ドイツ人のホーゼンフェルトには、この名前が"Spielmann(演奏する男)"のように聞こえたのでしょう。ちなみに、本当の綴りは"Szpilman"、意味するところは分かりません。9点(2003-04-02 21:33:37) 4. 博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか なんだか、「敵」が変われば今の世界情勢にそっくり。人間って進歩しないもんですね。 ピーター・セラーズの3役は凄かった。最後まで分かりませんでした。最後の、「総統、歩けます」って言うのは、ライムライトをパロったように思えたのですが、どうでしょう?それから、あの懐中時計、多分「皆殺し装置」のスイッチじゃないですか? かなりシュールで、ところどころ笑えて、ちっとも飽きませんでした。もう終わり?という感じで。戦闘シーンのカメラワークは、素直にかっこいいと思えました。ほんとなら10点ですが、ちょっと恐くなったのでマイナス1。9点(2003-03-29 11:51:00)
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