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【製作国 : イギリス 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
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1.  シング・ア・ソング! 笑顔を咲かす歌声 《ネタバレ》 アフガニスタン紛争真っ只中の時期なのかな? 「どんな棺だったの?」「蓋つきの棺じゃないとダメだったの」「リアムもきっとそうだわ」 ケイトとサラのこんな会話があるんですが、辛いですね。 まさに王道なんですが、イギリス映画らしいヒューマンドラマでしてユーモアもペーソスもいい具合で泣いたり笑ったり、ラストの清々しさ。 イギリス映画のいいところ満載って感じです。 もっと早く映画化されてもよかったのになんて思いました。[インターネット(字幕)] 7点(2023-07-15 12:15:09)《改行有》

2.  ベイビー・ドライバー 《ネタバレ》 主役以外のキャストがシブいなと思いそれなりに期待して鑑賞。 でも音楽も含めてあんまり好みじゃなかった。 全体的にリュック・ベッソンとかジェイソン・ステイサムとか、そんなテイストを感じました。 苦にはならずに最後まで観られるけど、これといって後には特に残るものはなかったです。 肝心の主演のアンセル・エルゴートが唯一無二のかっこ良さとかインパクトがないというか、セリフは殆どないけど暗い生い立ち、 過去を背負っているという内面を表現できるほどの演技ではないし(ここが「ドライヴ」のライアン・ゴズリングと決定的に違うとこ) ガツンとくる主役じゃないのよ。 ジェイミー・フォックスの極悪振りもそれほど魅力を感じず。 誰といったらエリートな役柄ばかりを見てきたジョン・ハムがあれだもの、ここがいちばん印象的。[インターネット(字幕)] 5点(2023-04-17 15:15:42)《改行有》

3.  L.A.コールドケース 《ネタバレ》 まずこの邦題、なんでこんなチャラチャラしたタイトルをつけたのか?この邦題からはまったく予想もつかない内容です。 未解決の猟奇殺人事件を執念の捜査で解決なんていう印象を持ってしまうんですが違いますよ。適当に邦題つけるのやめようよ。 事実に基づく、ロス市警の腐敗を知らしめるといった真面目で骨太な社会派ドラマだと私は思います。 全編に漂うヒリヒリ感もなかなかのもので、見応えのある作品です。 最初はジョニー・デップが市警の刑事役???となったんですが、なぜジョニーが演じ、製作総指揮にも携わったのかがすっかり理解できました。 プライベートではあれこれあって落ち着かないイメージですが、俳優としてはやはりトップクラスです。すばらしい演技です。 ジョニーが演じることで作品のクオリティがあがることは間違いないです。 そしてフォレスト・ウィテカー、負けず劣らず素晴らしい。ダイエットに成功したのか引き締まった姿で登場してます。 この二人の共演がうれしいですね。他の共演者もなかなかクセのあるシブめの俳優たちが揃ってる。 ただ、いろんな名前が出てきてきちんと把握するためには一回観ただけじゃわかりにくいのが難点です。事件に関する情報にどれだけ付いて行けるかがポイントで集中力が必要です。[インターネット(字幕)] 8点(2023-04-06 14:02:20)《改行有》

4.  SHAME -シェイム- 《ネタバレ》 えーっとですね、キャリー・マリガンは当時20代半ばでグングン出てきた期待の女優ですよ、フルヌードになってるのはこの作品でしか見たことないんですが、主演クラスの期待の若い女優が脱いでるのに酷い撮り方をしたもんですね、下腹がポコッと出てるのがいちばん目立つんですよ、しかもワンカットでああいうシーンにしては長いです。ほんとにヒドイわ、なんか特別意図があるんでしょうか、キャリー・マリガンはよくこれで承知したもんです。私はこのシーンでこの監督がイヤになりました。 兄はセックス依存症ということですが、人間誰でも何かに依存してるものでそれがブランドンの場合はセックスなんですけど別にいいんじゃないですかね? 相手も同意の上ですし。 でも描き方が最初から異常者みたいな感じなのがなんかイヤですね。特別いけないことでもないし、程度の差はあれどいるでしょ?こういう人。 そんなことより兄妹の近親相姦ぽい雰囲気が気になったし、兄より妹のシシーの方がヤバイっていうのは歴然としてて最初からシシーにハラハラしてたんですけど。 誰といったらブランドンの上司がまったくもって下品で傲慢でいやなやつでした。 こう言っちゃあ身もふたもないけど、恥だと思ってるならさっさとカウンセリングに行こうよ、どうしてそうしないのか不思議でしょうがなかったです。 つまりR18にしてまで何が言いたいのか何が目的の映画なのかよくわかりません。映像はきれいにしてあるけど品は全く感じられなかったです。[インターネット(字幕)] 5点(2023-03-31 19:21:35)《改行有》

5.  17歳の肖像 《ネタバレ》 キャリー・マリガンが可愛い、というだけみたいな。 なんでピーター・サースガードなんだろ?なんかしっくりこないし、他は英国俳優なのになんでデヴィッド役だけ アメリカ人のピーター・サースガード??実際もアメリカ人だったとか妻子持ち中年男本人と容姿が似てたとか? 校長がエマ・トンプソンていうのは豪華ですね。 サリー・ホーキンスにロザムンド・パイクまで出てるのね、それなのになぜピーター・サースガードだったんだろ? 16歳のジェニーがいいように騙されるのはわかるけど、両親まで丸め込まれちゃうんだもん。 自叙伝の映画化らしいけど妻子持ちの怪しい商売してる中年男に騙されたっていう話を「17歳の肖像」なんて邦題つけるのもどうかと思います、 それでも天下のオックスフォード大に合格できたってとこが重要なんですかね?でも立ち直る過程が随分簡単に描かれていて 観てるこっちは特に高揚感も満足感も得られませんでした。 しかしこれがアカデミー作品賞にノミネートっていうのもどうなんでしょうね。[インターネット(字幕)] 4点(2023-03-24 00:35:41)《改行有》

6.  宇宙人ポール 《ネタバレ》 全体の話の流れは特に目新しさはないけど、ビーサン履きの宇宙人ポールのキャラがいいですね、大好きです。 観る前から「E.T.」のパロディだよね、たぶん。と思ってたけどスピルバーグ本人が出てくるとはね(声だけ)愉しいわぁ。 ポールのはいてるパンツがよかった、丈といいゆとりといい、たるみ具合といい腰の位置といい絶妙だわ。 そりゃ、シガニー・ウィーバーは宇宙人は大嫌いだろうなあ(笑) ブライス・ダナーは年とってもきれいで素敵だわ、娘のグウィネスより美人ですね。[インターネット(字幕)] 8点(2023-03-20 00:50:35)《改行有》

7.  ボブという名の猫2 幸せのギフト なかなか観る気にならなかったんです。理由は本作撮影後、公開前に主役の茶トラ猫ボブが他界してたからなんです。 交通事故、それも轢き逃げだという。即死で発見時にはもう。。。という最期だったらしい。 私も猫飼いなので、どうして外に出てしまったのか、出してしまったのかと腹立たしくもあり(飼い主の不注意とも言えるから) 世界一有名な猫とまでいわれたボブ、自然に寿命がきて飼い主に看取られた穏やかな最期とならなかったのが残念でならないです。 人間が演じているほうは前作ほどの軽快さ躍動感はなく、いい話なんですけど何気に退屈。 監督は俳優としては真面目でコミカルな脇役という印象のチャールズ・マーティン・スミスなんですね、本作は真面目過ぎるかな? イギリス映画らしいウィットさがほしいなと。 とにかくモフモフふさふさで茶トラ猫らしい体格と愛嬌のボブの表情と威嚇の「シャー」が観られればそれでよし、です。[インターネット(字幕)] 6点(2023-03-04 15:44:38)《改行有》

8.  ダウントン・アビー 新たなる時代へ 《ネタバレ》 やっと観られた~~映画館で観たかったなぁ。 オープニングのそれぞれ記念写真を撮るシーンにはワクワクさせられます。 前作より解放感があって、いい感じに緩さもあるような。 ドラマからのレギュラー出演者もそれなりに変化してるので時の流れも感じ取れます。子どもたちもイーディスの娘、 マリゴールドだけは幼児の頃から同じ子役のように思えて大きくなったなあなんて思ったり。 ヴァイオレットおばあ様は相変わらずで、会話も受け答えも冴えていて最期の時までいちいち面白い、素晴らしい! ハイクレア城を借りて撮影してきた「ダウントン・アビー」が劇中でも屋敷を映画撮影に貸すことになるとか、 南仏の帽子屋さんでのシーンとかニヤリとできるとこがいくつかあるんです。 俳優ガイ・デクスターはクラーク・ゲーブルに似せてあるのかなぁなんて感じたり。 とにかくハッピーです、あっちもこっちもハッピー。「ダウントン・アビー」はこれで良いんです、楽しい時間を過ごせました。[インターネット(字幕)] 8点(2023-02-10 22:49:27)(良:1票) 《改行有》

9.  ブルーに生まれついて チェット・ベイカーのことはよく知らないです、とにかくワケありでクセがあってちょっと厄介なイーサン・ホークが観たかったんです。 厄介さはちょっとどころじゃなかったんですが。 とある解説によれば、コレ相当美談にしてるみたいです。これで美談なのかとびっくりですわ。 チェット・ベイカーてジャンキーなだけじゃなくて結構イヤな奴だわ~~ まるっと伝記映画のソレという感じはしなかったです、個人的にはクールな映画だなと。 トランペットを吹くイーサン・ホークは流石にサマになっててかっこいいです、猛特訓したのかしらね。 希望通りのイーサン・ホークが観られて満足、だから1点プラスです。[インターネット(字幕)] 7点(2023-01-19 16:39:00)《改行有》

10.  ミニミニ大作戦(2003) 《ネタバレ》 普通に面白かったです。ロケーションがよいですね、ベニスが素敵です。 キャストも豪華なんですが、私としてはなんでマーク・ウォールバーグなんだろうと。 「ブギーナイツ」で知った俳優さんで、アレはかなりハマってたと思います。なんとなく生活臭が漂っていてクールで垢抜けてるとはあんまり感じないんですよね。 オーシャンズのブラピ、イーサン・ハント、ジェイソン・ボーンなどとどうしても比べてしまう。 でも映画としては引けは取ってないとは思います、カーアクションは見応えあるし、話も入り組んでなくて拗らせすぎずわかりやすい。 雪山で祝杯してるシーンでノートンの不穏な表情が何度かアップになって「ん?」と感じまして、そして執拗に撃ちまくる極悪非道ぶりなんですが、みんなが欲しがってたモノをマネして全部揃えてあるとこに実は小物っていうのがわかるという悪役もいいですね、ノートンが見事にハマってました。[CS・衛星(字幕)] 7点(2022-07-27 11:02:31)《改行有》

11.  アンモナイトの目覚め 《ネタバレ》 実在した人物ですが、メアリーとシャーロットの関係は史実とは言えないし、シャーロットも夫のロデリックも地質学者でいつも一緒に旅をしていたようですね。 セリフも登場人物も少なく、風景とメアリーの動作、表情で語られてるといってもいいくらいでケイト・ウィンスレットて凄い女優だなと今さらながら感心。シアーシャ・ローナンの透明感と儚げなんだけど、1本芯が通ってる雰囲気も魅力的です。 映画全体としては静かで淡々としているのに、いまにもメラメラ燃え上がりそうな二人、特にメアリー、そしてラブシーンとなると映像も感情もしっかりはっきり映し出すというこの対比が絶妙だと思いました。新旧の女優さんたちが抜群ですね、良い映画。[CS・衛星(字幕)] 7点(2022-07-23 14:18:41)《改行有》

12.  007/慰めの報酬 《ネタバレ》 以前途中で観るのをやめたんですが、この際ダニエル・クレイグのボンドは全作観るべきだと思い再見しました。 冒頭のアクションシーンがカット割りが細かすぎて何やってるのかよくわからいっていうのと、今回気付いたんですがMをジュディ・デンチが演じているっていうのが好きじゃないんですよね。タナーは大好きです。 ん~事情はわかるんですがボンドが暗いわ~~ボンドガールの女優二人もなんだかあんまりバチッとスパイスが効いてないというか、 特にジェマ・アータートンですが、この人かなり演技派の女優さんだと私は思ってるんですが、ストロベリー・フィールズなんて名前でちょっと期待したのにこれといったものは特になく、「ゴールドフィンガー」を思い出させるシーンでしたがゴールドじゃなく重油とは気の毒にもほどがあるわよ。 小麦色に日焼けしたオルガ・キュリレンコもあんまり魅力的には思えなかった、急に焼いたからなのか、背中の真ん中あたり皮膚が荒れてなかったですかね。見間違いかしら。ジャンカルロ・ジャンニーニが出てたことはすっかり忘却の彼方でした。 最初から最後までつまらないってわけではないですが「カジノロワイヤル」から続いてるってことでイマイチ本調子じゃない007て感じでした。これまでの「007」のイメージと違っちゃって自分がそれに付いていけないというのもありますが。 結局最後までヴェスパーに拘っていたボンド。ヴェスパーってマティーニの種類でもあるんですね、本作でもボンドは眠れなくてヴェスパー・マティーニを6杯飲んでた。こういうとこは粋を感じます。 Mはすぐ殺すことを怒ってたけど、全シリーズ通してボンドの味方、協力者が死に過ぎなのが気になるし、何をなんのために追うのかというコトの内容、経緯がわかりにくいです。[インターネット(字幕)] 6点(2022-05-16 16:33:58)《改行有》

13.  プロミシング・ヤング・ウーマン 《ネタバレ》 キャリー・マリガン、いくつになったんだろうとまず思いまして、「老けたなあ」というのが第一印象でした。赤ちゃんみたいに初々しくて瑞々しくて可愛らしかったのに。 36歳にしては肌のたるみとかくすみが気になりました。でもこの役のために艶とか透明感とか無くしたのかな? 復讐ものは嫌いじゃないし、7年前の出来事は罰せられて当然とは思いますが キャシーの場合はその件には関係ない男を酔ったふりしてっていうのがなんかイヤ。偶然ライアンに遭遇しなければあのままってことでしょ。 キャシーも充分異常性を発揮してるように見えるし、一方でライアンを繋ぎ止めようとかするし、何か中途半端で彼女の復讐って 根拠がストレートに伝わらないんですよね。 ニーナの母親に「前に進んで」と言われるんですが、これに大いに賛同しました。 キャシーにとってニーナってどんな存在だったのかしらね、ニーナはキャシーのために存在していたわけではないのにキャシーにはソレを感じてしまいます。死を覚悟してというより死を望んでいたようにも見える。異色だと思いますがあんまり好きじゃない復讐物でした。[インターネット(字幕)] 5点(2022-05-14 15:14:03)(良:1票) 《改行有》

14.  007/ノー・タイム・トゥ・ダイ 《ネタバレ》 ダニエル・クレイグのボンドは内面とかプライベートな部分を描き過ぎと感じ、ダークでそこが気に入らなかったんです。 「慰めの報酬」は15分くらいでつまらなくて観るのやめた記憶があります。 最終章となった本作はそういう気に入らないところも、突然娘が登場しても気にならないほど面白かったです。遂にきたかって感じ。 それはアクションの面白さと、特にアナ・デ・アルマスのキャラとアクション、163分という長丁場の中でいちばん魅了されました。 コレ最大の見どころだと思う。いや~~ほんとによかったですね、もっともっと見たかったなあ~ 最後の敵となるラミ・マレックとのなんだかんだはトーンダウンというかあんまり必要なかったんじゃないかと思ったけど。 「死ぬ暇など無い」というタイトルとラストの「Return」に安心した自分がいることが可笑しかった。 アナ・デ・アルマスのパロマは次回作にも是非登場していただきたいです、ベン・ウィショーのQもロリー・キニアのタナーも好きです。 007はジェームズ・ボンド以外はなんかイヤだ。 レア・セドゥは年齢のせいもあるのかなとは思うけど、なんか顔が変わってなかったですかね。顎のラインがシャープになったような。 今回は存在感がしっかりあってよかったと思います。 ジェームズ・ボンド役は男優でイギリス人で白人がいいです。次はまだ世の中ではあんまり知られていないような20代30代の若返ったボンドがいいなあ。「007」の監督はサム・メンデスはもうやらないでほしい。[インターネット(字幕)] 8点(2022-05-12 14:54:32)《改行有》

15.  カセットテープ・ダイアリーズ 《ネタバレ》 まさかペット・ショップ・ボーイズの曲で始まるとは思わなかった(笑)まさに80年代イギリスを代表するアーティストですね。 10代のジャベドがザ・ボス=ブルース・スプリングスティーンを知らないのは仕方ないか。 私もスプリングスティーンの曲だとわかるのは「ハングリーハート」「ボーン・イン・ザ・USA」「ダンシング・イン・ザ・ダーク」 この3曲くらいなんですが。 この映画を観て、スプリングスティーンの曲の労働者や若者の代弁者というようなメッセージ性に今さら感動。 曲にのせてパキスタン移民のジャベドと家族、周囲の人々との関わりや差別偏見、こういったものが重くなく暗くならずバランスよく描かれていまして、 それまでの閉塞感から解かれるところなんてもう爽快で解放感で見てるこっちもすっかり気持ちが軽くなるんです。 文句なしの青春、成長映画の秀作だと思います。 グリンダ・チャーダ監督というと女子サッカーチームのインド人移民の女の子の家族、友人、恋愛を描いた「ベッカムに恋して」もすごく良かったから本作もわりと期待して観始めました、期待は全く裏切られなかったです。[インターネット(字幕)] 8点(2022-04-27 19:00:01)(良:2票) 《改行有》

16.  クィーン 《ネタバレ》 もうどこから見ても女王という品格のヘレン・ミレン、コーギーが好きなのね。 劇中「生きていても死んでも厄介者」とは確かマーガレット王女が電話で言っていたということだったと思うけど、実際王室ではそうだったんでしょう。 立場を考えたら言わなくてもいいことまでインタビューで言っちゃう人で、逆にそういうとこが大衆に絶大にウケる理由のひとつだったのかもね。 ダイアナを追いかけまわしたマスコミ、ロンドンの裏通りのような場所で突撃インタビュワーみたいな人の前でワンワン泣き出したダイアナの映像を見たことがあります、通りすがりの一般人が「放っておいてあげなさいよ!!」とダイアナを擁護してたっけ。 あのような事故死をしたとなったら今度は王室批判を書き立てるマスコミなんですね。 しかしこのような映画が制作できてしまう英国と英国王室って大人で懐が深いなと思いますよ、素晴らしい。 王室ものとしてはリアルで重いテーマなんですが、誰かに肩入れするわけでもなく、美化するわけでもなく、 大袈裟にもならず描かれていて、結果的にはエリザベス女王の君主としての偉大さ寛容さがわかるという具合の映画になっていると思います。 ハリー王子は母親似なのかしらね。先日ニューヨークへ渡った彼の方もパパラッチの標的になっているようだけど大丈夫かな?[CS・衛星(字幕)] 8点(2021-12-18 16:13:01)《改行有》

17.  わたしは、ダニエル・ブレイク 《ネタバレ》 ひどい話です、40年間真面目に働き、税金も納めてきた。しかし権利としての保証を受けようとしたらこれです。 支援金のための審査の質問をする医療なんちゃら、電話ですませるとかふざけるにもほどがあるんじゃないの?その電話の声もやけにイライラする声質で、私だったらブチ切れて電話を投げつけるかもしれない、でもダニエルは理不尽さを訴えながらも最後まで冷静に答えるのよ、なんて忍耐強く善良な人なのか。彼は通りすがりの困っている人のために大声で抗議をすることもできる人なのですよ。こんな人は滅多やたらいません。 手紙が先か電話が先か・・・なんなのよ、ネットで申請するのも係の人が代理でやれよ。 シングルマザーはロンドンに住んでたのにニューカッスルへ行けと言われたらしい、飛行機でも1時間かかる遠方へ行けとかなんなの? とにかく前半は静かに着実に怒りがこみ上げてきます。 鉄の女・サッチャーの政策は今も継続しているということでしょうか?富裕層は得するということらしい。 中にはとんでもないヤツがいるのも事実で、役所の職員も大変なんだろうけど規則一辺倒でお役所仕事とはよく言ったもんです。 これは遠い外国の話ってだけじゃないですよね、この映画を観ながら自分の10年後20年後のことが非常に不安になったのでした。 壁にスプレーで書いた、エンピツで書いたダニエルの主張が、監督からの強いメッセージであり、どのシーンにも問題提起されているものがあり、まさに渾身の一作だと感銘を受けました。[CS・衛星(字幕)] 9点(2021-11-11 14:22:19)(良:1票) 《改行有》

18.  黄金のアデーレ 名画の帰還 《ネタバレ》 クリムトの絵とオーストリアにこんなことがあったんだと。 オーストリアといえばハプスブルク家でしょ、マリー・アントワネットの実家ですし、音楽の都と言われ、古典的チョコレートケーキのザッハトルテがあって・・・このような優雅なイメージだったんですが、そうなんですかそういうことがあったんですか。 でもまぁ、よくよく考えてみればオーストリアってほぼドイツ人で言葉もドイツ語なんですよね。 しかし、ヨーロッパの歴史はナチス、ホロコースト抜きには語れないということですね。 マリアのように裕福な人は国外に脱出できたわけですが、両親との別れのシーンは泣けてしまいました。 生きて再会することはない、今生の別れだとお互いわかっているしね。 アメリカ生まれの弁護士ランディですが、彼もルーツはオーストリアなんですね。 何もかも略奪され、絵画が5点だけ所在がわかっていたということですが、あのネックレスはどうなったのかしら? 実話ということで、ヘレン・ミレンの演じるマリアがどこまで本人に近いのかわかりませんが魅力的に描かれていたと思います。 言うことがいちいち洒落てるし、品よく皮肉でいいですね。 最高裁でのシーンも粋ですし、書類を提出する時の係の人は「オーストリア・・・カンガルーを見に行きたい」だし。 ユーモア、テンポの良さもあり、マリアとランディのキャラなど、ホロコースト関連ではあるけれど重苦しさはなく、 しかし歴史の真実を知ることができる映画ですね。[インターネット(字幕)] 8点(2021-11-08 21:15:10)《改行有》

19.  ギリシャに消えた嘘 《ネタバレ》 そこまで期待して観たわけではなかったんです、時間も短めだしちょっと試しに、みたいな感じ。 今まで見聞きしたことがなかった映画で、アマゾンプライムで「あなたにお勧め」でひょっこり出てきたんです。 ふむ、アマゾンプライム私の好みを的確に見抜ているじゃないの。 トリックやあっと驚く大どんでん返し、衝撃的で意表をつくようなシーンや展開があるわけじゃないんですが、コレ結構引き込まれるんです。 例えたらひと昔前の犯罪サスペンス映画のような感じで、人物がきちんとしっかり描かれていて、最初から掴まれるわけではないんですが進めば進むほどジワジワくるのよ。ギリシャの風景もぴったり合ってる、遺跡やトルコでの逃走シーンはまさに迷宮という具合です。 最近の刺激やスピード感に引っ張られる映画に慣らされて、忘れていたテイスト、感覚に戻されたような気がしました。 酔いつぶれた男を介抱するように見せかけて運ぶとこは「太陽がいっぱい」にもあったなあ、なんて思い出したり。 チェスターとライダルの騙し騙されの駆け引きに攻防が最初から最後まで続き、そこにコレットの存在で危なっかしい三角関係もあり、終わってみれば3人の行動にずっとハラハラし通しの96分でした。 オスカー・アイザックがアンディ・ガルシアの若い頃みたいに感じ、茶トラ猫を抱えて歩いてた「インサイド・ルーウィン・デイヴィス」がもう一度観てみたくなりました。[インターネット(字幕)] 7点(2021-10-16 14:28:56)(良:1票) 《改行有》

20.  ジョニー・イングリッシュ 気休めの報酬 《ネタバレ》 20年以上前ですが、初めて「ミスター・ビーン」を観た時の感動と衝撃は忘れません。 10歳くらいの子どものすることを30過ぎの大人がすることでの笑いですね、ローワン・アトキンソンのルックスもいい。 ローワン・アトキンソンが007のパロディをするってことに何の違和感も無いし、必然のようにも感じます。 そしてオープニングからなんとなくふっと「ピンクパンサー」のクルーゾー警部を思い出したのでした。 はっきりとイギリス人のインテリの笑いという具合でして、ブラックで「クスクス」「ニタニタ」って感じ、お腹抱えて「ガハハ」と笑えるものじゃないんですが、「らしさ」はあったほうがいいと思います、イギリス高学歴コメディアン、ローワン・アトキンソンらしさですかね。ロケーションもセットも豪華さを感じました。 掃除機おばさんがいいわね、白髪の老女ということでラストには女王まで・・・いいラストでした。[インターネット(字幕)] 7点(2021-09-30 16:37:43)《改行有》

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