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1. トゥモロー・ワールド
《ネタバレ》 いま何かと揶揄される60~70年代の思潮を覆っていた素朴な平和主義。だが、本当にそれは破棄されるべき考え方だったのだろうか。テロは否定するが、だからといってブッシュのやり方でいいのか。その答えは出ていない。この映画は、臆面もなく70年代前後の思潮を前面に出す。音楽からしてそうだ。主人公は決して銃を手にしない。ただ、未来への唯一の希望である赤子を守って、殺伐とした戦闘の中をひたすら逃げる。トモロー号がどんな組織によるものか分からなくとも、少なくともまっとうな組織ではないと判明しない限り、希望を託してバトンを手渡すだけだ。ジュリアン、元看護婦、言葉の通じない女の3人の女性がリレーをするようにバトン渡しの手伝いをしていく。ありきたりかもしれないが、このしっかりしたストーリーの構造と重厚な画面に感服した。[映画館(字幕)] 10点(2006-11-22 01:05:29)
2. アラビアのロレンス
《ネタバレ》 NHKで再見しました。アカバ攻略のシーンに萌え。馬が走る。走る、走る。快進撃。進撃、進撃。そして海。砂だらけだった画面に水がたくさんの水が画面に出る。ロレンスが純粋さを失い、汚れていく様子が痛い。命を賭けて救った男を殺し、付き添ってきた若者を砂地獄に失い、そしてさらにもう1人も。生気を失ったロレンスは悲しかったし、正直、怖かった。ダマスカスでアラブがまとまっていさえすれば!10点(2004-02-29 01:10:11)
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