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【製作国 : イギリス 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. ラブリーボーン 《ネタバレ》 難しい。演出は抜群で、物語への引き込み方は素晴らしい。 しかしながら、犯人宅へ妹が侵入した後から転げるようにテーマがばらけてしまうのです。 成る程、映画的なラストにするのであれば、家族が犯人に復讐を遂げるという展開が一番で、観客もすっきりするのであろうが、今回はあえてそれをさけているのだろうなぁと思うけれど、やはりもやもやするのである。 では家族愛とか団結みたいなものを全面にだしてくるかというと、それも希薄で、まるで盛り上がりに欠ける。大事な時に家族を見捨てていた母親が帰ってきたから何なんだ?と、もやもやするのである。 それなら、霊が見えるという同級生をもっと絡めて、主人公と現実の橋渡しをするような展開にするかといえば、そうでもなく、ラスト付近で少しあるけれども、キャラ設定がまるで活かされていないと、もやもやするのである。 とってつけたような犯人の死もいかがなものか?。この作品のような展開をするのであれば犯人の死を描くのは違うのではないかと感ずる。 様々なことを描こうとしたけれど、とっちらかってまとまりませんでしたという印象をうける。 或は、尺の問題でカットしまくった結果の作品ではないのかとも思う。 作品の雰囲気や役者や映像や演出は素晴らしいだけに、構成不足だけがもったいない。 [インターネット(字幕)] 6点(2014-01-02 19:30:13)《改行有》 2. アメリカン・ナイトメア(2000) 家族の団欒に恐怖感があるのかも?といって嫌な笑いをするフーパーがたまらなく良いですね。いかれてます。 ホラー映画が社会状況に対しているとはつゆほどにも思わないし、ここで名監督達がいっていることは後付けにしか聞こえません。せっかくの作品が陳腐に思えてしまいます。 このドキュメンタリーで観るべきところは、あくまでも自作の解説に終始するフーパーとおかしなテンションのランディスでしょう。[DVD(字幕)] 5点(2011-01-14 23:17:49)《改行有》 3. ハウリングVI/突然変異体 ハウリングシリーズのなかでももっともフリークであることの哀しみを描いた傑作。 おかしな趣向はまるでなく、ただただ”こんな風に生まれちまった哀しみ”がとつとつと美しい自然描写と共に語られていく。 ホラー映画とは思えない。 ふつうに生きているとはなんなのか?と問いかけられる深みのある作品です。[ビデオ(字幕)] 9点(2010-10-11 21:47:59)《改行有》 4. ハンニバル(2001) 一体何を描きたかったのだろうか?。リドリー・スコットだけに退屈はしないけれども。スーパーマン的になってしまったレクターが笑えるのならともかく、結局”なんだろう?”というクエスチョンだけが頭を巡る。ような作品。[DVD(字幕)] 4点(2008-01-01 20:51:57) 5. ハイランダー2/甦る戦士 この作品くらいからマルケイは自身の映像センスを捨てて、FXに頼るようになった。アイアンサイドだけが救い。ダメになるマルケイを観たいのならこれだ。[ビデオ(字幕)] 2点(2005-12-12 23:37:54) 6. ハイランダー3/超戦士大決戦 いや、面白いと思うよ。少なくとも2よりはよほどまともな気がする。まぁ一番気になるのはデボラ・カラ・アンガーの腰使いだけれども。というか、それ以外は憶えていない。はずだ。[ビデオ(字幕)] 7点(2005-12-12 23:31:22) 7. プラトーン 舞台がベトナムの戦場にある必要がまったくないと思われる。例えばストリートギャングの抗争としても成立する話であり、観終わった後はクリス、エリアス、バーンズの3人の事をじっくりと反すうしてしまう。確かに戦場は人間が主役なわけであるし、この作品のような描きかたもあるのかもしれない。しかし根本的内省の部分が意図的に外されてしまっている。何にもまして”面白い”と感じてしまうのが(ただの戦争アクションではないと思うからこそ)どうにも腑に落ちない。 5点(2003-12-28 18:03:23)(良:1票) 8. ナイト・オン・ザ・プラネット どうしてもヘルシンキがういている。久々に観直してみてもその気持ちは変わらなかった。終わらせるためのエピソード。パリが5話目であったらどうだったろうか?。 7点(2003-12-24 20:11:02) 9. シャイニング(1980) 映画史上最も怖ろしいシーンはこの作品における双子であると思う(=アーバス)。三輪車でホテル内を駆け巡る時の映像、音響もそこはかとない不安さをかもし出していて流石。しかしラスト付近の追いかけっこの無駄な長さには辟易してしまう。ニコルソンはミスキャスト。 4点(2003-12-24 20:02:24) 10. スペースバンパイア FXにダイクストラを起用しているところからも何か因縁めいたものを感じる作品。前作でお飾りだったフーパーがストレスを大解放し大音響とSFXで終始攻めまくるのが痛快。レイルズバックの神経症めいた演技も見所で、当然ラストもやってくれる。 6点(2003-12-24 14:21:25)《改行有》 11. バットマン リターンズ 当時劇場に観にいって終了してから周りの皆さんがつぶやいたのは”長い”と”尻が痛い”の2つだけでした。私も同感でした。そういう作品です。3点(2003-12-24 14:05:21) 12. 風の惑星/スリップストリーム 大好きな作品です。これはSF巨編ではなくロードムービーですね。何かを捜す旅。それは心である。カーツやリズバーガーの目論見と宣伝文句がここまで違うと当時劇場に行かれた方やFXを期待して観た方は驚かれたでしょう。 07.前レビューを書いてからほぼ4年の月日が流れたにも関わらず、以後のレビューが無いことが悲しいです。この作品はいわば、”ウラ”を狙って創られたもので、観客が見たいモノとは正反対の方向を意図的についた映画です。つまり、FXしょぼい。ハミルが主演じゃなく、悪役だ。何?このビル・パクストンて?。という具合です。今更、ハミルがどーのというてもどうでもよいことなのでしょうが。 ただ、この名作を観ていない方は勿体無い。映画人生の5%位損しています。先入観を持たず、中古ビデオのもんくも無視し、物語そのものに入りこめれば、スリップストリームが何を意図しているのかを汲み取ってもらえると思います。 10.そろそろ日本版DVD出ないかなー。13.もう10年経ってしまった。まだ出ないぜ。 [ビデオ(字幕)] 9点(2003-12-19 10:34:28)(良:1票) 《改行有》 13. クラッシュ(1996) 死=エロス=生という図式を明解に映像化した作品ですね。 願わくばこういう作品こそが文部省推薦で中学や高校の映画教室で上映されてもらいたい。そうですか、だめですか。9点(2003-12-18 23:29:14)《改行有》 14. エンゼル・ハート 何度観ても面白いなあ。音楽も最高だし。ミッキーとデニーロの共演だけでも鼻血ものだが、ミッキーがとにかく美しい。 キャメルのタバコを押しつぶすシーンがいいね。8点(2003-12-18 21:06:28)《改行有》
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