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【製作国 : イギリス 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. ダウンタウン物語 まず音楽が素晴らしい。 ポール・ウィリアムスのベストとでも言うべき粒揃いの曲で、公開当時真っ先に買ったサントラLPはどれほど聞いたか分かりません。 今ビデオで見直しても優れたミュージカル映画だと確認できます。 当時流行ったマフィアもののパロディでもあり、アラン・パーカーの才能が存分に発揮されています。 特異な位置づけをされる作品ですが、質の高さと面白さは文句なしです。 [映画館(字幕)] 9点(2006-05-12 15:22:57)《改行有》 2. 007/ユア・アイズ・オンリー シリーズ当初から全作を律儀にほぼ発表順に観てきて、今作に至る数作は苦々しく感じることが多く、評価できる007作品に出会えて喜んだ覚えがあります。映画館で複数回観ましたし、今でも時折思い出して観ています。舞台の選定、ヒロイン設定等、正月映画の王道振りを味わえます。ロジャー・ムーアは緊迫感のある演技が下手でしまりの無い印象ですが、その辺りを気にしないで楽しめるストーリーです。 007は大人の御伽噺。その辺のつぼを押さえて鑑賞する分にはシリーズ中でも上位に入る出来と思います。 [ビデオ(字幕)] 8点(2006-01-24 14:13:09)《改行有》 3. 28日後... ゾンビ系の映画としてはベストとも言える出来だと思います。イギリスらしさがプラスに働いて、高品質なスプラッタ・ホラーになっています。音楽の使い方も良いし、不条理感が押し付けがましくなく、感染者と従来のゾンビとの差異も違和感なく述べられています。ゾンビ化(ウィルス感染)がスピーディーなのも作品を締めているし、街なかの無人さも絶妙。 感染についての無駄な説明がなく、極限状態や主人公の変化・成長が無理なく語られ、回りの人物もそれなりの個性を与えられていて嫌味がありません。エンディングを含めて見え隠れするウェットな要素も昨今の殺伐としたSF映画のなかで救いを感じさせます。そこかしこにハリウッド映画には無いものが顔を出し、個人的にはそれが最高の味付けでした。[CS・衛星(字幕)] 8点(2005-04-16 18:55:06)(良:1票) 《改行有》 4. エイリアン 何度か劇場で観て、ビデオでなら今も観ている作品です。最初の劇場鑑賞はギーガーとシド・ミードのデザインを画面で味わいたいというのが第一動機でした。まだホラーに免疫がないときだったので、かなりつらい思いをしました。時期的には「シャイニング」や「遊星からの物体X」と近く、「エクソシスト」「オーメン」と領域を広げてきたホラー映画が更なる展開をしたエポック作品といえるでしょう。 2作目も高く評価しますが、どちらを先に観てもそれほど問題が無く、娯楽アクション嗜好の強いSFファンなら2作目、シリアスSFのファンなら1作目から楽しむことをお勧めします。[映画館(字幕)] 9点(2005-04-15 12:27:20)《改行有》 5. オペラ座の怪人(2004) アンドリュー・ロイド・ウェバーはイエス・キリスト・スーパースター(アルバムタイトル)のアルバム以来のお気に入りアーティストですし、ロックフィーリングのあるミュージカル系の映画は久しぶりなので期待大でした。 音楽的には上々。キャスティングや映画向けのアレンジも優れています。ミュージカル映画ならではで、続けて何度も観たくなります。音楽がメインの作品を一度観ただけで評価するというのは無理な話で、音楽そのものの出来は勿論、映像との兼ね合い、ドラマ性との関連等を十二分に味わった後に映画としての価値が分かります。 今は鑑賞直後の印象しか書けませんが、ドラマの要素が強く、人物のアップが多用されていました。群舞のシーンを増やして、ミュージカル映画であることを前面に押し出しても良かったように思います。 ドラマとして破綻していませんし、全体のまとまりは良く、映像作品としての完成度は高かったです。 ロックミュージカル映画としてはジーザス・クライスト・スーパースター、トミー、ダウンタウン物語などが思い出されますが、それらとは趣の異なる大人向けのミュージカルとして所持していたい作品です。[映画館(字幕)] 7点(2005-04-14 23:35:35)《改行有》
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