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プロフィール
コメント数 416
性別 男性
年齢 41歳
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【製作国 : イギリス 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
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1.  インターステラー 映画館で2回、ブルーレイで2回鑑賞したが、この映画におけるハンス・ジマーの仕事はかなり貢献度が高い。オルガンのもつ複雑かつ重厚な旋律を活かしたサウンドは、不安と緊張感の絶妙なバランスを映画全体に一貫して保っている。ライオン・キングでオスカーを受賞しながら、バック・ドラフト、クリムゾン・タイドなどアクション大作でエンタテイメント要素を活かしつつ、シン・レッド・ラインではテレンス・マリックの難解な哲学的戦争映画に安心感を加えた。グラディエーター、ハンニバル、ブラックホークダウンにおけるリドリー・スコットとの大作コラボを経て、現在、C・ノーランと新たな映画サウンドを作り上げている。J・ゴールドスミス、J・ホーナー亡きハリウッドにおいて、J・ウィリアムズを継ぐコンポーザーは彼しかいないのではと思わせる。そういう1作です。[映画館(字幕)] 9点(2015-07-06 22:14:29)(良:2票)

2.  誰よりも狙われた男 《ネタバレ》 フィリップ・シーモア・ホフマンが亡くなったことが残念でなりません。改めてそう感じさせてくれる映画です。「裏切りのサーカス」同様、落ち着いたスパイ映画です。ホフマンはより大物に近づくために小物を操る立場。派手さはないが、タバコとお酒を飲み続け、切羽詰まった息遣いに張りつめている様子が伺えます。それでも、敵対する味方や情報提供者に対峙する際は、眼光鋭く、静けさの裏に威圧感を込めます。怒鳴らなくても、強面でなくても、相手を制する術を知っているのです。徐々に見えてくる彼の過去の失敗と、それを糧に利用した者は守りたいという意思。その苦労が結実した瞬間、味方に裏切られます。この時のホフマンの悪態は一見の価値あり。身震いします。それでも、同じく消沈した一般女性のR・マクアダムスと対照的に、すぐに冷静さを取り戻してどこかにいくホフマン。スパイの宿命を見事に体現したラストです。[映画館(字幕)] 9点(2014-10-25 21:49:40)(良:1票)

3.  レ・ミゼラブル(2012) 映画としては駆け足だし、クローズアップが多くて映画的奥行きがないのも物足りない。それでも、十分に感動させられました。ユゴーの描いた物語はいつの時代になっても心に訴えかけるものがあり、役者たちもアップに負けない力強さで歌い上げているからですね。ジャベール役は、ラッセル・クロウも悪くないが、ジェフリー・ラッシュの印象が自分には強いです。[映画館(字幕)] 9点(2013-01-03 14:35:10)(良:1票)

4.  ヒューゴの不思議な発明 愛に満ち溢れた映画。街の造形や舞い散る雪、階段と歯車が複雑に絡み合う時計台など一つ一つのシーンが美しく、こういうCGの使い方なら大歓迎だ。[映画館(字幕)] 9点(2012-03-03 21:48:30)(良:1票)

5.  バリー・リンドン ずっと見たいと思ってきたけど、キューブリックと宮廷(?)劇という組み合わせに違和感があり避けてきました。結果、おもしろく、美しく、忘れられない。早く見れば良かった。[DVD(字幕)] 9点(2011-07-03 22:13:52)

6.  ロビン・フッド(2010) 《ネタバレ》 個人的にですが、ここ最近は消化不良気味の映画が続いていてスッキリできませんでした。しかし、この「ロビン・フッド」は期待通りの仕上がりです。R・スコットとR・クロウだとこういう映画になるだろうというそのもの。“強くて人からも好かれる主人公”が“苦境”を跳ね除け、そして“ヒーロー”になります。R・スコットのアクション演出は安心して見てられます。CGも使っているのでしょうが、不自然な感じが全くありません。脚本B・ヘルゲラルドのストーリーも、分かりやすいヒーローものに、お得意のバイオレンスを加えて愉しめるものになっています。ただ、「グラディエーター」と異なるのは“苦境”が弱いこと。「グラディエーター」でP・フェニックスが演じた陰湿で狡猾な悪役に比べて、今回は悪役に魅力がありません。M・ストロング演じるフランス側に寝返ったイングランド人と、新しいイングランド国王。どちらも、P・フェニックス演じる悪役に比べて、主人公を貶める憎たらしさに欠けています。そこを補っているのがC・ブランシェット。自分の領地を守り、村人を大事にし、いざというときには戦う。エリザベスそのままの魅力を発揮したC・ブランシェットがこの映画を満足のいくものにしています。[映画館(字幕)] 9点(2010-12-11 20:10:22)(良:1票)

7.  アポロ13 劇的なドラマにしてしまいそうな題材を、丁寧で落ち着いた演出に仕上げているのが好感です。これ以上ないという配役も絶妙。中学生のときに、何度も見返しました。映画を見て宇宙に出ることへの恐怖を覚えるのとは逆に、未知の世界に挑戦する人たちの真剣な眼差しに尊敬と憧れを覚えたものです。大人になった今でも、力を合わせて目的を達成する素晴らしさ、家族の大切さを感じさせてくれる映画です。[DVD(字幕)] 9点(2008-01-10 22:14:53)

8.  2人のローマ教皇 《ネタバレ》 引退を決意するローマ教皇と、それを継ぐ新たなローマ教皇が交流する物語。考え方のまったく異なる2人が、次第に理解し合えるようになる過程が丁寧に描かれる。テーマはとても地味で、会話劇が中心の物語なのに、全く飽きることなく楽しめた。主人公を演じる2人の名演はもちろんのこと、教会や園庭の色彩を捉えた画作りに、実映像を交えた場面展開の鋭さなど、フェルナンド・メイレレスの巧さが光る。良作。[インターネット(字幕)] 8点(2022-02-23 20:50:23)

9.  魂のゆくえ 《ネタバレ》 宗教的要素に環境問題が織り交ざっている。主人公の一人称で淡々と物語は進むものの、抑制の裏に葛藤と苛立ち、苦悩を体現したイーサン・ホークにのめり込んで飽きません。主題はなんでしょう。結局は、まじめに神につかえて生きたものの、子供も家族も失い、さらには自分も死に対面する。そんなさまざまなしがらみを疎みながらも、どうしようもできないジレンマではなかったかと思います。その鬱憤を晴らそうとするとも、叶えられず終わります。強い権力、世の中の流れ、そして運命には誰しも抗うことができないという現実が突きつけられます。しかし、エンディングはハッピーエンドです。あまりに唐突なラスト、これは幻想なのだと思いつつ、映画はそういうものだという感動も与えてくれました。[インターネット(字幕)] 8点(2020-04-23 21:12:54)

10.  女王陛下のお気に入り 《ネタバレ》 描く空間を極度に制限したコスチューム劇。宮廷の外を描くことは完全に排し、宮廷内の豪華絢爛な佇まいとシンメトリーな構図をひたすらに意識し、独特で狭い空間に囚われ固執する人物たちをじっくり、ねっとりと見つめる。「バリー・リンドン」や「英国式庭園殺人事件」が手本であろうか。ロウソクの灯りを頼りに物事が展開するシーンは、計算された演出が憎いくらいに、登場人物たちの心の闇を映し出すことに見事にマッチしている。主演3人が完璧なのは言うまでもない。特に、レイチェル・ワイズは嫌味と気品をうまく体現して、最終的には見る者の同情を得ることに成功している。[映画館(字幕)] 8点(2019-02-19 22:41:20)

11.  ビューティフル・デイ 《ネタバレ》 ホアキン・フェニックスのパフォーマンスはキャリアベストと言っていい。一人の男から滲み出る悲哀と孤独、自殺願望とそれに拮抗する女性への慈しみ。傷だらけで中年のたるみが出て決してカッコイイと言えないが、その反面、哀しみを全て背負ったようで、元軍人の威圧感のある体。体全体で主人公を演じきっている。バイオレンスシーンは、予想に反してしつこくは描かれていない。印象的なサウンドと、湖のシーンに代表される美しい画づくりが心地よくもせつない。ラスト、救出した少女の言葉から見せる主人公の表情は、苦しくも救いのあるものだと信じたい。[ブルーレイ(字幕)] 8点(2019-01-13 21:41:12)(良:1票)

12.  スリー・ビルボード 《ネタバレ》 S・ロックウェルに完全にしてヤられる。マヌケで虐め役の前半から、一気に変化する後半。前半の憎まれ役は彼のこれまでのキャリアの延長だが、後半はそのイメージを逆手にとって一気に物語の主役となる。人とのコミュニケーション、それを無くして生まれ得ない分かり合う心という、この映画のテーマを体現する。F・マクドーマンドの存在感も光る。自然でありながら観るものを惹きつける巧さは、先行きの見えないひたすら続く導火線のようなドラマに彼女しかなし得ない安心感を与えている。[映画館(字幕)] 8点(2018-02-22 23:36:58)(良:3票)

13.  アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場 《ネタバレ》 戦場と離れた場所で生死を決める現代の戦争。その葛藤と現状が描かれている。サスペンスとしても申し分なく、問題提起に値する作品でもある。遺作となるA・リックマンの存在感は会議室の中で必然であり、最後に放たれるセリフはこの映画の核心をなす。[ブルーレイ(字幕)] 8点(2017-11-28 23:56:48)

14.  T2 トレインスポッティング 《ネタバレ》 最高の続編。社会が変化し女性は大人になっているのに、変わらないまま20年が過ぎた男たち。青春時代の思い出を語り合って盛り上がるものの、着実に来る中年の危機に呑まれて、社会から孤立している。それでもなお彼らは、様々な選択に人生を賭けて輝く。レントンとシックボーイは金儲けのために手を組むも、過去の裏切りによる溝は埋まらない。キレるとヤバいベクビーは犯罪者となり、レントン達を追い詰める。相変わらずヘロインを絶てないスパッドは今でも一番いい奴、ラストで絶妙な活躍をする。1作目の名場面やセリフを随所に見せながらの演出が嬉しい。粗削りな疾走感が落ち着いて、キレイな映像に笑いや感動が絶妙に盛り込まれ、監督や役者たちもベテランになったことを感じさせる。「トレスポ」「ロックストック」「フル・モンティ」・・・・90年代後半のイギリス映画に熱中した世代には堪らない作品だ。反面、1作目に思い入れのない人は楽しめないかもしれない。[映画館(字幕)] 8点(2017-05-07 18:32:18)

15.  ゼロの未来 《ネタバレ》 ギリアムの世界が好きな人には堪らない仕上がりの作品。「ブラザーズグリム」「Dr.パルナサスの鏡」と、個性的な世界観にCGアートを少しずつ取り入れてきたギリアムにとって、今作は従来の古典的美術とCGをうまく融合した作りになっている。妙に発展しすぎた世間に馴染めない主人公が、ゼロを追求するうちに愛と友情を知り、世の中と区切りをつけて終には恐れていた無に自らを投じるという展開は、抽象的ながら涙を誘う。分かりやすくしたら「12モンキーズ」になるのかもしれないけど、今作はギリアムに馴染めない人には退屈だろう。ギリアムも既に75歳、この先誰にも作れないだろう世界観の映画を1本でも多く作ってもらいたい。[DVD(字幕)] 8点(2016-08-14 21:10:34)

16.  グランド・ブダペスト・ホテル 《ネタバレ》 ウェス・アンダーソン監督の作品はいつも奇天烈なキャラクターを前面に押し出して、冒険要素をさらりと入れてくるのですが、今回は彼の監督作の中でももっともアクションアドベンチャーを意識した作品。次から次に出てくる個性豊かなキャラクターと、展開の速さに時間が経つのを忘れてしまいます。暗殺者にウィレム・デフォーという悪役も用意し、サスペンス要素も加わっている。それでも、映画全体にはいつものコミカルさが健在で、ひとつひとつのカットもとても楽しい。二重の回想形式など、少々ややこしい部分はありますが、娯楽要素満載の佳作です![映画館(字幕)] 8点(2014-07-19 21:50:47)

17.  エリザベス:ゴールデン・エイジ 《ネタバレ》 前作は、裏切り、策略、葛藤といった人間同士の駆け引きが楽しめる秀作。その分話はややこしくも、豪華なセットと衣装、かけ出しのケート・ブランシェットが女王として国を背負う過程にぴったりで、魅せられるものでした。今作は、前作ほどのドロドロした人間関係はなく、話自体は分かりやすい。反面、ケート・ブランシェットは名女優になり、その貫禄が見事に役にも活かされています。衣装やセットも期待通り。前作に比べて薄くなった感はありますが、やはり楽しめる映画でした。サマンサ・モートンも出番は少ないながら存在感ありです。[映画館(字幕)] 8点(2008-02-18 17:32:41)

18.  007/ノー・タイム・トゥ・ダイ 《ネタバレ》 ラミ・マレック演じるサフィンの行動には辻褄の合わない部分や背景がかなりあるものの、ダニエル・クレイグ演じるボンドの存在感に引っ張られてそこまで気にならない。ボンドカーの活躍やスタイリッシュなアクション、少々荒唐無稽なところも、これまでのボンド映画の魅力を引き継ぐ。ダイエル・クレイグ版のボンドは全ての作品でストーリーがつながっているため、予習がないと1作品としてのおもしろさが下がってしまうのが難点か。[映画館(字幕)] 7点(2021-11-06 21:46:30)

19.  アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル 《ネタバレ》 トーニャ・ハーディングの描き方がうまい。主要登場人物への模倣インタビューや観客への語り掛けを絡ませながらの演出は、フィクションと伝記ものの微妙な立ち位置を示す。そして、この曖昧かつ大胆な語り口が、この映画のおもしろさとその裏に潜む社会的背景の闇深さを増大している。その一方、フィギュアシーンはどうやって撮影しているのかわからない程になめらかで関心させられるほど見事だった。[映画館(字幕)] 7点(2020-02-20 22:03:52)

20.  Mr.ホームズ 名探偵最後の事件 《ネタバレ》 イアン・マッケランの存在が全て。物覚えが悪くなり、過去の記憶が薄れたホームズが、最後の事件を振り返る。とはいえ、物語の中心は人生の終盤に差し掛かった老人が子供や未亡人と触れ合う人間ドラマだ。日本に行くエピソードなど、さほど重要と思えない逸話も盛り込まれるものの、田舎の風景の美しさも合わさって心地よい感動が得られる。[CS・衛星(字幕)] 7点(2017-12-13 17:02:41)

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