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ホームページ http://twitter.com/subekari
年齢 42歳

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【製作国 : イギリス 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
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1.  アポロ13 結末はわかってるのに、今回観るのは二度目なのに、それでも余りにも絶望的な困難の数々に本当にダメかと思った。専門用語が飛び交い、素人にははっきりと理解できないようなトラブル続きなのに、伝え方がうまく、キャストの人々も誰も過剰な表現もなくドッシリしてるのに、顔つきだけで完全に緊張感が伝わってきます。 「なんとか彼らを地球に帰してやってくれー。頼むー」と、最初の事故から一秒たりとも気が休まることはなく、パイロットの家族と同様に画面に釘付けになり無事を祈ってしまいました。こんなにまで映画に入りこんで、親身になったのは久しぶり。 偉大な三人+一人のパイロットと、彼らを助けるために尽力したNASAの人々に敬意を表したくなりました。そして、この映画をつくってくれた監督、キャスト、スタッフ達にも感謝。この度DVD購入して二度目の鑑賞は吹き替えで観てみましたが、やはり素晴らしかった。感動した! もう、満点です。[DVD(吹替)] 10点(2008-02-27 13:31:18)《改行有》

2.  ラッシュ/プライドと友情 《ネタバレ》 なんて恐ろしい職業。人が死ぬなんて当たり前。レーサーはみんなクレージーだ。 爆音のレースシーンは迫力満点。二人のレーサーの対比が素晴らしい。実話モデルだけど、全然知りませんでした。 二人の共通点は、ナンバーワンのレーサーになりたいということと、負けず嫌いのクレイジーガイであることぐらい。顔を合わせれば、煽り合って、いつでも一触即発。 しかし、ある大事故から二人は大きく影響されあう。ハントは、ラウダから冷静な判断力の必要性を学び、ラウダは、ハントから不屈の闘志を学ぶ…。とは言え、最後のレースでは互いが自身の信念を貫くことで決着する。 「実は二人とも似たもの同士なんじゃないの? この仲良しさんめ!」って思いましたとさ。 女性的には、どちらが魅力的なのかしら。抱かれたいのはハントだけど、結婚するならラウダさん。かな? 俺は、圧倒的にラウダさんがカッコいいと思いました! [映画館(字幕)] 9点(2014-02-23 12:07:45)《改行有》

3.  リトル・ランボーズ 《ネタバレ》 キャスト、脚本、映像、演出、音楽すべて完璧だったと思う。 凄く気を使って丁寧に撮っているな、っていうのが感じられ、無駄だったり退屈だったり、雑なシーンがなく、すべてのシーンが素晴らしい。 音楽の使い方もイチイチ絶妙で、いい感じに盛り上げてくれる。 あと、この映画が凄く気にいったのは、ほぼ全ての登場人物が、善良でありながら嫌な部分を持っているところ。子供なんて特に、善良で噓つきでズルい生き物だと思うし。そういう意味で確かに子供らしい子供が、イキイキとワルさしたり、楽しくやってたり、ケンカしたりするのがイイ。 若干、ファンタジックな作品でありながら、まったく嘘くさくない。 そして、何といってもラストの素晴らしさ! 裏をかかれて、あんなに感動させられるとは思わなかった。 そういう風にするとは思ってたけど、そうくるとは思わなかったなー。 そうきたかー。 感動した!![映画館(字幕)] 9点(2010-11-07 20:19:58)(良:2票) 《改行有》

4.  縞模様のパジャマの少年 《ネタバレ》 差別をテーマにしたものでも、差別する側から描かれたものは案外少ないのではなかろうか。家族、登場人物のそれぞれの考え方が異なっていて、多角的な視点で描かれている。 登場人物に、いわゆる憎たらしい悪人がいないのが逆にリアルで、主人公の少年以外、皆ただ当たり前のものとして差別的意識を持っている。主人公のお姉さんが、そういう教育を受けていき、差別観が形成されていく様が問題の根本なのだろう。 重いテーマながら、コンパクトで分かりやすく、見やすく、頭を抱えてしまうようなラストも素晴らしい。道徳の教材にすべき、価値のある逸品。 あのお父さんは、今後どんな生き方をするのだろう。[DVD(字幕)] 9点(2010-02-07 01:47:49)(良:1票) 《改行有》

5.  ALIENS エイリアンズ(2005) 《ネタバレ》 絶対に邦題で損してる、超しょーもなくて相当グロくてかなり笑える幼稚極まりないスプラッターエイリアンムービー。 濃いキャラクター達が合流したり別行動したりして、それぞれに活躍の場があって、誰がどこで死ぬのか全く予想のつかない構成は実はなかなか巧みなのではないかと思う。なんだかんだで互角の勝負を繰り広げるエイリアンと人間の死闘は最後までどちらが勝つかかわからず、手に汗を握ったような気がしないでもないぞ。 バナナの皮のシーンの大げさな前振り→スカシ→スカシ→オチの流れは芸術的といってもいいのではないか。 ホント徹底している映画は気持ちよい。ピーター・ジャクソンの隠れた名怪作「バッド・テイスト」とかなり似ているが、同じくらいかそれ以上に面白かった。 意表をつく、素晴らしすぎるオチには笑いながらも、感動すらおぼえた。 こんなのが混じってるからB級ホラーは見逃せない。大きな声では言えないが、本家エイリアンやプレデターより好きだ! この監督が10年後にあんな超大作を撮るなんて、この時点で誰が予想しえたであろうか(予言)。[DVD(字幕)] 9点(2010-01-08 01:02:53)《改行有》

6.  パイレーツ・ロック 《ネタバレ》 面白かったー。冒頭でいきなりキンクスの名曲「All Day and All of the Night」がかけられて、いきなりテンション上がりまくりです。60年代のロックンロール、ソウルミュージックは、ポップスとして市民権を得ていて、今でも新旧問わずそんな音楽が愛されている英国が羨ましいです。 しかし、だからといってその時代の名曲をセンス良く流すだけじゃ映画は面白くなりません。曲が良いだけで、退屈な音楽映画の多いこと多いこと。 海賊ラジオ放送局の乗組員、DJ達のキャラクターがとにかく濃い。登場人物は結構多いのに皆に愛着をもてました。黙ってるだけでカッコいいDJも、DJやってなけりゃただのデブ、みたいなヤツも最高にイカしてます。爺さんもビシっと決まっててカッコいいです。 そんな面々が下ネタ満載でワイワイやってるだけで、非常に楽しい。 女性キャラクターはビッチばかりですが、それでも愛嬌のある女優さんばかり。 ちまちました感じで終わらず、後半は映画らしいスペクタクルを見せてくれて盛り上げてくれるのも嬉しい。他に取り柄もなく、音楽と心中しようとする男たちに共感し、胸が熱くなります。船が沈み行く中でビーチボーイズをかけちゃうとこなんか憎いなー。 物語自体はフィクションらしいですが、実際に存在したという海賊ラジオ局というおいしすぎる題材が今まで使われてなかったことが不思議です。 しかし、序盤から登場する政府側との直接対峙がないのは、もったいなさすぎるぞ! 劇中のBGMとキャストをおさらいしたくて、久しぶりにパンフレット買っちゃいました。[映画館(字幕)] 9点(2009-10-29 12:37:49)(良:1票) 《改行有》

7.  ウォレスとグルミット/野菜畑で大ピンチ! 《ネタバレ》 もう、めちゃめちゃ面白いっす。マッドな発明がでてくるわ、女の人の髪型おかしいわ、キングコングなんだか狼男なんだかわかんない化け物が大暴れだわ、実写だったらしらけてしまいそうな内容かもしれないが、クレイアニメの魅力が全開で、とにかくひたすらばかばかしくて楽しくてケラケラ笑えるし、アクションスペクタクルとしても超一級品だし、余計な感動的場面などがないのも無心で楽しめて良いっ。いい加減なラストさえも、それほど気にならない。 どんな境遇にあっても一言も一声も発さず、クールに困難に立ち向かい、頭の回転が早く、ダメな主人のために戦うグルミットは男の中の男だ。しかも可愛いし。もう完全にグルミットに惚れましたよ。[DVD(字幕)] 9点(2009-08-06 18:31:53)《改行有》

8.  落下の王国 《ネタバレ》 「ビッグフィッシュ」と「パコと魔法の絵本」を足して二で割りきれなかったような映画。空想物語と現実の同時進行型。設定はいい加減なのに空想サイドの世界観の作りこみっぷりとロケっぷりがなかなか凄い。熱かったり、悲しかったり、強引だったり、ふざけたりと滅茶苦茶な物語に気づけば、少女と一緒に入りこんでしまっているようでした。現実との微妙なからめ方などのクロスオーバーな仕掛けが面白く、次の展開も読めません。この独特な手触りはクセになりそうだ。歯抜け少女の笑顔や奇行が愛くるしすぎる。[映画館(字幕)] 9点(2009-02-02 00:18:14)

9.  ウォレスとグルミット、危機一髪! あふれ出るアイデアに脱帽。問答無用で面白い。 こんなにも興奮させられるクレイアニメが他にあるでしょうか?このスペクタクル感は文句なしに一級品のアクション映画です。むちゃくちゃな出動のシーンあたりから気づけば夢中になっていて、短編とはいえ、あっという間に終わってました。 感情をあまりみせないグルミットの泣きのシーンに胸を揺さぶられ、そしてその直後のパズルシーンが最高。ラストのハリウッドもびっくりなダイナミックなチェイスシーンは熱すぎるっ。グルミットかっこよすぎるっ。[映画館(吹替)] 9点(2009-01-13 22:14:05)(良:1票) 《改行有》

10.  フランキー・ワイルドの素晴らしき世界 《ネタバレ》 本物のDJのインタビュー交じりの、耳の聴こえないDJの実話風ドラマ。 演出・音楽がイチイチクールでやたらかっこよいです。聴覚を失うときの自分vs自分のシーンは壮絶かつエキサイティング。泣き言一つ言わず、自分自身をぶっ殺し、自身で立ち直るフランキーが逞しくカッコよすぎる。演ずるポール・ケイの表情、飄々としたキャラクターがなんとも素晴らしい。 スパッと音楽をやめるのかと思いきや、思いつきでスパッとやってみる。天才ってのはこういうもんなのかもしんないすね。無駄に感動のドラマにすることなく、ひたすらクールでホットな雰囲気がイカしてます。もっと皆に見てほしいです。[DVD(字幕)] 9点(2008-05-12 12:36:39)《改行有》

11.  ゴーストワールド 《ネタバレ》 社会不適合者の男女間の友情や恋愛模様と、なんとなく上手くいかない日常。 周りの人間はバカばっか、な視点ですが、バカな端役たちがいい味を出していて笑わせてくれます。来るはずのないバスという隠喩的な小道具が絶妙な働きをしていて、見終わった後に何とも言えない余韻を残してくれます。オタクがはまり役のブシェミとむちむちバーチは、なかなかのベストカップルに見えます。ゴーストワールドには何が待っているんでしょうか。 [映画館(字幕)] 9点(2008-04-14 17:09:56)《改行有》

12.  グラディエーター ストーリーは平凡だが、その見せ方が素晴らしく飽きない。とにかくマキシマスがかっこよすぎる! 強い男の熱すぎる復讐劇でした。[ビデオ(字幕)] 9点(2008-03-31 14:33:45)

13.  FRANK -フランク-(2014) 《ネタバレ》 いやー、刺さった!! 明らかに才能なさそうな主人公が、マスクをかぶった男FRANK率いるサイケなバンドに魅了され、メンバーの一員になっていく。 このバンドが絶妙。私もバンドやっていて、しかもサイケ寄りなポップスをやってたもので、こういう感じのバンドって結構見てきているんですよ。奇を衒っているだけで、結局大した事やってないバンドがほとんどで、でも中にはハッとさせられるようなバンドもいる。 そういう「何か」を感じさせるバンドなのだ。狙ってもなかなか作れないと思う塩梅で、見ていて非常にエキサイティングだった。 もっともっと演奏を見たいと思えた。 本作は、こういうバンドがいて、FRANKみたいな天才(奇才)肌のフロントマンがいた時の「周りのメンバー」をしっかり描いているのが素晴らしい。FRANKみたいなのをしっかり支えるには、感性が近い人間や、どんなオーダーもについていけるような人間で、固めることが必要だ。並以下の人間や、天才の力が発揮される方向を理解していないやつがいると、邪魔にしかならないのだ。 台無しにしちゃってる人って、それに気づいてないことが多いからたちが悪い。この映画の主人公は、FRANKではなく、台無しにしちゃう人だ。個人的には、もうちょっと盛り上がりどころは、欲しかった。 フェス前に膨らんだ期待を、すかされちゃったものだから消化不良というか…。ラストの演奏も良いには良いんだけど、もっとメチャクチャやっちゃうライブが観たかったんだよな。 コメディ要素も強く、楽しく観ることができるが、かなり苦味が効いている。 夢見る平凡者は必見![映画館(字幕)] 8点(2015-05-21 01:32:53)《改行有》

14.  ニンフォマニアック Vol.1 《ネタバレ》 ラース・フォン・トリアー作品とは思えないぐらい笑える。 行き倒れの女性(ジョー)と、介抱した一人暮らしのオジサン(セリグマン)との会話という形でストーリーが進んでいく。まず、色にまみれた半生を語るジョーに引くこともなく、性的好奇心を出すこともなく、変なノリで話に食いついて逆にジョーを引かせてしまうオッサンが面白い。ジョーの男漁りゲームの話に対し、「その気持ちわかるよ!俺も釣りすきだしね!!釣りにはコツがあるんだけど、それと一緒だな!!」と。どんな食いつき方だ…。 変に食いついたかとおもいきや、「自分をそんなに責めるんじゃない」みたいに真っ当なことも言い出すから、困る。 続いて、不倫による家庭崩壊の話になるんだが、もはやドタバタコメディになっちゃって、かなり笑える。こんなふざけた話だったのか!と思いきや、父との死別の話は陰鬱で時間もたっぷり使っている。 そのままシリアス路線になるのかとおもいきや、次の章では、三股をピアノの旋律に例えるバカバカしさ。 そして、ジョーに起こった突然の異変!ジョーの運命はいかに!?ってところで、vol.1は幕を閉じ、vol.2の予告を流しながらエンドロール。 vol.2は、ますますエスカレートしていく性描写が期待できる。[映画館(字幕)] 8点(2015-05-21 01:29:54)《改行有》

15.  アクト・オブ・キリング 《ネタバレ》 インドネシアであった大量虐殺の加害者に、当時のことを再現しながら演じてもらうというドキュメンタリー。今まであまり大っぴらにされていなかった歴史的事実にこういった形で切り込むというのはそれだけでも意義があり、興味深い。 撮影を続けるうちに、最初のうちは純粋にノリノリだった加害者アンワル・コンゴ達に、変化が起こっていく。暴動のシーンや、悪夢のシーンで、加害者がふと放心したような顔をしたりするところを捉えているので、その度にハっとさせられる。 終盤の拷問シーンに至っては、いままで自分には罪の意識なんかないと豪語していた男が恐怖に怯え、 身体に異常をきたす。そして彼は涙ながらに・・・って、どうもできすぎに感じてしまう。 カメラを回していないところで、演技指導もしくは何らかの誘導があったのではなかろうか。 そこで唐突に終ってしまうので、「大量殺人者である彼らも人間である」という結論ありきの作品だったようにも見えてしまった。 遊び半分で残酷なシーンを演じる前半の彼らには嘘くささはなく、心底ゾっとさせられた。エンドロールに並ぶ、Anonymous(匿名)の多さには脅かされた。[映画館(字幕)] 8点(2015-03-27 23:21:45)《改行有》

16.  ハウエルズ家のちょっとおかしなお葬式 《ネタバレ》 安定剤のせいで「ちょっとおかしな」どころか「カオスティック」な葬式になってしまった!ほのぼのコメディと思ってたら、休む暇もないドタバタ具合で疲れた。が、と登場人物の皆さんがとても良い顔して、本気でドタバタしてたので、とても面白かった。[DVD(字幕)] 8点(2014-05-17 20:13:27)

17.  トランス(2013) 《ネタバレ》 おもしろかった! 話こねくりまわしすぎで混乱させられたけど、最後にまとめてわかりやすく解説してくれる安心設計。割と無茶な話だが、一歩先の展開は読めず、ハラハラドキドキが持続。回収すべき伏線は気持ちよく回収。音楽も良い。冒頭のシーンの高揚感はかなりのモノ。 もう1回観たい。 しかし、サイモン(マカヴォイ)はどうやってあんな要職につけたんだ?借金まみれのロクデナシなんでしょ? ヴァンサン・カッセルは案外小物で、巻き込まれ損な感じが良い哀愁。[映画館(字幕)] 8点(2014-03-22 18:36:21)(笑:1票) 《改行有》

18.  ゼロ・グラビティ 完全に宇宙でした! 最新のシミュレーションアトラクションで宇宙体験してきたかのよう。常に無重力状態で、フワフワしてます。ビューンって飛ばされるとドカーンと叩きつけられたりします。ちゃんと掴まないと、宇宙の広大な空間で迷子になってしまいます。恐ろしいです。ドキドキします。 とにかく体感する映画ですね、これは。 しかし、映画もここまで来たか…!と唸らされる極上の一品でございました。 重力最高!![映画館(字幕)] 8点(2014-02-23 12:18:33)《改行有》

19.  キック・アス ジャスティス・フォーエバー 《ネタバレ》 テンポの良さも引き継がれているし、成長したクロエちゃんもカッコイイバイクを乗り回して大活躍。全体的に前作よりエグみが増していて、より下品により陰惨になっている。レッドミストが主人公に復讐するという2作目としての流れはスパイダーマンのそれではあるが、彼のブチ切れっぷりは清々しくて楽しくなってしまった。悪者軍団もバカバカしくって、こういう頭の悪さは好きだ。 ただ、前作に比べて、音楽の使い方とか細かいセンスの部分が足りていなくて、キック・アスならではの持ち味を削いじゃっている部分は多かったか。 ところで、現代のヒーロー物では、ヒーローが自身のアイデンティティで悩む描写は避けて通れなくなっている。キック・アス君は軽い気持ちでヒーローになっただけなので、その辺りは描写してもいいが、ヒット・ガールにその描写はほしくなかった。殺人マシーンとして育てられているのに哀愁がなく、精神的にもぶれずに最強である彼女に我々は惚れたのではなかったか。苦悩したら、それはただの普通の戦士だ。ヒット・ガールだけの最高の持ち味を一つむざむざ削ってしまうとは…。 ジム・キャリーは仮面しているシーンも多いし、ほぼ見せ場なく退場。これをジム・キャリーにやらせる意味なくない? 終わり方もまとまってはいるんだけど、暴力(私刑)を肯定し続けておいて、「最後にそれ?」っていう。 などなど文句をつけたいところも多いけど、とてもおもしろかったよ!! 前作のキック・アスに思いればある人ほど、2を好きになれないかも?[映画館(字幕)] 8点(2014-02-23 12:03:48)(良:1票) 《改行有》

20.  少年は残酷な弓を射る これは意地が悪い。異色。徹底的に、行間を読め!という作品。 はっきりしない映画が嫌いな人にはおすすめできない。 オープニングから時系列がグチャグチャで、断片的なシーンだけが映しだされ、混乱させられる。 「何か大変なことが起こる」ということだけを明示し、主人公の息子ケヴィンの幼少期に話は遡る。 エヴァが出てこないシーンはほとんどなく、エヴァがみたもの以外は描かれない。そのため、ケヴィンが母親のいないところでどのような行動をとったのかが分からないようになっている。いったい、何なの?というモヤモヤと倦怠感、不安感、得体のしれない恐怖感をエヴァと一緒に体感できるという、非常にいやらしくも巧みな演出である。 それだけに、エヴァさんの心の変化すら描く事をすっとばしたかのようなラストは、ちょっと納得いかなくもある。 悪夢のような演出には不快感をおぼえながらも魅了されてしまったし、考えれば考えるほど傑作だったような気もしてくる不思議な映画。 [映画館(字幕)] 8点(2012-09-15 18:43:02)《改行有》

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