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【製作国 : イギリス 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. 麦の穂をゆらす風 《ネタバレ》 両国の緊張の歴史になじみがないので、しばらくは、牧歌的な日常での抗争に現実味が感じられなかった。だが話がのみこめるにつれ、それこそ、北の国のきついウィスキーのようにその独立運動の徹底と妥協との葛藤が胸にしみた。奴は敵だ、敵を殺せ。この単純なパトスは世界のあちこちで未だ説得力を維持し続けている。[DVD(吹替)] 6点(2011-03-10 18:19:13)(良:1票) 2. アラビアのロレンス 砂漠の織りなす圧倒的な叙事詩。画面がいちいち由緒正しい正統派で、広大な曲線、地平線、人間や駱駝の点在感が気持ち良い。空色の、あぶない眼をもつ異形のアラブ人ならずとも、この寂寥と暴力の自然の戦略に絡め捕られては、自らを単純化へ単純化へと駆り立て、いよいよ魂抜かれてしまうのでした。[DVD(字幕)] 7点(2011-02-15 00:09:03) 3. ひかりのまち ささやかな暮らしの中で生まれる、関係の引っかき傷の化膿とか凝固とか治癒とかが淡々と描かれる。(音楽がやや過剰)。かくして人生はうつろう。ウランちゃん幸せになろうね。[DVD(字幕)] 7点(2011-01-23 18:56:26) 4. ホテル・ルワンダ 赤とか青とか大地とかカラフルな遠い国の民族抗争ドラマ、しかし訴求力は確実にある。地味・したたかなホテルマンの判断力に好感。金、物、名誉でのくすぐり方。やりますな。 [DVD(字幕)] 6点(2011-01-17 07:46:40)《改行有》
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