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【製作国 : イギリス 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. 007/カジノ・ロワイヤル(1967) 《ネタバレ》 ジョンヒューストン監督でオールスターキャストのデタラメ映画でした。 これでもかと言うくらい贅沢な豪華キャストには正直驚いた。本来なら主演を張るほどの俳優、女優がちょこちょこ出ては消える、出ては消える。 ある意味すごい映画だと思うけど、う〜ん、ひとつも笑うところはなくストーリーも支離滅裂だし、本来なら1点なんだけど、豪華キャストに1点と、はちゃめちゃなラストに1点かな。[CS・衛星(字幕)] 3点(2020-08-30 00:11:24)《改行有》 2. モナリザ 《ネタバレ》 う〜ん、久々に見終わった後の余韻に浸れる映画でした。大都会の隅っこで底辺の連中が、それでもなんとか生きている。そんな中知り合った高級娼婦とチンピラ運転手。その不器用にしか生きられないチンピラの純愛感情がこの映画の軸となって物語が進む。ボブホスキンスはその感情の移り変わりを見事に演じており、ずっと応援しながら見ていた。それだけにシモーヌの本心がわかった時は切なかった。ラストは娘を挟み三人で歩く後ろ姿に新たな人生を予見させるものを感じられた。サッチモの「モナ・リザ」が後味の良いものにしていると思う。[CS・衛星(字幕)] 9点(2018-02-16 00:35:53) 3. 女ガンマン・皆殺しのメロディ 《ネタバレ》 女が主人公の西部劇が珍しかったので見て見ました。ストーリーはよくある復讐ものですが雑な作りが多々有りスッキリしませんでした。スティーブンボイド扮する黒ずくめの男も結局何者だったのだろう。それにしても主演のラクウェルウェルチはやっぱし色っぽい。それだけでプラス1点。海が出てくる西部劇も珍しい。[CS・衛星(字幕)] 5点(2017-12-08 23:29:13) 4. シンプル・プラン 《ネタバレ》 この手の映画を観るといつも自分に置き換えて観てしまう。正直その場になって観ないとわからないけどやはりネコババするかもしれない。 この映画ではそれを三人で見つけ、さらにハンクの嫁までが仲間に加わってシンプルな計画がより複雑になっていく。四者四様の思惑や欲が絡み合ってどんどん悪い方向へと転がっていく。その中でそれぞれの揺り動く心理状態がドラマをより一層盛り上げており、また、見所になっている。 ラストで刑事が紙幣の番号をメモしてあるとのことから暖炉に札束をなげていくが「これだけの犠牲を出しておいてそれかよ」と驚くと共にしばらく立ち直れない後味の悪いサスペンスでした。[CS・衛星(字幕)] 7点(2017-10-19 00:42:42)《改行有》 5. 悪の法則 《ネタバレ》 この映画の冒頭でマルキナが、飼っているチーターがウサギを狩る所を見て喜んでいるシーンがありますが、それこそがこの作品を象徴している様に思えました。 そしてこの映画の中でのハンターは卸元で、そのハンティングを遠くから見ていたのがマルキナ自身でした、という事なのでしょう。 それにしても解りにくい映画ですな。 今回で3回目の視聴でしたが、最初はストーリーを追うのに精一杯でなんだかよく分からなく、二度目でやっと何が分からないのかがわかった。 そして今回でやっと内容が少しわかった感じです。 映画中セリフがやたらと多い割に肝心なところの説明がほとんどない。 例えば麻薬ビジネスというだけで具体的な内容、例えばカウンセラーの役割など全く描かれていない。 卸元という組織も実行役以外一切表に出てこない。 でもそれらはこの映画においては重要ではないんですね。かえってハンターである卸元という組織をはっきり描かなかった事でその恐怖は倍増しましたし。重要なのはそのセリフの方なんですな。 ラストで主人公のカウンセラーが助けを乞うメキシコの親分が言っていました。 岐路は既にいくつもあったはずだと。 確かに友人のライナーやブローカーのウェストリーも何度も極悪非道で血も涙もない危険な相手とのビジネスだと伝えるが、俺なら大丈夫だとカウンセラー自身が決めていた。 そのことを思い起こさせられ絶望のどん底に落とされるラストシーンは本当に怖かったです。 奥深さを感じさせられる映画であるとともに、一級品のサスペンスでもあり、これから何度でも見るであろう作品でした。[CS・衛星(字幕)] 9点(2017-06-08 00:32:54)《改行有》 6. ハンニバル・ライジング 《ネタバレ》 ハンニバルレクター博士のファンの方々には受けが良くないようで。 確かにアンソニーホプキンスのレクター博士とはかなりイメージが違い、綺麗すぎるキャラでした。 しかしその綺麗さが狂気を際立たせており、薄笑いの表情はまるで般若。最高のキャスティングではないでしょうか。 また、レクター博士の異常性に明確な理由付けを行ったストーリーに、個人的には良かったと思います。 もちろんシリーズ最後の作品ということが前提ですが。 ただ、レクター博士の若い頃の侍並みの強さは如何なものでしょう。強さによる復讐というより、もっと知恵を生かし、心理的な恐怖を与えたほうがアンソニーホプキンスの天才レクター博士に近づけるのではないでしょうか。[CS・衛星(字幕)] 8点(2017-04-12 00:44:53)《改行有》 7. コンボイ 《ネタバレ》 トレーラーを転がす男たちが権力に抵抗するというお話。 基本的には十分楽しめましたが所々違和感があったのも事実。 それはドライブインでの乱闘シーンで、コメディータッチの様でそうでも無いという演出方法。 しかもあそこでペキンパーお得意のスローモーションカットは如何なものかと思った次第。 しかしその後、トレーラーを転がすクリストファーソンの視線に権力の濫用に対する怒りが現れるといよいよ面白くなってきた。 トラッカーに翻弄され怒り心頭のアーネストボーグナインも卑劣感なのにどこか憎め無い。 そのラストの馬鹿笑いもスカッとさせてくれた。結局誰も死ななくめでたしめでたしはペキンパーらしく無いが、でもまた観たくなりそう。 Jin[CS・衛星(字幕)] 6点(2016-02-17 09:53:03)《改行有》 8. マラヴィータ 《ネタバレ》 つまらなくはないけどはっきり言って中途半端な作品でした。コメディーの部分は特にそう。ラストの殺し屋がきたときの緊張感はまあまあかな。しかし、その殺し屋が見た目に反して結構弱くあっけない印象でした。「グッドフェローズ」はいいアイデアでした。ミッシェルファイファーは年をとっても綺麗なのはさすが。 Jin[CS・衛星(字幕)] 5点(2016-02-05 23:53:02)《改行有》 9. 第三の男 《ネタバレ》 すでに数回鑑賞してのレビューです。 男も女も実に粋で格好いいハードボイルド作品でした。あまりにも有名な作品なので今更かと言われる様なレビューになりますが、光と影の芸術と言われる意味がはっきり解りますな。特にハリーの登場シーンはドッキリしたほどです。しかし細かいことを言えばアパートの窓を開けただけであんなに光を浴びるとはちょっと不自然でしたが。そこかしこに貼られた付箋とその回収は見事に決まり、ラストのシカトする女とされる男の長回しシーンは頭にこびりついて離れません。[DVD(字幕)] 9点(2014-10-06 10:36:21)《改行有》 10. スラムドッグ$ミリオネア 《ネタバレ》 劣悪な環境のスラムの中での子供達の生き生きとした表情。スラムと華やかなスタジオ、善人ヅラした悪党等、それぞれを対比させた表現が面白い。世の中の二面性を見ているようでした。勝ち組負け組のような。ちなみに私は勝ち組に入りたい。当然ですが。今インドは世界の特にIT産業をリードしている国なのにこんな一面があると走りませんでした。やはり見ておくべき映画だと思います。[地上波(字幕)] 8点(2011-08-11 21:34:40)
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