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【製作国 : イギリス 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
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1.  レ・ミゼラブル(2012) 《ネタバレ》 踊らないミュージカル 普通のセリフがない すべてのセリフが歌 フランス革命前夜 革命に参加する学生 コゼットの恋愛 悪人たちの思惑 シャベールの追跡 これらすべての人の思惑が一曲の歌に集約していくシーンは圧巻につきる コゼットの里親夫婦の娘エポニーヌが予想に反していじらしい 傑作としか言う言葉が見つからない 途中何度も泣きかけたがラストは号泣だった 哀しいから泣いてるのじゃなくて、感動すると涙が出るんだという自分に驚いた希有なエンディング 何んだか凄いものを見た気がした[ブルーレイ(字幕)] 10点(2014-01-08 02:04:21)

2.  フライト・ゲーム 《ネタバレ》 久しぶりの王道の航空パニック映画を見た 登場人物達の疑心暗鬼とか乗客達ひとりひとりのキャラクターも良く描かれていて往年のオールドパニック映画を見ているようだった 主人公のリーアム・ニーソンは誤解されやすいヒーローをやらせたら抜群だ 比較的短い102分というランタイムに凝縮してサスペンスを盛り込んで飽きる事がない 主人公の追い込まれぶりがストーリーの展開上都合良すぎると思うが、リーアムの誤解されようが見事にはまって以外に許せる この人は動くだけで次々と誤解を呼ぶ希有なキャラクターだ 主人公の行動が理路整然としていないので対策が次々と裏目に出る感じがハラハラする 仕掛けられた爆弾もありがちなドラマなら主人公の活躍で最後には回避するのが定番だが、ちゃんと爆破してクライマックスにふさわしいパニックシーンを演出する この辺は昔に比べてVFXが良くなってなんでも出来ちゃう良さかなと思う[映画館(字幕)] 8点(2014-09-18 14:00:41)

3.  28週後... 《ネタバレ》 前作よりSFぽくなっている 相変わらず敵は軍隊だが前作のならず者軍人ではなく、完全に統制がとれた近代軍である その分敵は強い 空爆されるロンドンからゾンビの群れの中を脱出する四面楚歌型の脱出劇になっている 前作はほとんど無かったVFXも、空爆されるロンドン市内とか、ヘリのローターで一掃されるゾンビとか、充分に描かれていて前作とはかなり雰囲気も違う 映画の出来としては前作よりも良くなっているが独特のカルト風味は無くなっている しかし風刺は効いていて、夫婦愛には両目に指を突っ込み、親子愛には父親の徹底したヒッチャー的ストーカーで、兄弟愛には結果ウイルス蔓延によるフランス壊滅で描くというなんとも、愛はすべて蹴飛ばすという徹底的な人の悪さで描く この一面だけでもただのゾンビ映画と一線を画すと思ったのは褒めすぎだろうか 脱出中に次々と起こる危機とか、暗闇の中を暗視スコープで歩くとか、アイデアもかなりいい バーサーカー状態の父親に常に襲われる設定も秀逸 「ハート・ロッカー」以降、いまや大物スターのジェレミー・レナーも有名になる直前の出世作と言ってもいいだろう めちゃめちゃかっこいい 傑作です 「28月後…」はまだか[ブルーレイ(字幕)] 8点(2014-05-04 20:15:10)

4.  28日後... 《ネタバレ》 冒頭でレイジウイルスが世に出るきっかけが描かれるが、チンパンジーに残酷映像を見せつけるとか、ウイルスを作った奴もクソ野郎だが、それをわざわざ檻から出して逆に齧られる奴もクソ野郎で、クソ野郎同士のクソ対決で始まるのはかなりイライラさせる(褒めているつもりです) 始まってしばらくはほぼ無人のロンドンで非常に静か その分ゾンビがわらわら出て来ると、その静かさとの対比でハラハラする 静かな場面からスイッチが入ったかの様なゾンビの全力疾走に切り替わるのは見事な演出だ 無人の野を行く途中に、やはり無人のスーパーマーケットで思い切り買い物を楽しむのも元祖ロメロの「ゾンビ」を思わせて楽しい とにかくこの誰もいない静かな都会はクールだ 後半の舞台は一転して歴史を感じさせるお城だが、英国ぽいが思いのほか都会のパートは良くて、このまま無人のロンドンでもいいかなって思った 後半はうさんくさい軍隊との話だが案の定サイテーな奴らで、ゾンビより人間の方がずっと怖いという教訓ぽい作りだ しかし、たかだかパンデミックが起こって一ヶ月ぐらいで、女を拉致してハーレムを築こうとかまで普通は思いが至らないだろう 数年後の設定ならまだ納得出来るというものだが、こんなに辛抱が効かない奴らなんていねえよって思った この辺は少しシラケたが、軍隊はただのならず者としか思えないへぼさで、無駄に弾を撃ち過ぎる上に弱過ぎて軍人という感じはまったくしない なので、狂気の世界の中でのレアケースとして納得するしかないかな バーサーカー状態のゾンビはめちゃ強くてかなり怖い 羅病して20秒で人を襲い始めるスピード感は「ワールドウォーZ」でもパクられてる最強設定だ エンディングも「help」じゃなくて「HELLO」で終わるのも主人公が「ハロー」と何度も叫んでいた冒頭に繋がってなかなかしゃれている ゾンビ映画としてはかなりの傑作の部類に入ると思う[ブルーレイ(字幕)] 8点(2014-05-04 20:14:00)

5.  レバノン 《ネタバレ》 冒頭、うなだれたひまわり畑の長回しで始まりエンディングでひまわり畑が綺麗に繋がるのは予想外で良かった すべて戦車の中での話 レバノン戦争の最初の一日目を描く とにかく戦争初日のせいか全てが舞い上がっていて指揮系統から何から何までパニックを起こしている 戦車の中の搭乗兵は全員へたれで自分勝手、それでなくても息苦しい戦車内の閉塞感を最大まで呷る 戦車外にいる上官のイライラもダイレクトに伝わり見ているこちらも「こいつら全員首にしろ」的な気持ちになる 戦車の内壁に流れ続けるオイルとか戦車の底に貯まった水が戦車内の閉塞感をより高めるがやりすぎな感じ ここまで戦車の中って汚いのか 湿度も異常に高そうだ 外の模様は戦車のモニターのみだが普通に望遠鏡のようなクリアーな画像が臨場感を損なうと思ったが、搭乗兵の心理描写的要素が多いのでしかたがないかもしれない モニター映像も暗視スコープ映像とかがもっと見たかった 前半で見た戦車外での戦闘の緊迫感が後半薄くなってそこは非情に残念 もっと戦車が活躍するところが見たかった しかし全体的には緊張感と閉塞感が全編を通して続き、ラストは動かなくなった戦車から出たら冒頭のひまわり畑だった しかし暗く狭い戦車内から初めて青い空の下に出るも開放感は無く、ざらざらした嫌な気分は変わらない[DVD(字幕)] 8点(2014-02-17 19:21:09)

6.  フルメタル・ジャケット 《ネタバレ》 フルメタル・ジャケットとは硬い金属で被甲された弾丸のこと通常は無垢の鉛、柔らかい金属だと着弾のダメージが大きい(体内で破裂する) 被甲弾は戦争用である フルメタルは強力だと思っている人が多いと思うが実は反対で被甲されてると貫通力が高いので兵士の戦闘能力だけを奪う人道的(!)な弾丸である そういう意味では非情に深い良いタイトルだ 海兵隊の訓練所のパートと実際の戦闘と二部仕立てになっている 訓練パートで出てくる教官は強烈 いじめられるデブ新兵もなかなかイイ トイレにしきりが無いのはびっくり今もそうなのだろうか? 訓練パートのラストは衝撃的だ 訓練のためにあえて憎まれ役になる軍曹は可哀想だった この軍曹という階級が常に報われない職業であることをすべてのアメリカ人は知っているが、それを見る私達が知っているか否かによってこの物語の捉え方がまるで異なるであろう ベトナムパートではムービースタッフが戦場の兵士にインタビューをして戦闘シーンを「サーフィン・バード」(往年のクラシックロック)に乗せて長回しで撮るシーンがあるが音楽も含めて忘れ難い名シーンだと思う ヘリで無差別に地上を騎射するシーンなど衝撃的だが常にドライ ラストシーンもミッキーマウスの歌を歌いながらの進軍とかスラプスティックな狂気を感じさせる ベトナムだけど市街戦なのはハートロッカーなどでもパクられているとおもった、それだけ名作だということか 言葉が汚い、さすが米語あらためて英語って汚い言葉のオンパレードだな 戸田奈津子が訳したらちっとも面白くないだろう(笑) ラストは主人公が撃たれた少女狙撃手に執着するのに若干の違和感を感じたが、その少女娼婦との濡れ場がカットされたと言う話を聞いてなるほどと思った それならば濡れ場があった方がラストシーンがわかりやすかっただろう[ブルーレイ(字幕)] 8点(2014-01-27 21:20:53)(良:1票)

7.  戦場のメリークリスマス 《ネタバレ》 映画にとって音楽の大事さを痛感する作品 一番いいところであれ(戦メリのテーマ曲)が掛かると、とにかくグっとくる 作品としてはテーマが見えにくい作品だけに音楽の重要性は高い おなじみのラストシーンにかけて静かに、しかし劇的に話が進行する 前半に「日本人は命乞いはしない」とローレンスに言い切ったハラ軍曹 そして自分がその立場に立たされた時に、もっとも言いたいであろう命乞いの代わりに出た名セリフ「めりーくりすます ミスターローレンス!」くぅっ! タケシのあの名セリフに戦メリのテーマ曲がどーんとかかると何よりもせつないエンディングだ 映画的にはホモセクシャルが大きなテーマとなってるだけに、ヨノイ大尉が魅入られるセリアズ少佐に余り悪魔的な魅力があると思えなかったのがストーリーを難解にしていると思った 同性愛の映画だと思わなかった人たちもいるのではなかろうか セリアズに魅入られて翻弄される上官を心配する部下達も、分りやすく描かれていないので、唐突にヨノイ大尉が狂ったように見えてしまう そのかわり唯一濃いメイクの坂本龍一が出ただけで、こいつはホモだとわかるようになっている(笑)[ブルーレイ(字幕なし「原語」)] 8点(2014-01-08 01:44:07)

8.  ゼロ・グラビティ 《ネタバレ》 IMAX 3Dで鑑賞……                       ……酔った。[映画館(字幕)] 8点(2013-12-31 00:29:02)《改行有》

9.  ホビット/竜に奪われた王国 《ネタバレ》 ただただ圧倒的な映像にため息が出る2時間40分 しかし前作の次々に危機が訪れるようなのっけ盛り型のアクションではなかった ストーリーが複雑になったせいか中盤が退屈に思えたのはロードオブザリングの劇場版2作目のようだ しかしシリーズ最高傑作のSEE版ロードオブザリング2作目の様にホビットにもSEE版が出るに違いない SEE版にはエルフの王、スランドゥイルとドワーフの王のトーリンの過去の確執やら、急に仲良くなった様に見えたエルフのタウリエルとイケメンドワーフのキーリの交流が描かれたりするんだろうな 劇場版はこの辺がはしょられた感じだったので今ひとつ深くストーリーに入り込めなかった 湖の町・エスガロスに住むバルドとドラゴンとの確執ももうちょっとわかりやすく見せて欲しい SEE版に期待する イケメンドワーフのキーリの傷が思わしくないので湖の街に残る事になったが、仲間達の何人かが同じく街に残る事を志願する この旅の使命よりも旅の仲間の命を優先する展開はロードオブザリングでの、旅の目的よりも攫われた仲間の奪還を優先させたシリーズのお約束の様に思えた 「なによりも大事なのは仲間だ」というリングシリーズ最優先のテーマだ ラストは相変わらず「おいおい、ここで終わりかよ」って思った しかし「ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔」と同じホビットシリーズの解説篇的な立ち位置になる作品じゃなかろうか[ブルーレイ(字幕)] 7点(2014-08-30 12:00:55)

10.  エイリアン/ディレクターズ・カット 《ネタバレ》 どこがDCなのかわからなかった 当時はあまりの緊迫感に息をするのも忘れたが、あれから何度も見て、すべて起こる事がわかっているので残念ながら緊迫感そのものは余り無い スターウォーズで有名になった宇宙船の汚し塗装がこれほどはまる映画は無いんじゃなかろうか ノストロモ号の風情は完璧 長いミッションをすでにこなして帰還の途である事が一瞥で判る 冒頭、ノストロモ号から探査艇が切り離されるシーンは感動もの出来 脱出艇がナルキッソス号と名前がついているのにこのかっこいい探査艇の名前が判らないのは不満だ 知っている人がいたら教えてほしいぐらいだ 精巧な舞台装置と今となっては稚拙な警告モニター等の線画のみのグラフィックが非常にバランスが良くてリアル ラストの時限装置を止めようとしたのに止まらなかった、さらに、脱出して助かったと思ったら助からなかった、さらに、敵をやっけたと思ったらダメだった、さらに…、さらに…、の繰り返しは本当に心臓に悪い この全部のっけ方式の演出はこの映画で初めて見た気がする 時限装置の場違いなさわやかなネーチャンの警告音もとにかく緊迫感を盛り上げる これ以降この手法が何度使われた映画を見たか すべてはここから始まった記念碑的映画 しかしこの映画の最大の魅力は極限状態の緊迫感なので何度も見てはだめだと思った 点数は今現在の自分の面白さ 初見の状態なら満点でもいいだろう エンディングのリプリーが、必死で宇宙服を跨ぐ時の白パンの股間だけでもう一度見て良かったと思わせる傑作(笑)[ブルーレイ(字幕)] 7点(2014-04-26 14:39:53)

11.  ブリッツ 《ネタバレ》 これダーティーハリーの焼き直しだな 不良刑事にサイコ殺人犯との対決 次々起こる殺人にさほど頭がいいとは思えない犯人に翻弄される警察 ラストは処刑まで同じ ステイサムのダーティーハリーは本家より数段凶悪 誰彼無しに噛み付くし、情報提供者すら恐喝して酒を奢らせる 事件が起こったバーでも酒をたかる 徹底的な不良警官振りは爽快ですらある 同僚の刑事も同じ穴のムジナで上司を脅してクビを取り下げさせるとか、上司の権限皆無 イギリス警察ってこういうのか?ホモの上司が赴任してきて皆にバカにされるが、ステイサムとなぜか馬が合って相棒に この刑事、身なりもしゃべり方もホモっぽいが中々良い奴だ 中盤にチラっと出て来る主人公の仲間警官に「同僚の婦人警官を玄関先まで送らなかったのは、とんだ紳士だな」って皮肉を言う所は見た目よりハードでなかなかいい このホモ相棒に怒られた仲間の刑事はなんと三銃士のルーク・エヴァンズ この辺はヤクザな刑事とおかまな上司とのバディ感は結構傑作でドライブ感がある 要所要所で使われる俯瞰カメラもこのドライブ感を盛り上げる為に非常に効果的だ いったん逮捕した犯人を釈放せざるおえない状況は考えにくいが、話の展開を考えると仕方が無いのか 情報提供者を殺して金を奪った件だけでも立件できそうだが、なにしろ奪った金をそのままの茶封筒に入れて持ち歩いてるのだから 犯人が釈放されてからの展開があまりにあっさりでもう一波乱あったら傑作になった気がする エンディングの激サド落ちはちょっとやりすぎだ ステイサムの映画は結構この手のバカエンディングが多いな まぁ大好物だけど(笑)[ブルーレイ(字幕)] 7点(2014-03-05 03:10:14)(良:1票)

12.  ラッシュ/プライドと友情 《ネタバレ》 自分が最もF1にのめり込んでいたドンピシャな時代の映画 なにもかも懐かしい 当時JPSカラーのロータスや驚きの6ホイーラーのタイレルに熱狂したのを思い出した この映画でもこの有名な2台はかなり頻繁に出ていて嬉しかった 火傷を負ったあとのラウダは本人にそっくりで驚いた 実際にはもう少しケロイドがひどかった気がする ジェームスハントは当時はチャラすぎて日本では余り人気がなかった むしろラウダやマリオ・アンドレッティの方が人気だったかな ハントがマクラーレンに移籍した理由が、ブラジルの星エマーソンがコパスカに移籍したせいだったなんて、絶対的に戦闘能力に劣る純ブラジル産マシンにわざわざどうして、こっちの話も見たいと思ったのは私だけでは無いはず 物語はラウダとハントの友情と恋愛を描くが、どちらも駆け足すぎていまひとつ盛り上がりに欠ける 見所はやはりレースシーンでここはむしろ公道でのカーチェイスより難しかったんじゃなかろうか 出て来るマシンはすべてクラシックだし ローアングルからコースぎりぎりを走るF1の迫力は充分伝わった 世界のサーキットを転戦する雰囲気も当時の懐かしいサーキットの名前ばかりでワクワクした ラストバトルを日本グランプリに持ち込むとか当時の熱狂を思い出して懐かしかった しかし物語は結構平坦でF1に興味が無い人にもこれは面白かったのだろうか 実際はラウダはドラマチックだがハントはめちゃチャラい男でどうせならそのままハチャメチャな人格で描いた方がドラマチックだったんじゃないかな このままこの2年後にモンツァに散ったロニー・ピーターソンとその引き金を引いたハントの話とか、劇中でも名前が出たブラジルの星、コパスカのエマーソン ・フィッティパルディの話とかをシリーズで作ってくれないかな[映画館(字幕)] 7点(2014-02-22 17:55:43)

13.  ドラゴン・タトゥーの女 《ネタバレ》 まず冒頭のオープニングムビーの出来に圧倒される ストーリーと特に関係が無いが上質なPVのような感じ しかし以降、映画のイメージはまったく違う ダニエル・クレイグの主人公が富豪に頼まれて捜査を開始してから調査員のリスペットとの話が同時並行して描かれるが、二人が出会うまでに一時間以上かかる それ以降は突然めまぐるしく話が進みついて行くのが大変だ 説明不足の部分も多くわかりにくい ヒロインのリスペットは完璧な仕事ぶりで、前半に見せた弱い感じは微塵も無いのが少し可愛さに欠けると思った エンディングでなんとなくカワイイキャラに描かれるが、もう少しわかりやすく可愛く描いてくれるとラストであっさり主人公に振られてプレゼントを投げ捨てるところに感情移入出来たのに[ブルーレイ(字幕)] 7点(2014-02-12 01:57:15)

14.  ワイルド・スピード/EURO MISSION 《ネタバレ》 シリーズも6作目になり完全にカーチェイスもインフレである その中で新しいカーチェイスを作ろうとしている作り手は評価できる 今回はフォーミュラーカーに装甲を施したフリップカーが登場 前面からくる車を次々とひっくり返す まったくよく考えるものだ しかし延々と続くカーチェイス&バトルアクションはやはりインフレでちょっと長いかな その中でも格闘家ジーナ・カラーノとミシェル・ロドリゲスの女バトルは見物だった 「脳男」とかJ格闘物とは比べ物にならない あたりまえか やはり俳優を鍛えるより格闘家に演技を教えるべきだ 高速道路での戦車チェイスでも次々に車が煎餅のようにぺちゃんこになるのは新鮮だった しかし前作のようなカーチェイスにキレが無いかな ラストの滑走路チェイスはもう何がなんだか目まぐるしすぎてわけがわからない 延々と飛行機は滑走路を走り続け、空中に浮いてる時間の長い事、いったいこの滑走路は何キロあるんだよ(笑) しかし最後はシリーズ中、私のお気に入りの韓国人のハンと長身美人のジゼルがようやく分り合えたのに、直後ジゼルを失う そしてハンは運命の「TOKYO DRIFT」に続く哀しさを残した しかもハンの死の影にジェイソン・ステイサムがからむ次回予告が流れて終わる そろそろ世代交代か?今回全体を通して何時ものノリの良さがいま一つで、爽快感にも欠けると思ったが、十分普通にはおもしろい  しかしこのまま7作目を作るならそろそろリセットするべきだろう[ブルーレイ(字幕)] 7点(2014-02-08 07:47:01)(良:1票)

15.  ワールド・ウォー Z 《ネタバレ》 予告編で見たシーンが一番派手なシーンだった つまり思ったよりも地味だった、にもかかわらず意外に引き込まれたのは何故だろう 人間ドラマがさほど有る理由でもないし 冒頭いきなり渋滞の車の中で佳境に落ち入るスピード感か 主人公は何処でもVIP待遇の要人 国連職員を辞めた人材らしいが詳細はあまり説明されない 実際行動力と洞察力はあるが有能なスパイというわけでも無い ごく普通の平和なパパである その主人公が危機に陥ると軍がヘリで迎えに来るし、韓国でもイスラエルでも命がけで軍に守られて行動する どんだけ重要人物なんだよ いろんな国をてんてんとするがイスラエル以外はアメリカで撮れる程度しか描かれない なのでどうせならもう少し韓国とウェールズでのロケが見たかった しかし十分に各国を転戦するクローバル感は出ているのはうまいと思った 事が起こったフィラデルフィアでのパニックシーンとかの中でも、ドラッグストアで親切な強盗にあったり、やはり親切なマンションのヒスパニック系の住民とか、さらにその住民の末路とかもスピード感ある描き方でまったく飽きさせない 主人公が噛まれたかもと思わせた後、ビルの淵ぎりぎり(ゾンビになったら飛び降りるつもりだろう)で12秒カウントダウンする演出とか抜群にリズムがいい この12秒でゾンビになる設定は秀逸で、抜群のスピード感を演出するのに一役買っている ラストは研究所の中で目的地まで隠密行動をする主人公に、それをモニターする以外何も出来ないオーディエンス達を描くのはバイオハザードのゲームを彷佛とさせた 一貫して悪人がまったく出てこないとか、ラストがハッピーエンドとか直球ど真ん中な演出がむしろ王道ですがすがしい 全3部作らしいので次も見てみたい[ブルーレイ(字幕)] 7点(2014-02-08 07:45:41)

16.  ラブリーボーン 《ネタバレ》 ヒロインのスージーがめちゃキュート 彼女のイメージビデオと化してる所も多々あるが映像はさすが「ロードオブザリング」の監督だけあって素晴らしい しかしストーリーに納得できない所が多すぎる 箇条書きすると、序盤、誰が犯人なのかバレてるのに犯人の顔をちゃんと写さないことに意味が無い事 犯人を父親が特定する過程がほとんど謎、ただ気に入らない奴ということか 父親が半殺しに合う理由がない 存在感があるわりに祖母の存在意義がまったくない、ただの迷彩なのか 母親が家を出て行く理由が希薄 いかにもキーマンな感じで登場するスピリチュアルな友人は犯人特定になんの役にもたたず、最後の最後に憧れの彼とキスするためだけに存在する 復讐よりも彼とのキスを選んだみたいな所はわかるが、それまでミステリーの大きな伏線のように描かれていて納得いかないな ラストの金庫を転がすシーンはあれだけ尺をとってそのまま埋められるなんて!と怒りが湧いて来た 伏線ぽく出て来るスージーのブレスレットは家の飾りだけを残し捨てられるが残した家の飾りはどうなったのか完全に投げっぱなし あんなにアップにされたのに、普通これが犯人特定の決め手になる展開だろう スージーの妹を狙った計画のための準備シーンとかただ計画しただけなのか?これも投げっぱなし、ミステリーっぽい伏線はまったく回収されない ことごとくこちらの期待を裏切る演出はどういう効果を狙っているのか 肝心の犯人は逃げ延びるとかなんなんだ 最後は崖から落ちて死ぬとかカタルシスが激落ちだ ハラが立って仕方が無かった しかしエンディングで、この世に未練を残した女の子達が超美しい黄金の畑に集まってきて、ヒロインが泣きながら「キレイ」っていうと隣の友達が「当然よ」と答えて、すかさずちっちゃい少女が「天国だぁー」と叫ぶラストシーンではからずも涙腺が崩壊してしまった あれは反則だ[ブルーレイ(字幕)] 7点(2014-01-27 21:17:53)

17.  キック・アス ジャスティス・フォーエバー 《ネタバレ》 輸入Blu-ray英語字幕で見る 前作同様グロシーンがあるが良く言えば前作ほど悪趣味じゃない 悪く言うと前作ほどのインパクトに欠ける 邦題をジャスティス・フォーエバーとしたのが判る気がする、いたって直球のヒーロー映画になっている ヒット・ガールが大きくなっていてキック・アスも充分強く、オタクの等身大ヒーローがだんだんと強くなっていく話では無くなっているのがちょっと残念だった キック・アスにはもう一段強くなって欲しかったが人間的にも真のヒーローに成長する話になっている 登場人物が格段に増えてその分キック・アスとヒット・ガールの話が薄くなっている オタク仲間のデブまで仲間になっているのはサービスしすぎか 前半クロエがヒット・ガールをやめセレブ女達のチームに入る為のオーディションを受けるぐらいまではかなり面白い 以降ヒット・ガールを封印するとちょっと中弛むのはやはりクロエの映画だなって思った 対するギャング団はやたらチンケで狙いはわかるがマザー・ロシア以外のキャラに魅力が無い ギャングのボスと叔父の絡みでボスの腹心が殺される話とか、印象的なエピソードの割には投げっぱなしなのが気になった ギャングのボスもザコ感たっぷりで笑えるが、その分勝った時のカタルシスがまったく無いのはちょっとなぁ エンディング後のおまけ映像で続編がありそうだが、この次はキック・アスとヒット・ガールがコンビの話がメインの映画が見たい[ブルーレイ(字幕)] 7点(2014-01-22 13:02:10)(良:1票)

18.  ダイ・ハード/ラスト・デイ 《ネタバレ》 しょっぱなからド派手なカーアクションで度肝を抜かされる VFXを使わないカーチェイスはかなりの迫力 しかし、今回のマクレーン刑事はいくらなんでもやりすぎだ これまでと違って事件に積極的にかかわっているし、いままではすべて巻込まれた事件だったが、これでは3回位死刑になるなというぐらいメチャメチャに車をぶっこわす これではさすがにマクレーン刑事の行動に共感できない これは作品的にはかなりまずいのではないか マクレーンがただのならず者に見えてしまう それでも前半はアクションシーンの切れの良さで結構魅せるが、後半いつのまにか強力な武器を調達するとか放射能を簡単な機械で中和するとか、都合のいい展開にストーリーを追う気がしなくなってくる 冒頭に出てきた気のいいタクシーの運ちゃんとか後半に必ず登場するだろうと思っていたのだが、それも無し シリーズを通して関わった人達に助けられるのがよかったのに いままでのシリーズのいいところがまるでない なによりもマクレーンに大事な正義感が見えない 初めて出てくる息子も頭の悪いチンピラみたいだ しかしアクションだけは相変わらず良くて割り切って見れば結構楽しめる ダイハードシリーズだと思わないで見るのがいいだろう[ブルーレイ(字幕)] 7点(2014-01-15 00:05:38)(良:1票)

19.  ウーマン・イン・ブラック 亡霊の館 《ネタバレ》 ガジェットにかなりお金がかかってる正当派ゴシックホラー 冒頭1分で引き込まれる演出は見事 衣装から人形やおもちゃや、館の佇まいにまでかなり精巧に作られている 中盤まではわけが分からずかなりコワイ 途中からは霊が決定的になり普通になってからは怖さがかなりダウンする 外国製ホラーの特徴だが悪霊出し過ぎ モンスターぽくなってしまう もうすこし地味に怖がらせてほしい しかもタイトルでネタバレしてるじゃん でも主人公の我慢強さは特筆ものグレイヴ・エンカウンターズの連中なら100回ぐらい逃げ出してるぜ 村の中で「黒いローブの女」を見たら子供が死ぬのであればさっさと主人公に説明して引き取ってもらえばいい事で、それが出来ない秘密の理由があれば良かった たとえば館の人達を村人が皆で虐めてたとか、それを公にしたく無かったとか、村人が主人公を疎んじる理由とかにもう少し捻りが欲しい あれでは100パーセント霊が悪いじゃないか 逆恨みにもならない もう少し悪霊の方にも村人を恨む理由が欲しい そうすれば主人公が霊に同情する理由ができたのに 全編90分は短いのでその辺を膨らませても問題はなかったと思われる そうすれば傑作になったかもしれない ラストは「リング」だね オチも似た様な物か 良くあるホラーの無意味なバッドエンドに比べれば多少ましかな どちらにしろこの映画、霊に肩入れ出来なくなった時点で面白さがかなりダウンする[ブルーレイ(字幕)] 7点(2014-01-08 02:32:55)(良:1票)

20.  BROTHER 《ネタバレ》 北野流フィルム・ノワール しかもフレンチ臭強し 評判は悪いみたいだがアウトレイジパート1より好きだ 相変わらずの北野節炸裂だがここに来て完全にフィルム・ノワールと化した そう言う意味では完成された感がある その分北野らしさが減じたか しかし映画としては良く出来ている お話はいつもと同じくハリネズミ型の主人公が周囲すべてを敵にして仲間もろとも自壊して行く 新しさはまるでないがここまで同じ話が続くと演出が研ぎすまされた感がある しかし加藤雅也演じる白瀬が仲間になって 山本(たけし)の女が殺されるあたりから急に話が盛り上がらなくなってくる それというのもメインキャストの寺島進が自殺して、次々にメインキャストが殺されるので見るべき人がたけしだけになっていくのはきつい それに対して主人公がマフィアに一矢報いる事も無く、ただやられるだけなのは無情感はあるがまったく盛り上がらない たけしの映画はいつも後半、急に主人公が弱くなるのはなんとかならないものか せめてマフィアの幹部を震え上がらせて欲しかった 狙いはわかるがマフィアにただやられるだけなのはイライラする 北野映画にカタルシスを求めるのは野暮なのか? ラストに生き残った黒人の独白からしばしのブラックアウトがあって、静かにピアノ曲が流れる しっとりしたエンディング曲がいかにもフィルム・ノワールぽい その後だんだんとのりのいい曲になって行くので最後まで聞いていられた[ブルーレイ(邦画)] 7点(2013-12-27 18:47:28)(良:1票)

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