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ここに限らず、よく「見る回数」に2回以上だとすごく見ているみたいに書いている人がいますが、気に入ったものであればレンタルでも二回、購入したものであればそこそこ気に入れば10回は見るのでたかだか2回以上で、すごく見た、すごく名作と言う神経がわかりません。 個々人の感性の違いなのでとやかく言うつもりはあまりないですが、2、3回でまるでものすごい回数見たかのように言うのは違和感を感じます。 |
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1. インターステラー
《ネタバレ》 ブルーレイは通常の2Kとその後に出た4Kとを持ってます。
まぁそのくらい好きです。
映画館で見たことないので映画館でもしやってたら絶対見に行く、ていうか家で爆音で見てもいいかもしれない。
いくつかのパートに分かれていて、それぞれが長いので普通の映画2、3本見たような錯覚に陥りますが
駄作三本の点数合計より点数は高いのでいいでしょう。
まず冒頭は滅びゆく地球。
「何が起こってるかよくわからないけどとにかく滅びそう、砂漠化の影響で野菜が取れない地球?」といったところで
延々農業をやってる父さんがメイン。
そう、「未知との遭遇」の感じなんですよねこのあたり。
ちょっとイカれたおじさんが毒電波受けてもっとおかしくなっていく、そんな感じ。
まぁあちらと違ってこちらは一応ナサなので少しはましですが。
そして宇宙に行く、土星とワームホールを通って水の惑星へ。
数時間に一回津波が来るのも、重力が強くて相対的に時間の流れが遅いのもいいとして、
どうしてあそこまで地面が同じ高さなんだ?
完全な球体の上に水があるのであろうか。
続いて本作の本編とも言うべき冬の星、マン博士の登場です。
「お前は火星でジャガイモでも作ってろ」とかいう悪口禁止ですよ。
ていうかこいつもなんでわざわざ奪おうとしたんだろうね。
「もう辛いから一緒に帰ろうよ」でいいじゃんね。
そして、ブラックホール、からの五次元。
ここで最初の娘の言ってたおかしな現象の正体がわかる。
そして-----
こうして書いてみると「あれ? 10点上げるような大傑作だっけ?」と思ってしまうが
やっぱり、家族愛、恋愛、友愛、人類愛、愛に、そう愛に生きなければならないのですよ信徒の皆さん!
というわけでおまーら、駄作だと途中で思っても3時間弱ちゃんと見るんやで。
少なくとも自分は「映画の中では」「2000年から2019年までで」最高だ。
殯の森が97点、ハルヒ消失が163点とするとインターステラーは169点やな。
そう、ハルヒと僅差なのはハルヒも上映時間が長いから(上記の点数は上映時間です)
まぁやっぱり、第9地区は9点にするよ、9だけに。
今思えばインターステラーより感動したかもしれないが、それでもインターステラーのほうが好きだ。
浦島が戻ってきたら娘がババアとか、最高じゃないですか。[ブルーレイ(字幕)] 10点(2019-12-04 20:20:08)《改行有》
2. 月に囚われた男
《ネタバレ》 2009年の映画を全部見たわけではないが、これよりは第9地区のほうが上だと思ってはしまうが、
それでも第二位にはこの作品は来るだろう。
また、第9地区が低予算(今見たらMOONの6倍)とはいえ、CGバリバリだったのに対して、これのCGはオープニングのテロップ表示など
ごくごく小さな部分に抑えられている。
つまり超超低予算の本格SFというわけだ。
SFはリアリティを出すために金をかけねばならんが、これは月の密室であるという舞台、
また月を走る車をラジコンにする(これはこれで重力の軽い月ではリアリティがある)など工夫が見られる。
何より、登場人物が少ない。
メインは主人公、あとロボット、その他いくつかのナレーションの声や家族の声、これのみである。
最初のプロモーションビデオや家族のビデオを除いて主人公以外に動いてるキャラはいない。
いや、人物の人数と面白さは関係ないのは当然で、最低二人いればいい、いや一人でもいいはず。
この作品はロボットと「主人公」の「二人」だけしか出てこない。
その中でこれだけの話が作れるのである。
なんだかネタバレなしレビューっぽくなるが、
状況としては月にあるヘリウム3の採掘に成功した会社が、
人を一人送り込んでヘリウム3を採掘させる、退屈させない、不自由させないためにロボットを置く、というもの。
SFファンにとってヘリウム3はメタンハイドレート以上に夢の気体であることはわかるはず。
簡単にいえばヘリウム3かメタンが自由に取り出せれば石油社会は終了するってことです。
そんな重大ながらも孤独な仕事に疲れている彼はある日休憩所から採掘所まで行く間に事故を起こし怪我をし、、、
という話。ここからネタバレ。
要するに彼はコピー、「主人公」が死ねば次の同じ人間が同じ記憶でまたはじめる繰り返しを
主人公のオリジナルの人間が会社と契約を交わした。
この映画の「主人公」が何代目かはわからないが、少なくとも彼のコピーは何十体も仕舞われていたし、
ビデオでは3歳くらいに見える娘は少なくとも成人はしているだろう。
20年として「主人公」一体の契約が最大3年として7代目ソウルブラザーズ以上であることは間違いない。
というところが途中経過。
そこから怪我をした「主人公」と「次の主人公」二人のバディものになっていく。
さらにはいかにもそんなことをしたらこちらを攻撃してきそうなロボットはロボット三原則に忠実なのかこちらの良き理解者になるのもものすごくいい。
話は最後、ニュースのナレーションだけで終わるが、それだけで何が起きたかわかるし、
オリジナルが今何歳でどういう状況かとか、「主人公」が地球でどんな扱われ方をされるか、とか
そんな内容ははっきりいってヤボすぎるだろってもんで、書いててめちゃめちゃ傑作だよこれと思ったが
それでも第9地区と比べると第9地区のほうが上であちらが9点か10点なのでこれは8点。
9点あげてもいい8点と思ってください。
あと日本語タイトルは「月に囚われた男」、原題は「MOON」。
英語を少したしなんでるんでMOONも悪くはないですが、いかにもやぼったい古き良きSF的タイトルのこれは好きです。[DVD(吹替)] 8点(2019-11-29 13:15:46)《改行有》
3. ゼロ・グラビティ
《ネタバレ》 ここをはじめ多くのレビューで書かれてるのが「4DXで見ろ」ですが、
自分はDVDで見たので低評価です。
さらに言えば前後に見たのが「インターステラー」「オデッセイ」「月に囚われた男」
という、宇宙SFかつこの作品より圧倒的に面白い作品ばかりだった、
というのも相対的に低評価になった要因だと思います。
原題はよく言われるように「グラビティ」、重力ですね。
無重力の世界から重力のある地球に戻るまで、を描いてます。
あと、この原題のマイナス点としては、
もう彼女が地球に戻るってわかっちゃうところだと思うんですよね。
「ここから先どうなるの?」という展開があまりない。
強いて言えば途中出てきたおじさんが再度出てきたときは「おっ?」と思ったんですが
それも彼女の妄想でがっかりしました。
なんにせよ4DXでいかに素晴らしかったとしても映像と音というただの映画として凡作ならば
やはりそれは凡作でしかない、としか言えません。[DVD(吹替)] 5点(2019-06-02 21:47:13)《改行有》
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