|
1. 武器人間
《ネタバレ》 とことんマッドでなぜだかキュートな映画。
主人公たちは割とクソ野郎で、捕虜の指をすぐに切り落としたり、女性とみりゃレイプしようとしたりするので、被害者としての資格は充分。敵モンスターが、何だか落書きチック。でっかいハサミが手になっている人は普通としても、顔が扇風機みたいだったり、顔がトラバサミになってたりしたり、実用性が微妙なのである。めっちゃ強そうなんだけど近頃のゾンビより全然のろまで、案外簡単に倒せちゃったりする。釜から足だけはえてるハンス君なんか、めっちゃ愛くるしい。
あっちこっちに人間の四肢が転がってたり、ナチと共産主義者の脳みそを混ぜて喜んでたりとマッドな描写も遠慮がなくて大変よろしい。
元祖仮面ライダーの世界に仮面ライダーがいないとこうなるのかも? ヒーロー不在。もっと血みどろでも良かったぐらいだけど、楽しくって妙なセンスのある映画でした。[映画館(字幕)] 7点(2014-03-06 01:06:46)(良:1票) 《改行有》
2. ブラックブック
《ネタバレ》 ナチスの非道を描くだけでなく、戦勝国側の残酷さまで描かれ、戦争では正義も悪もないというスタンスで描かれているため、後半にはかなり疑心暗鬼にさせられる。ヤマ場だらけで、濃密なストーリーはかなりスリリングで終始全く飽きさせない。
逞しい女性のスパイサスペンスの形で、腹の読めない人物が多く登場し、その正体が後半で明かされていくのだが、流石にちょっと整理が難しかった。
しかし、充分に二回観るに値する映画であると思う。[DVD(字幕)] 8点(2010-04-25 19:30:14)《改行有》
|