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コメント数 565
性別 男性
自己紹介 三度の飯より映画好きです。どうぞよろしく。
※匿名性ゆえの傲慢さに気を付けながらも、思った事、感じた事を率直に書いていますので、レビューによって矛盾が生じていたり、無知による残念な勘違いや独善的で訳分らん事を書いているかもしれませんが、大きな心でお許し下され。
※管理人様、お世話になっております。
※レビュワーの皆様、楽しく読ませて頂いております。

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【製作国 : オランダ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
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1.  アンビリーバブル ともすれば未来という設定も忘れてしまいそうな近い将来が舞台ですが、これはシュールレアリスムをやりたい監督が冒険し過ぎる危険性を回避して、観客に歩み寄り少しでも物語性を備わせようとしている印象を受けます。なんせ既成概念無視の不可解な現象の連発。説明無し、物語の関連性無しにウガンダ人が空を飛びますし、異常気象を装い夏に雪が降りますし、水が凍結します。この不合理さは未来科学的と言うよりも完全に超現実的であり、同時にその画は詩情的なのです。ですから物語としては不親切と言いますかイイカゲンなのですが、私は何だかとっても惹きつけられるのです。まず最初の異変としてエスカレーターに死体が当たり前のように転がっていてホアキンと共にミステリアスな世界へと誘われる。そして錯覚のようにクレアのそっくりさんが登場するシーンにドッキっとさせられる。この奇妙な謎の数々の答えは提示されませんが、これは〝無人島に行くなら何を持って行く?〟みたいな極論に過ぎず意味など無く、愛についての追求なのだと思います。ショーン・ペンをストーリーテーラーとして使ったのは少々ズルい気がしますが、解り易さも提供してくれるしオトボケ学者キャラは味があります。ホアキンとクレアも役にはまっていますし、特にホアキンの無口で少し困惑気味の表情のアップが良いです。ただこの〝アンビリーバブル〟って邦題はどうなんでしょう?風船の如く空飛ぶウガンダ人だけに捧げられたようで、この題をつけたことがアンビリーバブルです。[DVD(字幕)] 8点(2007-03-30 18:20:48)(良:1票)

2.  ブラックブック いやぁ~凄かった。実話を基にしているみたいですが、政治的なことより単純に娯楽として面白かったです。何が凄いって回想シーンから導入していくので主人公の無事が完全に保証されているのにもかかわらず、劇中ハラハラドキドキしっぱなし。ポール・ヴァーホーヴェンが「女王階下の戦士」以来、正統派の映画も撮れるんだという事を見事に証明してくれました。もちろんエロもグロも要所でしっかり見せますが人間模様、殊に女性の描写がやっぱり良いです。内容についてはネタバレしてしまうとつまらないので控えますが、ヴァーホーヴェンの新しきファム・ファタール、カリス・ファン・ハウテンの美しいこと美しいことっ!歌声も素敵なんですが、彼女の素晴らしさはニコール・キッドマンのような気品が良い意味で無いこと。自由奔放と言いますか、あけすけと言いますか早い話がエロいんですねぇ。女性はどう思うか知りませんが男はああいう女性に弱いんですよ。鏡の前で下の毛を染めるシーン、汚れた足を便器の水で洗うシーン、もうやりたい放題で参っちゃいましたよ。それから彼女の友人となるロニーもまた凄いキャラクター。強いと言うか、しぶといと言うか、まぁたくましいんですね。もう生命力が溢れ出ているのです。この魅力的な女性たちと取り巻く多種多様な男たちとの妙、最後まであっという間に時間が過ぎてしまいました。[映画館(字幕)] 9点(2007-03-28 18:47:40)(良:2票)

3.  10ミニッツ・オールダー 人生のメビウス カウリスマキとジャームッシュ、スパイク・リーに画的にヴェンダース、役者が中国人だからチェン・カイコー、あとは観ただけでは判断できず…。まだまだ修行が足りませぬ;。個人的に言えば、好きなのは相も変わらず無口なカウリスマキ作品。中でも出来が良いと思うのは、素人でも無駄なしと思えるほど濃密で完璧に10分間を使ったエリセ作品。中では不出来と思うのはやや反則技のように10分間を使ったヘルツォーク作品。でも一番気になったのはそのヘルツォーク作品。フィクションかノンフィクションか分らぬが浦島太郎のごとく僅かな時間で何千年もの進歩を余儀なくされた一民族の、時間に置き去りを食った姿はあまりに哀しい。人間の有るべき姿を問われたようで哲学的な気分にさせられます。[DVD(字幕)] 7点(2007-02-14 18:35:18)

4.  コックと泥棒、その妻と愛人 《ネタバレ》 これは凄い。ここが人間の欲望の行き付く所だとばかりにもう食べる食べる。高級料理店が舞台なのに観ているこっちは食欲が失せてしまうぐらい何でも口に入れてしまいます。生きるために食べ、死ぬ(殺す)ために食べる。一回観ただけなのに(二回目観る気になかなかなれん)これだけ脳裏に焼き付く印象的な作品はちょっと思い浮かばないってぐらい強烈です。あの衝撃のラスト!怖い怖い。レクター博士なら喜ぶところですが、普通はちょっと耐えられないでしょう。全編に散りばめられた芸術性と死と隣り合わせの純愛は美しいけれど、醜さや残酷さも同じくらい描かれている。美しいから残酷なのか、残酷だから美しいのかももうよく分らない。洒落た題名とは裏腹に、私の感覚ではまだまだついていけない凄まじい作品です。それから当たり前だけど泥棒の子分を演じるティム・ロスが若い![ビデオ(字幕)] 5点(2006-05-10 18:02:30)

5.  エブリバディ・フェイマス! 他のレビュワーの方もおっしゃっておりますが、「フルモンティ」のような英国コメディに似ていますね。ですから英国好きの私は十分に楽しむ事が出来ました。ジャンのあの一生懸命な間抜けさがおかしくて。その一生懸命なのは自分のためではなく娘のためというのが泣かせるじゃないですか。親の心子知らずでも、迷惑でも、素晴らしきかな親心、といったところでしょうか。鑑賞後、しばらく「ラッキーマヌエ~ロ~」と口ずさんだ事は言うまでもありません。それとお気に入りのシーンは、ジャンがテープレコーダー片手に「ラララ~ラララ~」と自作のまずい鼻歌を録音し、満足そうにしているところです。あの姿を思い出すと何だか心が温かくなります。[CS・衛星(字幕)] 8点(2005-11-19 10:50:19)(良:2票)

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