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【製作国 : オランダ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. パラダイス・ナウ パレスティナ問題を日本の感覚で捉えるのは困難ことだけど、自爆テロも辞さない強い信念の一端をかいま見ることができた。何とか平和になってほしいと願望するが・・・。[DVD(字幕)] 6点(2014-03-22 19:31:28) 2. ダンサー・イン・ザ・ダーク 二度と見たくないという人には酷かもしれないが、何年か経って再度見て冷静にレビューが書ける映画かもしれない。私も最初見たときの衝撃は大きく、とても言葉にできなかったことを覚えている。 確かにセルマの考え方や行動は異常だ。しかしそれは遺伝による先天的な目の病気ということを考えれば理解できることかもしれない。それなのに敢えて子どもを産んだという事実、それをどう考えればよいのだろう。不幸はここから始まっていたのかも。そして死刑執行という運命、死刑制度がなくならない限り、解消できない不幸かもしれない。 ラース・フォン・トリアーという監督は、つくづくすごい人だと思う。ミュージカルで綴る空想の世界が見事。[DVD(字幕)] 8点(2012-07-14 22:45:12)《改行有》 3. バビロンの陽光 シンプルな映像の中にイラクの現在の姿が描かれている。ロードムービーならではの人々とのふれあいがあり良い映画になっている。DVD特典の監督コメントを聞くと、イラク映画の現状もよくわかり、いかに大変だったかがわかる。[DVD(字幕)] 7点(2012-04-20 20:39:12) 4. ブラックブック 《ネタバレ》 主人公エリスは架空の人物でも、映画の中には結構史実が取り入れられているらしい。だから単なるスパイもの、レジスタンス映画ではなく、中身が相当濃いし強烈。 たとえばその一つ、身分を隠すのに髪を金髪に染めることは往々にあっても、敵将校に取り入るためアンダーヘアまで染める、しかもそれを映画で堂々と見せるのには驚きである。その他、残酷な拷問や頭が砕ける、糞尿を浴びせるなど見るに堪えないシーンも数多くあり、強烈というか容赦ない。これらはナチスが悪でレジスタンスが正義という構造ではなく、戦争自体が醜く汚いものであることを訴えているようにも思う。 ナチスドイツに潜入したエリスの使命は体当たりそのものであるが、映画のカリス・ファン・ハウテンもまた主演女優賞ものの演技と言わざるを得ない。[DVD(字幕)] 8点(2012-03-24 07:07:58)(良:1票) 《改行有》
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