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【製作国 : 台湾 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
評価順1
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1.  トロン 《ネタバレ》 独創的な世界観が繰り広げられており、確かに衝撃を受けることはできる。 1982年にこれを創る事は相当なイマジネーション力と技術に関する苦労を強いられたであろうことは容易に想像できるが、この世界観はやや付いていきにくいように思われる。 インターネットや仮想空間が常識でもある現代においてさえ付いていきにくいのだから、当時の人々はもっと付いていきにくかったのではないか。 また、観終わった後に何も残らない作品でもある。 仮想現実内において訳の分からないボスキャラを倒し、乗っ取られた自分の著作権を確保したということはもちろん分かるが、「それがどうしたの?」とも感じられる。 感動もなければ、爽快感もなく、興奮もない。 技術がいくら素晴らしくても、それだけではダメだということだろう。[DVD(字幕)] 4点(2011-01-04 22:58:26)《改行有》

2.  レッドクリフ Part II ―未来への最終決戦― 《ネタバレ》 「あまりエキサイトできなかった」というのが正直な感想。 なまじ三国志をかじっていると「こんなもの三国志じゃない」という気持ちが強くなり、冷静に楽しむことができなかった。我々が見聞きした「三国志」とは異なる、誰も知らない新たな「三国志」を作りたいというのがジョン・ウーの狙いかもしれない。 そのチャレンジ・スピリットは評価したいが、オリジナルを超えられなければ、それはただの改悪ということになってしまう。 一番の問題は、孔明の存在があまりにも軽すぎるのではないか。 孫尚、小喬よりもインパクトが欠けるというのは、いかがなものかと思う。 平安な未来への戦いにおいて、男ばかりではなく女も戦ったということを描きたいという気持ちは分かるが、あまりにもバランスを失している気がする。 “間者”や“茶”というアイディアが逆に良すぎるので、もっと比重を軽くしてもよい。また「赤壁の戦い」において語る必要のある「連環の計」「苦肉の策」「拝風台」も無視あるいは適当な処理でごまかしているのも問題だ。 これらを描かずに、孫尚と蹴球の選手との交友を描いたり、疫病の万延を描く必要があったのだろうか。 孫尚と蹴球の選手との交友を描くことによって、敵も味方も分かり合えるということを描きたいのかもしれないが、上手くオチているとは思えず、ただのお人好しを利用したようにしか思えない。描くとするのならば、戦場での再開においてもう一工夫あってもよかった。 疫病の万延に関しては「これはきっと孔明のワナに違いない」「終盤には曹操の虚を突くだろう」という期待通りだったが、「呉軍が曹操軍の逆襲に遭い絶体絶命になる」→「窮地に陥った際に、背後から劉備軍が登場する」→「ピンチから形勢逆転する」→「疫病による仲違いは実は計略だったと観客に明かす」というのが普通の“流れ”ではないか。“計略”というものは、敵だけではなく味方を欺くことが必要だが、観客をも上手く欺く必要がある。それにもかかわらず、途中から手の内を明かしているようでは全く欺きになっていない。この流れだけ見ても、ジョン・ウーの演出にはやや疑問が残る。肝心のバトルについてもそれほど見応えを感じられなかった。 ジョン・ウーのバトルに対するビジョンが見えてこなく、それぞれのキャラクターがそれぞれの仕事をきっちりと果たしたといえない。[映画館(字幕)] 5点(2009-04-12 01:32:24)《改行有》

3.  レッドクリフ Part I 《ネタバレ》 本作は「三国志演義」の映画化ではなくて、まさにジョン・ウーによる「レッドクリフ」という三国志とは別物の作品に仕上がっているような気がした。 三国志演義を重視する人向けよりも、“ゲーム”を好む層や“三国志”を知らない人をターゲットにしたのかもしれないという作りとなっている。 序盤の「長坂の戦い」は非常に面白いと感じられた。三国志演義の「長坂橋」の張飛のエピソードがなかったものの、基本的には三国志演義の流れを汲んでいる。 息つく間もない怒涛の戦いの後につづく、各エピソードも素晴らしく、繊細な仕上がりとなっている点は気に入った。 「水牛のエピソード」で周喩の人格の高さや呉軍の結束の強さを描き、「馬の出産+琴の競演」で周喩と諸葛亮の言葉を交わさない会話や友情・ライバル関係を描き、「虎ハンティング」で孫権が迷いを断ち切り、会戦を決心するという姿を描いている。 “戦い”とは直接関係のないエピソードを使って、実に上手く“裏”を描いている点が素晴らしい。 「これはひょっとして傑作になるのでは・・・」という想いが強くなっていった。 しかし、八卦の陣の戦い辺りから、ジョン・ウーらしい悪ふざけが発揮されていくことになるとは思いもよらなかった。 見る人によっては面白い戦いだったと思うが、知っている人には突っ込みどころ満載の戦いとなった。「三国志演義」通りに描くことが“正解”とは思わないが、これは“悪い裏切り”としか思えなかった。 内容を思いっきりイジった割には、ハトを飼って、ハトを飛ばすだけの諸葛亮には不満。名軍師の采配や知略の影を薄くさせた真意が図りかねる。 また、緊張感や緊迫感が劉備・孫権連合軍に欠けるというのもいかがなものか。 先勝したものの、相手は80万の大軍であり、勝つ見込みがないほど追い詰められているはずである。むこうはサッカーをやって緊張感を欠いているのはいい描き方だが、戦いが終わった後、「荊州」の地をどうするかなどと言っている場合ではない。 さらに、終盤では多少触れていたが、基本的には劉備と孫権は仲間ではなく、“志”を異にする敵同士でもある。曹操という強敵を前にして一時的には手を結んだものの、仲良しクラブではなく、すぐにでも同盟を破棄してもいいというほど絆は薄いものだ。 この辺りの微妙な関係を重視せず、アクション重視となってしまったのは個人的には残念に感じた。[映画館(字幕)] 6点(2008-11-01 23:40:54)《改行有》

4.  恋人たちの食卓 《ネタバレ》 メロドラマ風な安っぽさも感じるが、それぞれのエピソードが意外ときちんと有機的に機能しており、優れた映画として評価できる。 「親の気持ち子知らず」、「子の気持ち親知らず」というテーマがきちんと描かれていたのではないか。 父親としては、それぞれの娘に早く自立してもらいたかったのかもしれない。そうでなければ、三人の娘全員を大学に通わせたりはしないだろう。 二人が結婚し、もう一人も自立の目途が立ったので、ようやく行動に出たのではないか。 娘たちに自立してもらいたいが、娘たちに対する「愛情」も持ち合わせている。 日曜日の晩餐はその不器用な「愛情」の表れだろう。 しかし、父親のそんな気持ちを知らずに、長女と次女は父親の世話を重荷に感じながら、気まずい関係に陥っているのが、映画にとっていい味にもなっている。 長女の大学時代の失恋話も、次女(と自分自身)を納得させるだけの口実に過ぎなかったのかもしれない。 一番早くに実家を出たかった次女が、結果的に三女、長女、さらに父親よりも遅くまで実家に残るという構造が見事だ。 ラストも実に秀逸だ。「親の気持ち子知らず」、「子の気持ち親知らず」というテーマが見事に昇華されている。味覚を取り戻し、次女のスープの味が分かることで、「子が父を思う気持ちに、父が気付いたのではないか」と感じさせるものとなっている。 本当に美しいラストである。 やはり、アン・リー監督はアカデミー賞を受賞できるほどの才能を持ち合わせていると感じることができる。 撮影方法に関してもセンスの良さが随所に感じられる。 よくありがちな手法だが、レストラン内の撮影も見応えがあり、料理も非常に美味しそうに撮れている。[DVD(字幕)] 7点(2008-02-11 01:59:43)(良:1票) 《改行有》

5.  ラスト、コーション 《ネタバレ》 「ブロークバック」と骨格は似ているのかもしれない。「禁断の愛」「許されざる愛」「叶わぬ愛」を今回も描いている。日本人にとってはゲイの二人より、女スパイと狙われる男のシチュエーションの方がより共感できるような気がする。 男(イー)と女(ワン)の見事な「愛・欲情」が描かれている。二人が「欲情」に嵌まり込んで、溺れていく様が実に見事である。 男の視線から語らせてもらうが、ラストでは、イーの「純粋な愛」にワンが屈服してしまったのではないかと思う。宝石は、肉体的な愛ではない「純粋な愛」の象徴だろう。 何もかも信じられないと呟いたイーが、唯一信じることができた女性へ贈った「愛の象徴」に、ワンが最後に負けてしまったのではないか。 唯一信じることができた女が、スパイだったというのは皮肉的であり、悲劇だ。 ワンがイーの「純粋な愛」の魅力に徐々に惹かれていく様も上手く描かれている。「純粋な愛」の象徴である宝石を目にしたときに、「スパイ」としての自分よりも、「女」としての自分でいたかったのかもしれない。好きだったスパイ仲間の男性にキスをされた後に「もう遅い・・・」と呟くワンの姿が印象的だ。 自分自身すでにイーの愛情・欲情に溺れていることを自覚していることがよく分かるシーンだ。スパイの仲間の男が、もしワンに「愛」を与えていれば、間違いなく滞りなく任務を遂行しただろう。仲間を失い、自分自身が死ぬとしても、「純粋な愛」を優先させた女の生き様が見事だ。彼女は愛に生き、愛に死んだのかもしれない。 ワンが自殺をためらった理由としては、イーにけじめをつけさせるためだったのかもしれない。ワンは最後の最後の瞬間までスパイとして活動していた。やはり、イーを裏切っていたことには変わりはない。ワンが自分の信念に従って、仕事をしていたのだから、イーにも自分の信念に従い、自分の仕事を全うさせようとしたのではないか。「裏切り」に対する代償をワンの手によって、払わせたかったのかもしれない。他のスパイとは異なり、拷問をせず、綺麗な形で終わらせたのが、ワンなりの「愛」の証だったようだ。 アン・リー監督はさすがに凄いと感じさせた。この微妙な空気感を演出することができる監督はなかなかいない。激しいベッドシーンも見事である。上手く表現はできないが、男と女の聞こえない会話が聞こえてくるようだ。二人の感情がぶつかり合っている。[映画館(字幕)] 8点(2008-02-11 01:53:08)《改行有》

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