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プロフィール |
コメント数 |
1493 |
性別 |
男性 |
ホームページ |
http://orionsforever.at.webry.info/ |
自己紹介 |
結構いろんなジャンルを見ています。 基本的にしょうもない作品は最初から見ない、もしくは途中で断念しますので高得点をつけることが多いと思います. 原則として鑑賞直後の印象を書きとめるようにしています。 (基本的に最高点は8点です。それに+α要因があるものについては9点乃至10点をつけております。)
※映画館で見た映画は若干甘い採点になっているかもしれません |
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1. 家族を想うとき
《ネタバレ》 労働者の権利向上に伴い、経営者は労働者のためにいろいろな手間やお金をかける必要が出てきました。「こんなの面倒くさいし、コストもかかるしなんとかならないかな」と経営者は考えに考え、ある日、あるアイデアがひらめきました。そのアイデアとは「そうだ、皆経営者にしてしまい、対等な立場という体にしてしまえばいいんだ!」というものでした。これが今作のテーマです。
本当に、毎回毎回引退をしようとするケン・ローチを引き留めようとしてるのかどうかはわかりませんが、面倒くさいことを省いて稼ぎたいと考える経営者の思考は、ほとんど犯罪者の思考と変わらないですね。
残念ではありますが、ケン・ローチには死ぬまで、人間から人間性を奪おうとする社会の歪みをどんどん映像化して我々に問題提起していただきたいと本当に思いました。
絶望しかない物語なのですが、その中で主人公の家族だけは崩壊させずに終わらせたところに、ケン・ローチが持つ「あきらめない」姿勢を感じました。[DVD(字幕)] 8点(2021-02-22 23:46:26)《改行有》
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