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プロフィール |
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896 |
性別 |
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自己紹介 |
ハリウッドのブロックバスター映画からヨーロッパのアート映画まで何でも見ています。 「完璧な映画は存在しない」と考えているので、10点はまずないと思いますが、思い入れの強い映画ほど10点付けるかも。 映画の完成度より自分の嗜好で高得点を付けるタイプです。 目指せ1000本! |
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1. エタニティ 永遠の花たちへ
《ネタバレ》 極力台詞を抑え、絵画のように艶やかな映像に徹した作りは、フランス映画には珍しくないことだが、これが今までアジアを舞台に映画を撮ってきたトラン・アン・ユンだとすると意味合いが違ってくる。上流社会の多生多死を一定の穏やかさで淡々と描く点では初期作品『青いパパイヤの香り』に似ており、原点回帰と言える。現代みたいに医療が発達していない19世紀末、早死にする子供も少なくない。女は命を賭けて繁栄の象徴である多くの子孫を残そうとする。新たな命に多く巡り会うも、先立たれてしまう命も多い無常感があり、東洋思想とは無縁ではなかろう。家族の繋がりが濃密で、人と人との繋がりを大事にし、お互いに助け合う当時において、女性の社会進出、他者との関係が希薄になっていく現代の多様な価値観とは相容れない部分がある。それでも、いくら裕福で幸せの形が時代と共に変質しても、出会いと別れは人間の器を大きくする。[DVD(字幕)] 6点(2018-05-06 18:06:41)
2. エコール
《ネタバレ》 棺で壁に囲まれた閉鎖的な女学院に拉致され、リボンの色で学年分けされた少女達が生活している。性を意識しない、幼くも妖艶な匂いを漂わせる肢体が背徳感を際立たせる。男に買われた少女や手紙を通じて脱走する少女のエピソードを見ても、明るい未来ではないのは確かで、変態男の性欲の捌け口として搾取される少女の儚さを表現したかったのだろう。おフランスらしい独創的でミステリアスな世界観だが、むしろ少女達の顔の濃さが気になって、エロスや性的興奮を一切感じないどころか、ギャラリーの前でバレエを披露する場面では「もう好き勝手にやってくれ」と思った。溢れ出る噴水は、初潮や性衝動の比喩くらい分かるし、それを描いたところで「だから何?」としか思えない。どうやら自分は真性のロリコンではないようだ。つまり惹き付けられる世界観としてはまだ足りないということ。外の世界は一切描かなかった方がスマートだった。マリオン・コティニャールが出演していたのはちょっと衝撃。[DVD(字幕)] 4点(2015-02-18 21:26:32)
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