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プロフィール |
コメント数 |
896 |
性別 |
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自己紹介 |
ハリウッドのブロックバスター映画からヨーロッパのアート映画まで何でも見ています。 「完璧な映画は存在しない」と考えているので、10点はまずないと思いますが、思い入れの強い映画ほど10点付けるかも。 映画の完成度より自分の嗜好で高得点を付けるタイプです。 目指せ1000本! |
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1. ラブレス
《ネタバレ》 「避妊すれば良かった」。同監督の『父、帰る』同様、説明的なストーリーテリングは避け、観る者に委ねる作り。離婚調停中の身勝手な夫妻が主人公のため、常に醒めた目線で見届ける。愛が欲しいだけで誰かに与えようともしない。貰っても消費してさらに欲しがる。その病理が冷徹な映像美から伝わる。"要らない"息子が最後まで見つからないまま時が経ち、元夫は新たな子供を邪険に扱い、元妻は今でもSNSに依存している。ロシアによるウクライナの問題にしても、他者への無関心が貫徹していて、これからも己のために底なしの幸福を求めて満たされない日々を繰り返すのだろう。その愚かさに気付くことなく、風化していく捜索チラシと枝にはためくテープが息子の存在証明として残り、記憶とともに忘れ去られていく、その非情さがただただ虚しい。[DVD(字幕)] 6点(2019-01-01 01:15:58)
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