みんなのシネマレビュー |
|
【製作国 : ベルギー 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. ブラックブック 《ネタバレ》 簡単なあらすじだけ見て録画してあったものを1年後くらいに何とはなしに見始めたのですが、途中からグイグイ引き込まれ、終わったらグッタリと疲れ、いやあスゴイもの見ちゃったな~という感じ。バーホーベンの濃さは苦手でしたが、あーこの人の真価はこの映画にあったのね、と。完成度はパーフェクトといってもいいんじゃないでしょうか。繰り返し見るごとに新しい発見をできそうな作品ではありますが、今はまだオナカイッパイという感じで、よほど体力気力のあるときに覚悟して見ないと入り込めないなー、と思います。とはいえ殿方なら、主役の彼女のエロっぽさだけを目的に見てもいいかも。むしろそこが監督の最大の狙い目だったりして?(笑)。 <追記>いやはや、初回に書いた「最大の狙い目?」はちと的外れだったようで、お恥ずかしい。でも、なかったことにするのも潔くないから、そのままにしておきます(笑)。→少し襟を正して。→浅学な私はラストがよくわからなかったのですが、舞台となっている時世は50年代なかば。第二次中東戦争の始まりを暗示しているということなんですね。監督は、戦争の終わりは、別の戦争の始まり、と突きつけている。そこがこの映画の一番「キモ」なのかもしれません。[CS・衛星(字幕)] 9点(2011-05-18 11:22:44)(良:1票) 2. トト・ザ・ヒーロー 苦いお話なんだけど人間に対する愛があるからかな、あとあじが悪くなかった。それと、この映画の本編より印象に残っているのは、公開当時、竹中直人が本作を絶賛していたこと。彼に、こんな味わいの日本映画を撮ってもらいたいなあ・・難しいとは思うけど。 8点(2004-07-04 20:16:45)《改行有》 3. カストラート 見終わった後、ドッと疲れを感じたのを覚えているので、また見たいかというと微妙な気がします。カストラートのすばらしい声、高い芸術性は堪能しましたが、当時から有名なようにこれは合成された声ですよね。本物の彼の声のすばらしさは、それが天性のものであるところによるわけですから、この映画には最初から矛盾した点があるわけです。もちろん現代の映画は、CGをはじめ無数の「合成」によって成り立っているわけですから、それを否定したらほとんどすべての映画を否定することになりかねないでしょうけれど、映画の中で賞賛されているのはまぎれもなく生の歌声であるわけなので、今思うと、手放しで称えるのがためらわれます。見て損のない作品であるとは思いますが・・。7点(2004-03-24 11:48:10) 4. イル・ポスティーノ もっと詩人との交流だけに話を絞ってもらったら、私にも感動は得られたのではないかと思います。残念。[ビデオ(字幕)] 4点(2003-12-20 11:28:30) 5. ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア 見終わってから世界地図を見直し、海を見たかった彼らの気持がさらにせつなく感じられました。ドイツってホント、ほとんど他国に囲まれていて、海に面したところが少ないんですね! あまりちゃんと認識してなかったです。映画としてのテイストがちょっと中途半端な感じがしました。工夫すれば、もっとほろ苦い、コミカルだけどズシンとくる、そういう映画にできたんではないかなあ・・とちょっとザンネン。6点(2003-06-08 15:33:42)
|
Copyright(C) 1997-2025 JTNEWS