|
1. ノー・マンズ・ランド(2001)
《ネタバレ》 戦闘シーンの無い反戦映画としてメッセージ性が非常に重く表現されている。
中間地点で立ち往生する3人の兵士のやり取りを中心に物語は進みます。
常に啀み合っていた2人は、一度は心を通わせる場面が有ります。しかし、心が通じ合いそうになっても戦場という一種狂気に満ちあふれた場所に居ると、その雰囲気や状況に飲み込まれてしまいます。結局2人とも最後まで敵対したまま死んでしまいます。
地雷を踏んでしまった兵士も救出活動の甲斐無く救われないまま最後を迎えます。
戦争の虚しさと人間の愚かさを強烈にさらけ出した作品です。
6点(2004-01-21 16:02:00)《改行有》
2. スコーピオン・キング
ハリウッドお得意のアクション作品。「インディージョーンズ」や「ランボー」など、ほとんどのシーンが過去の作品のコピーで、全体的な仕上がりはセガールやスタローンのような『最強男』の自己満足型武勇伝となっている。ドジな相棒に、綺麗な女性が仲間。そこに、最初は敵対していたが一戦を交えて友情が芽生えた戦士が合流する。最後に悪の皇帝を倒してめでたく大円団。驚くほどワンパターンな演出には呆れかえるばかりである。1点(2004-01-12 09:01:47)
|